愛子が自分の中で答えを出している中、彼女もまた答えを出そうとしていた
「(最初は香織がどうして好きになるのか分かりませんでしたね)」
彼、南雲ハジメと彼女、ハイリヒ王国の王女であるリリアーナの出会いは本当に薄い物
だった
「(南雲さんが私の事を忘れていたのも無理ありませんね、、、)」
自分で言っていて悲しくなるが事実だった
「(香織が言うにはとても強い人、、だけど私にはその時の言葉の意味が分からなかっ
た)」
勿論今は違うのだが初対面時の感想は微妙な物だった
「(南雲さんが亡くなったと言われてからの香織は本当に見て居られませんでした)」
この時は親友の友人としてでは会ったがハジメの死を心の底から悲しんだ
「(そしてあの時がやって来た)」
父や城の人間がおかしくなり、違和感を感じ始めた
「(あの時もし南雲さん達に出会えていなかったら、、、考えたくありませんね)」
もしも、などと考えるのは無駄な事だ
だが人というのは常に合理的ではいられない
「(今考えると本当に運が良かったんですね、、私は)」
そこからは本当に急展開の連続だった
「(あのアーティファクトを見た時が一番驚きましたね、、)」
大軍用殲滅兵器、ヒュベリオン
あの時でさえ腰を抜かしそうになったがそれだけでは無かった
「(まさか香織を生き返らせてしまうなんて、、、)」
絶体絶命の状況、あと少しで終わりな所を救ったのは勇者、ではなかった
「(全てを救えた訳では無い、ですが南雲さんは全てを奪われるところからここまで
持ってきてくれた)」
本人に言えばきっと否定されるだろう、だが
「(あの時から彼は、南雲さんは私にとって、、、)」
とても気になる相手になった
香織たちとは違う、だがきっとそれと同じくらいの感情が生まれた
「(帝国に向かった時は本当にハラハラさせられましたね)」
大迷宮を攻略するとばかり思っていた為皇帝相手には色々な事を話していた
「(だけどそれ以上に、、、)」
帝国の王子にして私の(元)婚約者バイアス
「(あの時の事は感謝してもしきれませんね)」
手足の自由を奪われ、声を上げる事も意味をなさなかった
そして全てを諦めて受け入れる、、そのはずだったのだ
「(ここで助けられたから私は南雲さんに期待してしまった)」
それが正しい事だったのか、それとも間違っていたのか
答えは今も分からないでいる
「(ですけどあの返しは無いと思うんですよね、普通‼)」
割と勇気を出してダンスを申し込んだ時の事だ
「もし、助けてと言ったらどうしますか?」
全てを諦めて身を任せよう、そう決めかけた時に救われた
最初の出会いでは考えられないくらいドラマチックな状況だ
「(ですが南雲さんの答えは、、、)」
「姫さんが不幸だと悲しむ奴が居るからな」
あの状況でそう言えるハジメは本当に化け物である
「(ですがそういう所も、、、)」
そう考えて居ると自然と考えはまとまっていた
「(私は、、香織やユエさんが羨ましかったんですね)」
あの場でも感じた事、だけどあの時以上に思いは強かった
「私は、ハジメさんの事が、、、」
to be continued
はい、書き始めたらリリィだけで終わりました(苦笑)
リリィは全体的に出番が少なめな気がしてるのでどうしても多くなってしまいます(ハジメとの初対面の話はリリィのメイン回でもっとやってみたいですね)
次回はレミアになるんですが、、、難しい(特別な回があった訳では無いのでオリジナルになりそうです)
そしてミュウを全く出せていないので次回は出したいです
次回が終わったらいよいよハジメが合流します、、、長かった(でもこういう回想をやりたかったんです)
あ、シモン教皇との話もちゃんとやりますよ?(原作とは少し違う展開になるかもしれませんが背中を押す役はこの人の予定です)