まちカドまぞくRTA シャミ子√周回データ使用チャート   作:hook arm

27 / 32




 やあ!みんな!まちカドまぞく二丁目から大分時間がたったから僕の小説でストーリーをなんとなく追ってみないか?



 ……投稿が遅い?……ゴメンって……




ミカン姉貴が暴走するまで

 

 新学期が始まったあの子があんな姿に!!……な、RTAの第28回はーじまーるよー!

 

 前回は、リリス姉貴の夢空間に突撃したところからでしたね。そして、彼は彼女に体を迫られ……夏休み明けの彼は一皮剥けました。(意味深)

 

 本日は、ミカン姉貴の転入初日です。彼女に良き日々を提供して差し上げましょう。

 

 みんなに自己紹介できるかな?不安な気持ちで教壇に立つミカン姉貴を見守りましょう。

 

 ……ちょいアレな自己紹介でしたが全然OK!

 

 休み時間にていつものメンバーが勢ぞろいしたところでちゃんと自己紹介できたかミカン姉貴が確認してきます。うん!全然大丈夫!そのリボンがそんな風になってたなんて初めて知ったよ!!

 

 杏里姉貴が部活とか……入らないんですか?と尋ねてさりげなくテニス部を勧めてきます。しかし、魔法少女は人よりも身体能力が高いためバランスを崩壊させてしまうとのこと。これではいけませんね(教育ビデオ)

 

 スポーツと言えば、そろそろ体育祭ですねぇ!魔法少女らはどういう扱いになるの?という疑問が杏里姉貴から発せられました。

 

 

 Q.じゃあ二人の50m走のタァイムを教えてくれないかな?

 

 A.ミカン姉貴が6秒で桃は3秒です。……シャミ子は11秒です。

 

 Q.じゃあ睦月君は?

 

 A.7秒……(男子高校生なら)普通だな!!

 

 

 と、ついでに披露した睦月君のスペックは何の面白みもありません。TDN並ってなんだよ?*1

 

 なんて話をしていると蚊帳の外だった小倉さんが桃に闇落ち安定薬を渡してくれました。よかったね!

 

 時間は経ちそろそろ委員会の時間が迫ります。なのでもうこの会合もお開きです。しかし、ミカン姉貴は転校生ということでまだ委員会には属しておりません。

 

 そこで先生にミカン栽培委員会を設立したいと懇願したのですが苗まで4、5年たつとのことで却下。代わりに杏里姉貴の体育祭委員会に入ることになりました。ここ貴重なアンミカシーン。

 

 ちなみに睦月君の委員会は、超常現象研究委員会というオカルテック満載な委員会です。小倉ァ!も似たようなもんですが、彼女はここから出て行った言わば分派というやつです。でも、たまにちょくちょく顔だしもしているので全くの無関係というわけではありません。

 

 肝心の委員会活動内容は円盤呼んだり*2、幽霊探したり*3、マインドシーカー*4をプレイしたりとサブイベントでお世話になることになるのですが今RTAではまるまるカットしまスゥゥゥゥゥゥゥゥ……

 

 

 この辺は関係ないので倍速!

 

 委員会が終わった後、シャミ子と合流しましょう。オツカーレと言いながら、シャミ子と共にほかの面子を待ちましょう。

 

 

 …………ちょっと……なんか……二人とも……喋れよ……

 

 

 この微妙な間ってなんなん?まだ、付き合っているわけでもないのになんなん?この……なに?とはいえ、wikiの解析によればこの間にも少しずつなのですが友愛度は上がっているらしく、要は意識し合っているがゆえに何も言えないとかいうもどかしい状況です。少女漫画かな?

 

 

 しばらくするとこの静寂はアンミカが来たため破られました。アア、アリガトウ……!!

 

 

 >・い、委員会お疲れ様

  ・ヌワァァァァァァァァン!みんな疲れたなぁぁぁぁんもぉ~ん!!

 

 インパクトあるセリフを無視して素直に労いの言葉を投げかけましょう。

 

 じゃ、帰ろっか!

 

 昇降口を通り過ぎて校庭まで足を進めるとネコにまみれの桃がそこにはいました。お前、何してんだよ?

 

 「私、ネコに群がられ委員会だから……」

 

 ……いや、それ……さぼりなんじゃあ……?

 

 周囲もその仕事いる?的な反応をしておりますがかわいいから……まあ、ヨシ!!(現場ネコ)

 

 

 じゃあ、今回はここまで……と言いたいところさんなのですが、このままでは尺不足なので倍速をしてからの続行!!

 

 

 次は、体育祭への準備のためにみんなで手伝おう!というお話。

 

 このお手伝いに睦月君も参加します。当たり前だよなぁ?先駆者兄貴の言うように体育祭の準備には女子が多いですねぇ……これは現在発売中の設定資料集によれば去年まで女子高だったとかで女子の方が多いそうです。

 

 MOD次第では元男子校にしてシャミ子、桃ら主要キャラが男になって乙女ゲー仕様にもできたりします。まあ、元々睦月君はヒロインみたいなもんやし……

 

 

 じゃあ、これから本格的♂準備を始めます。睦月君が担当するのは競技のシュミレーション。超能力とすんごい硬いことを除けばほどほどの身体能力を持った人間なので腸腸胃肝血(ちょうちょういいかんじ)です!

 

 

 ……シャミ子!?タスキづくりに回されていたはずでは!?彼女がこちらに来て二人三脚のシュミレーションをしたいと進言してきましたね。これはミカン姉貴の差し金!先ほどの二人でのモジモジを目撃されたことによる効果です。

 

 >二人三脚は男女別なんじゃ……?

 

 なんて、睦月君はいつものチキンプレイかましてますがプレイしている側からすればもうそう言うのいいから!はよ、ほら、シャミ子とくっついて二人三脚をするんだよ!!あくしろよ。ムラついてストレスゲージが上がるけどこれでいいんだよ。

 

 

 さて、予定の上ではそろそろ今回の目玉イベント、ミカン姉貴の暴走が始まるわけなんですね。

 

 彼女が騎馬戦のシュミレーション中にちょっとした事故で落下、しかも最悪なことに頭から落下した彼女は気絶してしまいます。すると、なにやら怪しいもやのようなものがミカン姉貴から立ち込めるとそれが周囲に襲い掛かるのでシャミ子や周りの人を守るッ!ためにバリアを貼りましょう。

 

 これで安心!ヤバ気なオーラ収まったのでバリアを解きまし――――ん?

 

 

 何か違和感を感じて上を見上げると……

 

 

 

 中身がたっぷり詰まった赤い色のペンキ缶!!

 

 

 >痛……ったァ!

 

 

 これは流石に避けられず、被弾してしまいます。でも、セリフの割には……そんなに……ダメージを食らっておりませんね。MAXから4%程度しか減ってません。

 

 「睦月君!大丈夫ですか!?」

 

 シャミ子が真っ先に駆け寄ってくれました。一応、大丈夫と返事を返しておきましょう。

 しかし、一番被害を被ったのはジャージくん。真っ赤に染まってしまい青色が台無しになってしまいました。

 

 これを気絶から復帰したミカン姉貴は、目撃し顔から血の気が引いていきます。しかも、せっかく作っていた体育祭の大看板は台無しになってしまい……あーもう(どっちも)滅茶苦茶だよ……

 

 

 「―――あ………私、……え?――――――ごめんなさい!!」

 

 

 赤いペンキをかぶった睦月君が血まみれになったと勘違いしたミカン姉貴はその場から勢いよく去って行ってしまいました。逃げんじゃねーよ!!

 

 

 

 

 ♦

 

 

 私は、自分のこの体質が嫌いだ。

 

 

 そのことで父を恨んだりもしたことはあったけれども……でも、自分を思ってのことだと大きくなるにつれて理解してきて、今はそうは思わない。それに桜さんのおかげで改善はされている。

 

 それさえなければ私も普通に……人と向き合えるように。

 

 

 

 

 転校してきて初めての自己紹介。周囲の反応を見るに上手く受け入れてくれたことに心が沸き上がった。シャミ子にも最高のお墨付きをいただいたことでもうテンションは上がりまくりで学校生活への期待は最高潮に達した。

 

 みんなで集まって少し談笑した後、委員会の話になって私はミカン栽培委員会を立ち上げようとしたけれども、残念ながら先生からは却下の声。苗から4、5年は長すぎるとのことで……美味しいのに……

 

 とっておきの案を却下され、どうしようか考えていると先の会話で佐田さんが体育祭委員会をやっていることを思い出す。

 

 「あの……私っ!佐田さんと同じ委員会にはいいてもいいかしら!?」

 

 恐る恐る、彼女と同じ委員会を希望してみる。初めての委員会とまだ不安な気持ちから抜け出せていない私は声を震わせた。

 

 

 「え?いいの?今はすっごい忙しいし大変だよ?だから誘わなかったんだけど……」

 

 「大丈夫!イベントごと好きだし!」

 

 

 今度は胸を張ってはきはきした声で。

 

 

 「やることたくさんあると重いし……私も一緒に何かやりたいわ!」

 

 

 自分の意志を彼女に伝える。

 

 

 「うん!大歓迎だよ!!―――よろしくね!!」

 

 

 そう言って差し伸べられた手を取る。

 

 こうしていると絆が深まったようで手からもがっちりと力が伝わってくる。

 

 

 ……なんか握力が強くなって―――

 

 「来たからにはもう逃がさないぜ……設営とかガンガン手伝っていただくからなぁ……」

 

 ―――あ、これ逃げられない。

 

 これから始まる過酷な準備の予感を感じさせるものだった……

 

 

 ♦

 

 

 やっとのことで委員会が終わって、下校すべく佐田さんと廊下を歩いていると見覚えのある二人の人影が見える。

 

 

 睦月君とシャミ子だ。

 

 

 「ミカンちゃん隠れて!」

 

 グイと腕を引かれて、柱の影に隠れる。急なことだったのでびっくりしたものの彼と彼女を見ていれば納得がいった。

 

 「……なんか、いい感じじゃない?二人とも?」

 

 お互いに話し合っているわけではない。しかし、距離は近い。両者とも顔が心なしか赤く見える。あれは……ラブコメの波動?

 

 ―――睦月君の右手が……シャミ子の左手に触れようとして…………引っ込める。

 

 

 「もどかしいッ!!」

 

 「なんであそこで手をつながないのかなぁ~?」

 

 

 お互いに思った感想を述べる。じれったい!奥手にもほどがある!おまけに会話もない!そこは何かこう、気を聞かせて話すとこでしょ!!

 

 と、佐田さんとお互いに見守りながら小声で話合う。

 

 

 「てか、睦月君学校中に知れ渡ってるのにまだ告白しないんだね?」

 「え?何それ?」

 

 彼女に顔を近づけて詳しい話を聞く。

 

 「えーっと……睦月君ってわかりやすいじゃん?」

 「まあ……」

 

 いや、そりゃ……視線とか言動とか観察していれば、分かる。つまり、そういうこと(・・・・・・)らしい。

 

 さっきからあの二人を見ているが―――それにしても……

 

 「……何もないね……」

 

 睦月君もシャミ子もお互いに押しも引きもしない。さっきから何一つ変わらずただただ、二人で並んで立っているだけだ。

 

 「……ああッ!!もう!助け船出すわよ!」

 「ちょっと!ミカンちゃん!」

 

 さすがにこのままじっと見てても埒が明かない。睦月君が奥手なのはわかるけれどもここは男子がリードするところでしょ!少女漫画の知識を動員させ、止めようとする佐田さんを押し切り思い切って突撃を敢行した。

 

 「お疲れさま!二人とも!」

 

 「そ、そちらこそお疲れ様です、ミカンさん!杏里ちゃん!」

 

 「い、委員会お疲れ様……」

 

 二人は顔が赤くなりながらも返事を返してくれた。

 

 「……ねぇ、ミカンちゃん?」

 「まあ、見てて」

 

 佐田さんが小声で何をするつもりなのか?と尋ねて来た。との問いに自身を持って解を打ち明けた。

 

 「あのね……二人にお願いがあるんだけれど……明日の体育祭の準備に人手が必要になって……お願い!!手伝って!!」

 

 作戦は、明日の体育祭の準備は体育館で行う。準備の中には競技のシュミレーションがあるためそれを利用する。具体的には二人三脚。それでなくとも一緒の班にして準備をさせるとかやりようはいろいろある。

 

 問題はこの策略に二人が乗ってくれるかどうか?断られてしまえば、それこそ本末転倒だが……

 

 「別にいいけど」

 「私も……大丈夫です!」

 

 あっさり承諾してくれたことにキョトンとしつつ、すぐさま―――

 

 「ありがとう!!……佐田さん!協力してくれるらしいわよ!!」

 

 お礼を言った後、佐田さんにすかさず報告する。

 

 「まあ、人手があると助かるのは事実だし、OK」

 

 と言って彼女も了承してくれた。あとは、何事もなく明日を待って作戦を実行に移すだけだった。

 

 ―――そのハズだった。

 

 

 

 ♦

 

 

 

 張り切って立てた作戦。その作戦は成功するかに思えた。

 途中まではうまく行っていたのだ。でも……

 

 その最中、騎馬戦のリハーサルに私が一番上だったから悲劇が起こった。

 

 あの時ほど、下で支える役の方がよかったって思ったことはない。

 

 不運にも後ろにも人がいないことを把握していなかったせいで、担ぎ手の一人がぶつかりそのままバランスを崩して私が頭から落下してしまった。

 

 そこからがもう散々で―――看板はめちゃくちゃ、ほかの人にも呪いの余波が襲い掛かった。

 

 

 ―――その余波で睦月君に大怪我を負わせてしまって……

 

 

 何もかもめちゃくちゃにしてしまった私は、その場から逃げ出してしまった。

 

 自分の部屋に逃げ帰ってから、部屋の隅で縮こまって頭の中に焼き付いてしまった光景を思い出す。

 

 

 

 怖かった。人を傷つけてしまったあの瞬間が。

 

 壊した、私が彼女たちの平穏を。

 

 

 

 

  私が―――いるから?

 

 

 

 

 ……そうだ、それがいい。……この町から出ていこう。そうすれば全部解決する。

 

 失意のまま自室の持ち物をまとめ始める。

 

 ―――出ていく前にみんなに謝って……それから……

 

 

 「陽夏木さん!」 「ミカンさん!」 「ミカン!」

 

 「ひゃっァ!!??な、なにっ!?」

 

 部屋にとどろいた三人の声に私は思わず、ビックリして出した声が跳ね上がった。

 

 「レ、レディの部屋にいきなり入ってくるなんて失礼じゃ―――」

 

 「部屋どころか!これから心の中に入らせてもらうぞ」

 

 シャミ子がいきなり言い出すものだから、反論しようとして視界に睦月君が映る。その姿に息が一瞬詰まるものの冷静になって彼の姿を見ると、頭から顔には何もない。あれほどの大怪我だったにも関わらず、包帯一つ巻いていない。

 

 「え、えっと……睦月君……その……ごめんなさい」

 

 恐る恐る言葉に出しながら謝る。

 

 「え?なんで?」

 「だって、私のせいで睦月君血塗れに……」

 「あれ、ペンキ」

 「えっ?」

 「赤いのだったからさぁ、ジャージが台無しになっちゃったし、しかも中身がいっぱいだったからまあまあ痛かったけど」

 

 冷静に考えてみればそもそも、頭に当たったからと言ってあんなに多く血が出るわけないし、と一瞬落ち着くも中身がいっぱいの缶が頭に当たったことがひっかかり問い詰める。

 

 「それでも一大事じゃない!!やっぱり怪我―――」

 「いや全然大丈夫!前よりも俺、頑丈になったからさ。羊羹の怨念にペチペチやられても効かなかった!」

 

 ……羊羹の怨念って何?前より頑丈になったって?何がなんだか分からないけど怪我の痕一つ見当たらないことからともかく平気ってことはわかった。

 

 でも、まだ私が体育祭の準備をめちゃくちゃにしちゃったことは清算できたわけじゃない。未だにおずおずしている様子を見た桃が口を開いた。

 

 「このまま滅茶苦茶にしたまま実家に帰ってミカンはこれでいいの?」

 

 「―――それは……」

 

 「このまま逃げても何も変わらないよ」

 

 何も言えない。私だって、どうすればいいか分からない。

 呪いとはこれまでだってそこそこ付き合ってきた。これは桜さんのおかげと言ってもいい。だから昼までのあの時以前にはマイルドに済んでいた。今日みたいなことが起きるのなら……できることなら……

 

 「……何とか、したい」

 

 この呪いから脱して、ほかのみんなのように普通に生活を送りたい。

 

 「今のままで終わりたくない」

 

 「だから……お願いするわ」

 

 

 

 

 

 「私の使い魔――――――『ウガルル』を何とかして」

 

 

 

 

*1
活動報告のステータス参照

*2
ベントラーベントラー

*3
どこにいますかー?とか呼びかけるアレ

*4
皆さんご存知クソゲー





・シャミ子
 友/15
 愛/3

・ちよもも
 友/13
 愛/3

・ミカン姉貴
 友/4
 愛/0

・杏里姉貴
 友/2
 愛/0


 次→無事に年越しすることができたら
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。