アサルトリリィ BOUQUET ―白銀の妖精― 作:九条 美琴
その反応や如何に!
※多分1番違和感多いかもしれませんがお気になさらずに。
5話、始まります。
「・・・・以上が私のいた世界の事とここにいる理由です。」
・・・・・。
百由が最初に口を開く
「なんて言うか、ある意味壮絶ね。」
「ある程度の事は聞いていたのだけどまさかここまでなんて・・・・って梨璃!?」
夢結が隣を向くとそこには泣いている梨璃がいた。
「お姉様・・・・私、ミレイちゃんになんて言ってあげればいいのか分からなくて・・・。」
夢結が梨璃をそっと胸元に抱く。
「大丈夫よ梨璃・・・大丈夫だから・・・・。」
「君のいた世界の事はわかった。最後にその魔法とやらを見せて欲しいのだが・・・。」
「はい、簡単なものであれば・・・」
両手を胸の前にかざし眼を閉じる。
(光よ・・・。)
両手の間に光の玉が出来上がり、淡く発光する。
「私の世界で最初の頃に習う魔力を集めて光らせる魔法なのですが・・・・。他にも治癒やここでは見せられませんが攻撃系の魔法も一通り。最もヒュージ?とかいう存在に私の世界の魔法が通用するかはわかりませんが。」
ミレイが集中を解いた瞬間に光の玉が弾けるように消滅する。
「先程も言った通り私はこの世界の事を良くは知りません。そして帰る場所も無いのも事実です。出来る限りの事はするのでここに居させては貰えないでしょうか・・・。」
(いい覚悟ね、あの子・・・。)
「理事長代行、私からもよろしいでしょうか?」
夢結が救いの手を出す。
「なんだね、夢結君。」
「ミレイさんの事ですが保護という形で一柳隊で預かりたいと思います。」
泣き止んだ梨璃が驚く。
「お姉様・・・・!」
「これでいいのよね、梨璃。」
理事長代行がゆっくりと口を開く。
「分かった、ミレイ君の事は君達に任せよう。だがその服では少々目立ってしまっているだろうから制服を着るといい。君もそれでよろしいかね?」
「はい、大丈夫です。よろしくお願いします。」
3人揃って理事長室を出る。
「あの、梨璃さん、夢結さん・・・・。」
「どうしたの?ミレイちゃん。」
「お2人はどうしてこんな私に優しくしてくれるのですか?」
「特に理由は無いんだけど助けたかった・・・じゃ駄目かな?」
「ここは学院であると同時にヒュージと戦う最前線でもあるの。リリィとして放って置けなかっただけ。」
(この2人、そんな単純な理由で私を・・・・っ!)
「その事には感謝しています。でも私唐突にこの世界に来てしまって送り出してくれた師匠に別れも告げられず・・・・師匠?・・・・そういえばあの後って・・・・」
その場に崩れ涙が零れる。
「ミレイちゃん!?大丈夫、大丈夫だよっ私達が支えるから・・・・。」
泣き崩れるミレイを梨璃がそっと抱き寄せる。
「ごめんなさい、梨璃さん、もう少しこのままでいさせてください、私っ・・・」
─────。
「お姉様、重くないですか?」
「大丈夫よ、この子以外に軽いから。・・・とりあえず今日のところは医務室に戻しましょう。」
緊張が解けていた事と泣き疲れて眠ってしまったミレイを梨璃が背負うと言ったがやらせてみたところ力が足りず動く事も難しかったため変わりに背負う夢結であった。
【魔法解説】
光の玉:
ただ光るだけです。
生徒会メンバーを出すと主の処理が追い付かなくなるので出してません。(本編合流後はたまに出すかも)
ミレイの体重は40kg位の設定です。
それではまた次回!