・特典としてエリス様GET
・カズマは最高の女神を手に入れた
「お帰りなさいませご主人様!」
そこには笑顔でご主人様と言ってくれる天使がいた。
「えっとエリス様何で俺此処に居るんですか?俺はあの後王城の晩餐会の後にアイリスと添い寝した所までは覚えてるんですけど………」
「佐藤和真さん?何で王女様と添い寝してるんですか?普通しない、というか出来ないと思うんですけど…」
エリス様が珍しく困惑している。確かこの人は自分が俺たちの居た異世界に俺が連れてきたことでその事を報告する報告書を何枚も書いていた記憶がある。
「アイリスに頼まれたので一緒に寝ました」
「何でそんな簡単に寝れるのか理由は聞かないでおきますね」
「えっ?別に構いませんよ。エリス様が知ってる通り俺とアイリスの中は良好です。寝る前に「お兄様が魔王を倒した時のことを知りたいです」と言われて語ってたら一緒に寝落ちしちゃったんですよねー」
「成る程そうだったんですね。私、上に報告する事が多過ぎて少し見れてなかったんですよね」
やっぱり見えてなかったらしい。まあそれもそうか。俺がエリス様を特典として呼んだせいで此処での仕事を出来なくなってた訳だしそれに加えてあの
「それで何で俺何で此処に居るんですか?」
「あ、そうでしたねそれを言ってませんでした」
本題に入ってくれるらしい。でも何で此処にいるか俺には分からない。だって死ぬようなことしてないし、アイリスとは節度ある付き合いだし何より添い寝といってもアイリス芽寝た後は背を向けて寝ようとしても寝れず近くにあったクッションを使って寝たのだ。これならクレアに見つかっても怒られるだけで済むのだから本当に分からない。
「では何で此処にカズマさんが居るのかお答えしますね。………貴方は魔王の娘の攻撃を受けて死にました」
「えっ?」
「えっ?じゃありませんよ。しかも今回は蘇られることすら不可能なんですからね」
ちょっと待って欲しい。魔王の娘の攻撃を受けて死んだ?何でだ?俺は王城にいた。あそこで死ぬということはつまり王都は魔王軍の手に墜ちたと言うことだ。流石にそれは合ってはならないことだ。
「王都が攻め落とされたわけじゃありませんよ?」
「エリス様俺の心の声を読まないでください。てかだったら何で俺死んでるんですか?」
「カズマさんが死んだのは呪殺されたからです。しかも蘇生魔法が効かない新種の魔法ですよ?向こうでは凄い騒ぎになってる頃だと思います」
「呪殺って俺何でそんなピンポイントに狙われたんですか?」
「どうやら魔王軍の中に魔王を倒した人を知ってる者が居たようですね。そのせいでカズマさんは呪殺されました」
「つまり俺はもう二度とあいつらに会えないってことですか?」
「はい。普通ならそうですね」
もうあいつらに会えない……………でも。
「確かにもう会えませんね"普通"なら」
「はい、"普通"ならです」
そう普通ならたしかに駄目だろう。だが俺は知っている普通と言う言葉がこの世界で意味を成さないことに。
「私カズマさんに特典として呼ばれた訳じゃないですか?」
「はい確かに指名して呼びました」
「でも呼ばれた女神がなにもせずに呼んだ人を殺されてお役後免ってのは流石にどうかと思うんですよ?」
「そうですね」
「しかも魔族なら尚更です」
あれ、エリス様の目から光が消えていってるし声のトーンも下がっているような………
「だから私女神の力でカズマさんを蘇られることを許可されたんですよ。上からの命令で」
「上からのですか?」
「はい。上からです」
「………」
「しかも特典、及び能力を授けることを許可されたんですよ。凄いですねカズマさん」
やばい、なんかやばい。どのくらいやばいかって言うといつも無口な女の子を怒らせてしまったというくらいにやばい。
「ですのでカズマさん。貴方に力を授けます。この力で魔族をぼっこぼっこのフルボッコにしてくださいね?」
「あ、はい」
返事をした瞬間に俺の体から力が溢れてきた。そしてしたを見ると転移の魔方陣がある。どうやら俺は異世界で魔族相手に無双する力を貰ったらしい。
「それではカズマさん今度は死んでではなく魔族を倒す英雄として会いましょうね」
エリス様が笑いながら俺に微笑んでくれている。控えめにいって女神だ。そして俺がそんな事を言ってるうちに視界からエリス様が消えた。
初めての異世界SSですが出来る限り頑張ります。