戦争狂じゃないんです!!   作:ベーコンエッグトースト

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お待たせいたしました!

ついにこの時がやって来ました。

正直このために当ssを書いたと言っても過言ではないですね!(次回になりそうですが......)

※特に必要ないかな、と判断したした際は少佐フィルター主人公の内心をカットさせて頂きました。(そう!決して!!面倒くさくなったとか!そういう事じゃあ無いんです!!!)


第四話このクソゲーにはせめてムービースキップ機能をつけろ

(ウ゛ウォオエ゛エ゛......)

 

目の前の惨劇に内心吐き気を催した俺だったが、幸い少佐フィルターのおかげで表には出なかったようだ......

 

にしてもコレは酷い......

 

確かに!

 

確かに!内容的には間違いないけどさ!

 

あの言い方だったらモロ喰い殺せって言ってるようなもんだろ!

 

アホなの?!

 

バカなの?!

 

死ぬの?!

 

あぁ!死んだよ!(長門からの信頼)

 

 

 

 

あぁもう甲板もスプラッタだよ......

目の前で長門さんも唖然としてるし......

 

そんなふうに惨劇の跡を呆然と眺めていると目の前で沈黙していた長門さんから一言、

 

「お前は......何だ......?」

 

と、問いかけられた。

 

いや、まぁそうですよね!

こんだけ汚しといて何様のつもりだと聞きたくなる気持ちもわかりますよ!

 

でも正直、今スプラッタシーン見せられたせいで、結構いっぱいいっぱいなんですよ......

 

そんな訳で俺はごめんなさいの意をこめて長門さんに一礼してミレニアムへと帰って行った。

 

 

 

 

とりあえずその後の移動については何の問題も無く、横須賀鎮守府へと到着する事ができた。

 

そこは問題無い。

 

鎮守府の艦娘、職員、憲兵、提督総出で出迎えてくれた事についても好意的なスタートを切る事ができるだろう。

 

 

ただ一つ。

 

 

ただ一つ問題があるとすれば......!

 

 

 

 

何でお前ら(ミレニアム)ナチス式敬礼で整列してんだよ!!

 

 

俺自身の水溜まりよりも浅いドイツ知識を総動員して考えた結果......

 

確かアレって総統への敬意を表すためのものだよな......

 

What?

 

お前ら何してくれてんの?!

 

総統自身、もしくは血縁者の可能性が高い少佐にソレ(・・)をするのはまだわかるけどさ!!

 

一介の艦娘にしかすぎない俺に、な〜んでソレをするかな!!

 

ほら!!見てご覧よ!!

到着した時はあんなにも歓迎ムード漂っていた鎮守府の皆さんの表情が完全にひきつってんじゃん!!

 

 

 

待て

 

落ち着け

 

まだ焦るべき時では無い......

 

シナリオは充分に修正可能範囲だ。

 

ここで挙げられる選択肢は二つ、

 

①HELLSING第四巻の少佐よろしく、堂々と出ていく

 

②裏口から出ていって普通に挨拶をする

 

 

俺はこの二つの選択肢を天秤にかけることにした。

 

①を選んだ場合のメリットはミレニアムからの失望を買わずに済むことだ。失望買って惨殺ENDとかシャレにならんからな......

デメリットについては鎮守府の方々からの第一印象が最悪になる、というものだ。

 

②を選んだ場合、鎮守府の皆さんからの印象は良くなるものの下手すりゃミレニアムの大隊員に殺されてしまう。

 

そうしたメリット、デメリットを天秤にかけた結果......

 

 

 

_______________________________________________

 

 

 

『『『『Sieg Heil!』』』』

 

 

 

 

 

俺は今現在、ミレニアム大隊員からの敬礼を挙手で返しながらレッドカーペットの上を歩いている。

 

 

 

いや〜、人間目先の恐怖には耐えられないもんだよ ......

 

だってアイツら(大隊員)すげぇ、キラキラした目で見てくるんだもん!!

恐ろしいったらありゃしねぇ!!

 

そんな訳で大隊員からの期待に屈服した俺は総統&少佐よろしく、堂々とした態度(見た目は)を持って敬礼を受けている。

 

(心頭滅却 火もた涼し 心頭滅却 火もまた涼し......)

 

 

 

そんなこんなで歩いていくと、レッドカーペットの終わりの部分に人影が見えた。

 

 

身長160程でセミロングの少し癖のついた茶髪、タレ気味の目とどことなく柔らかい雰囲気があることから思わず護ってあげたくなる印象を受けるが、

 

その目の奥に宿る強い決意と白衣の軍服(・・・・・)は彼女がこの鎮守府の提督である事を雄弁に物語っていた。

 

 

頼むぞ少佐フィルター、これからお世話になる相手なんだ。できるだけ丁寧に......

 

 

そんな俺の願いが通じたのか、はたまた少佐が作中形だけの敬語を使っていたこともあってか比較的物腰丁寧に話を始める事ができた。

 

(こんにちは佐々木 美穂さん

私はドイツ第三帝国所属ミレニアム旗艦デウス・ウクス・マキーネと申します)

「あなたが横須賀鎮守府提督、ミホ ササキ殿ですな。

お初にお目にかかる。

私はドイツ第三帝国国家社会主義ドイツ労働者党武装親衛隊last battalionミレニアム旗艦Deus Ex Machinaと申します」

 

よし、足りない部分は少佐フィルターが補ってくれたし、事前に長門さんから提督の名前を聞いていた事によって心理的な好感度の上昇(テレビで見た)も期待できる!

 

 

「ご丁寧にどうもありがとうございます

私が横須賀鎮守府にて提督を務める

佐々木 美穂と申します。

階級は少佐をいただいております(・・・・・・・・・)

 

 

とりあえずは順調な滑り出しを切る事ができ立ち話もなんだ、という事で提督の執務室にて細かい話し合いをすることとなった。

 

 

_______________________________________________

 

 

 

執務室へと移動しお茶を出しに来た北上さんが退室した後話し合いを始めた。

 

「改めて自己紹介するわね

私が横須賀鎮守府提督佐々木 美穂少佐よ

今回、長門を助けてくれてとても感謝しているわ」

 

ちなみに道中の話し合いで互いに敬語は無しと言うことになった。

 

「では私も改めて自己紹介を

私はドイツ第三帝国所属last battalionミレニアム旗艦ヒンデンブルク級空中戦艦Deus Ex Machina

今回我々ミレニアムを受け入れて頂いたことについては感謝の言葉もない」

 

互いに改めて自己紹介を終えると佐々木提督は真剣な眼差しで俺に問いかけてきた。

 

「私が聞きたいのはただ一つ。

あなた達ミレニアムが艦娘となる以前にどう行った部隊で、どのような任務を行っていたのかについて、

これは大本営に所属証を発行してもらう上での必須項目なのよ」

 

 

そう言う佐々木提督の問に対して考えたのは、

話しても問題は無いか......と言う事だったのだが、

どの道所属する上で隠し通す事はできないし、

もし仮に特秘令であったとしてもドイツ第三帝国は既にこの世に存在しないので話しても問題は無いだろうと考えミレニアム(・・・・・)の存在について打ち明ける事にした。

 

 

 

「提督殿はナチスドイツの都市伝説について知っていますかな?」

 

 

と言う俺の問に対し佐々木提督は怪訝な顔をしながらも答えてくれた。

 

「えぇ、この前テレビで特集を組んでいたのである程度は知っているわね」

 

黄金列車

 

火星人との関係

 

浮遊円盤

 

ロンギヌスの槍の捜索

 

出て来る話は誰が聞いても荒唐無稽と思うような、有り体に言って突拍子の無い話ばかりであった

「えぇ、多方都市伝説については間違いないです。

では提督殿はこの様な都市伝説を聞いたことはあありますかな?

ナチスドイツの作ろうとした不死の軍団と

第三帝国最後の大隊の話を

 

俺がそう問いかけた瞬間佐々木提督は、

まるで全ての言葉の意味が合致したとでも言わんばかりに身を硬直させ、恐る恐る口を開いた。

 

「つまりあなた達の正体は......」

 

「えぇ、あなたのご推察の通り人造吸血鬼化技術によって誕生した不死の戦闘団(カンプグルッペン)

第三帝国最後の大隊last battalion」

 

 

 

言い切った、言い切ってしまった。

もう後には戻れないのだろう。

 

ここで避難し追い出されるのであれば他を当たるも良し。

追撃してくるのであれば何とか逃げ切らねばならないのだが......

 

 

 

俺がそんな事を考えていると、佐々木提督は予想だにしない応えを返してきた。

 

 

「あなた達の鎮守府への所属を許可します。

私があなた達に問いかけたいのはただ一つ、

人類の勝利を目的に我々と共に戦ってくれますか?」

 

 

 

俺は佐々木提督の言葉に内心驚きつつもこう思った。

 

あぁ、やはりこの人はとても綺麗な眼をしていると思う。

 

俺自身そこまで壮絶な人生を送ってきた訳では無いのだがそんな俺でさえその様な感想が浮かんでくるそういった眼を彼女は持っていた。

 

 

 

(となれば、答えは一つか......)

俺はそんな事を考えながら一つ頷くと、

 

 

 

「了解しました。艦隊司令殿、

Last battalionミレニアム旗艦Deus Ex Machina着任しました」

 

 

 

_______________________________________________

 

 

挨拶を済ませ話し合いを終えてしばしの間提督との雑談を楽しんでいたのだが、提督の話によると艦隊規模のドロップ艦が着任した際は艦隊を代表して旗艦の艦娘が挨拶をするそうだ。

 

歓迎会は勤務時間を早めに切り上げて18時から行うらしい。

 

 

な の で、

 

俺は執務室から退室した後、

旗艦にある自室にて挨拶の原稿を考えるのであった......

 

 

 

 

18時

 

通常よりも大分早く勤務時間を切り上げた鎮守府の大食堂には多くの艦娘、職員、憲兵が集まっていた。

 

 

俺はどうやら大食堂の奥にあるステージ(多分何か催し物を行う際に使われると思う)にて挨拶を行うらしい。

 

そんな事を考えているうちにあれよあれよと会は進みついに俺の出番が来たようだ。

 

内心ステージ側だけ明るいので学芸会みたいだな、と思いつつステージへと登壇した。

 

「はじめまして横須賀鎮守府 艦娘、職員、憲兵諸君

我々はドイツ第三帝国国家社会主義ドイツ労働者党武装親衛隊last battalionミレニアム大隊」

 

よしよし、出だしは順調だな。

何と言ったって前回少佐フィルターを甘く見すぎた事を反省し今回に限ってはどの様な不測の事態にも対処する事ができるよう。シュミレーションにシュミレーションを重ね原稿を作成練習してきたので今回については、問題は起こりえないのだ!!

 

「今回、我々を受け入れて頂いたことについては深く感謝していると共に今の日本を支える諸君らと共に戦えることを光栄に思う」

 

よし、良いぞ。

後はシメの言葉と乾杯をとれば挨拶は終わり!!

 

 

と、思っていたのだが......

 

 

あ、あれ?

 

 

おかしいぞ

 

表情筋固定→いつも通り

 

少佐フィルター→いつも通り

 

では何故、

 

 

 

身体が指一本動かないんだ......?

 

 

 

「さて、諸君らには我々を知ってもらうと共に私自身も諸君らに問いたいことがある」

 

おい待て

 

そんなん原稿になかったぞ?

 

 

うぉおおお!!うごけジ〇!!何故動かん!!!!!

 

 

 

そう言うと脚が勝手に前に半歩進んだ。

 

 

 

ハッ?!......まさかこの状況は------------------

 

 

 

 

おい待て

 

やめろ!

 

待て!

 

やめろ!

 

やめてくれ後生だ!!

 

 

 

そんな俺の奮闘虚しく身体が勝手に動き一言

 

 

 

 

 

 

 

「諸君私は------------------

 

 

 

 

 

NooooOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!

 

 

 

 




さぁ言え、言え、言え、言え、言うんだフロイライン!!

新キャラクター佐々木提督が登場しました!
守ってあげたくなる系でその尊さは神の如く......!

おっと失礼......

一週間更新で4000字前後は少ない感じですかね?
少ない様ならもう少し足すかも?

まぁ、どう転がったとしても打ち切りにはならない、もしくは首の皮一枚つなぎで生存しておりますのでご心配無く。

次回演説

お楽しみに!!
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