【急募】女の子から変化した武器の手入れの方法【戻して】 作:ぴんころ
340:名無しのエターナル
というわけで過去に行くことになったぞ!
341:名無しの転生者
ごめん、どういうことなのか全くわからない
342:名無しの転生者
かろうじて時深さんとの会話でそうなったってことだけはわかるけど、それ以外はまるでわからんから説明プリーズ
343:名無しの転生者
それを説明するにはまず銀河の成り立ちから説明する必要がある
長くなるぞ
344:名無しの転生者
おじいちゃん、今のイッチの世界の成り立ちはもうとっくに説明されてるでしょ
345:名無しの転生者
お前たちは結論を急ぎすぎる
346:名無しの転生者
急ぎすぎるというか結論しか言わないだけでしょイッチは
347:名無しの転生者
掲示板を語録で埋め尽くす気かこいつら……
348:名無しの転生者
え、なんですこれ?
349:名無しの転生者
知らないなら知らない方がいいよ
350:名無しの転生者
イッチ! とりあえずこれ以上掲示板が混沌とする前に何があってそうなったのかを教えてくれ!
351:名無しの転生者
久しぶりの今北産業さんのお仕事タイムだな!
352:名無しの転生者
ほいほい、ちょっと待ってな
353:名無しの転生者
……そういえば、イッチはユーフォリアちゃんが人の姿に戻れるようになったって言ってたけど、それってもうお父さんがイッチを生かしておく必要がなくなったってことでは?
354:名無しの転生者
……あっ
355:名無しの転生者
イッチ……強く生きろ……
356:名無しの転生者
いや、でもイッチも強くなったみたいだしワンチャン生き残れる可能性はある……はず
357:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんを使ってお父さんを殺すわけにもいかないしね
358:名無しの転生者
それも重要なことだけど、もう一つ重要なことがあるぞ
359:名無しの転生者
……?
360:名無しの転生者
え、イッチの命以上に重要なことあるか?
361:名無しの転生者
こういうところ、掲示板で何言ってても実際は善良なんだろうなって思える部分が滲み出てて好きだよ
362:名無しの転生者
照れるぜ
363:名無しの転生者
いいか? イッチはユーフォリアちゃんを人型に戻せたと言っていた
つまり、イッチは以前言ってた通りにユーフォリアちゃんの画像を送る義務がある
364:名無しの転生者
イッチの命以上に重要だわ
365:名無しの転生者
早く! 早くプリーズ!
366:名無しの転生者
イッチの命が尽きるよりも早く画像をおくれー!
367:名無しの転生者
>>361
イッチの命が尽きたらユーフォリアちゃんがこの掲示板に来られなくなる可能性があるからね
死んでもらったら困るんだよ
368:名無しのユーフォリア
おにーさんが写真写りのいいこれにしなさいってー
【画像】
369:名無しの転生者
ぐわーっ!
370:名無しの転生者
めちゃくちゃ可愛いー!
371:名無しの転生者
え、イッチこんな可愛い子をお風呂に入れたりしてたわけ……?
372:名無しの転生者
許されざる大罪
373:名無しの転生者
……待て、イッチの大罪はそれだけでは済みそうにないぞ
374:名無しの転生者
前言ってた通りにえへ顔ダブルピースの写真送りつけてきた以上の大罪が……?
375:名無しの転生者
あっ
376:名無しの転生者
この画像、よく見るとイッチはユーフォリアちゃんを膝の上に乗せてないか……?
377:名無しの転生者
下に見える足っぽいの、腹に回された腕と思しき物体、背もたれ
……隠そうとした努力は認めてやるが俺たちの目は誤魔化せん
378:名無しの転生者
……せねえ
379:名無しの転生者
よし、まとまった
というわけでドン
・イャガがナルを飲み込んで完璧に吸収し自分のものにした(自称)らしいけれど、実際は暴走していたらしい
・暴走してるせいで操作もできず歩くマナ侵食機になってしまったとのこと
・そのせいで世界が滅んでしまったので過去に戻って世界が滅びるよりも前にイャガをボコってしまおう!
・じゃ、お前が行ってこい
380:名無しの転生者
四行目を無理やり付け足した感
381:名無しの転生者
んなことはどうでもいい
ユーフォリアちゃんといちゃいちゃしてやがったなイッチ……!
382:名無しの転生者
女性との縁が生まれない俺たちへの当てつけのような画像は許されんぞ!
383:名無しのエターナル
は? 俺が今までどれだけユーフィーを愛でたかったと思ってるんだ?
お前ら相手に見せつけた程度じゃ全然足りんのだが?
384:名無しの転生者
謎のキレ方やめろ
385:名無しの転生者
ユーフォリアちゃん……こいつが嫌になったらすぐに契約解除して逃げてもいいんだからね?
386:名無しのユーフォリア
もーっ! そんなことにはなりませんから心配しないでください!
387:名無しの転生者
ぐぬぬぬ……
388:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんとイッチの仲がいいのは喜ばしいことだ
喜ばしいことなんだけど……どうしても祝福できないぃっ!
389:名無しのエターナル
はっはっはっ!
永遠神剣との契約は俺とユーフィーだけの関係じゃないからな
実は簡単には切れたりしないのだ
390:名無しのユーフォリア
むぅ……おにーさんが夢の中で会ったって人のことですか
391:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんがお怒りだ
392:名無しの転生者
一瞬で仲を悪くする魔法のワード、”夢の中の人”
393:名無しの転生者
イッチからすれば恩人、ユーフォリアちゃんからすればなんとも言えない立ち位置の人
394:名無しの転生者
ここがイッチとユーフォリアちゃんの仲を崩す一手になりそうだな
395:名無しの転生者
一瞬でクズみたいなこと言い始めるスレ民……
「おにーさん、もしかしてまだ調子が悪かったりするんですか?」
ぼうっとしていたところにかけられた声に意識を取り戻すと、目の前に広がっていたのは夜の暗闇。
心配そうな声が発せられたのは彼の隣。イャガに敗れ、目覚めてからついに人型に戻れるようになったユーフォリア。
とは言ってもそれはエターナルに戻ったというわけではない。結局、世界の外へ永遠神剣から戻るための手段を探す旅を始めることに変わりはなかった。
だがそれも、イャガを倒してからの話だ。
彼らが歩くのはゴーストタウンと呼んでも差し支えのない街並み。
人の気配はなく、
エターナルの戦場としては最悪に近い環境を二人は今歩いている。
「いや、そういうわけじゃないよ。ただ、人がいない街を歩くのはちょっと気味が悪いなってだけで」
けれど、ここが戦場になることはない。
なぜならこの場所はもう戦場となった後、滅んでしまった世界。
そう遠くない未来、一面が砂漠と化して命の痕跡も枯れ果てるだけの末路が待っている。
いや、そちらの方がまだマシだったかもしれない。
「イャガを倒せないとこうなるんだよね」
「……はい」
この空間に満ちているのはマナではなくナル。天位ではなく地位の力。ただあるだけでマナを侵食していく物質。
そんな場所を二人が歩けているのは、”鞘”の理がそこにあるから。
天位と地位のバランスをとり諍いを抑える鞘に、そこに属する力が通用する道理はない。
マナに親しんだ肌には少しばかりの違和感のある空気をくぐり抜け、向かった場所は高台に存在する公園。
そこが、時深に指定された待ち合わせ場所だった。
「ここからだと色々と見えますねー」
「見えるなー。どっか行きたいところとかあったりする? イャガを倒したら明日……明日? とりあえず、学園祭の後に世界を出るよりも先に行ってみてもいいかも」
「あ、だったら……!」
その会話に意味はない。
どこに興味を持とうと、もうすでに滅んでしまった世界の生命は今この場にいる二人だけ。
あるいはすでに時深がいるかもしれないが、行きたいと思った場所には人はおらず、翌日に学園祭が行われることもない。
というよりも、学園祭は日付的にもすでに一ヶ月前の話である。
だから、本来ならばもうどうしようもない話だった。
思い出したのは、そんな一時間ほど前までの詰んでいた状況のこと。
「人がいると、ああいう風な明かりがつくんですね」
けれど今、二人の眼下には人の息吹が根付いた、人工の明かりが灯っている。
場所は変わっていない。変わったのは時間だけ。
世界が滅ぶ少し前、学園祭の前日まで、逢夢とユーフォリアは戻って来たのだ。
そこに、少しばかりの感慨があった。
「うん、そうだよ。この時はまだ世界が滅んでないからね」
理屈はとても単純なこと。時深による時間操作で過去に戻って来た。たったそれだけ。
時間を遡る前、つい数瞬前までの
「あたしたちからイャガに接触……はできないことはないですけど」
「時深さんは相手が動き出すのを待ってろって言ってたよね。向こうを下手に追い詰めて変なことをさせない方がいいって」
「なら、動き出すまではどうしましょう?」
「……どうしようかね。こういう時の時間の潰し方も聞いておけばよかったかな」
ここに来る前の時深が言うには、送り込んだ時間はイャガが動き始める前でしかない、とのこと。
正確にその時間帯を狙うと、多少の誤差によってあるいは全てが終わった後の時間軸に飛ぶ可能性もあったので、かなり余裕を持って飛ばしたらしい。
何も決まらないまま、ただ事が起こる時を待つ二人の元へ人の気配が近づいて来る。
「成功したようですね」
「……え、時深さん?」
何が起きたのかを知っているような言動とともに姿を見せたのは、この時代の倉橋時深。
逢夢は、彼女は今回の時間遡行にはついてこなかったはずだと困惑を顕にする。
「私は、未来視ができますから。あなたが未来から送られるところを見てしまえば、大体察することはできますよ」
「うわ、そんなことまでできるんですか……めちゃくちゃ便利」
ついでに言えば、彼女の未来視能力は永遠神剣とは一切関係のない、生来の能力なので鞘の力による封印は通用しない。
驚いている彼を横目に、時深が視線を向けたのは逢夢の横に連れ添うユーフォリア。
自分にとっても大切な、恋する人の娘に向けるのは優しい顔。
「久しぶりですね、ユーフィー。仲良くやっているようで何よりです」
「はい、お久しぶりです時深さん!」
「その手を離してはいけませんよ」
「……? はい、そのつもりはないですけど」
ユーフォリアにとっては謎の言葉。
けれど彼女の瞳には何かが見えていたのか、少女の頷きに少し頭を撫でて。
「今からあなたたちが戦った場所に向かえば、ちょうどいいくらいのタイミングでたどり着けるはずですよ」
「時深さんは来てくれないんですか?」
告げられた言葉に、疑問を口にしたのはユーフォリア。
それに困ったようにこちらもまだやらないと行けないことは終わっていないのだ、と時深は告げた。
「わかりました! こっちはあたしたちに任せてください!」
「ええ、後でいい報告をお願いしますね二人とも」
そう告げて時深はこの世界を去る。
それを見送って、二人は自分たちの感覚では一ヶ月ほど前、今の時代から見れば少し後の時間で戦うことになる場所へ向けて歩き出した。
後ちょっとで完結するんだ……あとはイャガとの戦いだけなんだよ……