戦争狂じゃないんです!!   作:ベーコンエッグトースト

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夏は暑いでんな〜
気がついたら手元に、木の棒が八本ありました。
食べ過ぎは良くないっすね......

それでは本編どうぞ!!


第九話誰かタスケテ......

あ、どうもマキナです。

無事何事もなくドイツへと到着した俺たちは今現在公用車で会議場へと移動しているという訳だ。

 

(ちなみに車内構成は、

俺、ドク、佐々木提督、運転手、護衛っぽい人多数となっている)

 

会議といえば前回の一例があるため若干の不安を感じる部分ではあるが、今回においては恐らく何も問題は無いと思われる。

 

服装はさすがにSS軍服じゃまずいだろうから自室にあった白スーツを着てきたし、ドクの格好もいつもの血濡れ白衣ではなく新品の白衣を着せてきた。(妖精さん化したことによってスレンダー美人になっているため、へそ出しルックスが若干目に毒ではあるが......)

 

そして......

 

そしてだ......!

 

何よりも喜ばしい事が......そう!!

 

 

今回、俺は会議で喋る必要が無いのだ!!

 

 

 

 

「会議じゃん、なんで?」

と思ったそこの君!

 

いい質問ですね〜(池上感)

 

実は今回の会議の内容はスケジュールのすり合わせ......すなわち佐々木提督のお仕事なのである。

 

じゃあ俺がなぜ呼ばれたのかについてはただ単純にテレビ出演のために呼ばれたという訳だ。

 

 

結論を言ってしまうならばだ......

 

俺は今回の勘違いフラグを完璧にへし折ってやったという訳だ!!

 

確かにテレビ出演が後に控えているため油断は禁物ではあるものの、見方を変えれば2あったリスクを1に減らすことができたという訳である。(オマケに護衛の人達も日本語を喋ってるっぽいから英語、ドイツ語分からない問題も解決済みである。......艦娘保有数の関係で公用語が日本語にでもなったのかな......?)

 

そんなこんなでとりあえず『今日のところは危機を乗り越えた』と大喜びしていた俺であったが......

 

 

 

 

_______________________________________________

 

「まさか貴様等が蘇っていたとはな......

大人しくそちらで言うところのヴァルハラとやらで眠っていればいいものを......」

 

 

背筋の震えが止ならないっす......

 

歳の頃は40に差し掛かった辺りだろうか......

多少小じわの目立ってきた顔立ちながらもその表情は引き締まり凛としている。

かの串刺し公の眷族を背後に従え、

確かな強い意志を持ってしてその隻眼でこちらを見据えてくるその人物は......

 

 

 

アイエェエエエ?!!!インテグラサマ?!!!!インテグラサマナンデ?!!!!

 

インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングその人であった。

 

 

 

_______________________________________________

 

 

ウゥッ゛エグッ!ヒッグ......

 

生インテグラ様が怖すぎる件について。

 

いやまぁ、確かにね?

 

確かにHELLSINGの世界だからいる可能性はあったし、正直なところをいえば俺も忘れていたんだけどさ......

 

何かネットで二つついてると噂のハインケル君までいるし......(失ってしまった俺からしてみれば羨ましいことこの上ないが)

 

 

てか、うわマジか......

あの人たち深海棲艦が跋扈する中イギリスを脱出してきたのか......

まぁ、あのインテグラ様ならやりかねないっちゃあやりかねないけどさ、HAHAHA⤴︎ ⤴︎

 

 

うん、現実逃避もこれぐらいにして挨拶を返さねば(内心とはいえ、誰も(元)男の泣き顔なんぞ見たくはないだろうし)

 

(お会いできて光栄です。インテグラサマ......

後セラスたんにも挨拶せねば(使命感))

「おぉ、これは!

王立国教騎士団機関長インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング卿ですな。

再び合間みえることが出来て歓喜の極みだよ。

 

そして婦警......

いやぁ......これは今の君には失礼な呼び名であると言えるか......

 

吸血鬼セラス・ヴィクトリア」

 

失言回避!!

マジでなぜ、少佐フィルターは事ある毎に煽りが入るんだ?(て言うか端の方の席に座ってる役人?の男性がいるんだけど何か猛烈に具合が悪そうだ......もしかしてインテグラ様の威圧感に当てられたのかな)

などとふざけたことを考えていると......

 

 

「御託はいい、

まさか15年ぶりに出てきてただ人類のために戦いますと言うような輩ではあるまい。

ましてや、新たなる敵と言う名の貴様等にとってのまたとない御馳走をチラつかされた状況でな。

貴様等はこの新たなる世界で、一体何を成そうとしている......?答えろ............!」

 

はいぃぃぃぃ!!!!!

答えます!答えます!

何か漫画本編と違って15年の月日がたっているせいか、静かな威圧感?的なものがあって余計に怖いっす......。

 

(あ、いえ、あの、そのぉ、なななんて言いますか!

俺、あ、いぇ、!!ワタクシめの目標と致しましては、

戦争に無事勝利して平和な世界を謳歌するのが目標と言いますか......!

そのために、勝てるよう努力している所存であります!!)

「私の、そして我々の成すこと......

そんなことは分かりきったことだ。

十重二十重に屍を築き上げた闘争......

その先にある歓喜を無限に味わうために......!!

そのために我々は準備を続けているのだよ」

 

「ッ......!

そうか......それが貴様等の道なのだな?」

 

そう言いつつおもむろに懐から葉巻を取り出しふかし始めるインテグラ様。(あの、ここ一応禁煙ッス......)

 

まぁ、多少さっきより威圧感が増した気がしないでもないが、おかしなことにはなっていないと思われる。

......セラスたんが般若めいた表情で歯を食いしばってるけど............

 

 

うん、現実逃避をするのはやめよう......

 

普通に勘違いされてるっ、てか第一印象最悪だわこれ!!!!!

なしてそうなった?!!!!

 

しかもだよ!!

二人とも、二度の地獄(・・)を切り抜けてきたせいか、殺意の質がすごいんだわ!!鋭いんだわ!!!!!

 

え?

前世一般人の、お前に殺意の質なんて分かるのか?だって?

じゃあ俺と変わってここで受けて見ろよ!!

はっきり言って、今恐慌状態に陥っていない自分には感動すら覚えるレベルだよ!!!!!

 

佐々木提督は提督の集まりがあるとかなんとかで、別の会議室に行っちゃったし......(提督達が移動する際にハインケルは舌打ちしながら出ていったからまだマシな状況だけど)

 

って大丈夫かなあの人。

入ってきた時からずっと具合が悪そうな男性役人が、気がついた時にはもう死人のような顔色の悪さでガタガタと震えているんだけど......

一歩間違えたら自分がああなっていたかもしれない。

あの二人の威圧感は凄かったからなぁ.......

 

それに気がついた他の人達が医務室に連れていこうとしてるけど動かないし......

 

嗚呼、おいたわしや我が同胞(カメラード)......

 

だがそれと同時に俺の脳内には天才的な解決策が浮かんできた......

 

(これはチャンスなのでは......?)

 

ここで、彼を介抱してあげればミレニアムの少佐とは違うじゃ〜ん。てな感じで好感度爆上がりになるんじゃない?

 

下心があることは認めるが、逆に言ってしまえばここで印象の改善に努めなければ非常にマズイことになるのは火を見るより明らかだ。

 

幸いにしてこのマキナボディ、見てくれはいいのだ。

きっと柔らかさ(・・・・)を意識して微笑みを浮かべれば慈母のごとき表情になるに違いない。(少佐もヤバめのセリフ吐いてなければ、顔&声音の優しげなおっさんだし)

 

いや、違う。

努力するのでは無い、やらねばならぬのだ!!

 

俺はできる限り柔らい表情を意識しながら、男性役人の元へと歩み寄っていく。

威圧感を与えぬよう、歩調を緩めることも忘れない。

 

「あ、あぁあああ......!!」

が、男性役人は俺を目にした途端椅子からずり落ちた。

余程の恐怖感からか足腰が思うように立たないようで、そのまま尻もちを着きながら後ずさりしていく......

 

こりゃ相当重症だな......誰彼構わず怯えるなんて............

 

と、後ずさりしていた男性役人であったがついに壁についたようだ。

うん、とりあえずあのまま後ろも見ずに動いてたら危なかったし結果オーライかな......?

 

壁についてもまだなお下り続けようとする男性役人を安心させるべく、俺は努めて優しげな声音で語りかける。

 

(そんなに怯えなくても大丈夫ですよ。

すぐに医務室まで連れて行ってあげます)

「なぁに、

心配はないさ。

すぐに向こうへお送りして差し上げるとも」

 

俺がそう言いつつ手を取ろうとしたところで......

 

 

 

「うぅううう......

ああぁあぁああ゛あぁあ゛あぁあ!!!!!

 

男性役人は突然叫び出すと、胸元を掻きむしるように探り白銀に輝くそれを取り出した。

 

HELLSING経由でミリタリーにハマった俺だが、ミリタリーに興味の無い人でも知っているであろう、それ(・・)

 

大口径拳銃デザートイーグル

 

(は?)

 

ドォン!!

 

至近距離から発砲された弾丸は確かな殺傷力を持ってして......

俺の顔面に直撃した。

 

視界の端で液体が舞うと共に体の重心がグラりと傾く......

 

あぁ......

俺、このまま死ぬのかな......

 

 




悲報!!
主人公、凶弾に倒れる!!!!!
主人公の運命やいかに!!

次回マキナ死す!!
デュエルスタンバイ!!!!!



......男性役人がなぜああまでなって、主人公を恐れたのかについてはこの後の回で出そうと思います。

それでは次回お楽しみに!!
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