機動戦士ガンダム重力戦線異聞 Imitation RED 作:葛西源次郎
「テオ。お前、家族はどうしてるんだ」
一夜明けての合流ポイントへの途上。速度を調整しつつサムソンと共に行動するザクのコクピットで、突然ハロルドからテオドールに入った通信はただの世間話だった。しかもわざわざローカルで。
先行して偵察を行っているミツヒロからの通信は特にない。ザクの各種センサーも平常、異常値も無し。
ただ吹き荒れる砂塵と延々広がる砂漠を方角を確かめながら移動するだけの道程はなかなかに眠くなりそうで、世間話自体は悪くはない。とは思うが。
「何ですか突然。親父はサイド3ですし、おふくろは開戦よりずっと前に死んじまいましたよ」
「お前がそういう話をしてるところを見たことが無くてな。ふと気になっただけさ」
「隊長は自分の家系、つーか家を大事にしてますからね。気になるんですかぃ」
「まぁな。仲がいいに越したことは無いだろう」
その言葉に、出るのは返答では無くため息。
通信越しでも、何かを察したらしい。あぁ、と一言ハロルドの納得の声が漏れた。
「あまりよくないのか」
「戦争が終わっても帰るつもりが無い程度には」
仲が悪い、というよりは双方興味が無い、が正しいのかもしれない。
テオドールは思い返す。
どこまでいっても現場型の実働タイプで、感覚と経験を頼りに動くテオドール。父親はその真逆でもあった。
コロニー内のスクールで教員をやっていた父とは、仲良くした記憶も無ければ喧嘩した記憶も無い。幼少のテオドールが喧嘩騒ぎを起こした時も大して怒りもしなかったが、思い返せばあの目は、自分とは全く違う生き物が理解できない。そういう目だったのだろう。
自分の歩んできた人生と大きく違う人間を理解できず理解する気もない人間にこちらから歩み寄ることもない。そう考え、自分も必要以外にどうこうすることは無かった。
育ててくれた母が病死した際にはそれなりに哀しみもしたが、軍に入るときにも一言二言言って同意書だけサインしてもらい、それっきりだ。その時も、まぁそれらしく一言二言相槌を打っていただけだったか。
「家族は大事にしておけ。いつかそれが自分の支えになる。戦争が終わったら、嫁さんでも探したらどうだ」
「勘弁してください。俺は家庭持つには向いてないし、今のままが一番ですよ」
ガールフレンドが今までいなかったわけでもない。だがそれとこれとは話が別というものだろう。
少なくとも、戦争が終わって軍を離れても家庭を持って子を作って、という気にはなれなかった。
「うちの部隊は自由人が多すぎるな」
「一番若いアストにでも望みを託しておいてください」
根元まで吸ったタバコを胸ポケットの携帯灰皿に突っ込む。もうすでに埋まってきた。アストに怒鳴られることになる未来がまた一歩近づいてくる。
「隊長はお子さんもいるんでしたっけ」
「ああ。まだ11歳だ。早く帰らないと顔を忘れられそうで怖いな」
「さっさと戦争が終わるか、手柄立てて宇宙に帰る船捕まえるかですね」
「後者はこの状況じゃ難しいだろうな。我が軍のHLVは今地上にどれだけ残ってるものやら」
「じゃあ戦争をさっさと、ですかね」
個人の努力だけでどうこうなるものじゃない。
しかしそれでも、上官の希望を無碍にするほどに人として終わっているつもりもない。
なにより、さっさと帰れるなら帰りたいのは誰だって同じで。順番があるというなら、それは自分のような人間では無く妻子の待つハロルドのような人間が優先されるのが筋だろう。
少なくともテオドールはそう思えるし、早く帰してやりたいとも思う。
有能な軍人なのと、戦場にいなきゃいけないというのは全く別の話だ。
「まあ考えておいてもいいと思うぞ。お前はきっといい父親になる」
「何が。俺にゃ無理ですよ。戦争やってた方がまだ楽かもしれねえ」
「自分の見てきた父親の姿と、自分がなる父親の姿は別物さ。さて、そろそろ定時通信ポイントだ。後続に生きてるぞと伝えるぞ」
言い終わって通信を切り、全体ローカルに切り替えてハロルドが休憩を通達する。
自分の持っている父親像は間違いなく参考にはできないし、してはいけない。しかし、それなら。
「万が一の時は、隊長を参考にさせてもらいますかね」
自分の知る限り、一番いい『父親』に学ぶべきだろう。予定はないが。
「ミツヒロ。お疲れさん」
「ありがとうございます。クイントンが今後続と通信してます」
ザクの足元で休息をとっている偵察担当に珈琲を差し入れ、テオドールもその場に腰を下ろす。
見れば、ミツヒロのザクのコクピットにうごめく影。アストが調整を行うといっていたので、まあそれだろう。
「出発前に整備したセンサー類はどうだ?」
「問題はありません。むしろ好調ですよ」
珈琲をすすって愛機を見上げるミツヒロ。
目の下に常時できている隈はいつもより多少濃い。整った顔立ちではあるのだが、この隈のせいでうちの部隊で一番人相が悪いこいつは間違いなく損してるとテオドールは隊長やアストと話のネタにしているが、流石に本人に言ったとはない。
比較的珍しい東洋系だが、もともと入植は比較的早期だった家系だという。
隊長の話が尾を引いているのか、ふと隊員達の家庭事情など考えてしまう。詮索することに意味などないし、火種になりかねないというのに。
「このあたりは粒子が薄いから多少は楽できますけどね」
言いながら広げるのはこの近隣の地図。地図というか、砂漠が続くせいもあって地形図に近い。
このままのペースでいければ、おそらく今晩には合流ポイントに到達できるはずだ。そこに連邦が居座っていないことを祈るしかない。その時はその時だが。
髪を乱雑に搔けば、髪の間に挟まった砂の粒。
地上攻略のために降下したジオン兵の中には地球の大気の気まぐれさや砂塵、花粉などを嫌って常にマスクをつけるものやノーマルスーツを脱がないでヘルメットを常用する者もいると聞く。その気持ちもわからんではない。
そもそも突撃機動軍の長も常にマスクを………まぁ宇宙でもずっとだが。
「駆動部に異常は無いか?」
「今のところは。ただ、合流地点では一度アストの世話になっておいたほうがいいでしょうね」
「いっそ間接部は完全にシーリングした方がいいのかもな」
「宇宙ならそれでもいいでしょう。地上じゃ廃熱の問題があります」
そりゃそうだ。
真面目に聞かれたことに答えている口調とは裏腹に、足を投げ出し天を仰ぎ、目を覆うミツヒロ。
軍人になってなければできるだけ寝てられる仕事がよかった、なんて言ってたのはいつだったか。基本ものぐさで怠け大好きなこの男が仕事はしっかりこなすのは、そうしなければよりデカい面倒ごとになると知っているから。
だから信用できるし、こいつの目と勘の良さは全員が頼りにしている。
クイントンのザクがやられた時、とっさに敵のジムを狙撃して助け出す時間を作ったのもこの男だ。
まぁしかし。流石にあの対艦ライフルは未だに何度見てもどんな判断してやがるとしか言葉が出ないが。
「なんともまぁ、過酷なものだなこの惑星は」
「連綿と人類が生きてきた以上、適応はできるはずですがね」
「コロニーが懐かしくなったりはするのか?」
「多少は。ただ、極端な寒冷地や熱帯地域の部隊に比べれば俺たちはまだ恵まれてるでしょう」
「正直、豪雪地帯配属にならなくてほっとしてはいたよ」
砂塵程度ならともかく、人為的なものではない、調節のきかない大豪雪と極寒。
常に湯の中を泳いでいるようだとも聞く熱帯地域の湿度と気温。
天候全てが管理された上で極端にならないように調節されていたコロニー暮らしに慣れたスペースノイドにとっては、体を壊さない方が不思議とも言える過酷な環境。そう思えば、今ここはまだマシな方か。テキサスコロニーなんかはこれに近いと聞くし。
「ミツヒロ曹長!センサー類の調整終わりましたから、出発前に確認だけ頼みます!レッドキャップ、コクピットの掃除くらいはそっちでやれって言ってるだろうが!」
頭上から聞こえる毒蛇の声。あいつがもし今後MSに乗るとしたら、喜んで毒蛇のパーソナルマークを描いてやる。そう決めた。
「アスト、お前も休憩しとけ。珈琲くらいなら淹れてやる」
「そうさせてもらうよ。それと、ミツヒロ曹長。シートの脇に脇に落ちてたこれ、何ですか?」
ザクから降りてきたアストが手に持っているのは、布製の小さな袋。
鮮やかな赤に白のラインが格子状に走り、何か文字なのか模様なのかが描かれている。握れば隠れるようなサイズで、小物入れにも見えない。
「ああ、それはお守りだよ」
「これがですか?随分変わったデザインですけど」
「うちの一家、そのルーツがずっと住んでた日本ってとこの伝統的なお守りらしい」
「らしいって」
「俺は行ったことないし、代々持たされてるだけで詳しいことなんか知りませんよ」
確かアジアの島国だったか。あの辺は独自の文化が根深く、現在でもヨーロッパなどとは全く違う文化形式が深く残っているという。テオドールは軍学校の時に講義で聴いた話を思い出すが、担当でも無い地域のことを全部把握してられるほど現場の人間は手が空いてるわけじゃない。
そういえばロドニーの奴がやたらと行きたがっていた気がする。あいつは今頃ちゃんと傷を癒やせているのだろうか。
「一応親類にあたる家はまだ残ってるとは聞きたがな」
「戦争終わったら行ってみたらどうだ」
「焼け野原になってなければいいかもですね」
その言葉も大概適当に言ってるのがわかるあたり、興味はなさそうだ。多分隊長が聞けば行け行け言い出すだろうが。
隊長の言う通り自由人の多い部隊なのは間違いないだろう。
というより、家庭や家族というものに対する帰属意識が希薄なだけな気がするが。
「さて、クイントンの奴の様子でも見に行ってくるか。そろそろお電話も終わったんじゃないか?」
「俺はアストくんのお仕事の成果をチェックしてきます。アスト、サムソンの個人供給物資の俺の物資、中から適当な菓子持っていっていいぞ」
「え、ありがとうございます。いいんですか?」
「いいよ。二、三個持っていけ。サムソンの運転しながらでも食って頭に栄養回しておけ」
珈琲ご馳走様、とミツヒロは立ち上がり、ザクのコクピットへと上がっていく。
思わぬボーナスにニヤついてる毒蛇整備兵を見ると、なんだそんな年相応の顔できたのかと思う反面お前それ俺に対しては絶対しないよなと嫌みでも言いたくなる。ただまぁ、コクピットの掃除の件があるので何も言えないが。
「ま、それじゃ少し休憩でもしておけ。またどうせ忙しくなるんだ、食えるときに食わなきゃな」
ヒラヒラと手を振ってその場を後にすると、背後からの盛大なため息。いやほんと悪かったって。直す予定もないけど。
また新しいタバコに火をつけると、クイントンがいるはずであろうサムソンの方へ。
相変わらず風に舞う砂が煩わしいが、まあこの程度であれば索敵にも射撃にも影響は出ないはずだ。今晩にでも合流ポイントに到達するまでに接敵が無いことが一番ではあるが、奴らもそうそうこっちの都合に併せてなどくれないだろう。
いっそ弾薬の規格が共通であったりするならば敵の残骸から追い剥ぎのようなこともできるのだが。それと、連邦の補給基地でもあったらブラウン系の塗料が無いかも漁ってやりたい。見つけられれば儲けものだ、そのままアストに全塗装を申しつけてやる。
ふと見れば、クイントンはまだ通信機にかかりきりになっている。そしてその横にはハロルドの姿も。
ハロルドが柔和な目を少し吊り上げているあたり、まあ碌なことではないだろう。さて、どんなクソ案件だ。
「隊長、なにがあったんで?」
「ああ、テオ。いや大事では無いんだがな。どうしたものかと、少し判断に迷ってるんだ」
通信を継続しているクイントンに一つ目線を向けた後、ハロルドは手元に簡易的な地図を広げて丸を書き込む。
「今し方、後続の対MS歩兵中隊から連絡があってな。我々とは別件で行動している友軍の偵察隊が遠方周回偵察をしていたそうだ。その時に、ルッグンがあるものを発見したそうでな」
見れば、簡易的な地図でもそこまで遠くないことはわかる。方向的にも、寄り道してもそこまで予定が狂うようなものではない。つまり、ここへあるものとやらを見に立ち寄るべきか否か、ということか。
「で、それは?」
「ホバートラックだ。連邦の一般的な支援車輌だな。それの真新しい残骸だと言うことだ」
ああ、時々見かけるあの平たい亀か。亀にしてはやたらすばしっこいが。
残骸。それも真新しい。
それが意味するのは一つだけだ。
「つい最近、このエリアで戦闘があったと?」
「そのようだな。だがわかる範囲でだが、我が軍で交戦したという記録は無いとのことでな。例の正体不明の機体のこともある。一度、確認に行った方がいいだろうかと話していたんだ」
「交戦記録無し、ねえ」
ただ敵がいた、だけならば方針も決めやすい。戦力規模を見て、避けるか殴り込むかを判断することができる。だがこういった話は面倒だ。素通りして大事な何かを見過ごしてしまうなんてことは避けたいが、下手に様子を見に行って同じように確認もしくは救援にきた連邦とかち合うなんて可能性もある以上、はい行きましょうと即答はできない。
じゃあスルーした場合、確認すらしていない場所に連邦の救援が押し寄せて、全く意図しないタイミングでの戦闘なんて混沌も無い話ではないし絶対に避けたい展開だ。
偶発的な小規模戦闘で、まだ報告に上がっていないだけということも十分にあり得る。しかしハズレ札を引いた時、その賭け金は果たして支払えるものであるのか。
「クッソめんどくさいですけど、一応確認しますか?」
「こら、だからお前は言葉が汚いと。まあ完全に無視する、というわけにもいかんだろう。クイントン、話はどうだ」
クイントンは片手を上げて少し待てとこちらを制止し、一分程して通信機を置いた。
「ひとまず、一度拝見させてもらいましょう。もしこちらのほうで行くというのであれば、後続の対MS歩兵中隊から先行してワッパを二機程出してくれるそうです」
「ワッパを?」
「ええ。ワッパの速力なら先回りできると。私どもがもう少し休憩してから出立すれば、丁度偵察組が周囲を確認したあたりで合流できるとのことで、そうするならゴーサインを、と」
小型ホバーバイクであるワッパはその静粛性だけでなく走破性にも優れているのはよく知っている。
各車両と速度を合わせる必要が無いなら、脇目も振らずに走ればこちらの位置もギリギリ追い抜けるということか。
「どうします?確かに、ザクとサムソンが足並み揃えて移動するよりは明らかに早い。お言葉に甘えますか?」
「そうだな。よし、クイン。お願いいたしますとお伝えしろ。ただし、周囲の警戒が最優先。戦力規模に関わらず、敵を発見したら即座に反転、全速力で引き返してくれと」
「了解しました。こちらの通信チャンネルの空きを一つ共有しておきましょう」
「テオ、アストとミツヒロにいつでも出れるようにしておいてくれと伝えてくれ。予定は現刻より1時間後に出立だ」
指針が決まれば後は動くだけだ。通信を再開するクイントンと地図を広げるハロルドを残し、タバコを投げ捨てて二人の元へと向かう。
丁度ザクから降りるところのミツヒロとチョコレートバーを頬張るアストに声をかけ、今後の方針を伝えて自分もザクに走る。
しかし、妙なことになってきたものだとコクピットの中でため息を漏らす。
「アスト、聞こえてるな?ワッパが先行して偵察を行う。こちらの指定したポイントを通過した時点で一度クイントンに通信が入るはずだ。それを全員に共有してくれ」
「了解。ミツヒロ曹長、出発時には今まで通り先行を?」
「ああ。ワッパが見てくれるとはいえ、それが俺の仕事だ。ダルいが任務くらいこなすさ」
出発時刻を再確認した後、ザクのコンソールにポイントを記録する。
最近は地上のジオン軍が相当追いやられてしまったことで重力下での大規模戦闘が減少、その影響でミノフスキー粒子が薄い場所が多い。通信が明瞭なのはいいのだが、索敵やそれに対する警戒もしっかり気を張る必要がある。
そういった面でも、ミツヒロの負担が増えたのかもしれない。テオドールとしても、ミツヒロには世話になっている。この面倒ごとが終わったらビールの二、三杯でも奢ってやるかと決める。
「アスト、面倒をかけるが対空の警戒も必要になるぞ。もし偵察の航空機や救出の機体が来たら面倒なことになる。ミツヒロが見てはいるが、念には念をだ」
「了解。つってもアクティブじゃ僕たちはここにいますって宣伝しながらになる。パッシブで?」
「ああ、頼むぜ」
何かあったらワッパの搭乗員も守らなければいけない。いくら小回りが効くとはいえ、対人がせいぜいの軽武装で装甲など皆無。それどころか人体がむき出しのホバーバイクなど、遮蔽物の無い場所で襲われればひとたまりも無い。
陸上戦艦クラスの目撃情報は無いにしろ、目的のホバートラックが偵察部隊だったとなれば本隊が存在するはずだ。問題はその距離。そして撃破されてから経過した時間。
考えれば考えるほどに悪い可能性が出てくる。そして仕事上、それを無視は絶対にできない。
それを無視するというのは、自分の命を無視するのと同じだと軍人は一番よく理解している。理解していなくてはならない。
「ミツヒロ。万が一の時、対空はできるか?」
「俺ですか?あー………わかりました。アスト、悪いが弾倉交換だ。対艦ライフルの弾頭変えるぞ」
「了解。対空なら、拡散フレシェットで?」
「そうだ。確かサムソンに積んでるはずだったな。悪いが頼む」
アストの提案する弾頭。発射後に一定距離で炸裂し、指向性を持たせた金属片の散弾となる特殊弾頭。
対MSなどではなく、対空対地での仕様が前提となる弾頭だ。とはいえ、射程距離が長すぎて対地は正直微妙とミツヒロは以前語っていた。ならば、向いている用途で使うべきだろう。
「なら、最初の三発を拡散フレシェットにして、残りを通常弾頭にした弾倉を一つ用意します。今からならまだ間に合いますから」
「助かるよ。少尉、それで?」
「ああ。悪いな、在庫の少ない特殊弾使わせて。もし空の目がいたら、確実に速攻で潰したいんだ」
本来宇宙で使用するためのASR-78対艦ライフルの弾薬など、地上にそうそうあるものじゃない。いずれは在庫が払底し、また別の手段を考えなくてはいけないと以前から言ってはいたが、それもそろそろ近そうだ。いいライフルを見繕ってやらなければ。
サムソンの荷台で小型クレーンを稼働させ作業を開始するアストに手伝うかと聞くも、門外漢は邪魔だとあしらわれてしまう。
なら大人しくしておこう、と。タバコに火をつけたところで、自分の方も在庫が少なくなっていることに思い至る。
この作戦の後、補給時に仕入れられることを祈って煙を吐き出した。