まちカドまぞくRTA シャミ子√周回データ使用チャート 作:hook arm
火をつけろ 燃え残しすら残さぬように
クライマックスが始まっちゃう!!なRTAはーじまーるよー!!前回はシャミ子のお誕生日をお祝いしたところでしたね。飾るな……飾るな……
今回はおくおくたまへ向かいます。リリスの受肉イベントはもう終わりました。睦月君が乗っ取られた時のデータとウガルルの肉体を生成したデータが役にたったためほとんど見どころさんもなく、案の定睦月君が入る隙間が無かったのですっ飛ばします。*1
……ホントは睦月君の入浴シーンでTKB出てるシーンあるけど、本RTAでは全く関係ないのでカットしまスゥゥゥゥゥゥゥ……
で、なにをするのか?というとキャンプ用具をそろえて、いざ鎌倉と行きましょう。今回なんでおくおくたまへ行くの?と言いますとリリスが受肉したためその慰安と行きます。
これより!山へ進軍する!ハンニバルのごとく山越えをするのじゃ!その途中に小さな祠があるのでお祈りを忘れずに。先駆者兄貴のところではここでお祈りをしておかなければなりませんでしたが本ルートでは関係ありません。なんでって?
こ れ か ら も っ と 恐 ろ し い こ と が 起 き る か ら で す
……いや、お祈りはしなくてもいいならスルーすればよかったんじゃ(ガバ)
……まあ、恐ろしいことについてはあとで分かることになるので今はキャンプを楽しみましょう。キャンプ場についたらテントを立てます(意味深)その間にみんなでお肉焼いてろよな!!
こ↑こ↓で火を起こすというミニゲームがあるのですが、関係ありません。睦月君は指先からレーザーを出せるのでそれで着火します。木の棒で火起こしなんてしません!……いいだろお前これRTAだぞ、北京原人じゃねーんだぞ!火打石とか木の棒なんか必要ねーんだよ!!(現代人)
そこへ杏里姉貴がお肉を持ってきます。良いお肉だぜぇ?じゃ、これを焼いていくのですが、その途中ミカン姉貴&ウガルルがレモンかけようとしたり食べようとしたり妨害をくらいますが退けます。別にストーリーに関わらないのでかけられても食べられてもどうでもいいのですが……負けらんねぇんだよ、負けらんねぇんだよ!!!アンタたちにぃ!!!(アスカ)
それはともかく、お肉が焼きあがったのでジュースで乾杯しましょう。リリス姉貴にはお酒、これで良し!!じゃあ、リリス姉貴があと3日の命で終わることに対してカンパーイ(卍解)!
あとは、リリス姉貴がすっぽんぽんの裸踊りをしようとするのを阻止しましょう。ストレスゲージがヤバイことになりま────
アッ!!(スタッカート)
ストレスゲージが溜まりまくってるやん!!!
これはいけません!!いつの間にかゲージがMAX寸前ッ!!管理し忘れかぁ?再送かぁ?とお思いの方々。慌てず騒がず落ち着いて(福ちゃん)
これはこれから始まるイベントの布石なので何も問題ありません。睦月君が主人公の場合、シャミ子ルートあるいは桃ルートがトゥルーエンドに相当するのでこれが発生するということはもうすでにトゥルールート確定です。
た だ し
ここからは結構シナリオ的にキツイ、辛い展開があるので桃が好きというお方にはオススメできません。見たくなければ帰れ!(碇ゲンドウ)
解説している間にそろそろ山の神にシャミ子が意識を幽閉されるのでここからヤバいことが……起こります。
・>もういい……全部、焼く
はい、睦月君の暴走です。暴走状態になったということはNPCモードに入り一切の操作を受け付けなくなります。久々ですねこのモード。暴走したということは視点はいったんシャミ子へ移ります。
なんかファンタジーな空間にシャミ子とデッカイ白いヘビがおります。これが山の神様です。これがとぐろ巻いて山になったらしいっすよ、つまりUN────(強制終了)
ここで山の神から重要なワードの光の一族のことについて聞けますが原作通りなのでスルー。差違だけ言うのであれば、C-ガイムのことについて若干知っているようです。なんでもかつて交渉でスペースブリッジを設置する許可をもらったらしいっすよ。……その割にはあまり、C-ガイムを快く思ってないようですがね。
曰く、「外」から来たからだと言っております。外って何の外だよ?まあいいや!
視点は再び、睦月君側に移り暴走のその先を……見せてやるよ……(震え声)
彼がなんか変なオーラまとって宙に浮いております。しかもその遥か頭上には太陽みたいな灼熱の玉が浮かんで────これデスボール?まあ、いいでしょう(注釈)(良くない)
こうなった彼を元に戻す方法は……
────彼を殺しましょう。
大丈夫!彼は再び復活するのでなんの問題もありません!!自爆保険に入っているので睦月君の自爆プロセスを発動します。……発動します。……発ど………………しない?なんで?(殺意)
『コード拒絶:別プランでの阻止を提案中』
は?………………じゃあ、物理的に殺す……なんていうのは……
ああ、ダメですね……そりゃみんな彼を討てるわけがありませんよね。知ってます。
Q.じゃあどうすんの?
A.つみです。でなおしてまいれ。
………………アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!もうヤダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ここまで来たのに!!再走?ヤダ!!小生ヤダ!!何とかして……何とか……ナントカ……
『────強制終了プロセス……生体プログラム強制停止』
……え?……え?────────あ、ああ!!そうだった!!
ポット君には睦月君が暴走状態でも殺せるように自爆以外でも心停止させることができるんですね。
……じゃあ、普段から自爆じゃなくて心停止使えばいいんじゃない?とお思いの視聴者の方々に申し上げますと心停止だと生体サイクルが狂う!ので普段は自爆プロセス挟んでいるわけです。
設定上では、自爆しなかったという結果を少しずつ別々の世界線から引き寄せて再生しているというからくりです。要は一から作った方が早いんですね。……それはそれでなんか業が深いですけど……まあいいでしょう。
こうして地球は救われたのでどうでもいい!!こんな状態ではキャンプも続けられませんし終わり!閉廷!!帰りましょう!!
♦
それは恐るべき轟音だった。
それは神々しい輝きだった。
それは世界を破壊する暴力だった。
シャミ子が山の神────大蛇によって意識を幽閉された。それを聞いて睦月の中で何かがぐつぐつと沸きあがる。この感情が叩きつけられるべき場所は大蛇の体すなわち、今踏みしめている大地だ。
「シャミ子を────返せ」
怒り。それだけが彼の心を支配していた。
「待て!!睦月!山を消しても────」
リリスの制止も振り払い、
「────アクセス」
それは亜空間から魔人を呼び出す言葉。それが意味するのは睦月が本気になったということの他ならない。確実にこの山を消すつもりなのだろう。しかし、それはポットによって阻まれる。
『変身コード:非承認』
魔人は使用する本人の精神状態が安定していない場合ないし緊急事態以外には呼び出すことはできない。万が一、悪魔のささやきに乗せられその力を悪用されないようにだ。
ポットの判断からして彼が冷静ではないのが見て取れる。そんな状態で使用するなどもってのほかだ。これで睦月があきらめてくれるか?答えは否だ。変身コードを拒否された彼は、ゆっくりと宙へ浮かびあがる。
「もういい……」
「────全部、焼く」
そう言い放つ。ゆっくりと高度を上げていく彼の姿が月光によって生じた影で黒く染まっていく。
「睦月……何を……」
桃のつぶやきは宙に消え、彼の姿が月を背後に完全に真っ黒に変貌した後で彼の手から煌々とした光が一つ夜空に向かって放たれて────
ゴウ、と小さな音が聞こえた気がする。それが太陽のように一段と大きくなり周囲をまるで昼間のように明るくして辺りを照らし出す。事情を知らぬ人間が見れば何かしらの自然現象かなにかだと思うだろう。
「睦月……君?」
困惑する一同をよそに冷静にポットは分析を始める。
『推定:火球の表面温度5000℃以上』
「それって……!」
5000℃以上。太陽の表面温度はおおよそ6000℃といわれている。たった1000℃違うだけとはいえ、あんなものが落ちてくると想像すると悲惨な光景が脳裏に浮かび桃はゾッとした。
こうしている間にも、彼は小さな太陽を落とすだろう。しかし、そう簡単にはいかない。
『自爆シークエンスへ移行』
ポットの電子音声が割り込み、火球を落とさせまいと睦月を崩壊させるコードを送信する。
これならと一瞬の期待が舞い降りる……しかし、その希望は……
『コード拒絶:別プランでの阻止を提案中』
無情にも打ち砕かれる。
「なんで!?」
桃の金切り声にも似た声に対して淡々と
『不明』
ポットは述べた。
ポットによる管理を外れ暴走を始める睦月を止める手段は現段階ではもうないだろう。ポットの提案を待つ?いつまでかかるか分からないものを頼る?
大きく息を吸って吐いて……手を開いてから、強く手を握りしめる。
打つ手はない彼を……
「ミカン────睦月を……」
絞りだして、声を放つ。
「撃って」
その判断に周囲は桃に一斉に視線を向けた。驚愕に困惑、そんな視線だろうがそれでも一度決めた決断は覆さないと決めた。
「桃!なんで!」
「────撃って」
「そんなのできるわけないでしょ!!」
「……撃って……じゃないと」
「相手は……睦月くんよ!!そんなの────できるわけ……」
「待ってよ……撃つとか、撃たないとか何言ってるの?」
声を絞り出すミカンに困惑する杏里。状況がよく理解できていないウガルル。場は混沌を極めていた。ここにいるのは魔法少女にその使い魔と一般人だ。魔法少女たちは怪異を撃破経験こそある。────では人は?
人の手で人を……そんなこと彼女らにできるわけがない。
友を殺めるなど正気の沙汰ではない。
このまま────彼がここに太陽を落として、みんな
『────強制終了プロセス……生体プログラム強制停止』
すべてが止まった。睦月は、急にその力を失い自由落下の形で地面へ真っ逆さまに落ちていく。ポットだけがその中で動いていた。
あぶない!!────誰かがそう叫ぶ。彼が地面に落下するその寸前にポットは人よりも小さい手、マニピュレータをかざし落下寸前のところで体はピタリと止まる。
「ポット……君?」
震える声で桃は、呼びかけるが返事はない。そのまま彼を連れて空を飛んでいく。
「────待ってよ……どこへ……」
呼び止めようとする桃の制止も聞いてか聞こえずか、そのまま夜空に消えていく。残された彼女らは、ただ立ち尽くす。
数秒、あるいは数分だったかもしれない。静かな場を破ったのはミカンだ。
「ねぇ……桃、シャミ子のこと……」
「……分かった」
ミカンの声に小さく返事をしてからシャミ子の身体に向き直る。その身体に向けられる目は愁いを帯びている。あの時どうすればよかったのか?どうすればあの時……後悔が後からにじみ出してきて、胸を締め付ける。
どこから間違えたのか?どこで間違えた?
その擦り切れそうな心でシャミ子の救出に挑み続けた。
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