月刊UNLIMITED ゲーム部プロジェクト。 作:好きなことして生きたい
「なぁ、電気ケトルってエロくね?」
初めまして、俺の名前は外崎 タイキ。高校1年生だ。現在昼休みにカップ麺を食べようとして、電気ケトルを使っているのだが、俺は今電気ケトルに性を感じている。
「…何?急に?」
「頭でも打ったか?」
そして、この2人は友人の風見涼と道明寺晴翔。ゲーム部と言う部活動に所属している人達で、陰キャのくせにムカつくくらいモテる。
「まあ、待て、俺の話を聞け。まずこのケテルを楓ちゃんに置き換えるとするだろ」
「おい。まて、なぜ我ら部長に置き換えるんだ?」
「そんなの俺が楓ちゃんを好きだからに決まってるだろ。てか、話の腰を折るな」
「あ、あぁ、悪い」
「いや、ハルくんは謝んなくてもいいと思うよ」
「それで、このケテルが好きな子だと仮定するだろ」
「僕は完全スルーなの?」
「するとだ。お湯を沸かすと言うこたは、楓ちゃんにこれでもか!って言うほど水を飲ませるだろ?」
「おぉ…」
「そして、台座についた突起物に差し込んで攻め続けるってわけだ」
「……」
「…なっ?やべぇだろ?」
「うん。タイキくんの頭がヤバいってことがね」
「タイキ。貴様…天才か!?」
「ハルくん!?」
「まさか、お湯を沸かすだけの機械にそんな可能性が!」
「いや!ないから!お湯沸かすだけの機械だから!」
「わかってくれるか!盟友よ!」
「あぁ!我が盟友よ!」
「ハルくんまでおかしくなっちゃった!」
そして、俺とハルトはケトルの話で大盛り上がりしていた。
「うわぁ〜…」
その盛り上がっている様子に、物陰から桜樹みりあ。がその様子を伺ってドン引きしていた。
「あれ?みりあちゃん何みてるの?って、ハルトくん達じゃない。お〜…」
そして、そこにみりあ存在に気付いて来た。この超絶美少女の彼女は夢咲楓。この2人もゲーム部に所属していて、彼女達も引くほどモテる。
「あ〜!ダメダメ!楓ちゃん!話しかけちゃダメ!」
「えっ?どうして?」
「理由は聞かないで…」
「えっ、でも…」
「ダメなものはダメなの!とにかく、教室に戻って一緒にお昼食べよう」
「う、うん。いいけど…」
そして、みりあは楓を連れてこの場を去って行った。そして、みりあの中で3人の好感度が下がったのは心のうちにとどめることにした。
「と言うわけで、作ってみた」
そして、翌日にハルトが電気ケトルを擬人化した物を電気ケトルバージョン楓を作って来たそうで、早速見させてもらった。
「おぉ!コレは素晴らしいでき…、何でしゃくれてるの?」
「機能面だ。やはり注ぎ口が尖ってないとお湯が注ぎづらいからな」
「ここまで作っといて、そんなもん気にしてるんじゃねえよ!」
しゃくれたあご以外は完璧な見た目をしているのに、物凄くもったいない。
「まあ、待て、最後まで見てくれ。他にもビックリするような仕掛けを作ったんだ」
「水を入れるために、口からパックリ割れてる絵面で、ビックリだよ。口裂け女でもここまで裂けてねえよ…」
『…ンッ…』
「うん?なんか聞こえて来たぞ?」
「沸点に近くなるにつれて喘ぎ声がでるようにした」
『ンッ…ンッ!ンァ!アッ!』
「…コレ男の声だよな?」
「あぁ、俺が頑張ってみた」
「いや!もっと違うところ頑張れよ!」
「ふん!バカめこの俺が部長に喘ぎ声をお願いしますなど言えるか!」
「いやいや、どっかエロサイトとかに喘ぎ声あるだろ!それを入れろよ!」
「…その発想はなかった」
「お前バカだろ!」
『ンッ!ダメ!フットウ!フットウシチョウウウウウ!!』
そして、壮絶な汚い喘ぎ声が鳴りびいて、お湯が沸いた。
「ハルト。作ってもらって何だが、俺が頭の頭がおかしかったよ」
「あぁ、俺も作るまでは天才だと思ったが、コレは頭がおかしいな」
「コレどうする?」
「どうするって…」
考えた結局、帰りに粗大ゴミに置いていくことにした一同は、電気ケトルを捨てて家に帰ったのだが、リョウが粗大ゴミ捨て場に捨てた楓版電気ケトルを見つめていた。そして、ケトルも何となく涼に目が合ってるような気がする。そして、リョウと楓ケトルが見つめ合う異常な空間が広がっていた。
「……」
『……』
「……」
『……』
『ンッ!ダメ!フットウ!フットウシチョウウウウウ!!』
リョウの部屋で楓ケトルの喘ぎ声が鳴り響く。
「…僕は何をしてるんだ!」
あの後、リョウはこのケテルを家に持って帰って部屋で使っていた。
「こんなの皆んなに見られたら…」
『コンコン』
「お兄ちゃん。入っていい?」
「えっ!?ゆ、ゆいか!?ちょ、ちょっと!待って!」
そして、ドタバタとリョウの部屋が騒がしくなる。妹の風見唯花が部屋に訪ねて来たため、急いでケトルを隠す。こんな物を見られた日にはリョウの人生が終わってしまう。そして、ギリギリで隠せたリョウはユイカを部屋に入れた。
「コレお菓子持って来たからハルトさんと…アレ?お兄ちゃん1人?」
「う、うん。そうだけど!」
「あれ〜?ハルトさんの声が聞こえた気がしたんだけど…」
「で!電話じゃないかな!?さっきまで電話したし」
「そっか、ごめんね。私の勘違いだったみたい」
「う、うん。大丈夫だから気にしないで!」
「あ、それとお母さんがシチュー作るだけど、ご飯とバケットどっちがいいって」
「え〜と、パンかな」
「わかった。お母さんに言ってくるね」
ユイカが部屋を出て下に行くのを確認して、何とか一命を取り留めたリョウは、急いで押し入れに仕舞い込んだ。楓ケトルを見てため息をついた。
「しばらくは封印だな…」
こと後に魔法少女マギアリスと複合オカルトプロジェクトと言う小説も出しますで、そちらも読んでくださると嬉しいです。違う作品ですが、世界観が繋がっています。もちろんこちらの二つも代わりに書いてくれる人大募集中です。