ウマ娘で意味が解ると怖い話   作:スライダー112キロ

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トレーナーの正体と言うか作者の脳内設定と言うか……


5

「それでどこ行くのよ?」

 

サンデーさんは駅までの道で私に疑問をぶつけて来た

 

「今回はコレのやらかしを謝りにトレーナーの故郷に行きます……」

 

「……インノコ」

 

……別世界の私がやらかした事でもあるので不安ですが…

 

「トレーナーの故郷?やらかし?」

 

「それはですね……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

府中レース場

 

間に合った!

 

「どっせーーい!!」

 

「はぐわぁ!?」

 

トレーナーに刃物を振り落とそうとした別世界の私を蹴り飛ばした

 

「ワラウカド!?なんでここに!?」

 

「……嫌な予感がしたので後をつけてました」

 

……本当はトレーナーが移動した直後について来てと言われたからですが

 

「うう……」

 

……フルスピードでそのまま蹴っ飛ばしたので死んでもおかしくなかったですが生きてますか……

 

「今のが上がり3Fなら29.4だな……」

 

「殺されかけてるのに呑気ですね!?」

 

トレーナーの縄は……祓わないと駄目ですね

 

私は別世界の私なら持っているであろう水晶を倒れている奴を探った

 

「だってお前が見えたから安心だろ?」

 

「ッ!?」

 

この人は全くもう!!……あった

 

「今祓いますからね……」

 

水晶に水を掛けてお願いする……《ピキッ》

 

「ふん!!良し、千切れたな」

 

……毎度思うがこの人の身体能力はおかしいと思う

 

「私の身内がすいませんでした……」

 

「いや、ワラウカドが謝る事じゃないだろ……」

 

……あなたはそういう人ですよね

 

「んで、アレはどうしますか?」

 

私は倒れている奴を指差す

 

「強いストレスでおかしくなっただけだろう……許すよ」

 

「………はぁ、トレーナーがそういうなら……身内の恥ですから近寄らないで下さいね?」

 

私は歩いてボロ雑巾に近寄る

 

「起きろ」

 

「ぶふぇ!?」

 

残っていた水をぶっかけてゴミを起こした

 

「うう……ワラウカドちゃん!?」

 

イラッ

 

「二度と私の名前を呼ぶな」

 

「ヒィッ!」

 

……いけない、話をしなければ

 

「トレーナーが許すと言ったから私は何もしないが……私は」

 

そう言ってヒビが入った水晶越しに見せてやる

 

「…………」

 

「言っとくけどシラオキ様に頼っても無駄だからね?」

 

流石にシラオキ様でもどうにもならないでしょ

 

「……私は……」

 

「私も許すつもりも無いんだけど……トレーナーに免じて今回だけは特別」

 

……汚物がどうなろうともう知らないけどそれで不幸になったらトレーナーが悲しむだろう

 

「二時間に一回履き物を頭の上に乗せて《インノコ》と唱えろ、明日許しを貰いに行くから一緒に来い」

 

「……わかりました」

 

………はぁ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

朝突撃してきたサンデーさんの首根っこを捕まえて私達はトレーナーの故郷である岩手に向かっていた

 

「トレーナーの周りのって岩手にルーツが有るの?」

 

「はい、周りのだけでもアレですけど……そのバックの許しも貰わないといけないので……」

 

「………インノコ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

早池峰神社

 

「頭からこの水を被って許しを乞いなさい」

 

「はい……」

 

私は人払いをお願いして屑の儀式を進めた

 

「しばらくかかりますから私達は離れますからね?」

 

「はい……」

 

離れているサンデーさんの所に行き私は案内を始めた

 

「不思議な力を感じるわね………」

 

「はい、私も実家からお願いして貰い、修行した場所ですから……」

 

会話しながら私達は歩いた

 

「それにしてもトレーナーの周りに似たのがいっぱいいるわね……」

 

「サンデーさんも見えるんですか?」

 

私は修行後しか見えなかったのに……

 

「日本の妖怪?幽霊?ってのはあんまり知らないけど…」

 

困り顔で説明を求めていますね……

 

「座敷わらしと言います」

 

「座敷わらし?」

 

「ええ、少し長くなりますが……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

座敷わらしは海外で言う精霊とか妖精の類いですかね………

 

あっ!?後でお菓子あげますからちょっとだけ説明させて下さい!?外人さんにわかり易く言ってるだけですよ!

 

……それでですね、簡単に言うと座敷わらしは普通家とかに付いて頑張る人には幸運を、頑張らないと家から出て行ってしまって運に見放されてしまうんですよ

 

……トレーナーの周りにはいっぱいいて、その場所に元々いた子まで着いて行ってしまうんですよ

 

……だからトレーナーが卒業した学校は全部廃校になってしまってるんですね

 

ちょっと!?服引っ張らないで!?………わかりました、お汁粉も供えますから……

 

トレーナーの周りにいっぱい居る理由?トレーナーが子供の頃ここでいっぱいこの子達と遊んでいたようです……大きくなるにつれ見えなくなっていたけど真面目で努力を欠かさないから好きですって……だからトレーナーの本質と言うか別側面は座敷わらしで間違いないですね

 

……この山に伝わる伝承ですが座敷わらしはこの山を旅する旅人に着いて行ってそこに住み着くようです

 

……え?トレーナーを中央に向かわせたけど旅人に会えなかった?

 

……トレーナーの周りもちゃんと頑張っていれば助けてあげてる?

 

……だそうです

 

そしてこの神社の神様ですが……《瀬織津姫》と言います

 

祓戸四神の一柱で祓い浄めの女神様で人の穢れを早川の瀬で浄めます

 

私が祓いの時に水を使うのはこの為ですね……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そして私達とトレーナーを一番気に入っていて、瀬織津姫様と座敷わらし達の協力を取り付けて下さって居るのはこの神様です」

 

「夫婦人形?それにしても男の方の顔が変ね…………でも不思議な感じ……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私達を気に入って下さっているのは《オシラ様》と言います

 

農業、蚕、《馬の神様》ですね

 

……え?ああ私も不思議ですがこれでウマと読みます

 

……オシラ様の話では私達の魂のルーツとなる別世界の生き物らしいです

 

オシラ様は元々娘と馬で恋に落ち、夫婦になったがそれに怒った娘の親が馬の首を落としてしまったそうなのです………

 

娘が首を泣きながら抱えると空に飛んで行き、そのまま神様になったようです。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そしてこれが私達のルーツと言われている話で《馬娘婚姻譚》と言います」

 

「……なる程ね、それでウマ娘と」

 

「他の国ではどうか知りませんがね」

 

おや、歩いて来ますね

 

「許して貰えましたか?」

 

「はい……オシラ様と言う神様が特別にとりなして下さいました……」

 

「………オシラ様が?」

 

「……ウマ娘と人の関係は素晴らしい物だ、ある条件を飲めば許すし、加護も与えると……」

 

「……条件?」

 

「……トレーナーとの子をもうけろと」

 

「はぁ!!?」

 

「プッ……アッハッハッハ!!なら私もトレーナーとの子供作るからオシラ様の加護貰いに行こうかしら?」

 

オシラ様!!!私はトレーナーの子供4人以上から5人以上に修正するのでコイツらどうにかして下さい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




馬娘婚姻譚は僕が初めてウマ娘と聞いた時に思い浮かべた話ですね

こんなんアニメとゲームにするの!?

と驚きました

実際は勘違いでしたが
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