多分この人が一番キャラ崩壊のあおりを受けたかも...
『長門や起きなさい』
ん?
『長門や』
声?
私はそっと目を開けた。
「お前は...誰だ?」
ぼんやりと誰かが見える。
『私はあなたの艤装、
長門艤装の精です』
おっさんが中に浮いていた。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『あぁ!逃げないで!
て言うか、引かないで!』
どうやら、このおっさんは私の艤装の精?らしい。
地味にショックを受けた私そっちのけでおっさんは話を進める。
『今日は頑張る君に私応援しにまいりました』
『さぁ、この精霊様に何でも言ってみんさい、
ドバーっとね』
む?そういうことなら無いわけでもない......
「そっ、それじゃあ精霊殿、一つだけ聞きたいことがある」
「ここの所、少々過激なスキンシップを駆逐艦の子たちにやろうとすると、遠ざけられてしまうのだが(保護者組によって)私のこの不幸はこれからも続くのだろうか」
『まぁね』
返ってきた返事は私にとってあまりにも無情なものだった。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『まちなさい、長門
今のノーカン!ノーカン!』
『長門、よく聞きなさい寝ている場合じゃないよ』
『今君の愛する駆逐艦娘達に、
ゴイスーなデンジャーが迫っているところだからね』
「ゴイスーって?」
『スゴいってこと』
「デンジャーって?」
『危険なこと』
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
_______________________________________________
「は?!」
私は今度こそ目が覚めたようだ......
て......?!などと言っている場合では無い!!
あの精霊?の話が正しければ、今日駆逐艦の子達が危険な目に遭うのだ。
とりあえず私は朝から駆逐艦の子達に今日の予定を片っ端から聞いてみることにした。
すると今日出る予定があるのは第六駆逐隊の子達のみだと言う。
なんでも、鎮守府近海で不審な影をとらえたとの事で、偵察を目的として出されるらしいのだが......正直不安である。
そこで私は今回、何がなんでもついて行くために計画を練り始めたのだった。
まず私の計画の第一段階として引率の天龍を何とかする必要があったので、背後から奇襲し縄で手足を縛り口をガムテープで塞いだ後シーツで包んでロッカーに突っ込む事で処理した。これは日頃目の前でイチャつかれている怨m...コホン。
もちろん駆逐艦娘達の安全がかかっているので仕方の無いことである。
これをしてしまえば後は簡単だ。
この鎮守府はこの国では古い方の類に入るので出撃方法は港から直接出る形となっている。
それに加えて普段人の目があるような所でも無いし、提督は出撃の度に見送りにきてくれるが今の時期は書類仕事が忙しく、なかなか手を離せないのだ。
であれば後は駆逐艦の子達を上手く言いくるめれば万事解決。
これぞ私の大胆かつ完璧な作戦である。
皆さん安心してください。
当小説においてもやばい長門は横須賀のながもんだけです。
『この世界の横須賀鎮守府』
(日本で最初期に建てられた鎮守府。
各地に鎮守府が建設されてからは、都市防衛の最後の砦として扱われている。(横須賀鎮守府として動くことはそんなに無い)が決してお飾りなどではなく普段は戦力の不足している鎮守府へのその時限りの臨時の援軍を派遣するなどの働きを行っている)
多分長門視点は次回で完結できると思います。
(なんか2~3000字いってアンバランスなことになりそう...)ではまた次回!!