もしも比企谷八幡に色んな彼女がいたら……   作:チャキ

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どうもチャキです。今回の話も奏はアイドルに入ってない設定にしてます。まぁ、この話も自分が書きたいと思って書きました。ではどうぞ!


速水奏編3

八幡side

 

奏「ん」

 

八幡「…ん」

 

突然だがオレは彼女である速水奏とキスをしている。というか奏がオレの膝の上に突然跨って来て、キスをしてきたのだ。今の体勢は対面座位。

 

八幡「ぷは……お、おい奏!いきなり何するんだ!?」

 

奏「え?何って…キスだけど」

 

奏はキョトンと首を傾げて言った。しかも何言ってるの?みたいな顔になってるし。ちくしょう!かわいいじゃねぇか!こんちくしょう!

 

八幡「いや、なんで急にオレに跨ってきてキスしてくるんだよ」

 

奏「あら、別に良いじゃない。私達は恋人なんだし、キスをするのは当然でしょ?」

 

八幡「いや、オレ本読んでる途中だったんだけど」

 

奏「そんなの後でも読めば良いじゃない」

 

八幡「だったらキスも後でもできると思うが」

 

奏「それは無理ね。今日はあなたといっぱいキスする予定だから」

 

八幡「なんでだよ」

 

奏「今日はキスの日だからよ」

 

八幡「は?なんだよそれ?」

 

奏「あら知らない?」

 

八幡「知らねぇな」

 

キスの日ってそんな日があるなんて初めて知ったわ。でも1日1日に何の日かってあるって聞いた事あるけど、詳しくは知らない。

 

奏「そう、じゃあ教えてあげる。1946年の今日、日本映画で初めてキスシーンが登場したことが由来とされているわ」

 

八幡「へー」

 

そんな由来があったんだな。全然知らなかったわ。

 

奏「ちなみに今日は恋文の日、ラブレターの日でもあるらしいわ」

 

そんな日でもあるんだな。ラブレターか……。書いたことないけど、オレから告白したんだよな。

 

八幡「へー、よく知ってるな」

 

奏「たまたまよ」

 

ホントかよ。調べないと絶対に知らない情報だろ。それにしても

 

八幡「いつまで乗ってんだよ」

 

奏「あら、別に良いじゃない。減るもんじゃないし」

 

八幡「いや、別に減らねぇけど、この体勢になってから結構経つけど」

 

そう、奏がオレに跨ってからかなり経つ。別に足が痺れたとかじゃないんだけどね。それに奏の腕はオレの首の後ろにあり、下手には動けない。

 

奏「じゃあ次行くわね」

 

八幡「はっ?…ん!」

 

再びオレの唇は奏の唇と重なる。あまりにも突然なことで反応出来なかった。

 

奏「ん…んん……」

 

八幡「んん…」

 

少し激しめに唇を押し付けられる。そさてオレは気づけば手に持っていた本をソファーに置いて、手を奏の腰の後ろに回していた。所謂抱擁というやつだろうか。

 

奏「ぷは…八幡も求めてきてくれて嬉しいわ」

 

八幡「くっ…」

 

くそ…あんなにキスされたら思考がなくなってくる。それに奏の奴、日に日にキスが上手くなっているような気がする。しかも無意識に求めて抱擁しているし。

 

奏「さぁ、もう一度行くわよ」

 

八幡「ちょっと待っ…んむ!」

 

また奏の唇が重なる。重なるだけではなく、オレの口内に奏の舌が侵入してくる。オレも気づけば、自分の舌を奏の舌と絡ませていた。奏もそれに気づきさらに激しく絡ませてくる。それになんかいい匂いがする。シャンプーなのか香水なのか分からないけど、いい匂いがして意識が飛びそうになる。

 

八幡「ぷはっ…」

 

離れるとつーっと糸が引かれていた。

 

奏「はぁ…はぁ…好きよ……八幡」

 

唐突の告白。それに若干奏の顔が赤くなっていた。

 

奏「八幡は?」

 

八幡「好きだ。ていうか好きじゃなかったらこんな事しねぇよ」

 

奏「ふふっ、八幡らしいわね」

 

手を口に当ててくすくす笑っている。それにしてもオレはやはり奏に敵わないようだ。やり返そうとしようとしても返り討ちにあってしまう。

 

奏「あ、そうだ。ねぇ、八幡知ってる?」

 

八幡「何?豆しば?」

 

そういえば最近見ないな豆しば。今もCMやっているのかな。豆知識?みたいな事とか言ってたような気がする。確かスイカは種の方が栄養があるとか、人体で最も強い筋肉は舌なんだとか、後はブラックホールに落ちると時間が止まるとか、ナマコは全身筋肉とか色んな事を聞いたな。それにしてもナマコすごいな。

 

奏「キスって1分で約6カロリー消費するのよ」

 

八幡「はい?」

 

奏「だからキスを1分することで約6カロリー消費するの。それを使ったダイエットもあるらしいの」

 

八幡「は?キスで?」

 

奏「ええ、そうよ。これをキスダイエットと言う人もいるわ」

 

八幡「なんでキスでダイエットになるんだよ」

 

奏「教えてあげるわ。顔の筋肉って約30種類あるの。でも日常生活で使ってるのは7割程度なのよ。でもキスをすると、顔の20種類もの筋肉が動くのよ。普段使わない筋肉を使うことによって、小顔効果もあるの。それに好きな人とキスをすると、ドキドキしたり、息遣いが荒くなったり、するの。これは交感神経の働きによるものなの。血行が良くなり、体温や心拍数が上がるため、代謝がアップするの。それに好きな人とのキスはストレス緩和にもなるのよ」

 

八幡「そ、そうなのか」

 

え?何?キスってそんな効果があるの?

 

奏「ええ、そうよ。暴飲暴食予防や、口臭ケアなどにも気をつけられるのよ」

 

八幡「ほーん」

 

まぁ、確かにキスをする時は口臭が気になるよな。オレも一応それなりに気をつけている。

 

奏「あ、それとキスって20種類以上ものやり方があるのよ」

 

八幡「え?そんなに?」

 

奏「ええ、その中でもカロリー消費が多い、おすすめとされるキスがカクテルキス、オブラートキス、クロスキス、この3選よ」

 

な、なんでそんなに詳しいんだよ。

 

奏「カクテルキスはディープキスの定番とされているわ」

 

カクテルキスって初めて聞くわ。ていうか……

 

八幡「なんでそんなに詳しいんだよ。もしかしてお前、キス魔かなんかなの?」

 

奏「なっ!///そんな訳ないでしょ!?わ、私がキスするのは八幡だけよ!?」

 

八幡「お、おう…そうか」

 

いや、まぁ、そんな事言われるとは思ってなかったけど、正直嬉しいけどな。

 

奏「そんな事言う八幡には、さっき言ったカクテルキスをしてあげるわ」

 

八幡「は?ちょっ、ちょっと待てよ!落ち着けって奏!」

 

どんどん奏の顔が近づいてくる。何とかして逃げようと思ったが、奏が上に跨っているので逃げられない。やばい。そんな事思っていると、とうとう奏の唇がオレの唇と重なる。そしてさっきと同様舌を絡ませてきた。

 

八幡「んむ!?」

 

さっきまで一緒だと思ってたら、舌を甘噛みしてきた。それにさっきよりも体が密着しているような気がする。

 

奏「ん…んん…んむ…」

 

八幡「んん……んむ…むむ」

 

や、やばい。息が続かなくなってきた。

 

八幡「ぷはっ!」

 

息継ぎをする為に少し無理やり顔を逸らした。あのままやってたら酸欠してしまう。

 

奏「もう、勝手に顔をそらさないの!」

 

八幡「んむっ!?」

 

だが、奏は両手でオレの顔の向きを無理やり正面の方へ直して、再び唇を重ねてくる。

 

八幡「んっ!……んむっ!?」

 

また舌を絡めたり、甘噛みをしてきたが、次は何故か吸ってきた。

 

八幡「んん……んん……」

 

オレは速水奏の唇という極上の感触により、次第にオレの抵抗する力がなくなってくる。それに気づいのか嬉しそうな目になる奏。そして次の瞬間さらにキスが激しさが増してくる。

 

八幡「ぷはっ」

 

やっとオレは息継ぎを許されたので息継ぎをする。するとまた向きを直されて唇が重なり、そしてまた幸せがやってきて、心も奪われていく。もう抵抗もできない。もうオレは奏に身を委ねていた。

 

奏「んんっ……はち…まん…んむっ…」

 

八幡「…きゃ…なで……」

 

名前を呼ばれたのでオレも奏の名前を言う。けれど呂律が回ってない。そしてオレは奏の舌の動きに合わせるようにして、自分の舌を絡めさせたり、甘噛みをする。けれど、奏の方が優勢らしい。

 

奏「んむっ……はちまん…んっ…はちまん……」

 

八幡「んむっ……んん…あむ…ぷはっ…」

 

再び息継ぎできるチャンスがやってくる。すると奏はオレの耳元まで近づいてくる。

 

奏「はぁ……はぁ…八幡……好きよ」

 

 

プツン

 

すると何かが切れる音がした。そしてそこでオレの意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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八幡「…ん」

 

 

目が覚めた時に映った天井は見たことがあった。そりゃあそうだ。だってそれはオレの部屋の天井なんだから。それよりもあれから何があったのか思い出しながら身体を起こす。

 

奏「んん…」

 

すると隣から吐息交じりの声が漏れた。

 

 

……隣から…だと……。まさか!?

 

と思いゆっくりと隣の方へ視線を向けると……そこには…服を着ていない奏の姿があった。そして次にオレの姿を見ると、オレも奏同様…服を着ていなかった。

 

 

これって……まさか……

 

 

奏「ん?……あ、おはよう八幡」

 

奏は目を擦りながらゆっくりと身体を起こしていた。

 

八幡「あ、ああ……おはよう」

 

奏「んん〜…」

 

奏はゆっくりと身体を伸ばしている。やめて!今そんな状態でそんな事されたら、目のやり場に困っちまう。

 

八幡「な、なぁ…奏」

 

奏「なに?」

 

八幡「もしかして昨日って…やっぱり?」

 

奏「ええ、そうよ。八幡の思ってる通りよ」

 

八幡「…マジか」

 

奏「ええ…マジよ」

 

八幡「…そうか。……その…大丈夫か?」

 

奏「ええ、大丈夫よ。だって八幡すごく優しかったから」

 

そう言われると段々と昨日の事が、鮮明に思い出してくる。それによりめちゃくちゃ恥ずかしくなってくる。

 

奏「ふふっ、顔赤いわよ」

 

八幡「う、うるせぇ///」

 

奏「かわいい」

 

八幡「だから男にかわいい言うな」

 

奏「ふふっ、別に良いじゃない。本当にかわいいんだから」

 

八幡「あー、もう良いだろ!と、とりあえず着替えるぞ。この姿じゃあれだし」

 

奏「あら、昨日はあんなに見たのにつれないわね」

 

八幡「お、お前な…」

 

奏「ふふっ、冗談よ」

 

奏は妖艶のように微笑んだ。その顔に思わず見惚れしまった。いつもよりも大人びていて、少し小悪魔っぽさが出ているような気がした。あー、やばいその顔を見ているとまた昨日の事を思い出してしまう。ふー……もうこれ以上何も考えないようにしよう。うん、それが良い。

 

奏「じゃあ着替えようか」

 

八幡「……そうだな」

 

はぁ……ホント、家に小町と親がいなくて良かったわ。いたらどうなってたか。

 

 

それにしてもやはり奏には勝てないな。

 

 

 

 




いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。
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