若干夏バテ気味で調子の出ない投稿主です......
夜寝る時に窓を開けねばとは思っているのですが、吸血鬼化したナチの武装親衛隊員(若ウォルターでも可)が入ってこないかビクビクしております。
それでは本編、どうぞ!!
視界が徐々に傾き、体が重力に従って倒れていく......
(あぁ......
二度目の人生、あっという間だったけどそれなりに楽しめたかな......)
俺は恐らくこのまま地面へと全身を叩きつけ死んでしまうのだろう......
だが、俺には不思議と恐怖心などはなかった。
一度転生を経験した身であるのが所以になるのかもしれないのだが......
そうして来るべき死を覚悟して......
最期くらいは笑って死んでやろうと薄く微笑みを浮かべながら死を待っていたのだが......
ん?
おかしくね......?
俺なんでまだ死んでないの?
試しに左脚を後方に下げてみればあら不思議!!
そのまま体勢を立て直してしまったではありませんか!!!!!
(え......?
マジでどゆこと?
ハッ!!もしやこれがゲルマン式黒魔術か!!(ヒムラー感))
などと阿呆を言っている場合では無い。
早急に原因の解明を......
ポタンッ...ピチャッ......
何か液体が顔から滴っていた。
......。
.........いや、これ絶対血だよな?!!!!
何か顔から吹き出してきて、皮膚を伝って垂れる感触があるし!!
うぅ〜、やだよ〜
俺、血は苦手なんだよ!!
だが、今顔がどうなってんのかスゲー気になるところではある。
だってそうやん?!!!!
これからテレビ出演が控えとるんやで?!!!!
一応入渠では治るものの、どの程度の損傷具合かで時間は左右されるし、なんなら期間内に治らない可能性もある訳だが......
それはいかん!!!!!
いや、俺だって進んで映りたい訳ではないが、ここで出演がポシャればワンチャン佐々木提督に迷惑がかかるかもしれんのだ。
大恩ある佐々木提督に迷惑はをかける訳にいかんのだ。
そんなこんなで勇気を振り絞り顔に手をやってみたのだが......
ヌチャリ......
ンヒィイイッ!!!!!(恐怖)
滴り落ちる液体の感触が手袋越しにも伝わってくる。
恐る恐るその手を目の前に待ってきてみれば視界に映るるのはそれなりに高価であろう上質な手袋。
その優美な白亜を汚すドス黒い液体、
そこにべっとりとこべりついていたのは......
は?......オイル............?
_______________________________________________
「代行指揮官殿!!!!!」
俺が撃たれた。
その事実を理解したドクが即座に駆け寄ってきたが俺は内心それどころでは無かった。
は?オイル?
何故?どこから?
震える手を努めて抑えながらもう一度顔に触れてみる。
その手に触れた感触は......
前世の...男であった時の硬質的な肌ではなく、
かと言って今世の...きめ細やかな柔肌でもなく、
そこにあったのは......
ただただ硬く、温かみを感じさせない......
金属の質感であった
は?まて...
どゆこと?
いまだに理解が追いつかないのだが......
・何か顔からオイル垂れてる
・ついでにオイル切れでギシギシいってる
・露出した金属フレーム
とどのつまりこれは......
俺、機械化してね?!!!!
......。
いやまって!!
どゆこと?!!!!!!!!!
なんで機械化してんの?!!!!
何かドクがすごい心配そうな顔で詰め寄ってきてるけどさぁ......!
おい!ドクてめぇ!!!!!
やっぱりお前が元凶か?!
おォおおン?!!!!!!!!!
実験室でグーテンモルゲンされた時からお前を怪しいと思っていたぞ?!!!!俺はァ!!!!!!!!!!
............。
....いや待て、落ち着け俺............。
いきなり人に詰め寄って疑うなど俺らしくないぞ......
一回素数を数えて落ち着くんだ。
1、3、5、7、23、28......いや違う29だ。31...37......
ふぅ......
心が安らいでいく......
さて、落ち着いてよくよく考えてみればドクが俺に無断でそういうことをするとは思えない。(MADだけど有能なんで報連相はできる)
それにもしかしたら、機械化の件については艦娘として転生した事が絡んでくるのかもしれない。二次創作作品でもそういった世界観もちらほらと見受けられた訳だし......
となると今回に至っては完全に俺の早とちりとなるわけだ。
まぁ少佐フィルターのおかげで俺のブチ切れマックスは表に出ていないとは思うが......
はァー......!!
自分の安全が確保されると今度は無性に腹が立ってくるのが人間の性だと思う。
だってそうやん?!!!!
俺、そこのソイツに撃たれたんやで?!!!!!!!!!
これで撃たれても笑って許せるようであればそれこそ、聖人ジャンヌ・マキナ爆誕の瞬間である。
何故かインテグラ様も他の人達も遠巻きに見てるだけで助けてくれないし......
会議室になんとも言えない微妙な空気が漂う中......
「ッ、アゥアアアアアア......」
何か男性役人が顔面蒼白で言葉を絞り出そうとしていた。
まさか本当に当たるとは思わ無かったのだろう。
確かに驚いたが、俺だって別に一回二回のゴタゴタで人を殺すような鬼畜でもない......
ここで素直に謝罪するのであれば、普通に許してあげるのもやぶさかでh「ば、......ッバケモノめッ......!!!!!」
............はァ?!
(おい!コラクソジジイ!!!!!
お前言うに事欠いてそれか?!!!!
ていうか化け物ってなんだ!!化け物って!!
お前まさか今流行りの?艦娘差別主義者か?!!!!)
「失礼なことを、言うもんじゃないぞ?
私はしっかりと人間だよ...」
(うん...確かに艦娘の力が怖いのは分かるけどさ?
結局は全て力の使い所に帰結するとは思うんですよね......
力は正しい方向に使えばより良い未来を迎えることができる。
ていうかさも艦娘をヤバい化け物扱いしてるけどさ......
艦娘にだって人間の感情や心みたいなものがあるんだよ?
化け物なんて言われれば普通に傷つくし凹むんだよ?
怨念なんて霞みたいなもん食ってる深海棲艦と違ってこちとらもう少し文化的な生活をしておりますしオスシ)
「人間を人間たらしめているものはただ一つ......
己の意志だ。
海域を魂の依代とし、他者の怨念を取り込み続けなければ生きていけないような......
深海棲艦のような憐れな化け物と、
あんなか弱いものと一緒にするな」
(というかいくら体が戦争狂いの武装集団、ミレニアム旗艦Deus Ex Machinaに憑依したといっても根本的な平和を愛する、元日本人としての意思は変わってない......と思う。
力の使い方を誤らない限りは俺は化け物と呼ばれる筋合いはないと言うわけだ)
「私は私の意思がある限り、
たとえガラス瓶の培養液の中に浮かぶ脳髄が
私の全てだったとしても......
きっと巨大な電算機の記憶回路が、
私の全てだったとしても......
私は人間だ。
人間は魂の...
心の、
意思の生き物だ...!!」
(というかさっき散々意思について語ってたけどさ?俺って所詮TS転生の部類に入るわけだけど、まさかイケメン提督に惚れてメス堕ちしたりしないよな?何かこの男性役人よく見たらスゲー渋めのイケおじなのである。(思考がそれてる)まぁTS娘×男性もののSSはどうにも性癖に刺さらなかったんだけどさァ...?)
「たとえかの者達が幼い少女の姿で微笑みかけようとも
根本的な本質は全くの別物と言ってもいい...」
(というか俺もせっかく転生するんだったらイケメン提督に転生して艦娘ハーレムを作り゛だ がづ だ!!!!!きっと夢のような日々が待っているんだろうなぁ......
まぁ、今となってはもう望めないことだけど)
「羨ましいね、眩しい、美しい。だからこそ愛しく!!だからこそ憎む!!あぁ!!そうだとも!!!!!だからこそ敵だ!!敵に値する!!」
(だとしても一応このイケおじはブラックリストに入れとくか......それに今日はドイツ艦娘との親交を深める大切な日でもあるのだ)
「私は再び宿敵を見つけたぞ。
なに、何度だって諦めんさ。そして今日は記念すべきその第一歩となるわけだ」
さて、そこまで話して男性役人の様子は......
「カヒュー...ッ!!カヒュー...ッ!!!!!」
何か呼吸困難になってるんだけど?!!!!!!!!!
これホントに大丈夫?!!!!!!!!!!!!!!
いぃいい、やまてててて、おぉぉぉ落ち着け俺ぇえ!!
こういう時はチョコを食わせたらいいんだっけ?!!!!
ポケットに山ほど入っていたことを思い出した俺が咄嗟にポケットからチョコレートを取り出そうとした瞬間、
「......ッ、捕らえろ!!」
グラ様の鋭い一声が飛んできて捕縛されたのは.......
まさかの俺でした......
どゆこと......?
悲報、主人公身柄を拘束される。
あれれ〜また僕何かやっちゃいました?
それでは次回、お楽しみに!!