まちカドまぞくRTA シャミ子√周回データ使用チャート 作:hook arm
あんなに一緒だったのに
真相がわかる(分からない)RTAの32回はーじまるよー!!前回、睦月が暴走してキャンプが台無しになって……もうグッチャグチャでしたね。で今回なのですが、睦月君がアパートにいつの間にか帰ってきているところからスタートです。
Good morning!!おはよう!ばんだ荘のみんなに声をかけましょう。……あれれ?おかしいね。みんなの像がなんかブレているよ。どうしたのかなぁ?(すっとぼけ)
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……え?なに言ってんの?……え?待って……と、初見の方々は驚いておりますことでしょう。ネタバレしてしまうと睦月君は発狂してしまっております。いわゆる、らりるれろ!状態です。おっ、脳みそ大丈夫か?
前回のアレによってもう心がダメなんやな……
急に謎の言葉を発しだしたみんなに対し睦月君は逃げ出します。次第に化け物のような姿になっていき……
「'&'%=(~|#」
てなわけなので(逃げ……る必要は)ないです。初見は逃げてしまうイベントでしょうがRTA的には捕まった方が早いです。おとなしくするアル。逃げられへんぞ!と、いやいやと抵抗する睦月くんが超能力で反撃しようとしますが、急に意識が落ちます。墜ちたな(確信)
このあと、また吉田一家の部屋にぶち込みましょう。こいついっつも吉田家にぶち込まれてんな?
そこで話し合いの場を設けましょう。
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操作キャラは変わってシャミ子となります。で、現在はポット君を呼び出してシャミ子、ごせんぞ、桃、ミカン姉貴、清子さん、さらに小倉ァが集まっております。どういうことなんだコルルァ!!と問い詰めているシーンに移り、尋問を開始。
カツ丼食えよ……カツ丼食えよ!!と、カツ丼を勧めようとするのは置いておきましょう。ロボットなんで食えないし……と、だんまりしているポット君がいきなり流暢に語りだしました。キャアァァァァァァァァァァァァァァシャベッタァァァァァァァァァ!!
あの事務的なボイスをやめられるなら……最初っからしっかり喋ってよ!!
気を取り直して彼から告げられた真実は、今の睦月君は睦月君ではないということです。( ゚Д゚)ハァ?と思うかもしれませんが事実です。
もっと詳しく説明するのであれば、睦月君は過去に肉体的にも精神的にも大きなタメージを負ってしまいました。幸い肉体の方は治りましたが精神はそう簡単には治りません。衰弱していく彼を何とか生き長らえさせるため、彼に人格矯正プログラムを植え付け♂ました。これによって一命をとりとめ普通に生活を送ることができていたんですね。
しかし、そこへ桃が現れて人格修復に異常が発生。それが現在にまで及んでしまっている、こんな状態ですね。
え?なんで桃がいるとおかしくなっているの?と疑問の兄貴たちいますよね?実は……過去に睦月君と桃は出会っております。ある事情で離ればなれになってしまったもののこうして再会できてよかったな!
────な訳ないんだよなぁ!睦月君がおかしくなってるんだからYO!!
過去に二人の間に何かがあって、こうなってしまったんだよなぁ……で、実はミカン姉貴とも出会っております。ただし、一回だけなのでよく覚えていません。というか彼、桃にボコボコにされてギャン泣きしてたそうです。かわいいね♡
じゃあ、ミカン姉貴の時のようにシャミ子が入って人格を修復……ってのはできない?と提案がありましたが、なぜか入ることができません。なんでぇ?と首をかしげる一同。
『脳波レベル低下。心理空間への侵入路:形成不可』
ポット君も何もできないという状況です。考えられる理由は彼自身が入られるのを拒んでいるからでしょうか。異様にまで高い防御力はそう言うことなんですねぇ……
現状は放置しかありません。だって、どうしようもできないし……君らが……弱いからっ!!(キラ)
もう一回人格を修復すればいいんじゃないか?と思う方もいらっしゃるでしょうが時間がかかる上、身体に負担がかかる施術を行えば廃人ルート待ったなしです。
自爆してもいいのですが、無限ループ編に突入してしまうので……
………………詰んでね?これ?
一応、シナリオ上問題はありません。このまま放置してもEDはもう決まっているので大丈夫だって、安心しろよ~
じゃあ、今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
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この出会いは必然であったかもしれない、偶然で合ったかもしれない。こうして再びであったのだ。電子頭脳の中で馬鹿にしていた「運命」とやらを信じてみるのもありかもしれない。
シリアルナンバー、12931。
始まりは、
「アイツを守れ」
その命令に従って今日に至るまで、甲斐 睦月を守り続けて来た。
出会った時の印象は、ひ弱な少年。前向きとは言い難いまさに守られるべき存在ともいえる、そんな子供だった。
『事故』にさらされ家族を失った彼は、まるで抜け殻のようだった。ベッドの上で虚ろな目をして点滴に繋がれている彼を認識した際には、センサーで映さずとも衰弱しているとわかるほどであった。
彼を────生かす。
そう判断した瞬間に人格矯正プログラムを施した。これは長い時間をかけて人格を矯正及び、修正するものだ。鎧──C-ガイムの影響が未知数であることを考慮し安定させるためのプログラム。
加えてもう一つ。人格のサンプリングとして周囲の人物からの性格も参考として収集を開始する。
以前のような後ろ向きの性格ではなく、周囲に馴染めるように明るめの性格になるように矯正する。基本のベースは前所有者のものをベースに周囲の人物からの影響も与えてみる。
結果として、彼は引っ込み思案な性格から明るい性格へと変化した。
しかし、なにかしらのきっかけで矯正前の性格が顔をのぞかせることもあるようだ。心理的ストレスに弱く、動揺しやすい。これが彼に当てはまる。ストレスの蓄積はC-ガイム側にも影響を及ぼすことが発覚し”振り切れる”と制御が不能になる。
ではどうするべきか?定期的なストレスのリセットを行うには、甲斐 睦月本人を
────殺す。
人間の倫理観であれば禁忌ともいえる方法だ。命を簡単に消滅させる……それがいかに異質な行為であるか。だが、彼は普通ではない。C-ガイムを所持し、圧倒的な能力を持っている。それを利用するのだ。
”結果”を操る力を利用し、爆発しなかった結果を引き寄せ無傷の彼を顕現させる。これが世界を終わらせない方法なのだ。
矛盾していると、頭脳回路に反芻する。町を守る、という命令は受けていない。
優先するべきは睦月だ。
なのに……なぜ、
……
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吉田家の居間にてポットは睦月の状態すべてを語る。これまで接してきた彼は偽りのものであったこと。それはこの場にいる者たちに衝撃を与える。特に絶句していたのがシャミ子と桃だ。
「……これまでの睦月くんは……」
長い間接してきた彼女にとってはこれまでの出来事も共に分かち合ったあの感動も経験も全部────
一方の桃は黙ったまま、うつむき続ける。
『桃』
『すまなかった』
『メタ子と協議の結果、君にはしばらく真実を語らないことにした』
彼女には酷な真実だと、彼らは判断した。
「私は────」
『桃。君はもう何も背負う必要はない。君が睦月と再会してしまったのは……』
「いいよ」
桃がポットの言葉を遮る。
「誰かを苦しめてばっかだね……私」
大粒の涙が畳の上にポロポロと落ちていく。ミカンが桃を慰めようとそっと手を伸ばそうとする前に彼女は立ち上がり、逃げるように部屋を後にする。
桃が去り部屋が静まり返る。雨でもないのにしっとりとした空気が辺りを包み込む。誰も何も言わない。言えない。これからどうすればいいのか、誰も分からないのだ。
そんな最中、シャミ子がゆっくりと立ち上がる。
「ポット君、私……睦月君の中に入ります」
『進入路の形成は────』
不可能という言葉をシャミ子が遮る。
「ないなら……探しましょう、このままなんて嫌です」
ポットを見つめつつ、はっきりとやりたいことを伝える。
「睦月君を助けたいです、ポット君だって睦月君を守ってきたのなら……手立てを探しましょう!」
シャミ子がここまで強気に出るのは幼馴染であるだけではない。築いてきた思い出がすべて嘘だったと否定したくないがためだ。彼女の中での睦月は昔から何も変わっていない。意地っ張りなところもあって、女の子がちょっとだけ苦手なところもあって。それから……と考えてもキリがない。彼の良いところ、悪いところを知っている。
「私……また会いたいです」
「睦月君に……会いたい!!」
「私もこんなんじゃダメって思うわ!」
次に声を挙げたのはミカンだ。
「ポット君がどんな気持ちで抱えて来たのかわかる気がするもの」
自分の中にウガルルを抱えて、いろんなものを傷つけてしまった彼女だから何となく
最も、ロボットだからそういう気持ちは薄いのかもしれないが。
そして、やってしまったことの重さをこの前味わった。そのときポットはどういう心境だったのだろうか。
「睦月君とポット君にはウガルルのお礼もあるしね」
少しはにかみつつ、続けて
「桃のことは任せなさいな」
そう言って、部屋を出て行った。桃と付き合いの長い彼女なら、なんとか桃を立ち直らせてくれるだろう。そう信じてシャミ子はミカンを送り出した。
「じゃあ、私はもうちょっと探ってみるね」
次に声を挙げたのは小倉しおんだ。ノートパソコンをわきに抱え、ポットに向き合う。
『小倉……しおん』
「これまでシャミ子ちゃんが入ることができたのならそれの応用で何とかできないか探るね」
────後で、ごせん像も借りるから~
声はほんわかしているがどこか真剣な声色もところどころに含まれている。PCと共にポットを伴い睦月が横になっている奥の部屋へ消えていった。
残されたのは、シャミ子とリリス、清子のみだ。シャミ子は自分も遅れずにと小倉の後を追って、隣の部屋に行こうとして
「優子、ちょっといいですか?」
清子に止められる。彼女の方に振り返るといつもよりも真剣な顔がそこにあった。
「睦月君のことです」
母の真剣な表情からの告発をシャミ子は受け止める。
真実を。
♦
桃は自室のベッドの上で膝を抱えてじっとしていた。聞こえる音は、たまに自分が動いて衣類がこすれる音だけ。
あの時、なんで────もっとどうして────
痛い。
苦しい。
でも、仕方がないんだ。すべてのことは自分がやってしまったのだから。引き金を引いたのは私なのだ。これは、罰なんだ。
自分がやってしまったこと自責の念、それらが渦巻いて彼女を追い詰めていた。ドロリとしてこの感覚が身にまとわりついて体を重くする。
桃は魔法少女であるが闇落ちは、しない。すでに、闇落ちは経験している。ゆえにこうして魔力の急激な消耗で消滅することができない。そのことも桃は知った上であえて苦しみを受け入れている。永遠に苦しんでしまえばいい、彼女はずっとそう考えている。
部屋で一人つぶやく。
「ゴメンなさい……」
「私が────睦月を……」
「────壊した」
痛みも苦しみもまだ終わりそうにはない。
夕暮れはもう違う色
※実は昨日(25日)投稿予定でしたが今回の内容があんまりにも……なので見送らせてもらいました。ご了承ください。いや、してもらう!