まちカドまぞくRTA シャミ子√周回データ使用チャート 作:hook arm
ガンプラの旧キット組んでたりスパロボ30やってたり、いろいろ忙しかったので初投稿です。ゴメンね。
原作者いずも先生の体調が気になるRTAの第21回目は―じまーるよー!!ホント……お体をお大事にしてください……
前回は、喫茶店あすらに突撃してシャミ子を救出したところからでしたね。
今回は、シャミ子が前回のイベントのせいで不調になっているところからスタートです。
じゃあ、睦月君をさっさと操作して今回のイベントを進めたいところさんなのですが、睦月君も調子が悪いです。
今、ステータス画面に表示されている状態異常は混乱。この状態になっていると主人公の操作性が極端に悪くなります。キャラクターモデルも目が虚ろなものへと変貌している上、挙動がガクガクなり、動きが鈍くなるというもので―――――
・>俺の前世はミュータントだった……あの頃は楽しかった……
おまけにこのような変な言葉を言い続けるため、そのたびにメッセージボックスが出現し非常にプレイしている側のストレスゲージがたまっていきます。(灼熱の怒り)
幸いにしてストレスゲージはまだ大丈夫なレベルなのですが正直、操作しにくいです。なので、ポット君を利用して吉田一家に報告しましょう。
「睦月?」
ちょうどいいところに桃が通りかかりますがこの時の睦月君はまともに返事ができません。
・>タma……たまbロっsaム……iず……サクラ!!
・>不明な効果です。×36:k0000
キメてんだろ?……くれよ……
とまあ、こんな風に通常の会話もままならないというイベントで初見時に私はビビりました。バグったのかと思って一回ゲームを終了させるぐらい怖かったです、ええ(トラウマ)
そこへ、ポット君が清子さんを伴って登場。いったん吉田一家の部屋へ睦月君を運び込むこととなりました。じゃあ、もんも!頑張って睦月君を運んでくれよ!(他力本願)
こうしてマネキン人形みたいに脇に抱えられて吉田家に運ばれた睦月君ですが、どうにもこうにもやっても反応が悪いです。なので、納棺寸前の遺体みたいに寝かせましょう。余談なのですがこのあとの情報整理イベの最中でも睦月君のうわ言が聴こえてきて、みんなのSAN値を下げていきます。神話生物か何か?
そこへ先日のシャミ子のことで謝りに来た喫茶あすらの店長とリコくぅんが吉田家に来訪しました。
で、謝罪のついでになんと千代田桜とは知り合いだったようで快く情報を提供してくれました。ありがとナス!
で、分かった情報を良子ちゃんがご丁寧にまとめてくれました。
・魔法少女のコアは、動物の姿のものもある
・たまさくらちゃんを考案したのはマスター
・たまさくらちゃんのモデルになった猫と病弱時代だったシャミ子は会っている
と、以上が今回手に入った情報です。それらをまとめた結果、おそらくその猫は桜のコアなのではないか?との結論が導き出されました。その根拠として、そのモデルとなった猫の周囲には、冬だと言うのに桜の花びら……妙だな?
そこへまるで迫真!相撲部の先輩たちのごとく引き戸を勢いよく開けて睦月君が乱入してきました。スマブラでもするのかな?
・>桜を探すぞ
どうもさっきの会話は、丸々彼の耳に入っていたようで聞きつけた彼は一気にStand up!(ネイティブ)
―――――混乱状態が嘘みたいにイキイキしてますね……おちけつ。焦る睦月君を桃が制してなんとか押し留めます。ホモはせっかち。
ちなみにここまでの一連の動きで私は一切コントローラーを触っておりません。
これって……もしかして……暴走してる!?
はい、そうなんです。睦月君は暴走状態になるとプレイヤーの手を離れ一時的にNPC化します。なので、操作しなくてもいい―――――(なんてことは)ないです。代わりに睦月君への友好度及び好感度を合計して一番高い人物を操作することになります。この場合は、シャミ子ですね。
まま、そう焦んないでと周囲の必死の説得のおかげでとどまってくれました。
で、今回は本来ならば、こ↑こ↓で終わる予定なのですが
さて、睦月君がNPC化した翌日。もんものお部屋にいつもの面子が集まっております。
ここでミカン姉貴にレモン食べさせられて(><)みたいな顔になってるシャミ子かわいい……かわいくない?……ってそんなことはどうでもいい!!(良くない)
今日やるべきことは、シャミ子の深層心理を探ることです。具体的になにをやるのかというと、シャミ子の奥深くにシャミ子が入ります。自分で自分に入っていくのか……(困惑)
というのも、清子さん曰く床に臥せていたシャミ子がたまさくらちゃんのモデルとなった猫と話したと語っていたらしいです。
しかし、それは10年前の話でありそんな昔の話を覚えているわけもなく。よって、シャミ子の深層心理に入っていって記憶をサルベージしようとなりました。
さあ、そこへ横になって四章のレシートリザードみたいに昏睡するんだよぉ!!
―――てなわけでやって参りました。シャミ子の深層意識世界の病院へ……そこにうろつく点滴のがうじゃうじゃおりますねぇ!こいつらはシャミ子では倒せません。なので原作通りダンボール箱をかぶりながら進んでいきましょう。
――――――――――倍速!
スニーキングしつつ進んでいくと、ごせんぞではない声が聞こえてきました。なんだ!?このメレンゲの気持ち!?
その声に従って、ズルイ武器を顕現させましょう。あとは、群がってきた注射器どもを一掃するだけです。
あっさりと敵を一掃したあとは、このメレンゲもどきの正体が発覚します。その正体はなんと、千代田桜でした!!ビックリですねー(棒)
彼女がなぜ、シャミ子の中にいるのか?その理由は、10年前のシャミ子は良子ちゃんの分の呪いまで背負っていたために身も心もボドボドだったのです。
当然、一つの身体に二人分もの呪いがかかっているのであれば幼い身体が耐えられるわけもなく結果として病弱となっていたのです。そのシャミ子を見かねて桜は自身のコアをシャミ子と融合させて補強したというのが真相です。
こうして今、話していられるのは魔力のへそくりがたまったからであってシャミ子に十分な実力がついていない現在ではまだシャミ子から分離することはできません。
このまま帰っても桜と一緒じゃなきゃ桃を笑顔にできないと思ったシャミ子ですが一体化していた桜は姉よりも町よりも自分よりも大切なものができたのだから笑顔なんてすぐに見れるとのことです。
町を頼んだと言い残した後、桜は消えていきました。
さて、もうここに用はねぇ!さっさとおさらばしましょう。さくっと出たいところさん……なのですが、行く手にはあの注射器、点滴軍団が大勢待ち構えており絶対絶命のピンチです。ライダー助けて!!
・>―――――シャミ子ッ!!
「迎えに来たよ、シャミ子!」
ま、助けに来るのはライダーじゃないんですけどね初見さん。ここで、睦月君と桃が救援に駆けつけてくれました。いい(シチュエーション)ゾ^~これ
闇落ちした桃がここにて初登場。しかも、お腹周りとか……セクシー……ヘロイン!
で、睦月君の方は混乱から回復したのかシャキっとした感じに仕上がっております。いい恰好だぜぇ^~
あっ、そうだ(唐突)このイベント終了後にC-ガイムが強化されます。具体的には、活動限界が5分に延長されるぐらいです。これで5分のカップラーメンも安心だな!
あとは、マントが追加されます。桃も闇落ちした時にマントが追加されるのでマント祭りじゃん。
こんなことはどうでもいい!!I will 撤収!
―――アレ?……クォクォア?シャミ子が目を覚ますとそこは小倉ァ!のラボ、黒魔術研究部の部室でした。どうやらダイブ中に連れてこられていたようで、起きたてのシャミ子の顔をペストマスク医師がこちらを覗き込んでいました。コワイ!
で、肝心なのはここから。もんもが夢の中に来れた理由として小倉ァ!製のお薬を飲んだからです。それを服用し闇落ちしたはいいのですがこのままでは桃のコアは闇に染まってしまうので光側に引き戻さないといけないのです。
方法としてはミカン姉貴のクロスボウで桃を撃ち抜きます。やり方雑ゥ!
結果、成功したのですがミカン姉貴の動揺は大きく代償として黒魔術研究部部室が倒壊しました。やったね!睦月君!これで付け狙われなくなるよ!
その翌日、シャミ子は桃に桜のコアが自分の魂を支えているということを伝え、町を守って欲しい頼まれたことを話しました。
超強いまぞくになったらコアは取り出せる。しかし、それは何時のことになるのか?強くなるまでいつまでかかるのか?不安はたくさんあります。
桃は町を守るという桜のお願いのためにシャミ子にも強くなってはどうだ?と提案します。
桜の居場所が分かったということは、すでにこの町にいる理由ほぼなくなった、ということです。しかし……
彼女―――桃にとっての大切な場所。それは、シャミ子が笑顔になれるこの街角を全力で守ることが―――――自分の新しい目標となる気がする。
そう桃は語りました。
――――――はい、ここでエンドロールです。お疲れ様でした。途中から主人公が原作主人公に交代してしまうという主人公にあるまじきことがありましたがこれにてまちカドまぞくのRTAは終わり……じゃなぁい!!
これ、二部が終わっただけなんですよね。睦月シナリオだとこのようにエンディングが現段階では3回ほど流れます。そもそも原作者の構想の中では3巻で終わる予定だったとのことなのである意味それ通りになったということです。
キリがいいので今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
♦
―――――睦月の様子がおかしい。
その出来事が起こったのは昨日の出来事だった。その日の朝なにやら睦月が外に出てボーっとしているのを見かけたのが始まりだった。
「タma……たまbロっsaム……iず……サクラ!!」
いきなり彼が変なことを口に出した。桜が……なに?
それに目も虚ろだ。だらりと腕もだらしなく垂れ下がっている。明らかに正常ではない。どうしたのか?と声をかけてもわけの分からない、意味をなさない言葉を発するだけだ。
「あら、桃さん?」
清子さんがポット君とともにやってくる。
『吉田清子:睦月に対して適切な処置を求める』
「とりあえず、このままにしておくわけにもいきませんし……すみませんが、桃さん。睦月君を運んでくれないでしょうか?」
清子さんの頼みで発狂状態にある彼を担いで吉田家の部屋に寝かせる。睦月を運びながらポット君から事情を聴けば、朝からこんな調子だったらしい。何があったかは知らないけれど
後にやってきたバクの店長――――白澤さんと店員の……リコが吉田家にお邪魔している間も彼を寝かせている部屋から不気味な発言ばっかりでみんな……ビビっていた。
白澤さんも交えた情報整理が終わった直後、睦月を寝かせていた部屋から勢いよく引き戸が開けられたものだからびっくりした。そちらを向くと睦月が立っていた。いつもの睦月かと思い心の中で安堵の息が出かかったところでハッとなった。
目に光が灯っていない……瞳が虚ろなままだ。
―――――桜を探す。
そう言い始め玄関へ向かう。そんな睦月を私は止めようと腕を引っ張ったがそれでも睦月は止まらない。
―――――あいつが待っている。だから、俺は……
光りなき眼でうわごと言った後再び進みだす。
「睦月君!!」
シャミ子の叫びにピタッと止まる。
「そもそもどこを探すつもりなのだ?」
リリスさんの指摘に睦月は額に手を当て、唸りこむ。小声でつぶやき何かをぶつぶつ言ったあと、ふらりと体を揺らしその場にしゃがみ込んだ。
そんな再び睦月を布団まで導き、横にさせる。途中、清子さんがが睦月の枕元までやってきて、冷えピタシートを彼のおでこに張り付けて、安静にするように言い聞かせる。
それから―――しばらくして、喫茶あすらの面子が帰った後でも私は彼のそばにいた。
無理やり私は睦月の看護を言い出たけど、これを逃せば次に睦月から情報を聞き出せるのは何時になるのかは分からない。ポット君もいない彼単体でいるこの時が好機だ。
ポット君は、おそらく何も語らない。否、語れない。
セーフティがかかっているのならば何を尋ねても無駄だろう。ならば―――
確信はない。
こんなことをする私は卑怯なのだろう。それでも義姉の手がかりならば、睦月に強引にでも聞かなければならない。
それにいつもは義姉のことを桜さんと呼ぶのに
彼が目覚めたらいろんなことを聞くつもりだ。
…………もしかしたら…………もしかしたら。
彼は―――――
睦月がかけ布団をのけて上体を起こす。
―――――……桃?
虚ろ色をした眼で私を見つめてきた。
息を吸って―――吐いて、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「――――ねぇ、睦月は――」
♦
怖い。―――――真実と向き合うのが。
怖い。―――――他人と触れ合うことが。
逃げよう。
逃げたっていいじゃないか。
だって、怖いんだもの。誰かに任せればいいよ。
みんなはいい思いしている。僕だけが苦しい思いしかしていない。
―――――ならば、今度はみんなが苦しい思いをすればいいんだ。大切な人がいなくなったって、僕なんか目の前で亡くなったんだ。
だったら――――
―――――それでいいのか?
関係ないよ
―――――自分から動かなきゃ何も始まらないぞ
―――――怖いのか?
―――――シャミ子がピンチでも?
―――――いらないって言われるのが怖いのか?
傷つきたくない。頑張りたくない。
余計なことやってこうやって傷を広げるぐらいならもう何もやらない。
だから、誰かに任せる。これでいいんだ。
「―――――だ………て…も!!」
「私は、シャミ子を!!断固助けに行きたい!!」
桃の声が聞こえる。シャミ子を助けようと決意の声が聞こえる。
……桃は―――バカだよ。どうせ何も解決できないんだ。
桜さんを取り出すなんてできっこない。
―――――桃を一人で行かせるのか?
……
―――――こういう時こそ、シャミ子に近い血のお前が行くべきなんじゃないのか?
―――――友達なら……助けるべきだろ?
―――――あいつらにだけ重荷を背負わせちゃだめだ
―――――俺じゃダメだ
―――――俺じゃあ、シャミ子までたどり着けない。桃だけじゃ彼女に届かない。お前しかいない。
―――――
できっこないよ!!今だってこうやってみんなを……自分をごまかしているんだ!!そんな僕にやれるとか簡単に言わないでよ!!
―――――できない、じゃない。やるしかないないんだ。
―――――お前は友人に……好きな人に死ねというのか?
―――――お前が今、ここで頑張らなくてもいつかは降りかかってくるぞ。
―――――選ぶんだ。今やるか、後で一気にのしかかってくるのを処理するか?
♦
ここは?どこだろう?上も下も右も左もないような感覚に包まれている。浮いている?沈んでいる?この感覚は―――どっちだろう?
―――――ちぎ――――投げぇぇぇぇぇぇ!!
この奮戦している声は……そうだ―――
「―――――シャミ子?」
「……睦月?」
「―――――シャミ子が―――――危機に陥っている」
「睦月にはわかるの?」
「……え?あれ?俺……なんで――」
目の前に桃がいて自分を覗き込んでいた。その近くには陽夏木さんもいる。意識がハッキリしだして周囲の風景が形をつくっていく。
ここは――自分の部屋ではない。装飾が違う。
天井近くに垂れ下がっている黒い幕と牛骨らしき頭蓋骨……
ここは―――――そうだ。小倉さんの……黒魔術研究部部室!?
「ちょ!?なんで!?なんで小倉さんいんの!?ナンデ!?」
パニックになる中で鳥のような仮面、ペストマスクをかぶった小倉さんがなにやら中に怪しげな液体の入ったフラスコを手にしている。
自分に飲ませるつもりなのか!?と警戒し身構える。
「睦月君、覚えていないの?」
小倉さんが困惑したような顔でそういえば……昨日の朝からの記憶がうっすらあるような……ないような……頭の中がもやもやしてもどかしい。
うんうん唸りながら思い出そうとしているところに桃が自分に近づいて、話し出した。なにやら切迫しているというのはわかった。思い出すのをやめて真剣な表情で桃を見つめる。
「いい?時間がないから手短に言うね?私これから――――」
「闇落ちする!―――睦月も協力して!」
「…………は?」
♦
深層意識の奥深く。多くの困難を乗り越えて私は桃の義姉、桜さんと出会った。そこで教えられた事実は、桜さんのコアが私の魂を補強しているという現実だった。
コアが必要ないぐらいの強いまぞくにならないと桜さんは帰ってこれない。―――それまで町を守って欲しい。そのお願いを聞き遂げたあと桜さんは消えていった。
彼女の居場所が分かったのならばあとはもうここから出るだけだ。だから、自身のトラウマの注射器軍団と点滴連合をぶち転がせば簡単に出られる!!
―――――と、考えるのは少し甘かったようで……大きくしたズルイ武器をふり回していれば勝てる!と思っていたけど体力が……持たなかった……。あっという間に注射器と点滴たちに囲まれてしまった。
今の状況はジリ貧。壁に追い詰められて目の前の敵をボコボコにして突破するしか逃げ場がない。……この状況をどうやって乗り越えればいいのか?
―――――思いつかない。
体力は限界。退路なしでどうやって……もう観念して―――
「こ、これで勝ったとおも―――」
「―――――シャミ子ォォォォォォォォォ!!」
とてつもない叫び声が空間に響き渡り、二つの黒い風が目の前の敵を薙ぎ払う。
片方の黒は、装甲でおおわれているが誰だかわかっている。間違いなく私の幼馴染、睦月君。
「迎えにきたよ、シャミ子!」
もう一つの黒は――――桃だ。
……ん?黒い桃?
その違和感の正体は、彼女の衣類だ。全体的に黒く染まっている。お腹出ているし、マントもつけている。こんな桃の姿を見たことがない。
「あの桃……なんで黒いんですか?」
「闇落ちしたからだよ」
「意味が分からない!!」
「桃がシャミ子の眷属になってシャミ子の中に入ったんだよ」
睦月君の補足を聞いても全く理解できない。いや、なんで!?どういうこと!?
気になる疑問を受け流され、脱出を促される。気になることは多いけれどもそれらを押し殺して私たちはこの場を去ることにした。
「……そっか、義姉はシャミ子の―――」
精神世界から帰ってきた翌日、桃と二人っきりになってあそこで起こったことと桜さんのこともすべて話した。
「でも、良かったよ。姉がここにいるってことが分かって」
そう言いながら私の胸を軽くこづく。
「だから、今はそれでいい」
解き放たれたような表情を浮かべながら、青空を仰ぐ。
「いつかコアが必要なくなる……強いまぞくになれるまで待ってるよ」
「……分かりませんよ……もしかしたら一生強いまぞくになんてなれないかもしれないから桜さんはこのまま――」
「んー……多分、なれるって」
「軽すぎません!?」
強くなるってそんな簡単に言われても……とたじろぐ。桃から続けてすらすらと言葉が紡がれていく。
「姉の居場所はわかった。この町にいる理由はもうほとんどなくなったけれど……」
「これからはシャミ子が笑顔になれるちいさなまちカドを守る」
「―――――それが私の新しい目標になる気がするんだ」
満面の笑みを見せた桃を見て目頭が熱くなっていく。
自分の心がいっぱいになって……目から熱いものがこみ上げる。
「……笑ってくれた」
……なんで?私は……桜さんを桃に返すことができないのに。あなたの家族を……返してあげられないのに。
どうして、私に笑顔を向けてくれるの?
「こ……これで勝ったと……思うなよ!!」
言葉をうまく出せない。目が、喉がつっかえるような苦しいような感覚に陥る。ごめんなさいの思いとよかったという感情が混ざり合って、ぐちゃぐちゃになって―――胸が張り裂けそうになる。
桃の慰めの声も何もかも聞こえず、途中から桃が貸してくれた胸の中でしばらくその場で泣きじゃくっていた。
夏休みが始まり、休暇期間も始まりの終わりが過ぎた頃の出来事だった。
♦
「なあ、ポット君?」
『質問を許可』
「おととい辺りからの記憶がないんだが?」
『結論:原因不明』
「……ホントか?」
冷蔵庫から特大コーラを取り出しながら、怪訝な顔でポット君を見つめる。なーんか引っかかるところはあるがあまり、思い出せないということは――――
いや……よそう。
何故だか、これ以上思い出すのはマズイ気がしてきた。
そんなことよりもシャミ子と桃が帰ってきた後、陽夏木さんも呼んでひと段落のパーティでもやろうと画策する。
それが過ぎたらまた、いつもの日常が帰ってくる。これでいい。桜さんのこととか問題はまだ残るだろう。
それでも……今は―――――今だけはこの平和を味わおう
そう思いながら準備を進める。
―――――ゴミ箱の奥底の差出人不明の封筒に気が付かつかないまま
・シャミ子
友/12
愛/3
・ちよもも
友/10
愛/2
・ミカン姉貴
友/3
愛/0
・清子さん
友/4
愛/0
次→待ってくれ!視聴者くん!次の人事会で君をチーフに推薦してやる!3/28