薄明と双子の姉妹 (リメイク中)   作:きょうこつ

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今回は凄く甘い甘いです…!!コーヒーの準備を…。


夫婦の愛

村の入り口に待機していたアイルー荷車に乗り込むとゲンジ達はゲルド村を後にした。

 

「…」

荷車に揺られる中、段々と遠のいていくゲルド村。ゲンジは振り向かず、その景色を目に入れる事はなかった。完全に決別した事により、村に対する心はもう残っていなかったからだ。

振り返ることもせず、ただ風に吹かれながらゲンジは目の前で談笑する二人の姿を見ていた。

 

「先程のミノトはとても勇ましく格好良かったですよ♪」

 

「…そんな…!!ね…姉様に比べたら!私なんてまだまだです…!!」

 

ヒノエに褒められたミノトは頬を真っ赤に染めるとその顔を両手で覆い隠しながら首を振っていた。この二人がいなければ、自身は怒りに身を任せ、彼らを手に掛けていただろう。

 

「…ミノト姉さん、ヒノエ姉さん…」

ゲンジは目の前に座るヒノエとミノトに声を掛けると、言葉を詰まらせながらも先程の事に対してお礼を言った。

 

「ありがとな。二人がいなかったら俺…また自分を見失ってた…」

 

御礼を言われたヒノエとミノトは笑顔で頷くとゲンジの頭に手を伸ばし撫でた。

 

「いいんですよ。旦那様」

 

「貴方の事を馬鹿にした彼らに私達も腹が立っていましたから」

 

すると、ヒノエは撫でていた手をゲンジの後頭部に掛けると、そのまま抱き寄せて膝の上に乗せた。

 

「それよりも…言わなくて良かったのですか?」

 

横から顔を覗き込む様にしてミノトが尋ねると、膝の上からヒノエとミノトを水晶の様に輝く蒼い瞳で見つめていたゲンジは顔を逸らし空を見つめた。

 

「…別にいいさ…」

◇◇◇◇◇◇

 

その頃、ゲルド村ではゲンジが去ってしまった事で村を守る為の頼みの綱が失われてしまい、残された村の皆は後悔の念と恐怖に怯え始めていた。

 

「そんな…俺達はどうすれば…」

 

「死にたくねぇよ…!!」

 

「村長!何とかしてくれよ!」

 

「……」

モモカやテイラを介抱する皆から解決案を求められたが、村長も考えが浮かばず顔から汗を垂れ流しながら途方に暮れていた。

 

すると

村長の頭の中にまだ自身が青年の頃、娘や子供達に石を投げつけられているゲンジの姿が思い浮かんできた。

 

『オラァ!モンスター!』

 

『村から出て行け!!』

 

自身の娘とテイラが筆頭となり彼を追い詰めていく光景の中、自身は遠くから見て何もせずただ立ち尽くしていた。

 

その時に不意にゲンジと目が合った。その顔は涙でぐしゃぐしゃとなりながらも、ただ周囲に問い掛けていた。

 

“なぜ、自分がこんな目に…”

 

「ぐぅ…!」

悲しみと疑問を訴えるその目を思い出した村長は歯を食い縛ると、これまでの自分達の行動がこの結果を招いた事を理解した。

 

「(あの時に助けていれば…話を聞いていれば…ゲンジ…お前は私達を…)」

 

村長は後悔の念と共に涙をポロポロと溢しながら力が抜ける様にして地面に手をつく。

 

「ゲンジ…すまない…すまない…!!」

 

村長は今までの自身らの愚かな行動に対する謝罪をゲンジに向けて念じるように口ずさみ続けていった。

 

だが、その言葉と念は彼に届く事はなかった。

 

 

その時だった。

 

「村長〜!!!」

 

村の裏口から森・丘の調査に向かっていた村人が息を切らしながら走ってきた。

 

「村長聞いてください!以前から大量発生していた小型の肉食モンスターが周辺から姿を消しています!!」

 

『『『…!?』』』

 

その報告に焦っていた村の皆と地面に手をついていた村長は驚き、その動作を停止させた。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇

 

「…備蓄や農場を荒らすのは大体が小型の肉食モンスターだ。奴らが増えればそれに釣られてオサイズチみてぇな奴が出てくる。そしてソイツらや、アプトノスを食うためにリオレウスの様な奴が近くで巣を作り始める。だから最も効果的なのは肉食モンスター共を追い払う事だった。あの村の周辺にいた奴だけを討伐したから…しばらくは大丈夫だろ」

 

そう言いながら空を見つめるゲンジの顔は話す事に抵抗があったのか、赤く染まっていた。その表情にヒノエとミノトは微笑むと頬に手を伸ばし撫でる。

 

「ゲンジのその優しさ…私達は大好きですよ」

 

それだけ言うとヒノエは膝の上で横になるゲンジの額に口づけをした。

 

そんな中、ミノトはゲンジに再び尋ねた。

 

「改めてどうですか?今のお気持ちは」

 

「とても清々しい」

ゲンジは胸の中から溜まり切った怒りや悲しみが消え去っていき、頭の中からは過去の記憶が消え去っていく様に感じていた。

 

「俺がこうなれたのは…二人のお陰だよ」

 

昔を思い出したとしてももう悩む事も苦しむ事もないだろう。二人のお陰でゲンジは過去を振り切る事ができたのだ。

二人に出会わなければ自身は過去にずっと縛られていただろう。

そう思ったゲンジは前に座る二人に向けて__

 

 

 

「本当にありがとな」

 

___心の底から笑った。

何の悲しみも苦しみもないただの喜びだけが映し出されたその満面な笑みは明るく輝いていた。

 

「「はい!」」

出会った頃に見せる事がなかったその満面な笑みを見たヒノエとミノトは一瞬ながらも驚くと頬を赤面させながら頷いた。

 

 

それと同時に。

 

…ドクンッ

 

ヒノエとミノトの今まで抑え込まれていた“何か”をパンク寸前まで増幅させてしまった。

 

「ミノト…」

 

「………了解しました。姉様」

 

「え?どうした急に…」

 

「なんでもありませんよ…♪」

 

◇◇◇◇◇

 

それから同じく数時間が経過し、夕日が沈み掛けている夜中、ゲンジ達は昨夜に泊まった大きな街へと到着した。

 

街頭が次々と灯されていく中、近くの食堂で夕食を済ませると、アイルー便の近い宿を取り、一室を借りた。

ドンドルマまであと少しではあるものの、道中は暗闇で危険な為に、一泊しなければならないのだ。

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

「やはり何度見てもこのお宿には目がいってしまいますね」

 

「里とは違う造り…興味が湧いてしまいます…」

 

3人が借りたその部屋はレンガで頑丈に作られており、なんと防音機能を備えている様だ。木造建築が殆どのカムラの里とは全く違う造りに二人は興味を示していた。

 

その一方で、問題が一つあった。

 

それは…

 

「…え…なんで…ベッドが一つだけ…」

 

辺りには窓があり、荷物などが置く台がある中々の部屋だというのに、就寝場所である場所には大きなベッドが一つあるだけであったのだ。3人並んで寝られる程の余裕はあるものの、何故か不自然であった。

 

「はぁ…仕方ない。別の部屋を借りにいくか」

 

ゲンジは装備を脱ぎ、近くの椅子に置くと、インナー姿となり、フロントへと向かおうと後ろにいる二人に振り向いた。

 

「おい二人とも…わっ!?」

 

その瞬間

ゲンジの身体が突然ベッドの上に押し倒された。まるで誰かに押さえつけられる様に。柔らかいベッドの布団に押し倒されたとしても意外と衝撃が後頭部に伝わり、ゲンジは頭を押さえた。

 

「いつつ…なんだよいきなり……え…ヒェ!?」

 

目の前を見た途端にゲンジは固まると共に震えた。

そこには自身の肩を押さえつけながらのし掛かる様にして四つん這いになっているヒノエとミノトの姿があった。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…旦那様ァ…」

 

「私達…もう限界です…」

 

その顔はゲンジと同じく赤く染まっている…が、その染まり具合が完全に別方向のものであった。昼間まではいつものように整っていた目も力が無くなったかのように蕩けており、口元からは洗い息を何度も吐いていた。

 

「な…なな…なにが…?」

 

「決まっているではありませんか…」

ゲンジが恐る恐る尋ねると二人は声まで蕩けさせながら自身らのコーデに手を伸ばすと、次々と脱いでいった。

 

コーデの肩に掛ける装備が外され、腰当てが外され、コーデを縛る紐が解かれ、そして最後に全身を纏う白いコーデも外し、二人は豊満な身体を押さえ込むインナー姿となった。

 

「私達…貴方が龍宮砦から帰ってきた時からずっと我慢していたのですよ」

 

「貴方と交じりたいという欲望を…。ですが、途中からこの依頼が入り、私達は断念するしかありませんでした…。これが終わり里に帰れば貴方は1ヶ月間は家の中…なのでその間は思う存分できると思い我慢していたのですが…もう限界に近づいてきました…」

 

二人は胸に手を当て震える瞳を向けながら腰のインナーを脱ぎ捨てていく。

 

「な…////」

 

「幸いにもここにはエスラさんもシャーラもいません」

 

「だから二人の目を気にせずにた〜ぷりとできますよ♪」

 

その言葉と共に二人は胸を巻くようにして覆っているインナーに手を掛けるとゆっくりと上着を脱ぐかのように脱ぎ捨てた。

インナーを脱いだ事によって押さえつけられたヒノエとミノトの巨大な胸がぎゅうぎゅうに敷き詰められていた際に滲み出た汗と共にゆっくりと溢れ出た。

 

「それに貴方の先程の笑顔を見てから…その欲求が更に高まってしまったんです…」

 

そう言い二人は再び琥珀色の瞳を向けてくる。その瞳からゲンジの脳内に最大の危険信号が発令された。

 

「い…いや…!」

向けられるその視線に耐えきれなかったゲンジは即座に逃げようとするが、ヒノエがゲンジの身体に跨り、ミノトが胸を押さえつける様に手を置いていたのでそれはできなかった。

 

「あらあら、逃げてはいけませんよ」

 

「これから毎晩するのですからキチンと慣れて貰わないと…」

 

「ま…毎晩!?」

 

「えぇそうですよ♪」

ヒノエの手がゆっくりと伸びると震え始めるゲンジの頬に当てられる。

 

「災禍が去った今…私達がすべき事は貴方との愛を育み楽しい生活を送るだけです。毎日、義姉さん達と一緒にご飯を食べてお風呂に入って…毎晩3人で同じ布団で抱き合いながら寝て愛し合って…うふふ」

 

未来を予想しながら微笑むヒノエの姿は一人の夢見る乙女の様であった。

 

 

その瞬間

ゲンジの頬が真っ赤に染まると共に下半身が反応するかの様に脈打つ。大きくなった“それ”はその上に跨るヒノエの身体に通じて伝わった。

 

「あらあらミノト。この子ったら…もう大きくなっていますよ♪」

 

「まぁ…満更ではないという事ですね」

 

「こ…ここここれは!!」

 

「いいんですよ。誤魔化さなくても」

ゲンジは身体に現れたその気持ちを誤魔化そうとすると、その様子を見たミノトは手を反対側の頬に当てながら笑みを浮かべた。

 

「自分に正直になってください。もう何も我慢しなくてもいいんですよ?」

 

「違う!!ここ…こういうのは段階を踏まないと!!」

 

「関係ありません」

 

「むぐぅ!?」

ミノトは身を乗り出すと、拒否をしようとするゲンジの顔に覆い被さり、その頭に巨大な胸を押し付ける。

 

「一度したというのに何を言っているのですか?」

 

「そうですよ♪」

そう言いミノトは口を塞ぐかの様に乳房の先端部分を押し付けた。それに続く様にヒノエも身を乗り出すと、ミノトと共にゲンジの顔を胸で押し潰すかの様にのし掛かった。

ゲンジの顔全体に広がる柔らかい感触と乳房から放たれる汗と甘い香りが次々と理性を溶かしていった。

 

「むぐぁ…ふぁ…ふぁめ…!(や…やめ…)」

 

口元に広がる甘い香りによって理性が削られていく中、ゲンジは必死に静止を懇願するが、その表情を見た二人は更にヒートアップしてしまう。

 

「はぁ♡そんなに顔を真っ赤にさせながら嫌がられてしまわれては…もっと興奮してしまいます♪」

 

「旦那様のそのお顔…もっと見てみたいです…!!」

 

「ふぁぐぁ!?」

ヒノエとミノトはゲンジの下半身を覆っているインナーに手を掛けると強引に脱がし布一つ纏わない状態へとさせた。

そして二人は胸を退かせると、顔を真っ赤にさせながら口から唾液を溢すゲンジの顔を蕩けた瞳で見つめた。

 

「うふふ…今夜は私と姉様の身に埋もれながら存分に甘えてください…」

 

「そして体力が尽きるまでたくさん愛し合いましょうね♡」

 

その言葉と共に二人の唇がゲンジの唇へと迫っていった。

 

「「旦那様…♡」」

 

 

「いや…待って!待って待って!やめて!!!__

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______いにゃぁぁぁぁぁぁ〜!!!!!!」

 

 

その夜 防音加工が施された部屋の中で一人の青年の高い叫び声と二人の女性の微笑む声が響いた。

 

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