ソードアートオンライン 〜血塗れの糸〜 作:ジョージジョージ
このバトルは、次の話か、続くとしてもその次で終わると思います。
1週間投稿を目標にしてたんですけどね………
なんとか2週間に1度投稿できるように頑張ります!
攻略をする、と言う意思を新たにした俺たちは、早速、始まりの街近くの平原に出ていた。
とりあえず、今日のところはみんなに仮想世界での戦闘に慣れてもらう……と思ったが、
「よし!行くよ、ルートちゃん!」
「分かった!」
などと、ユーナとルートが、
「体制を崩します……今です!」
「よっしゃ!行っくぜぇぇぇ!」
と、タンバとニームが言いながら、戦っている、その光景を見て、俺は正直、驚いていた。
なぜなら、とりあえず、片手剣盾のニームと片手棍棒のタンバ、両手剣のルートと両手槍のユーナを組ませ、前衛後衛を作って戦いの勘を掴むために戦ってもらった………のだが、そこに一つ誤算が発生した………といっても、嬉しい誤算だが。
誤算というのは、チームの他の4人の動きが、ちょっと引くぐらい良かったことだ。
比較するとするならば、βテスターに選ばれ、1ヶ月間先にSAOをプレイしていて、テスターの中でも上の方のレベルだった俺と同じぐらいの動きを、あの4人はしている。
昨日、この世界がデスゲームになる前に少し戦った時に予想はしていたが、実際目にしてみると、やはり驚く。
と、考えているうちに、もう4人がフレンジー・ボアを倒し終わっていた、
「いやぁ〜タンバ!めっちゃ息あったな!びっくりしたわ〜!」
「ほんとですね、うまく行って良かったです」
「ルートちゃん、すごくアクロバティックな動きするね…びっくりしちゃった…」
「そう?ユーナちゃんのサポートが良かったからだよ〜」
と、みんな、まだまだ余裕があることを確認してから、俺は、
「よし、みんな行けそうならばこのまま今日はフレンジー・ボアを狩っていこう」
そう、みんなに呼びかけた。
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その後、俺たちは順調に狩りを続けた。
基本的には、さっきと同じように俺、ニームとタンバ、ユーナとルートの3組に分かれ、お互いに、大声を出したらすぐにフォローに行けるような、適度な距離をとって狩りをしていたが、助けなんか必要ないくらい、それぞれが強かった。
途中で、フレンジー・ボア以外の、人狼のような、片手棍棒を持った敵や、フレンジー・ボアの母親のような、ひとまわり大きい猪が出てきたりしたが、危なげなく倒し、いくつかのレアドロップアイテムも入手していて、本当に順調………のように見えるが、どうしても俺は、違和感を拭えずにいた。
その不安の種になるのが、フィールドにまばらに落ちている、前にHPが0になった………死んでしまったプレイヤーが装備していた防具などだ。
なぜなら、6人分の………パーティーを組んでいたと思わしき装備があったからだ。
ここは、始まりの街周辺だ、モンスターは、状態異常攻撃なども使ってこないし、基本、1匹か2匹ぐらいでしか出てこない。そんなモンスターに、6人パーティがそう簡単に負けるだろうか?そのような疑問が、ずっと頭をついて離れない。あと………落ちている武器が少ない、確かに、武器の方が消耗が早いが、そんなに武器だけが耐久値全損でなくなるだろうか?その二つの疑問が、俺の不安の種となっていた。
………もし、この時にもっと考えておけば、この後、食らうこともなかったのだろうか、
茅場晶彦の、悪意に。
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日が暮れてきた頃、狩りも順調に進んでいき、そろそろ帰ろうかと、
「よし、そろそろかえ……」
声をかけようとしたときに、それは来た。
集まっていくポリゴンのかけらもう何度も見た、モンスターの出没演出だ。
だが、何かおかしい、演出が、今まで出てきたモンスターの誰よりも長い、それに比例して全長が長くなっていっていくポリゴン。
そして、それは生まれた
<<Biginner Killer The Frenzy King >>
「ぐっ、はぁぁ!」
それが出てきた瞬間、俺の後ろからそんな声が聞こえた。
振り返ってみると、ニームが、10メートルぐらい吹っ飛ばされていた。
一瞬で、だ。
つまり、あのフレンジー・キングは、油断していたとはいえ、俺たちの反応を超えるスピードで、瞬時に10メートルも突進してきた、ということだ。
ヤバイ、あいつは名前の通りの『初心者狩り』、この世界で最初の、茅場晶彦の悪意。………成る程、ある程度周りのモンスターを倒したら出てくる、ネームドモンスターだろう、始まりの街周辺のモンスターを倒してある程度強くなったプレイヤーを、そのスピードで轢き殺す。
………趣味が良いとはいえないな、もう少しプレイヤーに優しくてもいいだろうに。
とりあえず、指示を出そう。指示を出さないと、皆、死ぬ。
「タンバとユーナ!お前らはニームの元に迎え!俺とルートでやつを食い止める!」
というのと同時に、俺は投剣スキル「シングルシュート」を発動、投げた投剣は、大猪に当たり、タゲが俺に移った。
「ルート、お前はそこにいてくれ、お前の両手剣が当たる位置に、俺が誘導する」
俺はそう言って、大猪と相対する。
「………さっきはまだ追いきれなかったが、今度は………捉える!」
そして、大猪は両前足を振り上げて………来る!
目で捉えることはできたが、今の俺の素早さじゃ避けきれない!
そう思った俺は、右斜めに向かって、短槍突進スキル「ランスチャージ」を使い、突進技の勢いでかわそうとしたが、少し、タイミングが遅れ、左足が掠った。
「グハッ!」
そう、掠っただけなのに、俺の体は5メートルも弾き飛ばされ、HPは4割も削れた。とっさに短槍を地面と擦らせなければ、もっと酷いことになっていただろう。
「フォース!」
そんな、おれを心配するルートの声が聞こえるが、
「気にするな………行け………」
そんな、消え入りそうな声で、俺はいう。
「………ッ!」
俺の声が聞こえたかはわからないが、ルートは大猪を両手剣ソードスキル「サイクロン」を使い、斬った。
HPの減りは………1、2パーセント、
その数字は、今の行為をあと50回繰り返さなければ、大猪を倒せないことを表していた。
「.……たったそれしか、減らないのか……」
思わず、俺の口からそんな言葉が出ていたが、今はそんなことも言ってられない、すぐに指示を出さなければ、俺は、ポーションを飲みながら考える。
不幸中の幸いか、奴の突進のインターバルは、今のところ長い、そのインターバルを利用して、またルートと合流した。
「フォース!どうする?!」
「とりあえず、今のを続けよう、後1回繰り返せば、あいつらも来るはずだ」
「わかったけど、フォースは……」
分かっている、ルートはいいとして、俺は、今のままでは死ぬ。
だから、適応しなければいけない。
奴の、突進攻撃に、
「大丈夫だ」
それだけ言って、俺はまた奴に立ち向かった。
奴が両前足を再びふりあげた、今度は分かっている、だが、分かっているぐらいではあの突進は躱せない。
俺は、またさっきと同じソードスキル「ランスチャージ」を使う、だが、先ほどとは違い、短槍を体の中心よりも左側に持ち、針路も少し大猪側に向けている。
そして、奴が突進してくる、
「ッッ!」
先程と同じ技、だが、体の左側に短槍を構え、なおかつ相手に少し掠らせるようにソードスキルを撃つことで、うまく奴を晒すことができた。
そしてその先には、両手剣を持ったルートがいる。
「ヤーーーーッッ!」
ルートが、勢いよく両手剣を振るう、今度はソードスキルではなく、通常攻撃で的確に弱点であろう、首の後ろを攻撃した。
ルートの予想は当たり、奴が目に見えて痛がり出す。
よし、もう一回だと意気込んだところで、
俺の手にあった短槍が、消えてしまった。
前書きで言った通り、次回ぐらいで初心者狩りとのバトルが終わると思います!
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