俺は今無線機の目の前にいる。
これからこの世界で初めての交流を果たすべく、
今ここに、立っているのだ。
ぶっちゃけて言うと---------
めちゃくちゃ緊張してます!!
だってそうやん?
今から女の子と
て?!、告白前の
フツーに話せばええだけやん......。
よし、悩んでいても仕方がない。
俺は確固たる決意を決め無線機へと手をかけた。
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(ど、どうもこんにちは......)
「こんにちは
よ、よし。ひとまず最初の挨拶は、できたから(内心カミカミだけど...)次は、自己紹介だ。
(俺の名前はデウス・ウクス・マキーネです
そちらの艦隊が危険な状況だったので助けに来ました)
「私はドイツ第三帝国所属 last battalion ミレニアム旗艦 ヒンデンブルク級空中戦艦Deus Ex Machinaだ。今回貴艦らの艦隊が窮地に陥っていると見て、助力させてもらった 」
ふぅ〜......
な、何とか言い切ったぞ
俺がそんなことを思いながらしばしの達成感を味わっていると無線機から返事が帰ってきた。
『こちらは日本国海軍横須賀鎮守府所属
長門型戦艦一番艦長門
貴艦らの助力ににおいては感謝の言葉もない』
よし、とりあえずは好意的に進めることができそうだ。
次は鎮守府への所属を頼んでみるか.....
(実は相談があって、直接会うことはできないでしょうか?)
「実の所言うと折り入って頼みがあるのだが......
どうだろう直接会って話をすることはできないかね?」
そう俺が聞くと一瞬悩む素振りを見せたものの、窮地を救った恩人と言う立場もあってか、直接会っての会話については了承を得ることができた。
そして俺は内火艇の受け入れ準備をすると言う彼女の言葉に断りを入れつつシュレディンガー准尉に向こうまでの移動を頼んだのであった。
とりあえず向こうへ行くメンバーとして選んだのは、俺、ドク、大尉、そしてシュレディンガーの4人なのだが......
(おいこのクソ猫、何処さわってやがる......!)
「いや〜、少佐殿のお腹もさわり心地抜群でしたけど、代行殿のココもなかなか......」
と言いつつ更にさわろうとして、ドクにしばかれている、シュレディンガーを横目に俺は内心、
(コイツこんなキャラだっけ......)
と思っていたのであった。
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シュレディンガー准尉の能力にて、一瞬で移動を終えた俺たちは長門の甲板上に立っていた。
(これ、初めて経験すると結構酔うな......)
そんな半ばグロッキー状態を何とか抑え、俺は目の前にいる女性に声をかけた。
(初めまして長門さん。お会いできて光栄です)
「初めまして、
こうして直にお目見えできて私も嬉しいよ」
突如として現れた俺達に対して、一瞬目を目を見開いた素振りを見せたものの、すぐに毅然とした態度で返事を返してくる辺り、流石はビッグセブンと言った所だろうか。
「私が長門だ、私も命の恩人に会うことができて嬉しいよ。
それで、話というのは?」
と聞いてきたので、鎮守府に所属させて欲しいという、旨を伝えると、他でもない恩人のためならと言い、鎮守府の提督へ話をつけてくれた。
その後、気がついたら海の上にいた(転生の内容は伏せて)という話やドロップ艦とは違うのかという当たり障りの無い会話をし、
さて、そろそろ出発するかね〜
そう思っているとドクが何やら海上降下した武装親衛隊から連絡を受けたらしく、内容を報告してきた。
「代行指揮官殿先ほど降下した武装親衛隊が二名捕虜を捕らえたそうですがいかが致しますか?」
と聞いてきたので俺はとりあえず連れて来るように指示を出した。
(捕虜を連れて来るように言って大丈夫でしたか?)
「ん?そういえば、流れで連れて来るように指示を出してしまったが、そちらでは捕虜の扱いはどうなっているのかね?」
と聞くと長門からは少々意外な答えが返ってきた。
「あぁ、捕虜については以前であれば鎮守府へと連行する手筈となっていたのだが、丁度二年ほど前に連れ帰った捕虜が脱走し、非武装の艦娘、憲兵、鎮守府職員、提督合わせて三十人以上が殺害された事件があってな。それ以来捕虜の尋問は現地で行いその場で処分する手筈となっている」
と言う長門の説明に対し「ほぅ」と話を聞いていると、武装親衛隊員が捕虜---------重巡リ級と戦艦ル級を連れてきたので、早速尋問を始めることにしたのだが......
「自分達八何モ喋ラナイ」「我々八タダ海ヲ人間共カラ守ッテイルダケデアル」の一点張りで全く尋問にならなかったのだ。
さてこれは困った......このままでは彼女達が殺されてしまうのは目に見えている、のだが......それはいくらなんでもあんまりだと思う。
散々殺しておいて何を今更と言われるだろう。
だがあそこで介入していなければ長門達が殺されていたかもしれないのだ。
そうであったとしても俺は深海棲艦のみが悪だとは思はない。
彼女達には彼女達なりの理由があるのかもしれないし、今目の前で彼女らが言っていた通りに深海棲艦とは一種の浄化装置ではないか、とする説も存在するのだ。
それに彼女らにも仲間、家族がいるのかもしれない、
現にそういった描写を描いた二次創作小説等があるのも事実だし、実は先程上手く逃げ延びたと思われる姫級が一人島影からこちらを心配そうに見ているのだ。
大破して動くのも億劫ならおとなしく隠れているべきなのに......
やはり俺はそこまで冷酷にはなれないようだ。
はぁー、何やってんのかなー
戦場で敵に情けをかけるなんてご法度なのに......
つくづく俺は甘いと思う。
多分この癖は死ぬまで治らないんだろうな......
そう自笑した後、俺は彼女達を安心させるためにニッコリと微笑んだ。
(あーあ、あの筋力馬鹿どもキツく拘束し過ぎだっちゅうに...早く緩めてあげないと、血祭り拷問ショーは弾薬の無駄と言えば控えてくれるかな......)
「何だ、随分と苦しそうじゃあないか早く楽にして差し上げろ。
あぁ、そうそう弾薬は無駄にするなよ?」
は?
おい、今このガバガバ少佐フィルター何をいいやがった?
俺がその言葉を認識した瞬間獣のような唸り声と断末魔の叫び声が響き渡った。
「グア゛ァア゛アア゛ァアア!!」
「「アア゛ァアアアア゛アァアアアア゛ァァアアアイダイィイイタイィイダ!イイダイイタイイタイイタイイタイィイイダイダ!ダイイイィ!!!!!!!!!」」
飛び散る鮮血、内蔵、肉片、先程まで健気にも抵抗を見せていた彼女達は今俺の目の前で、
生きたまま喰われている---------
いや〜主人公君やってしまいましたね〜
最近あまりにも少佐フィルターが良い方向に作用しすぎてましたからね〜
次回は完成次第、長門視点で出して見たいと思います。
それではまた次回!!