戦争狂じゃないんです!!   作:ベーコンエッグトースト

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重ね重ね言いますが主人公の少佐フィルターの表現方法については投稿主がストーリー進行上支障をきたさないと判断した場合省略しています。ご了承ください



それでは本編どうぞ


第七話なんで艦これ世界に転生してまでむさ苦しいオヤジどもに囲まれなきゃいけないんだ前編

「おはようございます。代行指揮官殿」

 

 

朝起きたら美人さんに見つめられていた。

 

............。

 

 

 

いや、どんな状況だよ!

 

待てよ、まてまて......

俺は昨日何をしていた......?

 

歓迎会で↓

 

挨拶したけど↓

 

やべぇヤツ扱いで↓

 

ぼっちになって↓

 

ポケット探ってみたら↓

 

少佐の所持品が入ってて↓

 

絶望感を感じて(勝手な妄想とリンチへの)↓

 

落ち込んでたら↓

 

佐々木提督に抱きしめられて↓

 

バブみ感じて↓

 

寝落ちした↓

 

起床←今ココ

 

 

うん......

 

 

 

────はァァアア゛ァァ?!!!!

 

 

何やっちゃってんの俺?!!!!!

 

抱きしめられて安心して眠るとか大の大人の男としてめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど?!!!!!!

 

と言うか、マジでここどこだ?!!!!!

 

 

うん?というか、この美人さんよく見たらドクだ。

 

 

アィゑヱェエ?!!!

 

ナンデ?!

ナンデ?!!ドクナンデ?!!!!!

 

 

イスの背もたれから上半身をおこして辺りを見渡す。

 

 

壁一面に貼り付けられたメモ用紙

 

机と椅子が大量に置かれていて

 

巨大なガラス窓の向こう側には血まみれの施術台が置いてある............

 

 

 

ここドクの実験室じゃね......?

 

 

いやいやいやいやいや!!!!

ちょっと待て、落ち着け俺

beecoolだ、そうビークール......

 

マジでなんでここにいるんだ、俺?

 

(あの〜ここ実験室っぽいんですけどなんでここにいるのですかね......?)

「ん?ドク

ここはドクの実験室に見えるが昨日何があったか教えてはくれないかね?」

 

まさか寝ている間に怪しげな人体実験でも行われたのではないかと警戒した俺だったがどうやら余計な心配であったようだ。

 

「はい、代行指揮官殿

昨日はお疲れだったようで提督殿が運んで来てくださったのですよ。

一応不調の有無を確認するために健康診断(・・・・)を行わせていただきました」

 

 

うん、どうやらドクは心配してくれただけのようである。

 

いやまぁ、普通に考えてそうか。

アイツらの中での俺はアイツらが思い描く通りの代行指揮官、夜風の中で寝落ちしたとならば一応は体調不良を心配してくれるか。

 

「そうか......後で提督殿には礼を言っておかねばな......」

 

 

 

さぁて♪

昨日はほとんど艦娘達と交流することができなかったし、今日こそは頑張って仲を深めるぞ〜♪

 

_______________________________________________

 

 

 

............。

 

 

..................。

 

 

............うん。

 

 

そう思っていた時期が俺にもありました。

 

艦娘と仲良くなる......

 

そんな淡い希望を抱いていた俺は、今現在進行形で......

 

 

 

鎮守府の公用車で移送(ドナドナ)されています

 

うん......なんでこうなったか気になるよね?

 

気になるよね?

 

気になるよねぇ?(圧)

 

 

よし、気になるか ならば話してしんぜよう......

 

 

 

マキナちゃんの短編劇場(*.゚ω゚)

 

マキナ「ワアイ、カンムスタチトナカヨクナルゾオ!!」

 

テイトク「アッ、マッテマキナ」

 

マキナ「ナンダイ?テイトクドノ?」

 

テイトク「キョウハ、ダイホンエイ ヘオデカケヨ」

 

マキナ「ヤッタァ!デェトダァ!!」

 

 

んなわけあるかァあぁああ?!!?!!!

 

 

 

どう考えても、会議だよ!!

 

★KA★I★GI★

 

 

 

絶対演説の件とかそういうのだって......。

 

 

そんでもって「こいつ危険因子っぽいから粛清ねぇ〜」とか言われるんじゃないの?

 

 

 

粛★清だよ?!syukusei!!

 

冗談じゃねえ!

マジで、なんでこう危険続きなんだよ!!

 

 

内心、恐怖に震える俺は無意識のうちに隣に座る佐々木提督の手を握っていたのであった。

 

 

 

_______________________________________________

 

 

 

 

大本営へと到着した俺たちは手続きを済ませた後、奥の会議室と思わしき場所へ通された。

 

 

(うわぁ......結構人がいるなぁ............)

 

 

各鎮守府から提督が集まってきたのだろうか。

 

会議室には既に多くの提督と思わしき人々が集まっていた。

 

 

 

え?マジで??

こんな大事なの?

演説一つで?

 

やべくね?

 

 

俺がそんな風に内心頭をかかえていると......

 

 

「チッ!アイツだ......横須賀の青女だ......」

 

「元帥閣下のコネ上がりのお嬢様か......」

 

「日本国の海軍をなんだと思っている?おままごとじゃあないんだぞ......」

 

 

 

という、隠す気の欠片も無い、あきらかに佐々木提督を蔑むような陰口が聞こえてきた。

 

その言葉に対する周囲の反応もそれぞれでその通りだと肯定するような仕草を見せる人がいれば、それに対して咎めるような目線を向ける人もいる。

 

 

 

ただ、そうなんと言うか......ものすごく............

 

 

 

(不愉快だ......)

 

 

俺は素直にそう思った。

 

 

 

佐々木提督には恩義を感じている。

 

俺たち(あきらかな、厄介事のタネ)、を快く受け入れてくれたというのもそうだし......

周囲が勘違いする中それでも俺に寄り添おうとしてくれた彼女は確かに優しく、昨日一日とはいえ艦娘との関係を見るには心の底から慕われているように見えた......

 

 

だからこそ俺は今......大本営上層部(テラスのご老人達)へ対して深い怒りを覚えていた。

 

 

俺の立場が、佐々木提督の立場に関係しなかったとしたら今すぐにでも殴り飛ばしでやりたいと思ったほどだ。

 

 

そんな事を考えていると......

 

 

 

ガチャッ

 

 

扉の開く音と共に歴戦の猛者の風格を漂わせる一人の人物が入ってきた。

 

 

風格を読み取らずともわかる、あの上等な海軍服に身を包む老人は恐らく......

 

元帥閣下だろう......

 

 

さっき、立場について考えていたばかりではないか!

俺は失礼の無いようにピシッとその場で姿勢を正し、敬礼し言葉を発しようとした。

 

 

 

「Sieg Heil!!

その出で立ち、元帥閣下とお見受けします。

私の名はヒンデンブルク級空中戦艦Deus Ex Machina

以後お見知り置きを......」

 

ねぇ、失礼の無いようにって言ったよね?(だからナチス式敬礼はするな)

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

「さて、諸君。

今回の議題だが先程自己紹介してくれた彼女、

Deus Ex Machinaについてだ。

話の本題の前に何か質問や疑問等があればこの場で話してくれて構わない」

 

 

と言う、元帥閣下の言葉に一人の男が手を挙げていた。

 

(あれは......さっき蔑み組に加担してたヤツか......)

 

「では、私から一つ。

この報告書を見る限り彼女らの艦隊は姫級を相手取って、なお圧倒するレベルの戦力を持っているそうですが、お飾り......失礼 ............

最終防衛ラインである横須賀鎮守府へと配属するよりかは、前線の鎮守府へと配属した方が効率的では?」

 

確かに理にかなっていると思うが......!

 

そんな男の言葉へ元帥は首を横に振りながら答えた。

 

「いや、と言うのにも二つほど考えがある

一つ目の理由としてはむしろ横須賀鎮守府が最終防衛ラインだからこそ、と言っても過言では無い。

確かに関東近辺では、その被害の少なさから関東地方へといささか戦力を裂きすぎでは?との声も多いがその逆に防衛能力に対して不安をもつ声があることもまた確かな事実だ。

二つ目の理由についてはこれからの本題に関わるため後に話す」

 

そう元帥が答えを出すと男は渋々といった様子で引き下がったのであった。

 

その次に手を挙げたのは20代後半程と思われる女性提督であった。

 

「貴女は着任初日の挨拶で「戦争が好き」などの発言をしたそうですが率直に聞きます。

貴女方の目的(・・)とは一体何なのですか?」

 

 

いや......まさか俺に話が振られるなんて思いもしなかった。

確かに何か聞かれるとは思っていたけれど、いきなり聞かれるなんて普通思わないじゃん!

元帥はお前答えろと言わんばかりの目で見てくるし......

正直何も思いついてねぇよ!!

 

 

「ククッ目的、目的とはねぇ〜」

 

俺は愛想笑いを浮かべながら何とか言葉をひねり出そうと努力する。

 

と言うか俺が今現在立てているものって目標であって目的ではないんだよなぁ......

あるっちゃあるけど目標だからそこんとこちょっと違うし......

話ずらしたらマズイし......

 

 

えぇい!!仕方ない!

 

ここは正直に話して許しを乞うしかない!!

 

(あの〜、いや、ほんとすみません......

自分目標は立ててるんですけど具体的な目的はまだ決まってないというか......

せっかくこんな重要な会議の場に招いて頂いたのに何もお話することができなくて申し訳ないです......)

「美しいお嬢さん(フロイライン)それは愚問というものだ。

貴女も一艦隊を率いる立場にあるのであれば覚えておいた方が良い......

世の中には、手段のためなら目的を選ばないというどうしようもない連中が確実に存在するのだ......

つまり我々のような」

 

 

おぃ!!少佐フィルター!!!!なんか、まるっきり違t......くもないな............

どうなんだこれ......?

 

「目的が無いだと?!!

ふざけるのも大概にしろ!!!」

 

そう激昂し怒鳴りつけてきたのは先程質問してきた男であった。

 

うん、いや確かに......

 

質問してみたらまるっきり要領の違う答えが返ってきたら怒りたくなる気持ちもわかるけどさ......

 

(人の話に口を挟むのは良くないと思いますよ?......マジで最近艦娘に転生するまで女の子と話をするなんてひさしぶりだった、と言う下心が多少あるのも認めるけどさ?)

「黙れ。

お前とは話をしていない

私はそこのお嬢さん(フロイライン)と話をしている

女の子と話をするのは本当に久しぶりなんだ

邪魔をしないでくれるかな?

若造(ボーイ)

 

「なッ?!」

 

おいぃいいいいい?!!!!!

めちゃくちゃ煽り倒してんじゃねぇか!

何してくれてんだ?!

 

 

 

男は一瞬困惑した表情をしたものの震える声を抑えながら問いかけてきた。

 

 

 

「貴様......正気か............?」

 

 

(おい......言うに事欠いてそれですかい......

それゆうならマジで他人妬んで陰口叩く貴方の方が正気かと聞きたくなりますがねぇ!!(小学生感)

いや、まぁ確かに白昼堂々とナチコスはしてるけどさ?)

「ほう?

私が狂っていると?

よろしい!

結構だ!

私の狂気は君自身が保証してくれるわけだ......

ならば私も君自身に問おう......

君自身の正気は、一体どこの誰が保証してくれると言うのかね?

私はしっかりと黒衣の軍服を着ているはずだが?ん?

私は第三帝国の親衛隊だぞ?

一体何人殺してきたと思っているのかね?

狂ってる?

何を今更?!

半世紀程言うのが遅いぞ!

よろしい!結構だ!

ならば私を止めて見せろ!

自称健常者!」

 

なんか、今日の少佐フィルター煽り属性高くない?

いかんいかん......

さすがに煽りすぎだ......

仲間内でケンカとかシャレにならんからな......ここはきちんと謝って共通の敵を再確認しよう。

 

(言いすぎたようです、すみませんでした。

深海棲艦との戦いに身を投じる者同士頑張っていきましょう!!)

「だが、残念ながら君の敵は私などでは無い。

深海棲艦......

DeepSeaFleets......

我々生者の世界に蔓延る亡霊(雑魚)共だ!!」

 

いや、ちょっと待って?

 

なんで俺の精一杯の気持ちの篭った言葉が抜けてんの?

マジで今日の少佐フィルターは悪意マシマシとしか思えない暴走っぷりだな......

 

イスの背もたれに寄りかかりながら何やらブツブツ言っている男に対して俺は申しわけなさを感じながら心の中で再度、「精一杯の謝罪」をしたのであった。

 




今日も少佐フィルターが大活躍でしたね♪

マキナにとびっきりの嗤顔を向けられた男性提督はその後数週間悪夢にうなされていたそうな(夢の中で猫耳腹黒ショタ?ロリ?がはね回っていたらしい)




それでは次回お楽しみに!!
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