アサルトリリィ BOUQUET ―白銀の妖精― 作:九条 美琴
梨璃の叫びが学院内に木霊する!!
2話、始まります。
「梨璃、どうしたの!?」
叫び声を聞き付けた夢結が真っ先に飛び込んで来た。
「お姉様。あの、えっと、この子が・・・。」
明らかに情緒不安定である。
「落ち着きなさい。何があったの?」
その言葉にいつもの調子に戻る梨璃。
「ごめんなさい、お姉様。実はこの子が急に日本語で話し始めて・・・・。」
「・・・・は?」
夢結からいつもと違う声が漏れる。
「・・・・ごめんなさい、最初から説明してくれないかしら。」
梨璃説明中─────。
「・・・つまり手話を試そうとしたら通じなくてその後寝てしまって起きたら話せるようになっていたと・・・。」
夢結が呆れる。
「それであなたはいつから日本語が話せるの?」
黒髪の子が聞いてくる。
「その子の話で大体合ってますよ。ついさっきです。」
「一体何をしたらそういうことになるのかしら・・・。」
(う〜ん、魔法が使える世界なんだし言っちゃっても大丈夫かな・・・・。)
「実は私、魔法が使えるんです。それで喋れるように・・・。」
・・・・・・。
(あれ?私何か変な事言った?)
「お姉様、リリィって魔法使えるんですか?」
「確かにCHARMを使う時には魔力が必要だけど魔法使いとは違うわよ。」
(え、マギ?チャーム?・・・魔導器か何か?)
「えっとお二人は魔法使い?」
「「違います!!」」
夢結と梨璃が同時に反論する。
その後夢結からヒュージという生命体が人類を襲っていてそれを倒す為にCHARMを使って戦っているリリィという少女達がいる事を聞かされる。
「・・・わかったかしら?」
(ここってそんな世界だったんだ・・・・。)
そのCHARMを使う為に魔力を使っているなら魔法が使える事にも納得がいく。
「ご説明ありがとうございます。では私もこの世界にきた経緯を話したいと思うのですが・・・・ちょっと長くなりますよ?」
「構わないわ、話してちょうだい。」
「わかりました。では・・・・。」
・・・・・・・・約30分後。
「・・・というわけでこの世界に跳ばされてきました。お分かり頂けましたか?」
・・・・・暫しの沈黙。
(何か難しい事言ったっけ・・・?)
2人の反応を伺ってみる。
「あの・・・もしかして難しかったでしょうか・・・?」
「??????」
あまりの展開に頭が追い付いていない梨璃だった。
一方夢結の方はというと。
「いえ、大丈夫よ。ただ1つ言える事は貴方の師匠が大分いい加減だった事かしら。」
(あの・・・論点ズレてませんか?・・・もう少しかなり前からの方がいいのかな・・・・でもそれだと物凄く長くなっちゃうし・・・・。)
とりあえず話を合わせよう。
「ええ、そのいい加減な師匠のおかげで・・・でもあの人魔道士としては優秀で様々な事を教えてくださいました。その指導があってこそ今私はこうしてここにいるのですから。」
「そう、いい師匠を持ったのね。」
(もしかして褒められてる?)
「梨璃さん、大丈夫ー?何か凄い驚いてたみたいだけどー。」
百由が入って来る。
「あっはい、大丈夫です、ちょっとビックリしただけで!!」
「さっきはごめんなさい、まさかあんな驚くとは思わなくて・・・。」
その言葉に百由が気付く。
「あなた日本語喋れるようになったの!?」
「ええ、先程。おかげでこの2人と仲良くなれました。」
(魔法で、て事は黙っておこう。また騒ぎになるのもだし・・・。)
「?まあ喋れるようになったのなら話は早いわ、体調も問題ないみたいだし理事長代行が呼んでるから一緒に来てくれないかな。」
「理事長代行が?理由を聞いてもいいかしら。」
夢結が尋ねる。
百由が暫く考えた後、口を開き、
「えっとね、言いにくいんだけどその子のスキラー数値だけど・・・測れないのよ。」
冒頭の夢結の「は?」はサーシャ(魔王学院の不適合者)の声で再生すると違和感無く聞こえると思います(笑)
後測定器が反応しないのは異世界の魔力には対応して無いとかそんな理由です。
それではまた次回!(前回のあらすじとか後書考えるの楽しくなってきたwww)