あと、2、3話程度で締め切ります。
〈王都〉
翌日、僕は王都に来ていた。何故王都に来ているかと言うと…それは
「……ハァァ!……まだまだいくよ、ユウ!」
「……フッ!……来い、ジャティス!」
というふうに模擬戦をするためである。
しかも相手は王族である、ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・ジャティス王子本人だ。
何故僕と、王子が模擬戦をしているかというと……前に観光で王都に来ていた時に、魔王軍の襲来があったので、その時に僕は負傷している人達を救助しながら魔王軍の兵士達を倒していき、その後に魔王軍を撤退させることに成功した。その時に、ベルディアさんもいたけど、ある程度戦ったら逃げていった。
その、魔王軍を撤退させた事が国王様まで伝わっていたらしく、次の日に国王様から呼び出されてから感謝された。そして、その時に国王様からジャティス王子とアイリス王女を紹介された。
紹介された後に、ジャティス王子が僕と手合わせしたいと言ってきたので実際にお互いに自分の武器を持って戦った。結果は僕の勝ちだった。
しかし、ジャティス王子は王都にいる高レベルの冒険者達よりも強かった。僕はこの時、何故高レベルの冒険者達よりも王族である王子の方が強いのか疑問でいっぱいだった。
ジャティス王子は僕との戦いが気に入ったのか
「ユウ、偶にでいいからまた試合をしてくれないか?」
「僕で良かったらぜひ。よろしくお願いしますジャティス王子」
と言ってきたので僕はそう返した。するとジャティス王子が。
「ありがとう!それと、僕の事はジャティスでいいよ。口調ももう少し楽にしてくれて構わない」
などと言ってきたので僕は。
「分かった!じゃあ、これからよろしくねジャティス!」
と返すとジャティスは嬉しそうに。
「うん!よろしく、ユウ!」
そう言って笑っていた。
それから僕とジャティスは偶にこうやって模擬戦をやるようになっていった。
そして、今。僕らは現在、模擬戦の最中である。ただ、もう3時間以上休憩なしで戦っているため、流石にきつくなって来た。ジャティスも同じなのか、息切れが激しくなっていた。だから僕はジャティスに。
「……ハァ……ハァ……ジャティス、次の一撃で終わらせよう」
「………ハァ……ハァ……そうだね、次で終わらせる!」
そう言い合って、僕らは技を繰り出した。
「『月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮』!!」
「『セイクリッド・エクスプロード』!!」
「流石だねユウ!あ~、今回は勝とうと思ったのになぁ」
「ジャティスこそスゴいよ。僕も勝とうと思ってたのに」
結果から言うと引き分けだった。僕の技とジャティスの技がぶつかったが、技の威力は互角だったらしくお互いの技が相殺しあって2つとも消えてしまい、僕らも力尽きて倒れてしまった。
「次は絶対に負けないよ!ユウ!」
「僕も負けるつもりはないよ、ジャティス!」
そうお互いに宣言し、それからはしばらくは会話を楽しんだ。
〈アクセルの街〉
カズマSide
俺達はギルドに来ていた。さっきまでこの前会ったミツルギという魔剣使いが魔剣を返してくれと絡んできたが、俺が売ったと言うと走ってギルドを立ち去って行った。そして、ミツルギがアクアの事を女神というふうに呼んでいた事が気になったのかめぐみんとダクネスがその事を聞いてきて、アクアがアクシズ教の女神だと言うと二人はそういう夢を見たのかとアクアを憐れんでいた。するとめぐみんが
「そういえばユウがいませんね。どうしたのでしょうか?」
「ホントだ。クエストにでも行ってるのか?俺ちょっと受付で聞いてくるよ」
と言ってきたので周りを見ると確かにユウがいなかった。クエストにでも行ってるのかと思った俺は受付にユウがクエストを請けたのか聞いてみたが
「ユウさんですか?……いえ、ユウさんは今日クエストは請けてませんよ」
と言われてしまったので、どこにいるのか分からなくなってしまった。すると受付の人がこう言って来た。
「そういえば、前にもユウさんがギルドに来ていない時があって、どこに行っていたか聞いたら王都に行っていたとおっしゃっていましたから、たぶん王都に行っていると思いますよ?」
どうやらユウは王都に行っているらしい。その事をアクア達に伝え終わってゆっくりしていると……。
『緊急!緊急!全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まってください!………特に、冒険者サトウカズマさんとその一行は、大至急でお願いします!!』
「え?何だろう」
「とりあえず行ってみましょう」
そう言って俺達は街の正門に行った。
〈正門〉
するとそこには、先日この街に襲撃してきた魔王軍の幹部ベルディアが来ていた。
「またあいつか…」
俺がそう言うとベルディアはこっちに気づいて体を震わせながらこう言った。
「貴様ら……なぜ我が城に来ないのだ!!この人でなしどもがァァァァ!!この数日、色々なもてなしの準備をして待ってたんだぞ!」
「いやーまーなんつーか…もう城に行く必要がなくなったというか……あと、もう爆裂魔法を撃ち込んでもいないし……」
「撃ち込んでもいないだと?何を抜かすか白々しい!そこの頭のおかしい紅魔の娘が、あれからも毎日欠かさず通っておるわ!」
俺は隣にいるめぐみんを見た。が、めぐみんはふいっと目を逸らした。こいつ!!
「お前なああああああああああ!!」
「ひたたたた、違うのです、聞いてください!今までなら、何もない荒野に魔法を放つだけで我慢できていたのですが、城への魔法攻撃の魅力を覚えて以来、大きくて硬いモノじゃないと我慢できない体に………」
「もじもじしながら言うな!大体お前、魔法撃ったら動けなくなるだろうが!てことは、一緒に行った共犯者が………」
俺の言葉を聞いたアクアがビクッてした。俺はアクアを見るとふいっと目を逸らして下手な口笛を吹き出した。………。
「お前かああああああああ!!」
「ひたたたた!あいつのせいでろくなクエスト請けられないから腹いせがしたかったんだもの!」
この駄女神のほっぺたを引っ張っていると、ベルディアが言葉を続けた。
「聞け、愚か者共!俺が真に怒っているのはその件ではない!貴様らには仲間を助けようという気はないのか?これでも昔は真っ当な騎士のつもりだった。その俺から言わせれば、仲間を庇って呪いを受けた、騎士の鏡の様なあのクルセイダーを見捨てるなど………」
そうベルディアがそこまで言いかけたときだった。
「すまないっ!鎧を着るのに手間取ってしまった。……これは一体なんの騒ぎだ?誰かが理不尽な攻撃を受けているなら私が一手に引き受けるぞ」
そう言いながらダクネスが走ってこちらに来ていた。そして、ダクネスを見たベルディアはしばらく動きが固まった後に……。
「あれーーーーーー!?何でーーーー!?どうしてーーーー!?な……何故あんなにピンピンしてるのだ……?た……確かに一週間後に絶対死ぬ呪いをかけたのに…」
と、素っ頓狂な声を上げながら困惑していた。すると、隣にいたアクアがその光景を見て笑っていた。
「なになに?あのデュラハンずっと私達を待ち続けていたの?あっさり呪い解かれちゃったとも知らずに?プークスクス!ウケるんですけど!ちょーウケるんですけど!」
そう言ってアクアはベルディアを指差して笑った。やめろ!煽るな!
「まぁ、それならいい。俺は帰らせてもらう」
そう言って、ベルディアは帰ろうとする。あれ?
「コイツらに怒っているんじゃないのか?」
「俺はもう怒ってはいない。流石にそこまで小さい男ではないからな。そこの紅魔の娘!爆裂魔法を撃ち込むなとはもう言わん。だか、せめて毎日はやめろ。修理が追いつかない、その事を伝えに朝早く城から出たのだ。ではさらばだ」
そう言っていた。俺はめぐみんとベルディアに聞こえないくらいの声で話した。
「どういうことだ?」
「多分、ユウがまだこの街にいると勘違いしているんでしょう」
「なるほど……」
そう俺達は話していたが、アクアが余計なことを言った。
「見て見てカズマ!あいつ怖気づいて帰っていくわ!ウケる!ちょーウケるんですけど!ユウが今王都に行ってるって事も知らずに。プークスクス!」
この駄女神!!何言ってんだ!!
「おい、そこのアークプリースト。今何と言った?」
「な、何も言ってないよ」
「いや、確かに聞こえたぞ!今、蒼の死神は王都に行っていると!そうかそうか、あいつは王都にいるのか!そして、そんな時に俺が来たと。くくくく」
そう言ってベルディアは笑い始めた。………マズい!
「さっき俺は怒っていないと言ったな?あれは嘘だ」
「うわっ!ユウがいないとわかったら手の平返しやがった。小さすぎる!なんて小さいやつなんだ!」
「う、うるさい!まあいい、ここは一つ、蒼の死神を苦しめてやる事に決めたぞ。自分が住む街の住人が皆殺しになっていれば自らの行いがどれだけ愚かだったかと気づき絶望するだろう。クハハハハハハッ!!」
そう言ってベルディアが笑っていると。
「寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ!性懲りもなく私の前に二度も現れたことを後悔しなさい!『ターンアンデット』!!」
「ハハハッ!馬鹿め!!そんなモノがこの俺様に通用するとでも………ギャアアアアーー!?」
アクアがベルディアに向かって浄化魔法を放った。すると、最初はバカにしていたベルディアも浄化魔法が当たった瞬間に悲鳴を上げながら地面を転がっていた。
しかし、アクアは
「そ…そんな…。カッカズマ!変よっ、私の魔法が効いてないわ!」
「いや、結構効いてないか?アレ」
と、魔法が効いてないと思ったのか動揺して俺に聞いてきたので俺は、そう返した。…だってギャーーって言ってるし。
するとベルディアは
「ぐ…ぬ…う。な……何だアイツは…いいだろうっ!こんなひよっ子の街に蒼の死神以外にも貴様のような者が居たのは誤算だったわ!魔王軍への脅威になりうる芽は俺自ら摘み取って………」
「今度こそ引導を渡してやるわよっ!『セイクリッド・ターンアンデット』!!」
「ひあああああああーー!!ぬおおおおおーーっ!!あっちゃーー!!」
アクアに襲いかかろうとしたが、その前にさっきよりも強力な浄化魔法を当てられて苦しんでいた。
そして、何とか立ち上がったベルディアは
「フ……フン……。考えてみればわざわざ俺が相手してやるまでもなかったな!だが俺をコケにした事を後悔させてやる!お前達、存分に街の連中に地獄を見せてやれ!」
そう言って大量のアンデットを生み出し命令した。しかし………。
「えっ?えっ?ちょっと!何で私ばかり集中的にーーっ!?」
そのアンデット達は全てアクアの方に行ってしまい、街の方に行くアンデットは一体もいなかった。その時、俺はある作戦を思いついた。
ユウSide
しばらくジャティスと話していると、僕達の所に一人の少女がやって来た。
「ユウお兄様!お久しぶりです!」
「やぁアイリス。久しぶりだね!元気だったかい?」
「はい!ユウお兄様も元気そうで何よりです!」
この少女の名前はアイリス。ジャティスの妹であり、王女様だ。ジャティスと仲良くなった同じ時期に懐かれてお兄様と呼ばれるようになった。
「今日はどれくらい王都にいられるのですか?」
「そうだね……しばらくはいられると思………!?ちょっと待って」
アイリスにいつまでいられるかと聞かれたので答えようとしたら、ポケットの中のビー玉みたいなガラス玉が割れた。
このガラス玉は前に観光先で手に入れた魔道具で、2つの対になっているガラス玉のうち片方が割れたらもう片方も割れるというものだ。僕はそれの片方をルナさんに何かあった時のために渡していた。……それが割れたって事は何があったって事だ。
「ごめん。すぐに街に帰らないと行けなくなったみたいだ……ジャティス、そしてアイリスまた今度ね」
「ああ、また今度模擬戦しよう」
「はい!また」
そう言って僕は、ジャティスとアイリスに別れを言って急いでアクセルの街に向かった。
カズマSide
俺は作戦であっためぐみんの爆裂魔法で大量のアンデット達を倒す事に成功していた。しかし、ベルディアが直接出て来てそれに挑んでいった冒険者達が一瞬でやられてしまった………。今はダクネスがベルディアと戦っているが、時間が立つに連れダクネスの傷が増えていく……まて、あいつ痛めつけられて喜んでないか?俺は我慢できず
「時と場所くらい考えろっ!このド変態がーーっ!!『クリエイトウォーター』!」
ダクネスに向かって魔法を使い、水をかけた。その水は狙いどうりダクネスにかかったが、勢いが強かったのかダクネスの前にいたベルディアにかかりそうになったがベルディアはそれを避けた。………?何だ今の……疑問に思った俺はもう一度ベルディアに向かって水魔法を放った。
「『クリエイトウォーター』!」
「!?」
するとベルディアは確かにそれを避けた。やっぱりこいつの弱点は………。俺は大声で叫んだ。
「水だあああああああああ!!」
その言葉を聞いた魔法使い達と俺は連続で水魔法を放った。
「『クリエイトウォーター』!」
「『クリエイトウォーター』!」
「『クリエイトウォーター』!」
「くぬっ!おおっ!っとっ!」
俺達の水魔法をこれでもかとベルディアは躱す。クソっ!このままじゃ魔力が尽きちまう!
「ちょっと!カズマったら何水遊びなんてやってんのよ!」
こいつ!!
「水だよ水っ!あいつは水が弱点なんだよっ!なんちゃって女神でも水の一つでも出せるだろ!」
「ちょっと!なんちゃって女神ってなによ!私は正真正銘の水の女神様よっ!」
「だったらさっさと出せ駄女神!」
「あーっ!また駄女神って言ったーーっ!!いいわ見てなさいっ!あんたの出す貧弱なのじゃなくて洪水クラスの水を出してあげるわっ!」
そう言ってアクアが魔法の準備を行った。
「この世に在る我が眷属よ……水の女神アクアが命ず………『セイクリッド・クリエイトウォーター』!」
そう唱えると膨大な水がベルディアを襲った。………俺らも巻き込んで。
「何を考えているのだ貴様………。馬鹿なのか?大馬鹿者なのか貴様は!?」
水が引いた後には、地面にぐったりと倒れ込む冒険者達と同じく、ぐったりとしていたベルディアがヨロヨロとしながら立ち上がって言った。
「今がチャンスよ、カズマ!」
「今度こそお前の武器を奪ってやる!」
「弱体化したとはいえ、駆け出し冒険者のスティールごときで俺の武器は盗らせわせぬわ」
そう言ってベルディアが俺に向かって突進してきた。マズい!以外に速い!
「クソっ!『スティー……」
「遅い!」
そう言ってベルディアが俺に剣を振り下ろす!俺は目を瞑った。
「ふぅ……何とか間に合ったね」
その言葉を聞いて俺は目を開けた。そこには………。
「ユ、ユウうううう!」
「よく頑張ったね、無事で良かったよ」
ユウがベルディアの攻撃を刀で受け止めていた。ユウの姿を見たベルディアはすごく焦っていた。
「こ、このタイミングで蒼の死神が来るだと!?マズいマズいマズいマズい!!」
そしてユウはベルディアの方を向いた。そして怖い笑顔でこう言った。
「ベルディアさん…僕の仲間に手を出したんだ。かくごはできてるよね!」
「ひいっ!」
そう言ってユウは剣を弾き、ベルディアに強烈な蹴りをお見舞いして……。
「『アイスメイス・銀世界(シルバー)』!」
ベルディアの周りの水ごと凍らせた。それによりベルディアは動けなくなった。
「おし。アクア、後は頼む」
「そしてアクアは魔法を発動した。
「『セイクリッド・ターンアンデット』!」
「ギャアアアアっ!!」
アクアの魔法を受けたベルディアは浄化された。こうして俺達と魔王軍の幹部との戦いは終わった。
ユウSide
「はい、これが魔王軍の幹部の報酬金ね。受け取ってユウ君」
「うん」
僕はベルディアさんを討伐した翌日に冒険者ギルドに行って、魔王軍の幹部討伐の報酬金を受け取った。報酬金は今回参加した冒険者全員に配られている様だった。まだ、カズマは来ていなかったけどダクネスは他の人とお酒を飲んだり、めぐみんは料理を食べ、アクアは報酬金を使ってお酒を大量に飲んでいた。僕とルナさんは端の方で料理を食べたりしながら喋っていた。
「凄いね。ユウ君のパーティーは魔王軍の幹部を討伐しちゃうなんて」
「凄いのはカズマ達だよ。僕は何もやってないからね」
「そんなこと無いよ。カズマさんが危なかった時に助けてたじゃない。それに前に魔王軍の幹部が来たときにはユウ君が一人で撤退させたじゃない!だからユウ君も凄いのよ!それにユウ君は私の恋人なんだから凄くないわけ無いわ!」
「ルナさんにそこまで言われたら少し照れるね」
「だからユウ君も楽しんで、ね?二人で楽しもうよ!」
「そうだね」
それからしばらくルナさんと楽しく話していたが、受付が忙しくなってきたのでルナさんは受付に向かっていった。その時にちょうどカズマが来たので僕はカズマのところに向かった。皆がカズマにはなしかけているとルナさんが来た。………どうしたんだろ?
「実は、カズマさんのパーティーには特別報酬が出ています」
「え、何で俺達だけが?」
「おいおいMVP!お前らがいなきゃ、デュラハンなんて倒せなかったんだからな!」
その声に他の冒険者もそうだそうだと騒ぎ出す。………良かったね。
「おっほん!サトウカズマさんのパーティーには三億エリスを与えます」
「「「「さっ、三億!?」」」」
へぇーあのベルディアさんに三億エリスもかけられてたんだ。そう思っているとカズマが集合をかけた。どうしたの?
「お前らに一つ言っておくことがある!大金が入った以上、俺はのんびりと安全に暮らしていくからな!」
「待ってくれ!強敵と戦えなくなるのはとても困るぞ!?」
「待ちません!あと、困りません!」
「私も困りますよ、私はカズマに付いていき、魔王を倒して最強の魔法使いの称号を得るのです!」
「得ません!」
「またヒキニートに戻るつもり!」
「戻りません!ニートじゃないから」
と、カズマ達が話し合っているとルナさんがカズマに一枚の紙を渡した。………請求書?
「実は、アクアさんの召喚した大量の水により外壁などに大きな被害が出ていまして………。まぁ、魔王軍幹部を倒した功績もあるし、全額弁償とは言わないから、一部だけでも払ってくれ………と…………」
そう言ってルナさんは受付の奥に入っていった。……あちゃー。
「報酬三億……。そして、弁償金額が三億四千万か。………カズマ。明日は金になる強敵相手のクエストに行こう」
「血で血を洗う魔導の旅は、始まったばかりですね」
「借金は等分でいいわよ………」
「元気出してカズマ。僕も手伝うから」
このパーティーは問題ばかりで面白いな。さて、明日から頑張りますか。
疲れた………
下弦の鬼は誰を出すか
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下弦の壱 魘夢
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下弦の弐 轆轤
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下弦の参 病葉
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下弦の肆 零余子
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下弦の伍 累
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下弦の陸 釜鵺