ソードアートオンライン 〜血塗れの糸〜   作:ジョージジョージ

2 / 8
ここから、書き溜めていた分がなくなるので、更新ペース遅くなるかもしれません。

第2話です、ここでは、「約束」にフォーカスを当てます、では、どうぞ。


俺たちの約束

「それでは、今後、このゲームでどのようにするかについて話し合うが、準備はいいか?」

 

「「「「………」」」」

 

今俺たちは、始まりの街の宿屋の休憩所のようなところで、机を囲んでそれぞれ座っている、

そこには、独特な緊張感があり、誰も返事をしない。

 

重苦しい雰囲気、だがそれも無理はない。

 

なぜなら、今から俺たちは、これからの未来に関わる決断をするのだから。

 

「……準備もできたようだから始める、

概要は察しの通り俺たちのこれからについてだ」

 

「まず、俺たちには、現時点で2つの道があると、俺は考えている」

 

「第1の道は、攻略、今日やっていったみたいに、敵を倒して攻略していくものだ」

 

「第2に、待機、これは、とりあえずこの街の中で暮らす、というものだ、そして、ある程度したら、安全にコル…日々の生活費を稼ぐ」

 

「この2つの道に関して、何か意見があれば、言ってくれ」

 

「はい」

 

タンバが手を挙げた、

 

「いいぞ」

 

「だったら、私たちは、この会議の結論はもう出ています」

 

「は?それって、どういう…」

 

意味だと続けようとした時に、

 

「僕たちの結論は、もう出ています、あなたが決めてください、フォース。

 

僕たちは、この会議の前にフォース抜きで一回話し合いました

…まぁ、話し合いというか、確認みたいな物ですけどね。

そしたら、みんなの意見は一緒でした…みんな、フォースを信じるって」 

 

「まぁ、俺は強くなりたいから、攻略したいけどな〜」

 

「ちょっとニーム!」

 

「イテッ!ちょっ、わかってるっての!

……俺はさ、フォースを信じる!なんてったって、俺たちのリーダーだもんな!」

 

俺が周りを見渡し、皆の目を見た、

 

その目から伝わってくるのは、信頼、それを感じて、俺は感じた思いのままに、

 

「ニーム、ルート、タンバ、ユーナ、………ありがとう」

 

そう、伝えた

 

「やっぱり、お前らは最高の仲間だよ」

 

「「「「………!!」」」」

 

「……ちょっ、フォース!何真面目な顔で恥ずかしいこと言ってんのよ!」

 

多少照れを含んだ口調でルートが言うと、

 

「あれっ?ルートちゃん、照れてる?」

 

と、ユーナがズバリ言ってくる、だが、ユーナも照れていることは表情で一目瞭然だ。

 

「別にっ、照れてないから!…そういうユーナも、顔真っ赤じゃないの!」

 

「それなら、みんな顔真っ赤にしてるね」

 

ユーナがそう言うと、

 

「「「「「………」」」」」

 

みんなが黙った、なぜなら、 まったくその通りだったから。

 

その後、暫く皆黙っていたが、俺が、

 

「……話を戻そう」

 

気まずい空気を振り払うように、そう言う、

 

いつのまにか周りからは人がいなくなっていて、始まりの町のBGMがはっきりと聞こえていた。

 

「じゃあ、俺の考えを言わせてもらう。

 

俺は、出来るだけ多くの人を救いたいと思っている、

 

先生が、俺たちにしてくれたように…」

 

「うん、そうですね」

 

そう、タンバがいった、

 

「僕も、同じことを思っていました、僕たちが、先生に教えられたこと、先生にしてもらったこと、それをみんなに返していきたいなって。

 

先生は、僕だけでなく、みんなも助けてくれました、このゲームには、デスゲームとなった状況に適応できずに、戦えない人が多く出てくると思います。僕は、そんな人たちを助けたいです」

 

「みんなは、どうだ?」

 

「俺も、誰かを助けたい!」

 

「決まってるじゃん!」

 

「うん!」

 

そう、ニーム、ルート、ユーナが言った。

「なら、明日から早速攻略だ、………最後に俺から言わせてくれ、絶対に、死ぬなよ、みんなで、無事に帰る、それが、約束だ」

 

「ぜってー死なねー!」「うん、約束だね!」「えぇ、死にません」「みんなで、行こう!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おはよう」

 

宿屋での作戦会議をした後、それぞれの部屋で眠りについた。

 

そして朝になり、部屋を出た俺が、俺よりも早く起きて、みんなを待っていたニームにそう声をかけると、

 

「ようフォース、おはよ、ふわぁ〜」

 

と、あくび混じりの返事、もう雰囲気から眠そうだった。

 

「どうしたんだニーム?」

 

「いや、昨日はドキドキしてあまり眠れなく、ふわぁぁ〜」

 

ずっと眠そうにしているニームに、いつのまにか近くにいたルートが、

 

「ハァ〜、あんたは遠足前日の夜の小学生かっての!シャキッとしなさい!」

 

と言って、背中を思いっきり叩いた。

 

「イテッ!分かった、シャキッとします!」

 

「おはよ〜ルートちゃん」

 

「あ、おはよ!ユーナ!」

 

ルートと挨拶を交わしたユーナが、メンバーが1人欠けていることに気づき、

 

「あれ、タンバは?」

 

そう聞くいたとき、

 

「おはようございます、すいません、少し寝坊してしまいました」

 

眠そうに目を擦りながら、タンバが来た。俺は、タンバのそんな眠そうな姿は初めて見たので、驚いたが、それは皆も同じことだろう。

 

「へぇ〜、珍しいじゃん!タンバが寝坊だなんて!ね、ユーナ!」

 

「うん、タンバ君が寝坊なんて…あんまりないよね…」

 

ルート、ユーナが、俺が感じたこととおんなじようなことを、口に出して言う、

 

「タンバが寝坊だなんてなぁ!俺と同じで、眠れなかったのか〜?」

 

「そんなわけないでしょ!あんたなんかとタンバを一緒にしないでよ!」

 

タンバを茶化すニームに、ルートが辛辣な言葉を放つ。

 

「なんかって…そこまで言うかぁ…」

 

多少なりともルート能力辛辣な言葉は、ルートのメンタルに刺さったようだ。

 

そう考えたところで思考を切り替え、俺は、

 

「よし、みんな集まったな」

 

そう、切り出した、

 

「じゃあ、改めて言うが、俺たちはこれから、攻略をしていく、だが、これは普通のゲームではない、HPがなくなったら………終わりだ」

 

俺の言葉を、みんなが真剣な表情で聞いている。

 

「俺は、みんなに怒られるかもしれないが、名前も知らない人よりも、お前たちが大事だ。

 

だから……だから……絶対に死ぬな、俺のために、全員生き残ってくれ、そして、みんなで………現実世界に帰ろう」

 

「も〜、フォースは昨日からずっと恥ずかしいことばっか言うんだから〜、……でも、フォースの気持ちはよくわかったよ!絶対に、私たちは死なない!信じて!」

 

「ああ、信じる」

 

俺を茶化すように、でもやっぱり照れを含んだ口調で、ルートが言った言葉に、俺は心の中でみんなに感謝をしながら、そう答えた。

 

こうして、俺たちの攻略は始まった。




最後までお読みいただき、ありがとうございます!
感想、評価など、大歓迎です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。