主人公はどうなってしまうのでしょうか......
そんな天才的アイデアを思いついてから数時間後。
ノックの音が聞こえたので入室を許可すると、
入って来たのはドクであった。
(ん?何かあったのかな...)
(どうしたんですか?)
「どうした?ドク、いったい何事かね?」
そう俺が問いかけるとドクは、
「はい、代行指揮官殿
まだ差程近くもないのですが敵艦隊らしきものをレーダーにて捉えました。
構成といたしましては、戦艦2、重巡3、その他軽巡、駆逐が多数との事です」
おぉ...覚悟はしていたけど、ついに出会っちゃったか〜
という俺の考えをよそにドクは続けて報告書を読み上げた。
「それと、敵艦隊の他に艦娘の艦隊も確認できました
どうやら追われているようですな
構成といたしましては、戦艦1、駆逐4とのことです」
というドクの報告に俺は唖然としていた。
いや、まぁ予想をしていなかった訳では無いのだが、
まさか自分が、二次創作の王道を行くとは思わなかった。
ん?ちょっと待てよ......?
(今、戦艦1、駆逐4と言いましたか?)
「なぁ、ドク 今戦艦1、駆逐4と言ったのかね?」
という俺の問に対しドクは、
「えぇ、間違いありません
直接、シュレディンガー准尉に、
確認に行かせましたので」
ドクの返事に対し俺は疑問に思ったことがある。
(変な編成だと思いませんか?)
「ドク、随分と妙な編成に見えるが?」
そう問いかける俺に対しドクは一つ頷いた後、
「えぇ、そこにつきましては、私自身も疑問に思っていたところです。
駆逐艦4隻の編成となれば、大抵の場合遠征や偵察等が目的でしょうが、その際付き添いがつくとすれば、軽巡、もしくは重巡辺りが妥当なところでしょう」
そうなのだ。
よくネット上にて天龍保育園、龍驤保育園と呼ばれているように、駆逐4隻の付き添いであればその辺がよくある編成なのだが......
(まぁ、ここで鎮守府側に恩を売ることができるから好都合だな。それに、わかってて見捨てたとなったら、
俺の心に深いダメージが入るし......)
よし、これからの方針が決まったので俺はドクへと指示を出した。
(隊員の皆さんに伝えてください。
速やかに戦闘配備を行い、これより敵艦隊と交戦すると
俺も司令室に行きます)
「ドク、全艦の全乗員に伝達。
速やかに戦闘配備を行い、完了後に敵艦隊を撃滅する
私は先に司令室に行ってるぞ」
と言う俺の指示に対しドクは一言
「了解しました。代行指揮官殿」
と答えると即座に部屋を出ていった。
さて、俺もぼちぼち司令室へ向かうとするかね〜
巨大な扉をボタン操作で開けると、目の前には巨大な空間が広がっていた。
大隊員を収容整列させてもまだ、余りある広大な空間に
壁一面にモニターを貼り付けた大画面のスクリーン。
漫画やOVAで見た司令室が現実となって目の前に存在するのだから、やはりファンとしてはグッとくるものがあるだろう。
そんな感動に浸っている俺に、声をかけてくる者がいた
「遅いですよー、代行殿ー
こっちは、はるばる戦場まで行って、鼓膜吹っ飛ばされて帰ってきたのにー、ちょっとはダイエットしたらどうなんですかー?(どこを見てるとは言ってない)」
(あのネコミミ、ショタ?ロリ?はシュレディンガー准尉か......てか、アイツどこ見て言ってんだ?!アァ?!
こちとら好きでこうなったんじゃぁ、無いんやぞ?!( ^∀^怒))
「はっはっはっ、それは無理だ」
目の前で無礼はやめたまえ、と言いながらシュレディンガーをつまみ上げるドクを後目に今日ほど、
少佐フィルターに感謝した日は無いのであった。
中々勘違いにたどりつけない!
いやまぁ、このペースなら後、1〜2話で行けると思うのですが......
(ちなみに、主人公がドクよりも遅かった理由としては
艦内探検に夢中になっていたからです)