【急募】女の子から変化した武器の手入れの方法【戻して】 作:ぴんころ
123:名無しのエターナル
お隣からお裾分けをもらいました美味しい
124:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんが戻るまでは飯を食わないという誓いはどうした
125:名無しの転生者
すげぇ……舌の根も乾かぬうちに……
126:名無しのエターナル
ならもらったものを腐るまで放置しろと?
127:名無しの転生者
は? そんなの許されるわけないだろ?
128:名無しの転生者
イッチはギリギリまでユーフォリアちゃんを元に戻す方法を探すべきなんだよなぁ……
129:名無しの転生者
賞味期限、消費期限、ついでにいつ出会ったかわかったものではないお隣さんからの「どうでしたか?」の文言の攻撃を避けねばならないイッチ
130:名無しの転生者
で、もしも返答ミスするとお隣さんが鬼神になって攻撃(物理)してくるんだよね……
131:名無しのユーフォリア
あたしも食べてますよ?
132:名無しの転生者
!?
133:名無しの転生者
え、戻れたの!?
134:名無しの転生者
やったぁ! ほら、イッチ! 早くユーフォリアちゃんの食事シーンの写真を送るんだ!
135:名無しの転生者
口いっぱいにものを頬張ってるといいぞ!
136:名無しの転生者
笑顔だとさらにいいぞ!
137:名無しのエターナル
しょうがにゃいなぁ……
はい
【画像】
138:名無しの転生者
やったぁ……え、何これ?
139:名無しの転生者
これ、何が起きてるの……?
140:名無しの転生者
鞘を鍋に突っ込んだ画像って……
141:名無しの転生者
これ、ユーフォリアちゃんが鍋で半身浴してるって画像……?
142:名無しの転生者
そう言われるとえっちに見えてくる不思議
143:名無しのユーフォリア
ここの人たち、皆えっちです
144:名無しの転生者
うっ
145:名無しの転生者
ちょうだいもっとそういう罵倒ちょうだい
146:名無しの転生者
小さい女の子にジト目で罵倒される……いいですねこれ……
147:名無しのエターナル
いや、普通に食べてるんだ
どっちかっていうと動けない子にあーんをしているに近い
148:名無しの転生者
可愛い女の子にあーんするとか羨ましいぞお前っ!
149:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんにあーんされている?(乱視)
150:名無しの転生者
どうやって食べてんのさ
151:名無しの転生者
鞘の中に剣の代わりに食べ物突っ込めば食えるのかと思ったけど普通に納刀してるな
152:名無しのエターナル
世界はもともと一本の神剣から始まったから食物も人間も無機物も神剣も同じもんでマナに分解できるんだ
同じものを取り込むのは神剣同士の戦いの結果としてはよくあるから食べられるのはおかしなことじゃないぞ
え、これ食べてるって言わない? そうだね……
153:名無しの転生者
どっちかっていうと吸収だもんな
154:名無しの転生者
マナ、いくらなんでも便利物質すぎない?
155:名無しの転生者
一回、マナを使うと何ができるのかをリストアップして起きたいところ
156:名無しの転生者
俺らからの助言も、踏み込んだところまでするとなると何ができるのか知っておいたほうがいいもんな
157:名無しの転生者
というわけで暇であろうイッチはマナでできることを報告しなさい
158:名無しのエターナル
ユーフィーと姉妹になれます
159:名無しの転生者
!?
160:名無しの転生者
なんかいきなりとんでもない情報が出てきた……!
161:名無しの転生者
TS! TS!
転生時に性転換するのはままあるけど、生まれ変わった後の性別からさらにTSするのはなかなかないぞ!
162:名無しの転生者
一応聞くけどどういう理屈で……?
163:名無しのユーフォリア
それ、マナじゃなくてエターナルとしての特性なんじゃ……?
164:名無しの転生者
なんだ、ユーフォリアちゃんと契約したから性転換できるようになったのか……
165:名無しのエターナル
難しいらしいけど、エターナルになると自分の概念情報の書き換えとかできるらしいんだよね
それをうまいこと利用すれば性転換も、成長も、流れる血をユーフィーと全く同じにすることも不可能ではないはず
やる気はないけど
166:名無しの転生者
やれよ!
167:名無しの転生者
どうしてやろうとしないんだ?
168:名無しの転生者
やらないならなんでそんなことを口にしたんだ!!
169:名無しのエターナル
やれることを言えってお前らが言ったからだよ!
あとはユーフィーのお手入れとか戦闘に使える魔法の燃料だったり
170:名無しの転生者
お手入れできるんかい!
171:名無しの転生者
このスレのスレタイに対する回答が出ましたね……
Q.武器の手入れ方法
A.万能物質マナを信じろ
172:名無しの転生者
これだけ万能だとマナさえあれば永遠神剣の契約者を一般人が倒せる、なんてこともありそう
173:名無しの転生者
さすがにそれはないでしょ
174:名無しの転生者
誰も敵う相手がいない(一般人が倒せる)はさすがにね……
175:名無しの転生者
でも、イッチが弱いままだと(一般人でも倒せる)が事実になりそう……
176:名無しの転生者
マナの操作くらいは訓練できるのでは……?
177:名無しのエターナル
はい……ん?
178:名無しの転生者
お、どうしたイッチ?
179:名無しの転生者
なんかあったんか?
180:名無しの転生者
修行から逃げるな
181:名無しの転生者
実戦になりそうなので許して
182:名無しの転生者
あちゃー……実戦かぁ……
183:名無しの転生者
イッチ、疲れ切った状態で実戦とか大丈夫なんか?
184:名無しの転生者
時深さん相手に使った遠距離攻撃で不意打ちして、あとはユーフォリアちゃんに任せる形で行けば……いけるかな?
185:名無しのユーフォリア
はいっ、任せてください! 絶対に守りますよ!
186:名無しの転生者
これは信頼できる
187:名無しの転生者
ユーフォリアちゃんも歴戦の戦士なんやなって……
188:名無しの転生者
手を出そうとする不埒な連中ぼこぼこにされそう
189:名無しのエターナル
は? ユーフィー相手にそんな不埒なことする奴はまず俺が殺すが?
190:名無しの転生者
一番する可能性が高いのはお前だと思うんだが
191:名無しの転生者
まあ、一番ユーフォリアちゃんと近いからな
192:名無しのエターナル
>>190 >>191
お前ら許さねえからなぁ……!
実況モードで俺の今の戦闘能力を見て震えて過ごせ……
193:名無しの転生者
ひぇっ
194:名無しの転生者
戦闘経験数回の素人に負けるほど弱くはねえんだよなぁ……!
195:名無しの転生者
闘志に溢れてて草
屋根の上に乗った逢夢は意識を集中させ、発露されるマナの根源を探りにかかる。
家の中でもマナの脈動それ自体は感じ取れたが、それはあくまで方向のみ。
正確な場所を把握するため、今度は能動的に感知の網を広げていく。
(見つけた)
ゆるりと広がったマナの流れ。大気の流れに混じった、少年の放ったマナが物質ではなくマナの塊に触れる。
確信を持って目を見開き、視線を向けた先にあるのは物部学園。
手にした鞘を一撫でして、いつものようにマナを操り人間からエターナルへと身体能力を切り替えた。
「行こうユーフィー」
『はいっ、任せてくださいね!』
色よい返事が届いたのと、身体が充足したのは同時だった。
みなぎる力を頼りに、屋根の瓦を軽く蹴って跳躍。満天の星空へと身を投げ出す。
学園にある人型を模ったマナは感じ取れる範囲では三つ。
『多分、連携をとってきますよ』
(そうでもないと一緒にいる意味がないだろうしね)
攻撃、防御、支援魔法。大まかに分けて三つに区分される永遠神剣を用いての戦闘での行動。
一人一人がそれぞれの行動に特化した三人一組の部隊がいるのだろう、とユーフォリアは告げる。
ただ、そうであるならやるべきことはわかりやすい。
『周囲にはあの時みたいなドラゴンも、他のミニオンもいません。全力で行って大丈夫です!』
(おっけー、そういうことなら!)
ユーフォリアの精査の言葉を聞き、隠匿に意識を割く必要がないと知り、オーラフォトンを練り上げることに集中する。
手の中に納まる輝く光球。訓練前とはまるで比べ物にならない密度のマナで構成されたその弾丸は、感知できるのであれば誰であろうとつい意識を取られてしまうだろう。
学校との距離はおよそ一キロ。実弾ならばともかく、マナを用いた狙撃であれば当てることは不可能ではない。
『マナよ、オーラの輝きと変われ』
ユーフォリアの詠唱とともに逢夢の前に浮かび上がる魔法陣。起点となるのは鞘。
回転する魔法陣を構成するのは鞘の空色とオーラの白。
「魔法、かぁ。ちょっとワクワクしてきたかも」
『そういえば、今の今まで一度も使ってませんでしたもんね。きっと、これから何度も使うことになりますよ』
(そいつは楽しみだな……!)
ファンタジーの象徴とも言える魔法という概念。
わかりやすい魔法陣という起点を用いて放つそれは、今の自分がそちら側の住人であるということをはっきりと示している。
掲示板内にファンタジー世界の人間はたくさんいるだろうが、自分が使うのは一味違う。
喜色の乗った声にユーフォリアも嬉しくなりながら、魔法陣に練り上げたオーラフォトンを注ぎ回転を加速させ始めた。
(これで確保すれば犬としてカフェに……)
『もうっ! まだ言ってるんですか! 他の人が作ったのは使えません!』
(ちぇっ)
純白の輝きが最高潮に達した瞬間、魔法陣からはオーラフォトンが放たれる。
それを追うのは魔法陣を構成するもう一色。青空色の輝きが宿している冷気が、物部学園の上空目指して進む光球の後を突き進んで行く。
夜の学園を包む星光を塗りつぶすように光を放つオーラフォトン。その内側に含まれるマナが、冷気を生み出す青の幾何学模様に触れた瞬間、その魔法陣の効果が発現する。
『行きますよー! アイシクルシャワー!』
降り注ぐ光が、次の瞬間絶対零度の凍気と変わった。
魔法の属性は五つ。色の名前を冠するそれらのうち、”青”の魔法は氷を想起させるものが多い。
凍らせて敵の魔法を止める。マナの運動を鎮静させて力を発揮させない。
敵、あるいは味方全体に働く”白”の属性に乗せたその”青”は、結果として単体に作用するのではなく場全体を支配する。
氷塊じみた雨粒となり、グラウンドに突き刺さるオーラフォトン。
「ふっとべ」
それらを遠隔爆発させる。
『倒せたのは一体だけです!』
(なら、あとは近くに行って斬るしかないか……!)
一度も制御を手放していないからできる曲芸じみた技。その戦果は悪くはないと言ったところ。
最良とは言えないが最悪とも言えない程度の結果を聞き、マナを固めて足場とする。
一歩の踏み込みで砕け散る程度の足場を蹴って、空中から落ちる目的地は物部学園。
破砕音を響かせながら、グラウンドの中心へと降り立った。
「さて、と。それじゃ時深さんにバレて怒られることになる前に倒させてもらお──」
う、と言い切る前にミニオンが消滅する。
何が起きたか、なんて明らかだった。
屹立する光の柱。逢夢が放ったオーラフォトンなどとは比べ物にならないほどの高密度の永遠神剣を用いた魔法。
(勝ち目、あると思う?)
『逃げきれるかどうかも怪しいと思います……でも、絶対死なせません!』
(あはは……頼りにしてる)
それは、勝てないと認識するには十分だった。
別に、これほどの神剣魔法でなくともミニオン二体を消滅させるのは二人にだってできる。
けれど、その時に使った魔法の練度はエターナルクラスだと、時深を見ていた彼らは判断できた。
鞘に手をかけ、現れるであろう人影の一挙手一投足に注視する。
こつ、こつと光の奥から人影が迫ってくる。
姿を見せるまでに数秒。光のベールを背景と変えたその人物を見た瞬間、ユーフォリアは声をあげた。
『パパ!?』
「……!?」