とりあえず演説考えたはいいものの思ったより主人公の内心とのすり合わせが難航したせいでリメイク版の一幕を持ってきて誤魔化そうとしている(しかもパート1、2に分けて)投稿主です。
まぁ、その...あれです。
世の中には、小説の大体の流れを決めただけで執筆を始めてしまうというどうしようもない投稿主が確実に存在するのだ。
つまりベーコンエッグトーストのような...
それでは本編どうぞ!!(これは旧版第六話に組み込まれるハズだったストーリーを閑話としてまとめたものです)
はぁ、マジでガード硬すぎんだろ......
あ、どうも...さっきからいろんな艦娘達に拒否反応を起こされ、精神的大ダメージを受ているマキナです......
いや、もう...マジでね......?周りの艦娘達の反応がツラい...
とりあえず顔を見せれば怯えたような表情をされ...
カメラ片手に意気揚々と突撃敢行しようとする青葉がいたり...(アレ?)
縋る気持ちで比叡カレーの配膳列へ向かえば、「ひぇー!!もう今日の分は残っていません!!」とまくし立てられ...(今日の分...?)
そして終いには保護者勢力によって駆逐艦娘との面会を途絶され...
それでもなお駆逐艦娘との接触を試みようとすれば、百戦錬磨の武装親衛隊も怯えるような気配を発する龍田さんが現れた...
オデノココロハボドボドダッ!!!!!
はぁ...、ひょっとして俺はこの先一生他の艦娘とかかわれぬ人生、いや艦生を送って行くのだろうか......
「あ、あの...」
控えめな声とともにコートの裾を引っ張る感触、
振り返った視線の先いた...自分より一回りも二回りも体躯の小さな彼女は不安げな雰囲気を滲ませながらも、確かな意志を持ってそこに立っていた。
俺がまだ見ぬ未来へ深い絶望感を抱いていたその時、俺は確かに天使の声を聞いたのであった。
「君は確か...電君、だったかね?」
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side電
今日、電は自分のあり方というものを改めて考えたのです。
『戦争には勝ちたいけど、命は助けたい』
これは自分自身の戦争へ対する考え方であり駆逐艦電としての揺るぎない信念でもあったのです、でも......
偵察のみであったはずの任務での突然の敵襲...
「私が殿を務める...、ここは任せて先に行け」
艦娘として生を受けてから日の浅かった自分にとって...
今日...初めて身近な誰かが死んでしまうのではないか、そんな不吉な予感を覚えたのです...
今日までの電は、ただ駆逐艦電としての戦争へ対する価値観を持って戦ってきました......
自らが駆逐艦電である。その一心のみで...、
しかし今日、彼女と...飛行船艦娘Deus Ex Machinaとで会ったのです...
『なるべくなら、戦いたくはない』
『諸君、私は戦争が大好きだ!!』
自分とは違った戦争への価値観をもつ彼女へ...戦争の......自分のあり方を...聞いてみたいと思ったのです。
「電は、今まで...沈んだ敵も、味方も助けたい、できることなら戦いたくはないと思っていたのです...」
「でも、
今日初めて戦いを経験して...、長門さんが死んじゃうかと思って...電は......、本当に...自分のあり方が正しいのか分からなくなってきたのです...」
沈んだ敵にも仲間、───家族がいたのかもしれない...
なるべくなら戦いたくはない。
その気持ちは...駆逐艦電としてのその気持ちは今でも変わらないのです。
それでも...一人戦場へ戻って行く長門さんの背を前に、電はただ...逃げることしかできなくて......
「電は...、どうするのが正しかったのですか...?」
自分がどうあるべきか分からなくなってしまったのです。
「ふむ、そうだな......」
彼女は顎へ手をやり何やら思案した後に言葉を続けた。
「何者かを打ち倒しに来たものは、また何者かに打ち倒されなければならない」
それは自身の考えを真っ向から否定するものでした...
「そう、ですよね...敵に情けをかけるなんておかしいですよね......」
やっぱりあまり受け入れられる考えではなかったのかもしれない...
「その...ありがとうござ「ん?ちょっと待て、なにか勘違いをしていないかね?」......え?」
彼女は一瞬キョトンとした表情を見せた後に再び語り始めた。
「これは私の戦争へ対する解釈、信念であって君のものではないのだろう?確かに戦場で敵に情けをかけることはあまり褒められたことではない...だがそれが君の信念である以上それは貫き通さねばならない。なぜなら信念を、意志を、義務を持ってして闘うものこそが人間であり
「自分の、意志...?信念?」
「あぁ、そうだよ?駆逐艦電としてのものでは無い。れっきとした君自身の信念を見つければいい...たとえそれがどのような結果となってもね?」
自分の信念...、ですか......。
まだ艦娘としての経験の浅い自分に、果たしてそのようなものを見つけることはできるのだろうか......
「だが、」
彼女は言葉を続ける
「私の祖国には『魔弾の射手』というオペラ...、そうだな、劇がある。その劇に登場する、狩の悪魔ザミエルを欺こうとした狩人カスパールはとうとうザミエルによって連れ去られてしまった」
(......ッ?!!!)
彼女はニタリと底冷えすするような笑みを浮かべた。
「君の優しさは確かに美徳ではあるもののそれと同時に
「心しておくといい電、君自身の...そして君の仲間にとってのザミエルはいつ現れたとておかしくはないのだから」
「君も君自身の答えを見つけたまえ?」
そう言い残し彼女は去っていった。
(電にとっての...電だけの信念、ですか...)
そうつぶやく電の目には確かに目指すべき何かが見えてきていたのであった。
──恐らく彼女が、自分自身の信念を見つける日はそう遠くはないであろう。
ふぃ〜、電ちゃんの口調が思ったより難しかったのです。全セリフで「のです」言っている訳では無いのです!!
次の話は、演説回か閑話の続きのどちらかなのです!できる限り演説回の方を頑張ってみるのです!!
それでは次回お楽しみに!!のです!!!!!