その6
「トレーナーは昔っからトラブル体質なの?」
「まぁそうだな………」
「でもトレーナーの過去って聞いた事無いかも……」
「俺の過去か………多分マックイーン辺りなら知ってるぞ」
「えっ?なんでマックイーンが?」
「だってアイツ俺に初対面で名前聞いて来てサインねだって来たし……」
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目白さん家
「あらパーマー、百式のトレーナーさんの話ですか?」
「うん、マックイーンの部屋にトレーナーの名前書かれた色紙有ったし」
「あれを見ましたか………良いでしょう、一緒に御覧になります?」
「何を?」
「私が野球を見るきっかけ……もう10年以上前の物ですが」
………
《第◯◯回夏の甲子園大会決勝》
「甲子園の映像?」
「ええ、今投げている投手をご覧なさい」
《さぁ、今日も元気に投げます◯◯君、予選からこの決勝まで良く一人で投げ抜いてきました!》
「あっ!百式トレーナーだ!若いな~」
「ええ、私も学園でお会い時はびっくりいたしましたわ……」
「出身学校とかのプロフィール出てるけど……なんでトレーナーの学校9人しか居ないの?」
「廃校が決まった学校でトレーナーさんの代で最後だったんですわ……ソレデイママデヒトリデナゲヌイテ、OBタチノヒガンノタメ、ハツコウシエンヲキメ、ミギナゲサイソク143キロノキレノアルストレ…」
「あっ、試合始まるから黙ってよ!」
「んもう!話の途中でしてよ!」
………
《延長13回表、さぁ、疲労が隠せないか◯◯君、守備の乱れもありワンアウト2、3塁のピンチです!》
「あぁ……肩で息しちゃってるよ……トレーナーぁ……」
「いえ、ここからですわ……」
《なんと延長13回まで来て本日最速143キロー!》
「えっ?」
《二者連続三振!ピンチを切り抜けましたー!》
「あぁ、素晴らしい!さてイイジカンデスワネソロソロミルノヤメマショウカ」
「なんで!?メチャクチャ良い所じゃん!?」
「……後悔しても知りませんわよ」
《◯◯君素晴らしいスリーベースヒット!ワンアウト三塁のサヨナラのチャンスです!》
「頑張れー!」
(この子過去の映像ってちゃんとわかってますの?)
《ボテボテの当たりだがホームに突っ込んで来る!キャッチャーと交錯したが判定は…………セーフ!サヨナラー!!》
「やったー!」
「あぁ………」
《◯◯君素晴らしい激走でした!……ん?◯◯君右肩を押さえて立ち上がりません!?交錯時にケガをしたんでしょうか!?チームメイトが必死に駆けよ》ピッ
「………えっ」
「……だから後悔しないかきいたんですのに……」
「……トレーナー大丈夫だったの?」
「……元々投げすぎで壊れ気味……今のでトドメになりましたわ……」
「そんな……」
「でも本人は良い思い出と仰って居ましたわ、私がサインをお願いした時にまだ覚えている人いたのかとかとも言っていましたが……」
「出身校は廃校になっているみたいですが、最後はみんな笑顔だったとも……」
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その7の前
「んで、僕に囮になれと?」
「ええ、警察の方も必死に捜査しているんですがなんとも手詰まりみたいで……」
「……今までの被害者を確認したが一番君が適任だ……こんな事本来するべきでは無いのだが……」
「……トレセン学園の危機って事ですね」
「そうだ、国民的なスポーツ故に大事には余りしたくはないと政府にも通達されておる……君なら最悪は犯人から逃げる事が出来る……」
「わかりました、やりましょう」
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その7の後
あー良かった、これで一先ずはすんだな……
ん?
「部屋の中の物がずれてる……?」
…またなんかやったかな……申し訳ないがフクキタルに見てもらうか……
……………
「??何にも有りませんね……気のせいでは?」
「そうか……」
「タキオンさんにも相談しては?」
………1日後……
タキオンから監視カメラを貰ったが……
アイツ今忙しいしトレーナー君の勘違いだろうとか言ってたが………
「さて、見てみるかな……」
……………特に何も無いな……ん?
「誰か入って来たぞ……」
鍵をピッキングしたのか……!?
「なんでこの女が……」
今逮捕されている筈のウマ娘…!?なんで俺の部屋に……
「うわ、下着に顔埋めていやがる……」
ゴミ箱も漁っているし食器もなめてる……ベッドの下に入ってる
「気色悪いな……」
とりあえず警察に連絡だな……生徒少ない平日の昼だし理事長に言えば騒ぎにならんだろう……
……良し、直ぐ来てくれるみたいだ
「………え?」
映像で次に入って来た人は俺だった
UA2万、お気に入り200越え記念(めっっちゃ今更