アサルトリリィ BOUQUET ―白銀の妖精―   作:九条 美琴

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久々のヘルヴォル登場!

26話、始まります。


26話:3レギオン合流

「ごめんなさい。私達はここから先に行く訳にはいきません。」

 

ヘルヴォルと合流後、百合ヶ丘の校門前で一葉が口にした一言。

説明によると百合ヶ丘とエレンスゲは政治的に微妙な関係性にあり、ゲヘナと通じている為許可は出ているもののそれを良く思わない者が多数いるとの理由だった。

 

「なので、宿の方は街の方でとる予定でした。ですが合同演習自体はは予定通り参加させていただきます。」

 

「ねえ、一葉、さっきから藍の様子が・・・・・」

 

「え?・・・・・藍?」

 

「ミレイ・・・・・怖い。」

 

駅で合流してからずっとミレイに後ろから抱きついていた藍が泣きそうになり震えていた。

 

「へえ・・・・・ゲヘナですか・・・・・そこのせいで結梨さんは・・・・・私も引き渡されそうになりましたし・・・・・もしかしてこの際だからこのまま連れて行こうとしてません・・・・・よね?」

 

「あの・・・・・ミレイ、さん?」

 

「一葉さん、エレンスゲの所在地教えてもらっていいですか?」

 

「それは構わないですけどもしかして行く気ですか!?」

 

「ええ。今から行ってちょっと校舎吹き飛ばしてきます。」

 

「「・・・・・え!?」」

 

突拍子も無い事を笑顔で言うミレイに驚く一葉と恋花。

 

「吹き飛ばすって言っても今のお主にそんな魔力は無いじゃろうが!!」

 

「そこが今1番の問題なんですよね・・・・・。」

 

ミリアムのツッコミに少し冷静になるミレイだったが・・・・・

 

「ミリアムさん、ちょっと手伝ってもらっていいですか?」

 

「どこをどうしたらそういう考えになるのじゃ!?」

 

「大丈夫です。レアスキル発動してくれるだけで充分ですから!そうすれば全壊とはいかずとも半壊くらいは余裕だと思いますよ?」

 

「わしを魔力タンクか何かと思っとらんか!?」

 

「そうと決まれば急ぎましょう!こういう事は早いに限りますから!」

 

「梨璃の為だったとはいえあの時みたいな使われ方はもう嫌じゃ───!!!」

 

必死で嫌がるミリアム。

 

「お姉様・・・・・そろそろ止めた方がいいのでしょうか?」

 

「梨璃、少し待って。一葉さん、"あの時"の事、学院の方には報告したのかしら?」

 

「いえ、報告すればおそらくゲヘナはおろか国まで動きかねないので私としてはこのまま伏せておこうかと。」

 

「そう、妥当な判断ね。梨璃、止めてらっしゃい。他の方も手伝ってもらえないかしら。」

 

「わかりました、お姉様!!・・・・・ミレイちゃん、落ち着いて───!!」

 

梨璃を含む数名でミレイをなだめる事数分後・・・・・。

 

「ごめんなさい、少し取り乱してしまって。その名前を聞くとどうしても・・・・・昔の事も思い出してしまいましたし・・・・・。」

 

「こちらこそごめんなさい。昔何があったのかは知りませんがゲヘナに対しての恨みがそこまでだったなんて・・・・・。」

 

「とりあえずエレンスゲの方は置いとくとして、ヘルヴォルの皆さんが信用出来る事がわかっただけでも安心です!・・・・・で、藍さんはいつまでこのままなんでしょうか?」

 

普段の様子に戻ったミレイの後ろに藍が再び抱きついていた。

 

「ん・・・・・いつものミレイで安心。」

 

「あの、しばらく藍さんも離れてくれなさそうですし私もこのまま一緒に泊まりましょうか?」

 

その言葉に反応したのが2人。

 

「「待って、私達も一緒にいいかな!?」」

 

梨璃と叶星だった。

 

「梨璃さん、叶星様、気持ちは嬉しいのですがさすがにこの人数でホテルに押しかけるのは・・・・・」

 

「一葉さん、でしたら皆さんで野宿というのはどうでしょうか?食事の用意とかは私がするので。」

 

「ミレイちゃん、私にも手伝わせてもらえませんか?」

 

「千香瑠さん、ありがとうございます。今この人数の食事をどうしようかちょうど考えていたところだったんです!!と、なれば後は食材と場所の確保ができればいけそうですね!」

 

すっかりやる気満々の2人。そんな2人を見る中おそるおそる手を上げる者がいた。

 

「あ、あの!!でしたらその場所の確保、私に任せてもらえませんか!?」




ミレイちゃん→BOUQUET9話
ミリアム→BOUQUET10話

エレンスゲはそこまで悪く無いんですよ!ゲヘナの存在がいけないんです!!

それではまた次回!
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