途中、人によっては長門がゾー○ンぽくみえるかもですが、もみじおろしはされないのでご安心を......
正に圧倒的と言う他に無かった。
大袈裟かもしれないが姫級を相手取るというのはそういうことなのだから。
敵であるならば脅威であったが今回ばかりは、どうやら味方の様だ。
とりあえず礼と確認事項を兼ねて通信を入れてみよう。そう思いながら無線機を手に取ったのであった。
『こんにちは
無線機から入ってきたのはやけに気取った様な声であった。
『私はドイツ第三帝国所属 last battalion ミレニアム旗艦 ヒンデンブルク級空中戦艦Deus Ex Machinaだ。今回旗艦らの艦隊が窮地に陥っていると見て助力させてもらった。』
なるほど、やはり
それより、今回はこちらが助力を受けた立場であるにもかかわらず先に挨拶をさせてしまった事を申し訳なく思いながら私は無線機を手に取った。
「私は日本国海軍横須賀鎮守府所属
長門型戦艦一番艦長門だ。
旗艦らの助力においては感謝の言葉も無い」
事実この言葉に嘘偽りは無い。
彼女らの助力が無ければ、私も第六駆逐隊の子達も無事ではすまなかっただろう。
あの子達は無事に鎮守府へと行き着いたのだろうか......
そんな事を考えていると、再び通信機から声が入ってきた。
何でも折行って頼みがあるので直接会って話をしたいとの事だった。
私は一瞬考え込んだものの恩人の願いを無下にはできないと思い了承の返事を返した。
「了解した。
私自身も直接会って礼を言いたい。
今、内火艇の受け入れ準備を......」
と言ったところで相手側から静止の声が入った。
『あぁ、その必要は無いよ、別の移動手段があるからね。
では、甲板上で会おう』
「あ、あぁ......」
そう返事を返したところで通信が切れてしまった。
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とりあえず約束の通りに甲板上にて待っていると、突然背後から声をかけられた。
私が何とか動揺を隠しながら振り返ると、
そこには、四人の艦娘......いや違うな。
艦娘が一人と三人の艤装妖精がいた。
まず真っ先に目がいったのは、艦娘......の隣にいる白衣の艤装妖精だった。
スラリとした体型に肩口辺りで切りそろえた金髪、奇妙なメガネをかけているが、あれについては覚えがある。以前青葉のカメラが故障してしまい、丁度忙しい時期の明石を頼るに頼れず、地元のカメラ屋に付き添いで行ったことがあるのだが、その店の店主が似たような拡大鏡をつけていたのを覚えている。
であれば、あの艤装妖精は技術職とも見れる訳だが......異様なのはその格好だ。
身につけた白衣にはべっとりと赤黒い血がついており、時折こちらを品定めする様な目つきで見てくる。
次に目がいったのは、駆逐~軽巡位の見た目の
普段の私なら真っ先に飛びつくのであろうが......
不思議とその気はおきない。
何故だろう...その笑顔の裏にどす黒い
その次に目がいったのは、猫耳の
2mはある身長に、銀髪褐色肌で能面の様な無表情の奥の目は先程の白衣の艤装妖精とは別の意味で品定めをする様な目つきをしている。
最後に目がいったのは、この中で唯一の艦娘であった。服装は黒衣の軍服、その上から真っ白のロングコートを羽織っている。くすんだ色のセミロングの金髪を右側のみバックで固めており、その顔は整った顔立ちをしていたが、その他の要素がそれを台無しにしてしまっている。
人形の様な精巧な顔は、底冷えする様なニタニタとした薄ら笑いを浮かべており、その半月形のメガネの奥の目は、泥の様に濁りきっている。
(何だ、何なんだコレは......)
私はこの感情を知っている。
骨の髄まで凍てつく様な感覚と共に吹き出る冷や汗。
この感情はそう......恐怖だ。
ビッグセブンとまで呼ばれたこの私が、
明確な根拠はない。
ただ私の中の、歴戦の猛者長門としての本能が
この艦娘を危険だと言っている。
動揺を必死に隠しながら会話をして、わかった事としては、彼女らは気がついた時には海のど真ん中にいて、所属先も無いため私の鎮守府へ所属できる様提督に掛け合ってほしいと言うのだ。
ここで私は悩んだ。
所属させる事でのメリットとデメリット、
先程私自身が本能的に感じた恐怖、手元に置くことでできる監視、今の日本に必要な戦力、ドロップ艦を発見した際は即座に連れ帰る様に明記されている軍法、
それらを含め考えた結果私は彼女らの要求をのむことにした。
無線機を手に取り待つこと数瞬、乱暴に無線機を取る音と共に提督の酷く焦りの伺える声が入ってきた。
『長門?!長門無事なの?!』
私は提督のそんな様子に深い申し訳なさを感じた。
「あぁ、私は無事なのだが、実は......」
私を助けてくれた未所属の艦娘がおり鎮守府への所属を望んでいる。
という内容の話を伝えると、『まあ!仲間が増えるのね!』と言う提督の嬉しそうな声を聞き、見るからに
------------------帰りたくない............。
そんなこんなで話し合いにもまとまりがついてきた頃、白衣の艤装妖精(確かドクと言ったか)が何やら無線機片手に報告をしていた。
何でも先程の戦闘にて捕虜を捕らえたそうなので連れてくるよう指示を出したらしい。
「ん?そういえば、流れで連れてくるよう指示を出してしまったが、そちらでは捕虜の扱いはどうなっているのかね」
と質問してきたので二年前におきた捕虜の脱走事件とその後の対応について話していると、
武装した艤装妖精達が二名の深海棲艦、重巡リ級と戦艦ル級を連れてきたのでさっそく尋問を始めたのだが......
「自分達ハ何モ喋ラナイ」「我々はタダ人間共カラ海ヲ守ッテイルダケデアル」の一点張りなのだ。
これについては予想はついていた。
というのも過去に深海棲艦を尋問してきたことは度々あったのだが、一度として口を割ったことは無いからだ。
となればもう殺すしかない。
可哀想ではあるがここで逃がした敵が、明日の味方、明後日の自分を殺すかもしれないからだ。
(ここはせめてもの情で痛みなく殺してやろう)
そんな事を考えていると、隣にいた艦娘 Deus Ex Machinaが底冷えする様な笑みを浮かべて一言
「何だ、随分と苦しそうじゃあないか早く楽にしてさしあげろ。
あぁ、そうそう弾薬は無駄にするなよ?」
何?今こいつは何と言った?
私がその言葉を死刑宣告であると理解した瞬間。
「グアア゛ァア゛ア゛ア゛」
「アア゛ァアア゛ア゛アァアア゛!!!アイタイイダイィタイイィダタイィイダイダイ!!!!!」
鎖で拘束された彼女らは、牙をむきだした艤装妖精によって生きたまま喰われていた。
私はしばし呆然として見ていたが、
ふとこの惨劇の元凶を見やってみると......
唯ひたすら
あぁ、こいつはダメだ。
コイツらだけはダメだ。
------------------狂っている。
第一勘違い、やっと到達したか......
補足解説
ドクの目線→研究対象&長門を見極めるべく......
大尉の目線→コイツ強そうだな......
シュレの腹黒→死んだ仲間を虫呼ばわり
主人公→見た目少佐の時点でアウト
投稿主の学生という身分の関係上、毎日投稿が難しくなると思います。
では、次回をお楽しみに!