量産型ガンダムのパイロットは幻想郷で何を見る 作:剣崎 一真
相手のザクが横1列に並び、二機に向かってマシンガンの弾幕を張る。
二機は近くにあった廃ビルに隠れ、弾幕が薄くなるのを待つ。が、止む様子はない。
「そういう時はコイツだっ!!」
しびれを切らした仁は前回の戦闘で盗んできたのか、ザクのクラッカーグレネードを取り出し、ザクに向かって投げる。
グレネードはザクの足元で爆発し、足が無くなった事によって姿勢が制御出来なくなり倒れる。
それによってグレネードが爆発した辺りはザクマシンガンによる弾幕が消えた。
その隙間を悠が突撃し、大腿部横に付いている装甲が開き、柄が出てきた。
悠はその柄を掴んでビームサーベルにし、ザクの頭に向かって投げる。
投げたビームサーベルはモノアイの中心に命中し、命中したザクは動きを止める。
動けなくなったザクからマシンガンを奪って投げ捨て、ザクの頭に刺さっていたビームサーベルを抜きながら他のザクに向かってマシンガンの弾をばら撒く。
「仁っ!」
「任せなぁ!」
悠が仁の名を言うと仁はマシンガンの弾幕をジグザグに動いて避け、自分もビームサーベルを取り出し、頭を刺されたザクとは別のザクのコックピット、つまり人が乗っている場所を突き刺す。すると突き刺した部分がビームサーベルの熱によって溶けた。乗っていたパイロットは骨どころかか塵すらも残ってないだろう。
「化けて出ないでくれよっ!」
仁に銃口を向けてザクが撃つも仁はコックピットを貫いたザクを盾にして、凌いだ。
悠はマシンガンの弾が無くなった瞬間を狙われ、グフがヒートサーベルを持って襲いかかる。
「指揮官が向かってくるか!!良いリーダーだ!」
しかしヒートサーベルはヒラリと避けられ、体勢を崩すグフに悠は頭に肘打ちを食らわせ、転倒させる。
グフはすぐに立とうとするが悠はシールドの先端をグフの首を突き刺し、使い物にならなくさせる。
そのままグフの襟のような所を持って立ち上がらせて盾にし、そのままザクマシンガンの弾を凌ぐ。弾の発射音が止むと同時に盾にしていたグフをザクに向けて投げる。ザクは避ける事が出来すにグフに潰され、そのまま悠に100mmマシンガンで撃たれ、爆発した。
「よしっ、2機同時撃破!次ぃ!」
悠はそう呟きながらもザクに走って近づいていきザクに二ーキックをかます。
それによって倒されたザクのコックピットに狙撃の姿勢制御を保つ為のスパイクをくい込ませる。悠には微かに赤いのが見えた。
ザクがヒートホークを握って悠に襲いかかるが悠は動かなかった。ザクがヒートホークを振り下ろす瞬間、後ろからビームサーベルが真っ直ぐ飛んできて、ビームサーベルは1寸の狂いもなくザクのコックピットの中心を貫いた。
「ナイスコントロール」
悠は立ち上がってザクを貫いているビームサーベルを抜いて投げ、他のザクのコックピットも貫通させた。
悠が次の目標を探すが大体のザクが武器を捨て手を挙げ降伏していた。
「あん?あのグフ数機がいねぇな。」
周りを見渡してみるがグフは一機もいない。最初に突撃してきたグフ以外は逃げ出していたのだ。
「...逃げたな?あんな奴らに指揮されてたたぁ、お前らも大変だったな。降伏を受け入れよう。本部に連絡を入れるから待ってくれ」
悠は降伏したザクにそう伝え、本部に無線を送る。
「こちら07小隊。本部、聞こえるか?」
『はい。こちら本部、どうされましたか?』
「降伏者を確保。ポイントを送る」
『了解。ポイント47の方から増援が来ているようなので、そちらの迎撃をお願いします』
「了解」
「悠。終わったか?」
悠が通信を終え、メインカメラを動かすとそこにはオイル塗れの陸戦型ガンダムがそこにいた。
「あぁ。今な」
「なら良い。次はどうするんだ?…」
「どうやら、ポイント47の方から増援が来るようだ。それを俺らで...」
悠がそう言おうとした時、横幅5mは優に超えるであろうMS二機を一気に落とす程の大きな穴が突如空いた。その穴に落ちると同時に眠気が襲って来た。薄らいでいく意識の中で見えていたのは、大量の目玉が浮いた空間だった…。
はい、どうでしたでしょうか!まぁ幻想郷に入る瞬間がありましたね、はい(語彙力皆無)。
では、次回もお楽しみにー!