【急募】女の子から変化した武器の手入れの方法【戻して】 作:ぴんころ
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500:名無しのミューギィ
……誰か、助けて
501:名無しの転生者
ミューギィネキ!? 一体どうしたんや……?
エターナルニキがいるんだから大抵のことは問題ないはずなんやけど……
502:名無しの転生者
まあ、エターナルニキでもわからんことはあるし……というか頼りになるようなならないような、なんとも言えない状態だからなニキは
503:名無しの転生者
ぶっちゃけエターナルとしてはこの掲示板にいる誰よりも先輩でも、転生者としてはまだまだひよっこだからね
504:名無しの転生者
そもそもエターナルどころか永遠神剣世界に転生した人間自体初めてだったからな
505:名無しの転生者
いずれニキやミューギィネキ、ユーフォリアちゃんがこの掲示板の最古参になってしまうんやな……
506:名無しの転生者
寿命のある連中とない連中だと、どうしてもその辺りはなぁ……
507:名無しの転生者
で、結局ミューギィネキはどうしたんや?
まさかまた永遠神剣が……とも思ったけどそれならこんなにのんびりしとらんか
508:名無しの転生者
ニキも対応手段を持ってない案件ってことなんだろうけど、そうなると俺たちでどうにかなるか……?
509:名無しの転生者
永遠神剣世界のことはそこに転生した二人と、あとは一緒にいるユーフォリアちゃん以上に知ってる人いないだろうしな
510:名無しのエターナル
おろ? なんかあったのミューギィ?
511:名無しの転生者
お、ニキも来たか
512:名無しの転生者
ニキにも相談しなかった内容……ちょっとヤバい匂いがプンプンするぜ……
513:名無しのミューギィ
今回の相談はそこの自覚無しの先輩とユーフィーについてです
514:名無しの転生者
ニキ……何をやらかしたんや……
515:名無しのエターナル
え、いや、割とマジで何もわからん……
俺は一体何をやらかしたんだ……?
516:名無しの転生者
ガチの困惑してて草
517:名無しの転生者
こういう、自覚のないやらかしが一番やばいんだよな
自覚がないから言及してもらえないと直せない
518:名無しの転生者
で、気づいた時には周囲から人が消えてるんや……
519:名無しのミューギィ
いえ、今の所は生存のためにも離れる未来はないんでそこは別にいいんですけど
520:名無しの転生者
草
521:名無しの転生者
これ、内容知らなかったら命を預けてるようにしか聞こえないのがちょっと笑える
522:名無しの転生者
ニキはロリキラーになってしまったんやなって……
523:名無しのエターナル
いや、そういうつもりは全くないけど……
524:名無しのミューギィ
そう! そこですよ、問題は!
525:名無しの転生者
……?
526:名無しの転生者
え、何……ミューギィネキ、エターナルニキに恋愛感情でも持って欲しかったの……?
527:名無しの転生者
ええ……いくらなんでも出会って数日でしょまだ? チョロインすぎない?
528:名無しのミューギィ
ちーがーいーまーすー!
私が言いたいのは、先輩とユーフィーがいちゃついてないとかほざいていることに対する文句ですよ!!
あれを見てロリコンじゃないとか、別にユーフィーと付き合ってないとか、そういうことを言われるとムカつくんですが???
無駄に気を使わないで欲しいんですけど???
529:名無しの転生者
別に関係ないはずなのに妙に?の数が怒りの度合いを示してるように見えて震えてる……
530:名無しの転生者
ニキ、何をやらかしたんやお前……
531:名無しの転生者
お前、ユーフォリアちゃんはいちゃつく対象じゃなくて甘やかす対象だって言ってただろ……何いちゃついてるんだよ……
532:名無しのエターナル
え、いやいやいや! 別にいちゃついてないが!?
533:名無しの転生者
火の無い所に煙は立たないって言ってな……
534:名無しの転生者
少なくともミューギィネキがそう判断するに足る行動があったってことでしょ
535:名無しの転生者
ネキの話を聞いて俺たちがいちゃついているのかどうか判断してやるよ
536:名無しの転生者
本音は?
537:名無しの転生者
ニキだけ可愛い女の子とイチャコラしてるのムカつくから全世界に向けて発信して欲し……あばーっ!?
538:名無しの転生者
なむなむ
539:名無しのミューギィ
言ってもいいのね? じゃあいうけれどまずその1
常に手が触れ合うような距離にあって、何かあれば、何は無くとも指が触れ合って時折絡めあっています
ユーフィーはくすぐったそうにしてたり、お返しと言わんばかりに指で手のひらをなぞったりすることも数回見ました
540:名無しの転生者
アウトー
541:名無しの転生者
これをいちゃついてないというつもりだったのか……(戦慄)
542:名無しのエターナル
いやいやいや
奇襲を受けるようなことがあったらすぐに武器を握って迎撃する必要があるでしょ
俺の武器はユーフィーだけなんだから、そりゃすぐに握れないとダメだよ
543:名無しの転生者
えぇ……いや、さすがにその言い訳はきついと思うんだけど……
544:名無しの転生者
ニキ……それはいちゃついてるって言うんだよ?
545:名無しのミューギィ
それじゃあ二つ目に行くけど
一緒に寝てる
546:名無しの転生者
うーん……アウト
547:名無しの転生者
鞘から戻れなかった時代も一緒の部屋で寝てたから、それの延長としてみれば……まあ?
548:名無しの転生者
一緒に寝れば奇襲を受けた時に、「ユーフォリアちゃんを呼ぶ」っていうワンアクションが消えるからな
合理的だと言えるだろう
549:名無しの転生者
ニキに同意するのか……
550:名無しのエターナル
わかってくれる人がいて俺も嬉しいよ
ユーフィーは寝てるからここの住民だけが俺の味方だ
551:名無しの転生者
隣で寝てるのかぁ……
552:名無しの転生者
よくもまあこのタイミングでユーフォリアちゃんが寝てるとか言えるな……俺だったら絶対に言えないわ……
553:名無しのミューギィ
大きいのはこれが最後かしら?
一緒にお風呂はいってる
554:名無しの転生者
はいスリーアウトー! ニキは監獄暮らしにチェーンジ!
555:名無しの転生者
ニキ! お前、これは言い逃れできんぞ!
556:名無しの転生者
お前、前に安価でいちゃつけって言われた時に一緒にお風呂はいったんじゃなかったか!
557:名無しの転生者
あ、いや違うぞ
いちゃつけって言われた時には手入れしてただけだ
558:名無しの転生者
風呂場とか、特に狙われた時にどうしようもないからな
ちゃんと武器を手放すことないのは偉いぞー
559:名無しの転生者
このニキ、ユーフォリアちゃんを膝の上に乗せたりしてても驚かねえぞ……
560:名無しの転生者
は? そんなことしたら奇襲の時にユーフィーを膝の上から下ろすワンアクションが必要になるからするわけないんだが???
561:名無しの転生者
あ、いちゃついてないって冗談じゃなくてマジで言ってたのか……
562:名無しの転生者
マジでそれをいついかなる時も、戦いにその場で陥っても問題ないようにしてるだけなのかこいつ……
563:名無しの転生者
でもニキだって絶対ユーフォリアちゃんと触れ合えるのは役得だと思ってるぞ
564:名無しのミューギィ
あー、もう! 私もユーフィーといちゃつきたーい!
可愛い女の子からしか摂取できない栄養素を摂取したーい!
565:名無しの転生者
草、それが本音か
566:名無しの転生者
本音があまりにも俺たちじみてて草生える
俺もソーナノ
567:名無しのミューギィ
あーもう! 先輩! 明日の訓練で私が勝ったらそのイチャイチャの頻度減らしてもらってもいいですか!?
命の危険を排除するためだからやるのはしょうがないけど、私の前ではやらないでくださいよ!
568:名無しの転生者
そういえばいつの間にか先輩呼びしてる……
569:名無しの転生者
ニキの周りには妹系のユーフォリアちゃんと後輩系のミューギィネキか……
570:名無しの転生者
は? こいつギャルゲーみたいなことしてんな???
571:名無しの転生者
……せねえ
ミューギィの本体による思ったことを実現する力というのは、概念領域と呼ぶべき場所への干渉である。
概念そのものを抹消することで事象すらも消滅させる力。
故に、彼女と戦うにはまず自らも概念領域に干渉し、その攻撃を防ぐ術を持っている必要があった。
当然、ミューギィを殺すために生まれた、ミューギィ・ミニオンとでも呼ぶべき分離体はその全てが、本体に比べれば
それはつまり、彼女たちの戦術もまた、概念領域への干渉を大前提とした戦い方であるということ。
「はぁ──っ!」
アインが領域より引き出すのは双剣術にまつわる概念。相棒になるはずだった永遠神剣の意志は消滅済。ストッパーも補助具もない状況での行使は、他のミューギィに比べれば非常に遅く、かつとっ散らかったもの。
故に、多量の情報に痛む頭で考えることはせずに、分離体に与えられた才覚に任せ無心で技として組み立てる。
『審判』が彼女の体を扱った時とは比べることも烏滸がましいような拙さの技術。けれど、気迫だけはこれまで逢夢が出会った誰よりも激しく、ミューギィは一気に駆け抜ける。
「さすがに訓練を始めて数日の後輩に負けるわけにはいかないかなぁっ!」
「先輩は契約初日にドラゴンを倒したって聞きました、けどっ!」
「あれは例外だっての! ユーフィーいなきゃ絶対死んでたわ!」
『えへー。まだまだ負けませんよー!』
逆に、迎え撃つ逢夢は完全に役割分担している。逢夢がマナを操作し作り出す光壁が彼女の動きを逐一遮り、そうして生まれた隙を逃さぬようにユーフォリアの強制力が体を動かし、振るわれる鞘と剣。
砕かねば確実にダメージを負い、かと言って砕くには一手強制的に消費させられるマナの壁。肉体を覆う障壁があれば性能任せに突破すればいいのだが、さすがに永遠神剣側からのアクションが望めない彼女にそこまで求めるのは酷なもの。
ユーフォリアが武器を振るうよりもなお早く、壁への迎撃に振るわれる双剣。前世がある故の死から逃れんとする本能は強く、だからこそ命を削らんとする攻撃への対処は早い。
とはいえそれにも限度はある。対応能力は永遠神剣に体を奪われていた時よりもあるが、技術、判断能力が追いついていない以上は、操られていた時よりも限界の訪れが早いのは当然のことだった。
「あいたっ!」
「はい、俺たちの勝ち」
「ぐぬぬ……」
頭を鞘で叩かれ、それで勝敗が決する。彼女の言うところのイチャイチャを減らさせようという目論見は果たせない形。
ぺたんと尻餅をついた少女は睨みつけるように自らの先輩を見上げる。
「やっぱり、鞘への反応が少し遅れてるなぁ」
「いや、だってしょうがないでしょ。剣とか魔法とか、そっちの方が絶対に殺しにきてるじゃない」
「まあ、それはわかる……わかるけど……」
「何よ」
「永遠神剣って別に武器の形してるものだけじゃないから、それを直しとかないと戦うのは大変だと思うぞ」
「剣なのに?」
「剣なのに」
「ミューギィさん……あ、ミューちゃんじゃない方だけど、あの人も指輪だったはずだよ」
「へぇ……」
元の姿に戻ったユーフォリアがミューギィを引っ張って立たせる。
その時には、もうミューギィの顔は深刻そうになっていた。
「武器っぽくないものも、割と殺意増し増しなのね……」
「面倒だよなぁ……」
「面倒ねぇ……」
それはつまり、永遠神剣は見た目で判断ができないということで。
もちろん、『宿命』が一位だからこそそんな能力を持っているという前提はあれど、別個の永遠神剣であろうと見た目が武器ではないからといって安心できそうにないのだと知って、ミューギィはため息を吐いた。
日常書きたかったはずなのになんで戦ってるんだこいつら……