〈翌日〉
「では、グリフォン15体の討伐のクエスト達成報酬の100万エリスです。どうぞユウ君」
「ありがとう、ルナさん」
僕はギルドで今回の報酬を受け取った。……そういえば最近ルナさんと二人で出かける事が無くなったのを思い出したので、今誘って見ることにした。
「ルナさん、今度二人で出かけませんか?」
「あら、いいわね。今度休みが取れたら行きましょうか。」
「はい!」
ルナさんとそうやって話したあと、受付から離れてカウンターにいたアクアとめぐみんのところへと向かった。
「何してるの?」
「あ、おかえりなさいユウ」
「今、カズマを待っているのよ」
めぐみんとアクアがそれぞれそう言った。そういえばカズマがいないな。
「カズマは今何してるの?」
「カズマは盗賊の女の子から盗賊系のスキルを教えてもらうために外に行ったんですよ。」
なるほど、カズマは盗賊系のスキルを覚えることに決めたのか。そう思っているとカズマと昨日の金髪のクルセイダーとなぜか泣いている盗賊の女の子が帰って来た。
……あれは…クリスだね。……なんで泣いてるんだろう?
僕は疑問に思ってクリス達に近づいて話しかけた。
「カズマ、お帰り。それとクリスも久しぶりだね。でもクリスはなんで泣いてるの?」
「えーっと、実は」
そうカズマが話そうとしたが、隣の金髪のクルセイダーが先に口を開いた。
「うむ。彼女は、カズマにパンツを剥がれた上にあり金全部毟られて落ち込んでいるだけだ」
「おいあんた何口走ってんだ!」
え?……あまりのことに驚いていると、クリスも泣きながら口を開いた。
「ユウ君…ひぐっ、カズマ君がね……パンツ返すだけじゃだめだって…ひぐっ、じゃあいくらでも払うからパンツを返してって頼んだら……ぐすっ、自分のパンツの値段は自分で決めろって……」
「待てよ、おい待て。間違ってないけど、ほんと待って」
「さもないとこのパンツを……ひぐっ、我が家の家宝として奉られることになるって……」
「おい、待てよ。なんかすでに、他の女性冒険者の目まで冷たいものになってるからホントに待って」
うわぁ………。
「ユウ!?待てユウ、そんな目で俺を見てないで何か弁明をしてくれ!」
「大丈夫ですよ、カズマさん。私は分かっておりますから」
「なんで敬語!?」
そんなカズマを無視して、僕はクリスを慰めていた。
「クリス、泣かないで。ね?後でカズマはボコボコにするし、クリスの好きなものおごってあげるから」
そう言いながらクリスの頭を撫でていると
「ありがとう、ユウ君。もう大丈夫だから」
そう言って笑ってみせた。良かった…元気になったみたいだ。
そしてカズマ達の方を見てみると
「それで?カズマは無事にスキルを覚えられたのですか?」
「ふふ、まぁ見てろよ?いくぜ、『スティール』!」
相手のものをランダムに奪うスティールを、めぐみんにつかった。カズマの手にはしっかりと黒い布が握られていた。………パンツだった………。
「…………なんですか?レベルが上がってステータスが上がったから、冒険者から変態にジョブチェンジしたんですか?………あの、スースーするのでパンツ返してください………」
「………カズマ、あんた………」
「あ、あれっ!?おかしーな、奪うものはランダムなはずなのに!」
「カズマさん、さすがにそれはないかと………。」
「ユウ!そんな目で俺を見ないでくれ!」
そんなやり取りをしていると僕達の前に金髪のクルセイダーが来て、カズマの方へ向いた。
「こんな幼気な少女の下着を公衆の面前で剥ぎ取るなんて、真の鬼畜だ許せない!是非とも私をこのパーティーに入れて欲しい!」
「いらない」
「んん……!?くっ!」
このクルセイダーがドMだとわかった瞬間だった。
敵側にどんなオリ敵を出すか
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鬼滅の十二鬼月(上弦のみ)
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鬼滅の十二鬼月(下弦、雑魚鬼)