【急募】女の子から変化した武器の手入れの方法【戻して】 作:ぴんころ
280:名無しのエターナル
ふと閃いたんだが
281:名無しの転生者
お、どうしたどうした?
282:名無しの転生者
まさかと思うけど学園祭での出し物なんかいいの思いついたとかいうんじゃないだろうな?
283:名無しの転生者
まあ、今更言っても平々凡々な出店に決まってしまった以上はどうしようもないんだけど
284:名無しの転生者
とりあえず、イッチの考えた最高の妙案とやらを聞かせてもらおうぜ
285:名無しの転生者
正座待機
286:名無しの転生者
(その後に訪れるであろうユーフォリアちゃんによる
287:名無しの転生者
どうせ大したことではないんじゃろうけど
288:名無しのエターナル
前に言ったけど、エターナルって概念情報の変化で自分の姿変えられるだろ?
289:名無しの転生者
そういや言ってたな
イッチはやらないとも言ってたけど
290:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんの成長も実際はそれでやってるんだっけ?
291:名無しの転生者
イッチがユーフォリアちゃんの成長記録をつけるつもりなのは笑ったな
292:名無しの転生者
でもユーフォリアちゃんの成長は百年単位で見た方がいいって話じゃなかった?
293:名無しの転生者
俺たちをはるかに超える年齢な、俺たち皆のアイドル
294:名無しの転生者
皆のいもう──
295:名無しの転生者
>>294
それは思っても口にしちゃダメなやーつ
イッチとユウトさんが協力するんだぞ
296:名無しの転生者
イッチはともかく、ユウトさんが出て来るとどうしようもなさそう
297:名無しのエターナル
で、自由に姿を変えられるんだったら、ユーフィーの姿になって俺の肉体の操作を全部ユーフィーに預けてしまえば実質ユーフィーが復活するようなものでは……?
298:名無しの転生者
いや草
299:名無しの転生者
やるんだったら身長体重までしっかりと再現しろ
300:名無しの転生者
それをガチでやると気持ち悪いことになるからやめよう
301:名無しの転生者
女の子の身長体重スリーサイズまではっきりと再現できるとそれはもはや変態の域だからやめなされ……
302:名無しの転生者
イッチなりにユーフォリアちゃんの肉体を戻そうと考えた結果なんだろうけど、流石に自分の肉体を差し出されてもユーフォリアちゃんが困惑するだけだからやめてやれ
303:名無しの転生者
むしろユーフォリアちゃんの性格的に気に病みそうなんだよなぁ……
304:名無しのユーフォリア
そういうのはダメですからね!
305:名無しの転生者
でも、一日くらいユーフォリアちゃんに体を明け渡すくらいなら許されてもいいような……
306:名無しの転生者
それ、時深さんに見つかったら即殺されるだろ
307:名無しの転生者
イッチの気持ち悪い意見は没シュートー
308:名無しの転生者
これならイッチがユーフォリアちゃんで性欲発散してたって言われた方がマシだったかもしれない
309:名無しの転生者
それはそれでユーフォリアちゃんにイッチが嫌われるだけで、イッチの自業自得が原因になるから問題はなかった
310:名無しのエターナル
てめえら……余計なことを……
ユーフィーが性欲発散って何ですかって聞いてきたんだが
311:名無しの転生者
草
312:名無しの転生者
頑張れイッチ
ユーフォリアちゃんの一生涯の相棒になるんだからその辺りの教育もちゃんとしてやれ
313:名無しの転生者
年齢的にはイッチの方が下なのに、イッチの方がマナ関係ない常識はユーフォリアちゃんよりも上なのはちょっと笑えて来るな
314:名無しの転生者
お父さんがユーフォリアちゃんの耳に入る情報を涙ぐましく制御してただろうに……
315:名無しの転生者
こんな掲示板……というかイッチに関わってしまったばっかりに余計な情報が大量に入ってしまう
316:名無しの転生者
純粋なユーフォリアちゃんを俗な子にするイッチは許されざる大罪を犯しているのでは……?
317:名無しのエターナル
俺よりもここの掲示板の人たちに聞いた方がいいよって言っておいたから、多分もうそろそろ来るよ
318:名無しの転生者
……!?
319:名無しの転生者
ぎゃああああっ!?
320:名無しの転生者
おまっ……お前ぇっ! なんて惨いことをしでかしてくれるんじゃぁっ!
321:名無しの転生者
これが天罰ちゃんですか……
322:名無しの転生者
下手な情報を入れると、これから先にもしもイッチが死んでユーフォリアちゃんが一人になった時に恥をかくかもしれんぞ……
323:名無しの転生者
イッチはともかくユーフォリアちゃんがこれから先困るのはダメだな……
324:名無しの転生者
俺は今から戻ってきた時深さんとドキドキ個人レッスンのお時間だから一旦落ちるわ
ユーフィーの疑問に掲示板の叡智で答えてやってくれ
325:名無しの転生者
おまっ、逃げるな!
逃げるなこの卑怯者ぉっ!
326:名無しの転生者
俺たちに無理難題押し付けて逃げようとか許さんぞ貴様ぁっ!
327:名無しの転生者
お前なんか時深さんにボコられてしまえばいいんじゃ!
328:名無しの転生者
イッチの体を操って女性への禁句を口にさせることができればとこれ以上望んだことはない
329:名無しの転生者
くそっ……俺たちは無力だ……
330:名無しの転生者
イッチにどうにかして時深さんをおばさんとかおばあさんと呼ばせることができれば……!
永遠神剣の契約者の実力差というのは、大体が永遠神剣自体の位階の差によって生み出される。
無論、お互いに永遠神剣の力を百パーセント引き出している、という大前提があってこその話になるが。
位階が上がれば彼らの持つ力の総量が上昇するのだから、当然といえば当然のこと。
ただそれは、あくまで普通の神剣使い。第四位以下の永遠神剣と契約している面々の話。エターナルは少し違う。
エターナルとなると、純粋な戦闘能力だけではなく、様々なしがらみが生まれる。
世界の保有するマナ。世界特有のルール。出力できる限界。能力と世界の相性。
極論、マナのない世界であっては神剣の力を引き出すことはできず、剣技の技量によって勝敗が決まってしまう。
だから、大半のエターナルの戦闘能力は、永遠神剣の能力を除いても非常に高い水準でまとまっている。
時深も当然、未だわからないユーフォリアの永遠神剣としての位階はともかくとして、それ以外の全ての能力で逢夢を上回っていた。
「遅く、温い」
振るわれるのは短剣による四連撃。時の操作を抜きにしてもなお神速と呼ぶにふさわしい斬撃。
逢夢の振るった一発を最初の一撃で弾き、残りの三がオーラの上から胴体を打ち付ける。
呼気が漏れ、見えた隙に打ち込まれるのは一撃で全てを粉砕するような強力な一閃。
それを弾くのは少年ではなくユーフォリア。未熟な彼を補佐する少女が、決定的な一撃を通さない。
「ユーフィー、あなたが手を貸しては彼の訓練にならないでしょう」
言葉に、体が一瞬硬直する。
肉体を支配したままの少女がその言葉の正当性を認め、肉体操作にまで思考が回らない。
時間にして一秒未満。けれど時間が存在するならいくらでも時深はねじ込める。
巫女装束に包まれた細い足から繰り出されたとは思えないほどの威力が乗った蹴りが距離を生み出し、それが仕切り直しとなった。
『うぅ……おにーさん、一人で大丈夫ですか?』
(大丈夫じゃないけど、これはそういう訓練だからね。対処できない攻撃以外はどうにかするよ)
『さっきのも対処できない攻撃だと思うんですけど……』
(ほら、オーラで防げる範囲だったから)
いつものごとく身体能力強化を施し、生まれた距離を一気に詰めながら片手で鞘を振るう。
それ自体は『時詠』によって止められるが、本命はもう一本。
普段は鞘に纏わせ刀身としているオーラに覆われた手刀を放つが──
「うっそだろ……」
時深は、鞘を受け止めたままに腕に乗った。
腕を止められることまでは想定内だが、さすがにこの回避方法は想定外。
唖然とする彼の顔面に蹴撃が突き刺さり、緩んだ隙に鍔迫り合いから解放された『時詠』が迫る。
瞬間的に爆発するオーラフォトン。威力としてはさほどではないが、剣と肉体の間で爆発した光は剣速を緩め、少年をのけぞらせて回避成功の助けとなった。
再度の爆発。爆心地は少年の背面。仰け反り、地と平行になった少年の上半身を一気に起き上がらせて、そのままの勢いで拳を叩きつける。
「機転は聞いていますが、それだけですね。威力も、速度も足りていません」
「知って、ますよっ」
放った拳は腕を捕まれて届くことはなかった。
そのままでは『時詠』によって嬲られるだけ。よって、握り拳を解き、手のひらに生み出した光球を爆発させる。
「凍てつけっ」
二人を巻き込むように咲き誇る氷の結晶華。
ユーフォリアが不得手とする青属性の魔法は、時深に対しては初公開。
彼女のことをよく知るからこそ、そんなものを使ってくるとは思わなかった時深は対応に一手遅れ、氷を粉砕し自由を取り戻すまでに逢夢は動いていた。
「見事」
迫る鞘を見て微笑んだ時深。
けれど次の瞬間には顔を険しくして、マナを爆発させる。
「ですが、まだ甘いっ!」
全力の一撃。先ほどまでの力では確実に返せなかった一閃も、本気になれば不可能ではない。
弾き、逢夢の首元に突きつけられた刀身。誰がどう見ても彼の負けだった。
逢夢にだってそれはちゃんとわかっている。だから体から力を抜き負けを認め、それを理解した時深もまた剣を引く。
「まさか、少しとはいえ本気を出す必要があるとは……」
「これならいけるんじゃないかなって思ったんですけどねー」
「その辺りは戦闘経験の差というやつですよ。相手が自分の想定を上回ってくるのはよくあることですから。咄嗟に対応できないととっくに死んでます」
「そりゃそうなんですけど……」
「悔しいなら、次に私が戻ってくるまでに最初から本気を出させる程度には強くなってくださいね」
その言い方に彼は違和感を覚えた。
現在、地球時間での話にはなるが毎日訓練をしているというのに、今の言い方ではまるで明日以降は訓練をできないというような。
疑問が顔に出ていたのか、時深はその答えを提示してくれた。
「ええ。明日からまた任務があるようなので、しばらくの間は訓練はお休みです」
「今度はこっちの時間でも長くなるんですか?」
「さあ、さすがにそこまでは。とはいえ、サボっていたらそれくらいはわかるので、次の時に勢い余ってしまう可能性がありますけど」
「恐ろしいこと言いますね……」
気持ちがわからないというわけではないが。
つい思わず逢夢も頷きそうになったが、今回ばかりは頷けない。殺されるのは自分なのだ。
「では、しばらくの間はこの世界の諸々、任せますね」
「任されるのもちょっと怖いんですけど」
「まあ、この世界の人たちは、様々な条件が重なった状況とはいえ全員揃えばエターナルを一旦は撃退できる程度の力はありますから、そう気負わなくていいかと」
「うへぇ……それ、俺だとすぐにやられるってことじゃ……」
「ですね」
少し気が楽になったような、動きを慎重にしないといけなくなったような。
どうしたらいいだろうかと悩む逢夢に届いたのはユーフォリアの言葉。
『大丈夫ですよ。あの人たち、悪い人じゃないですから』
(あ、そうなんだ。なら、そんなに気にしなくても良さそうだね)
以前にもこの世界で活動し、その人たちを知っているらしい彼女の発言にほっと胸を撫でおろした。
時深さんの出番は一旦終了〜