アサルトリリィ BOUQUET ―白銀の妖精―   作:九条 美琴

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二章後半!

24話、始まります。


24話:花の彩り

グリーンフェア会場───。

 

「では、私たちは会場の飾り付け担当になりました!叶星様、高嶺様、どうぞよろしくお願いいたします!」

 

「ええ、お役に立てるように頑張ります。」

 

「園芸に関しては私も梨璃も詳しくありませんのでおふたりに指示をお願いできれば。ミレイもそれでいいのよね?」

 

「はい、植物自体は育てた事はあるのですが、飾り付けに関しては分からないので。」

 

「かしこまりました。」

 

「では早速、そちらの苗をみんなで運び入れましょう。」

 

「お任せください!こちらですねっ。」

 

「土がついていて意外と重いから気をつけてね。作業用手袋もあるからどうぞ。ほら、ミレイさんも。」

 

「大丈夫ですよ、高嶺様。私、田舎で育ったんで土いじりは得意なんです!」

 

「へぇ・・・・・こんな便利な物があるんですね!と、その前に・・・・・」

 

長い髪を後ろで結い嬉々と手袋を装着するミレイ。

 

「え!?ミレイちゃん髪形変えるの?」

 

「こういった作業する時には邪魔なので。」

 

ポニーテールになっていたミレイに1番驚いていたのは梨璃だった。

 

「よしっと・・・・・これで最後ですね。叶星さん、次は何を?」

 

「えっと、そうね・・・・・じゃあこちらの飾り付けをお願いします。好きな花をここに飾って華やかにしたいわね。」

 

───。

 

「そういえばミレイちゃん、植物を育てた事があるって言ってたけどどんなのを?」

 

「はい、薬草や野菜等を。それで生計を立てていたので。」

 

「野菜はわかるのだけれど薬草ってあの漢方薬とかの材料になる?」

 

「いえ、体力が回復したり傷を治したりするだけのただの薬草ですよ?」

 

「「え・・・・・?」」

 

予想外の答えに言葉を失う高嶺と叶星。

 

「あ、ごめんなさい。えっとですね・・・・・」

 

ミレイの元いた世界では主に戦闘等で負傷した際の回復手段が回復魔法、もしくは薬草、飲み薬等であった為、薬草を栽培していたのだという。

しかしある時、師匠が思い付きで「何か凄いの出来た──!!」と、魔法で品種改良した薬草が出来上がり、その効果は、一瞬で病気が治ったり、体力が回復し過ぎてテンションがハイになったりと様々であった。それを平然と町まで売りに行くものだから見た目はただの薬草でも効果が不明な魔改造された薬草が出回り国中が大混乱に陥ったとか・・・・・。

 

「あの時は大変でした。なんせ見た目が普通のと変わらないので売りに出していいものか判別が難しくて・・・・・あの、叶星さん、飾り付けこんな感じでどうですか?」

 

「え!?う、うん!大丈夫!だよね、高嶺ちゃん!」

 

「え、ええ・・・・・。」

 

薬草の話で理解に苦しむ2人だった。

 

「ありがとうございます!」

 

「あの、夢結さん・・・・・あの子一体何者?」

 

「なんの変哲も無いただの魔法使いよ。私達より人生経験は豊富みたいだけど。」

 

「叶星、ちょっと灯莉呼んできてくれない?」

 

「うん、私もそう思った。でも灯莉ちゃんの方もまだ忙しいみたいだし・・・・・」

 

どうしようかと悩んでる矢先、ヒュージ出現の警報が鳴り響いた。

 

「どうやらまた出たみたいですね。位置はそんなに遠くないみたいですよ?」

 

「行こう、高嶺ちゃん!」

 

「ええ、叶星!」

 

「お姉様、私達も!」

 

叶星と高嶺を先頭にヒュージ出現場所に向かうのだった。

 

───。

 

(まったく、こんな時に出なくても・・・・・しかも2回・・・・・)

 

ズドン!!

 

「ミレイちゃんもしかして物凄く機嫌悪い?」

 

「そうみたいね・・・・・。」

 

【フォトン・レイ】でヒュージを無言で片っ端から一発一発丁寧に撃ち抜いていた。

 

「凄い・・・・・CHARMを使わずに倒してる・・・・・。」

 

「わー!本当にレーザー撃ってる〜☆」

 

「あれが白銀の妖精の魔法・・・・・。綺麗・・・・・。」

 

驚く姫歌と楽しそうな灯莉と感動している紅巴。

 

「えっと、高嶺ちゃん、これ見てるだけでいいのかな?」

 

「ええ、もうすぐ終わりそうだけど。」

 

そして最後の一体までミレイが撃破し・・・・・

 

「ミレイちゃん、大丈夫?」

 

「大丈夫です。と、言いたいところなのですがちょっと疲れました。」

 

「ミレイ、お疲れ様。でも無理してるみたいだから次は私達に任せてくれないかしら。」

 

「ありがとうございます、夢結さん。」

 

一方、叶星達の方では・・・・・

 

「灯莉ちゃ〜ん、助けて〜。」

 

「かなほせんぱい、たかにゃんせんぱい、どうしたの〜?」

 

「ミレイさんの話に私達じゃついていけなくて。そういう事だからこの後はミレイさんと一緒にいてもらっていいかしら?」

 

「え、いいの!?やった〜☆」

 

「随分と嬉しそうね・・・・・。私は遠慮するけど。」

 

「定盛も一緒にもっと異世界の話聞こうよ〜。」

 

「お願いだから私を巻き込まないで!!あとひめひめ!!」

 

この後姫歌はミレイと灯莉の話になかば強制的につきあわされ帰りの時にはぐったりしていたとか。

 

尚、グリーンフェアではミレイは迷子の子供の相手をしたり、花の説明が丁寧でわかりやすかったりと大活躍だったという・・・・・。




頑張れ定盛!
恐らくミレイちゃんの向こうの世界の話にまともについていけるのは灯莉くらいかと。

薬草はドラクエのやつをイメージしていただけると・・・・・。

さて、本日からラスバレハロウィンイベント!
無課金で叶星と灯莉出るといいなぁ・・・・・。(最悪叶星だけでも)

それではまた次回!(なんか思い付いたらふるーつ6話書くかも)
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