薄明と双子の姉妹 (リメイク中)   作:きょうこつ

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早くこの小説の挿絵も描きたいな〜!!


カムラの里のほのぼの日常 強き狩人も風邪には勝てない。

冬は寒い。故に風邪も流行り出す。ヒノエとミノトが風邪を引きながらも回復してからおよそ一週間。体力が全開となったヒノエは忘れ物を取りに自宅へと1人戻っており、その際に一つの小瓶を手にしていた。

 

「うふふ♪(ようやく手に入れる事ができました♪ロンディーネさんには感謝ですね〜)」

 

ヒノエは不気味な笑みを浮かべながらステップを踏んでいた。その手に持つ小瓶の中には3粒の錠剤が入っていた。それを手に持ちながらヒノエは上機嫌に鼻歌を口ずさむ。

 

「ふんふんふ〜ん♪これさえあれば5回はできますね…。今夜も私とミノトの2人で旦那様を♪」

 

ヒノエはその小瓶を台所の隅に置くと再び外へと出て行ってしまった。

 

◇◇◇◇◇◇

 

寒い冬の午後。訓練を終えて休憩するべく里に戻ってきたゲンジ、エスラ、シャーラは少し遅めの昼食を取るべくヨモギの茶屋へと脚を運んでいた。

 

「ヨモギ〜。ウサ団子3人前」

 

「は〜い!」

 

それから軽快なステップを踏みながらウサ団子を持ってきたヨモギからウサ団子を受け取ると、3人は手に取り食べ始めた。

 

「いやぁ…全然暖かくなるないなぁ。この調子だともっと寒くなるぞ?」

 

「そうなると訓練の時にホットドリンクが必要になってくるな」

 

「確かにね…そういえばカゲロウさんが大量に仕入れてた筈」

 

そんな話をしていると、集会所の方からミノトとヒノエが歩いてきた。その姿を見たエスラ達は軽く会釈する。

 

「ん?やぁ。2人も昼食かい?」

 

「いえいえ。おやつですよ」

 

それから合流したヒノエとミノトと共に5人はウサ団子を堪能した。いつもは茶屋の周辺には桜の木が並び見事な花びらを咲かせていたが、この季節では流石に咲くのには無理があるらしく、現在は美しい花びらは一枚もなく、ただ蕾だけがあった。

 

「この後はどうするのですか?」

 

「ん?また訓練に戻ろうと思う。依頼がなかろうとも訓練を怠れば鈍ってしまうからな」

 

「そう言う訳だ…。夕飯までには戻ってくる」

 

そう言いエスラ達は席を立つ。

 

だが、妙だった。エスラとシャーラと共に立ち上がったゲンジの身体の姿勢がやや不安定であったのだ。その上、少しだけふらついており、目もいつもより開きが悪い。

 

その時だった。

 

「あれ…」

 

「お…おい!ゲンジ!」

 

ゲンジの身体は地面に向けて倒れた。咄嗟にエスラは地面に倒れる前に受け止めると、不自然に思い額に手を当てた。

 

「…凄い熱じゃないか!?」

 

「ね…つ…?」

 

◇◇◇◇◇

 

それからゲンジはエスラに担がれると家に運ばれて布団の上に寝かされた。駆けつけたゼンチから診察を受けると、一粒の栄養剤を渡された。

 

「きっと疲れでも溜まっていてそれで風邪になったんだニャ。この栄養剤をしっかりと飲むニャ。起きた後もニャ!」

 

ゼンチは口酸っぱくしながら言うと台所の隅に分かりやすいように栄養剤を置き帰っていった。

 

一方でゼンチから治療を受けたゲンジは最初に渡された栄養剤を口に含み水と共に飲み込んだ。すると、少しずつだが、眠気が出始めてくる。

 

「ふわぁ…眠いな…。薬が効きはじめたのか…?」

 

「そうらしいな。そのまま目を閉じていろ。ゆっくり休むんだぞ」

 

「あ…あぁ…」

 

エスラにポンポンと叩かれながらゲンジはゆっくりと目を閉じた。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

それからどれ程の時間が経ったのだろう。眠気が失せ、目をゆっくり開けると次第に視界が鮮明になってきた。

すると、そこにあったのはエスラではなく、フゲンの顔であった。

 

「ん?起きたか」

 

「フゲンさん…?」

 

「おいおい。まだ寝ていろ」

 

起きようとした身体をフゲンの手が止めてそのまま布団に寝かされる。見れば辺りは暗くなり、囲炉裏の炎がパチパチと音を立てながら燃えていた。

 

「えぇと…皆は?」

 

「食材の買い出しに行っておる。お主も疲労が溜まっていたんだろ」

 

「そうか…。それよりも、なぜフゲンさんがここに?」

 

「見張りを頼まれてな。用を足す以外は絶対に布団から出すなと言われている」

 

そう言いフゲンは鼻をフンと鳴らす。恐らく他の里の者では自身を押さえつけられないからフゲンに頼んだのだろう。

 

「新婚生活はうまくいっているようだな」

 

「まぁ…振り回されてばっかだが…」

 

「いいじゃないか。嫁に振り回されるのもまた一興だぞ?」

 

そう言いフゲンはガッハッハと笑う。そんな中、笑い終えたフゲンはある事を尋ねた。

 

「そうだゲンジよ」

 

「ん?」

 

「子供はまだか?」

 

「何聞いてんだよクソジジイ」

 

「むむ?そろそろできてもいい頃じゃないのか?毎晩お盛んなんだろ?」

 

「誰から聞いた!?」

 

「勿論フカシギからだ。いやぁ…子供が出来てくれれば…孫ができたみたいで喜べるのだがな…」

 

「なんで俺がお前の息子みてぇになってんだよ…!?」

 

「フッ。親父と呼んでくれてもいいんだぞ?」

 

「誰が呼ぶか」

 

フゲンは再び高笑いする。確かにゲンジとヒノエとミノトは毎晩性行為(ほぼ強制)に励んでいるが、竜人族は妊娠する確率が低い為に中々子供ができないのだ。

ただ、流石にプライベートまで知られている事にゲンジは恥ずかしいのか、掛け布団に顔を埋めていた。

 

「それよりもだ。ほら、酒を持ってきたぞ。ゴコク殿や皆を呼んで一杯やるか」

 

「看病に来たんだよな!?」

 

 

そんな時だった。

 

「ん?」

 

フゲンは台所の上に置かれている小瓶に目がいった。立ち上がるとその小瓶を手に取りゲンジに向ける。

 

「おい。これは風邪薬じゃないのか?」

 

「え?」

 

「ミノトやヒノエが使っていた余り物に見えるんだが…」

 

フゲンはそう言いゲンジに向けて差し出した。それは何の変哲もないただの小瓶であり、中には数個の丸薬が入っていた。見れば自身が寝る前に服用していた栄養剤であった。

 

それを見たゲンジは寝る前のゼンチの言葉を思い出した。

 

「いや、確かそれはゼンチさんが用意してくれた栄養剤だ。それも飲めって言われたんだ」

 

「そうか。よし」

 

フゲンは小瓶とコップに汲まれた水をゲンジに差し出し、受け取ったゲンジは小瓶から全ての丸薬を取り出すと水と共に一気に流し込んだ。

 

 

「飲んだはいいが、まだ寝ていろよ。治った訳ではないのだからな」

 

そう言いフゲンは再びゲンジを布団に寝かせると毛布を掛け直した。

 

すると

ガラガラガラ

 

「ただいま戻りました〜」

 

扉が開きタイミング良くヒノエ達が戻ってきた。

 

「すいません里長。お時間を取らせてしまって」

 

「いやいや気にするな。ではなゲンジよ。ちゃんと治せよ」

 

フゲンは陽気に手を振りながらそう言うと自身の自宅へと戻っていった。その姿を手を振りながら見送った。

 

 

 

 

 

「……ん?」

 

そんな時だった。妙な感覚に見舞われた。何故か眠気が失せた上に身体が先程よりも熱くなっていたのだ。特に下半身が。

 

「なんだ一体…」

 

その熱は少しずつ上がっていくと共に何故か“ムラムラ”としてきた。そんな事に疑問を抱いていると___

 

「あら?旦那様、この小瓶に丸薬が入っていませんでしたか?」

 

「え?」

 

突然とヒノエが瓶を手に持ちながら尋ねてきた。見ればそれは先程フゲンが台所から見つけたモノだ。

風邪薬だと思って飲んだゲンジは正直に答えた。

 

「飲んだけど…ゼンチさんが渡した栄養剤…だよな……?」

 

「え?それはこちらですよ?」

 

「______は!?」

 

ヒノエが此方に向けてその瓶と台所に置かれているもう一方の瓶を向けてくる。中身は似ているが、栄養剤の錠剤の方が若干ながら薄い緑色である上にちゃんと瓶に『起きた際に服用』と書かれていた。

 

「じゃ…じゃあ俺が飲んだこれって…まさか……!!」

 

ゲンジは先程から妙なムラムラ感を思い出すと恐る恐る毛布を退かせ、熱くなっている下半身へと目を向けた。

 

そこにはなんと自身の“モノ”が立派に勃っていた。先程のムラムラ感と熱くなる身体。そして聳え立つ自身の下半身。

 

間違いなくこれは………『性薬』であった。

 

 

「あらあら。全部飲んでしまわれたのですか?」

 

「___うん…」

 

恐る恐る頷いたゲンジはゆっくりとヒノエの方へと目を向けた。そこにはヒノエが顔を真っ赤にさせながらも満面な笑みを浮かべており、ミノト、エスラ、シャーラが興奮し荒い息を吐きながら自身の股を見つめていた。

 

「旦那様…!!」

 

「ゲンジ…!ハァ…ハァ…ハァ…!」

 

「ゲン…」

 

 

「ひぇ!?」

まるで飢えた獣の様な視線にゲンジは股間を押さえながら後ろに下がった。その様子を見ていたヒノエは不敵な笑みを浮かべながら小瓶を取り出した。

 

「これはロンディーネさんに頼んで仕入れてもらったモノなんですよ。しかも普通のモノよりも強めです」

 

「は!?なんでんなモンを!?」

 

「決まっているではありませんか。貴方がもっと気持ちよくなれる様にと思いまして…。はぁ…でも良かったです♪本来なら夕食に混ぜて発情した旦那様をミノトと共に襲うつもりでしたが、それをする手間が省けました♡」

 

その言葉を聞いたゲンジはヒノエ達を見ている際に何かを感じ取り、大きくなった股間を押さえながらヒノエ達から目を逸らした。

 

「あらあら。私達の身体もまともに見れないと言うことは惚れ薬の効果も出てきた様ですね〜♪」

 

「ち…ちがう!!これは…!!」

 

「いいんですよ言い訳なんて♪」

 

「言い訳じゃない!」

 

何度もゲンジは弁解しようとするが、既に4人は言葉を聞き入れられる程の状態ではなかった。

 

すると

 

ガチャン

 

何かを締める音が聞こえた。見るとミノトが玄関の扉の鍵を掛けていたのだ。

 

「ミ…ミノト姉さん!?」

 

「逃げるなんて許しませんよ?それを飲んでしまったからには…全部出さないと…」

 

「ナイスですよミノト。では私達で旦那様を治療してあげましょうか♪」

 

玄関の扉の鍵が閉められる音がすると共に、ヒノエやエスラ達はゆっくりと衣服を脱ぎながら近づいてきた。それを見たゲンジは全身を震わせると股間を押さえながら後ろに下がる。

 

「あら?」

それを見た4人はゆっくりと歩いてきた。

 

「逃げてはいけませんよ。ずっとそのままでは貴方が苦しいではありませんか♪」

 

「そうだぞ。それにそのまま人前に出る訳にはいかないだ……ろ!」

 

「わ!?」

ヒノエの言葉に同調するかの様にエスラは瞬時に近づくと肩に手を置き、無理やり布団の上に押し倒した。

 

「はぁぁ…!!ゲンジ…お前はいつも変わらずいい匂いだな…♪」

 

「い…いやぁ!やめろ!それ以上顔を近づけるな!余計興奮してくる!」

 

「ふふ…正直に言うとは可愛い奴め」

 

その様子にエスラは更に頬を赤く染め上げると、ゲンジの頭を両手で挟みインナーの間から見える胸の谷間に無理矢理押しつけた。

 

「ほ〜らぎゅうぎゅう〜♪」

 

「んぐ!?」

次々と顔面に押し付けられながら広がる柔らかな感触と甘い香りが顔を侵食し下半身を更に刺激させていった。

 

「だ…だめ…!!これ以上は下が…!下が…!!」

 

「おぉ?ようやくお姉ちゃんに欲情してくれたのか♪今夜は出なくなるまでお姉ちゃんがい〜っぱいギュ〜って挟んでやるからな♡」

 

「あらあら義姉さん私もいるんですよ?私が旦那様の溜まったモノをたっぷりと搾り取ってあげますからね♡」

 

その言葉と共に顔を赤くしたヒノエは背後に回り込むと、後頭部に胸を押しつけた。前後から2人が抱きついた事でゲンジの身体は2人の身に挟まれる様にして埋もれてしまった。

それに続く様に顔を赤くしたミノトとシャーラがゲンジへと抱きついた。

 

「んぐ!?」

 

「旦那様…私も今夜はいつもよりも激しくいきますからね」

 

「私も…今までのが溜まってるから…姉弟だけど…一緒にスッキリしよ」

 

押さえつけられた上に4人に囲まれた事でもう逃げる事が出来なかった。ゲンジを囲んだ4人は顔を真っ赤に染め瞳を震わせながらゲンジを見つめた。

 

「「旦那様…」」

 

「ゲンジ…」

 

「ゲン……」

 

 

目の前に広がる4人の顔が押し倒された自身へとゆっくり向かってくる。

 

 

「い…いやぁ!!!」

 

その後 4人に囲まれたゲンジは獣と化した彼女達から何度も何度も治療された事によって無事に元に戻った。だが、その反動は大きくゲンジはその後2、3日は起き上がれなかったそうだ。

 

 

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