アサルトリリィ BOUQUET ―白銀の妖精―   作:九条 美琴

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誤字修正しました。

読者の皆様ごきげんよう!

短編連続投稿3回目!(延長戦の末の3位)

さて、突然ですが問題です。一柳隊で猫といえば?
(ヒント:雨嘉以外)




それでは始まります。



短編 :ミレイのネコ語講座?

中庭───。

 

その日は小規模の旋風が吹き荒れていた。

そして、その中心にいたのは・・・・・

 

(ふぅ・・・・・今日のところはこのくらいでしょうか。あら?)

 

ぽふっ・・・・・

 

ミレイが頭が少し重い事に気付き触れてみると猫が乗っていた。

 

「えっと・・・・・もしかして気が付かずに巻き込んじゃいました?」

 

「にゃあ」

 

「それはごめんなさい。といってもこのままじゃ何を言っているのかわからないですし・・・・・」

 

目を閉じて何らかの魔法を発動させる。

 

「これで良しっと。さて、猫さん?あなたの仲間の所に連れて行ってもらえませんか?」

 

───。

 

「やっぱりここは気持ちいいなー。」

 

梅が木陰で寝そべっていた。側にいた鶴紗は今日も猫に触れようとチャレンジしていたがまたそっぽを向かれてしまっていた。

 

「まだ駄目なのか・・・・・。」

 

「気長に頑張るといいんじゃないか〜。お、ミレイ、お前も日向ぼっこか?」

 

「違いますよ。それにしてもこんなにいたんですね。」

 

「お前・・・・その猫」

 

ミレイが抱えていたのは真っ白い猫だった。

 

「どうやら先程の風魔法の練習で巻き込んでしまったみたいでこの猫さんに案内して貰いました。」

 

「お、その猫梅の近くにも来てくれなくてな、いつの間に仲良くなったんだ?」

 

「実は動物の言葉がわかる魔法を使いまして。ほら、仲間の所に着きましたよ。」

 

地面に下ろすが動こうとしない。

 

「どうしたんですか?」

 

『あら、このワタクシを他の猫と一緒にしないで頂けますの?』

 

「あの・・・・・梅さん、この猫ってもしかして人見知り?」

 

「実は梅もそいつの事はよく知らなくてな・・・・・」

 

『あぁ、そいついつもそうやって1人になろうとするんだ。』

 

梅の側にいた三毛猫か喋りだした。

 

「そうなんですか。ねえ、貴方毛の色が皆さんと違う事気にしてませんか?」

 

『え?・・・・・そ、そんな事はありませんわ!ワタクシはただ1人が好きなだけで・・・・・』

 

明らかに動揺していた。

 

『こっちおいでよ〜。』『気持ち良いよ〜。』

 

「ほら、他の猫さんもこう言ってる事ですし。」

 

『もう、貴方達は・・・・・わかりました、考えておきますわよ!!』

 

そう言ってその白猫は何故かミレイの頭の上に被さった。

 

「あの・・・・・私の頭の上に乗るのやめてくれませんか?」

 

『だってここが1番落ち着くんですもの。』

 

「もう・・・・今日だけですよ?」

 

「凄いな、ミレイは!」

 

「ああ・・・・・」

 

そんなミレイを見て感心した梅と意気消沈する鶴紗だった。

 

「ところで鶴紗さん?先程から元気無いように見え・・・・・え?この人少し怖い?」

 

「お前っ・・・・・何を言って・・・・・」

 

どうやら他の猫の話によると見つける度に全速力で向かって来るため皆ビックリして少し怖いのだそうな・・・・・。

 

「鶴紗さん?もう少し梅さんを見習ってみては?」

 

「それはそうしたいんだが・・・・・なぁミレイ、私に仲良くなるコツを教えてくれないか?」

 

「なんで私なんですか・・・・・ここは一緒にいる事が多い梅さんの方が・・・・・」

 

「ミレイ、頑張れ〜。」

 

気の緩んだ返事で返す梅。

 

「・・・・・はぁ、わかりました。ではまずは猫の気持ちを理解する所から始めて・・・・・」

 

そうして鶴紗の猫に好かれるための特訓は始まった。

 

そして数日後・・・・・

 

「にゃ〜ん」

 

『あら、お腹が空きましたの?』

 

「うにゃ〜ん」

 

『かまって欲しい、ですわね。』

 

そこには猫耳と猫尻尾を着けて完全に猫になりきっている鶴紗がいた。

 

「なんか日に日に鶴紗さん猫化してませんか?」

 

「鶴紗、可愛い・・・・・。」

 

「それもそうなんですけどミレイさんの抱いている白猫は?」

 

「どうやらミレイに懐いちゃったみたいだぞ!」

 

どうやら朝に寮の前で待っている事が多いので仕方なく控室まで連れて来ているとの理由だった。ミレイからすると通訳として重宝しているらしいが。

 

「どうですか?」

 

『ここまで話せるようになれば大丈夫だと思いますわよ?』

 

「鶴紗さん、この子も大丈夫と言ってますので後はその調子で頑張って下さい!」

 

「そうか・・・・ちょっと行ってくる。」

 

そう言って猫耳等を着けたまま中庭に向かうのだった。

 

「本当に大丈夫なんですか?」

 

『ワタクシを信じて下さいまし。・・・・・ところで今更ですが貴方のその力をあの方に使ってあげればよろしかったのではなくて?』

 

「あ・・・・・。」

 

段々と猫になりきっていく鶴紗が面白く可愛かったのでその事に最後まで気付かなかったミレイだった。

 

ちなみに中庭では猫耳と猫尻尾を着けてにゃーにゃー言いながら猫を追い回す鶴紗が度々目撃されたとか・・・・・。




多分この回が1番くだらないです(自虐)

白猫の口調ですが某作品の風魔法が得意なあの子の口調を参考にしたつもりですが何か楓に近くなった気がする。

さて、短編連続投稿も次回がラスト!

それではまた次回!ごきげんよう!
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