プロローグ①
幻想郷にある真っ赤な館の主は、ある運命を見ていた
それは3人の鎧を纏った少女達が紅く巨大な怪物に敗れ人々から恐怖が消え去り、幻想郷に存在する妖怪が皆消えてしまうと言う運命だった
「・・・・・・・・・咲夜」
主がそう呼ぶと音もなく目の前にメイド姿をした少女が現れた
「いかがなさいましたか?お嬢様」
「緊急事態よ、今すぐに八雲紫に連絡を取り今私が見た運命について話さなければならないわ、だから博麗神社へ赴き八雲 紫にすぐに紅魔館へ来るように伝えて貰えるかしら?」
「畏まりました・・・お嬢様どのような運命を見られたのですか?」
「・・・幻想郷から全ての妖怪が消えてしまうと言う運命よ、勿論私も含むね」
「!?・・・わかりました大至急伝えて参ります!」
そういうとメイド姿の少女、十六夜 咲夜は突然姿を消した
-数十分後-
主が待っていると目の前に裂け目ができ、そこから少女が現れた
「ごきげんよう、レミリア・スカーレット」
「ごきげんよう、八雲 紫・・・待っていたわ早速私が見た運命について話すわね」
「ええ、わかったわ」
そして館の主レミリア・スカーレットは八雲 紫に自分が見た運命について語りだした、鎧を纏った3人の少女達が紅く巨大な怪物に敗れること、それによって何故かは解らないが人々から恐怖が消え去り(人々の恐怖を糧に生きている)幻想郷の妖怪が消えてしまうと言うことを伝えた、そして鎧を纏った少女達の似顔絵も描いて見せた
「・・・と言うのが私が見た運命よ」
話を聞いた八雲 紫は思考に没頭していた
『鎧を纏った少女達?紅く巨大な怪物?何故少女達が敗れることで恐怖が消える?どうすれば回避できる?』
「・・・・・・・・・レミリア」
「何かしら?」
「それはいつ起こることなのか解るかしら?」
「いつ起こるかは、解らないわ」
「そう・・・・・・」
そう言うと紫はまた思考に没頭しだした、するとレミリアが思い出したようにある言葉を言った
「そう言えば」
「何かしら?」
「鎧を纏った少女達がこう言っていたわ、シンフォギアって」
『シンフォギア?』
紫は聞いたことがない単語にまた疑問を抱く
「シンフォギア?聞いたこと無いわね、レミリアは何か解るかしら?」
「いいえ、私も初めて聞いたわね」
「・・・幻想郷の事について私が知らないことは無いから、私が知らないとなると、シンフォギアと言う単語は外の世界の単語なのでしょうね・・・」
そう言う八雲 紫は、実はレミリア達妖怪が住むこの幻想郷を作った妖怪・神の内の1人なのだ
「と、言うことは外の世界に出れない私はあんまり協力できなさそうね・・・」
とレミリアは言った
幻想郷には博麗大結界が貼られており外の世界と幻想郷を隔絶しているのだ、だからレミリアや他の妖怪は外の世界に行くことができない(強行手段を取ればできなくは無い)・・・何故なら外の世界では、数十年前から妖怪や幽霊・都市伝説と言ったオカルトは科学で解明され初めて、人々はオカルトで恐怖を感じなくなり妖怪は外の世界では存在できなくなるようになるのでは?と紫は考えた。
それを良くないと思った八雲 紫含む幻想郷の創設者達が幻想郷を作り博麗大結界を貼り外の世界と幻想郷を隔絶した、そして実は八雲 紫は博麗大結界を作る前に外の世界にいる妖怪達が世界から忘れられた時、幻想郷に来れるようにもう1つ結界を作っていた・・・それは幻と実体の境界である
これら2つの結界のおかげで幻想郷は成り立っている
そして幻想郷創設時は、まだ妖怪や幽霊が信じられていた時代だったため少数の人間達を幻想郷へ招き結界で外の世界の科学が入って来ないようにして人々が妖怪達を恐れるようにしたのだ、そうすることで妖怪達は幻想郷の中なら存在することができるようになった。
「・・・私は外の世界でそのシンフォギアと言う言葉、鎧を纏った少女達、紅い怪物について調べてみるわ、教えてくれて感謝するわレミリア、あなたのおかげで幻想郷を守れるかもしれないわ、では早速調べに行って見るわ」
そう言うと紫はまた裂け目を作りそこに入ろうとした、そしたらレミリアがまた思い出したように質問した
「ちょっと待って」
その言葉に裂け目に入ろうとしていた紫は止まる
「・・・何かしら?」
「今度から導入しようとしているスペルカードルールについてなのだけれど、こういう事態だし導入するのを延ばした方がいいのではないかしら?・・・」
スペルカードルールは、幻想郷内での揉め事や紛争を解決するための手段とされており、人間と妖怪が対等に戦う場合や、強い妖怪同士が戦う場合に必要以上に力を出さないようにするための決闘ルールである。作中(東方Project)では「弾幕ごっこ」と呼ばれることもある。
基本的に、あらかじめ技の名前と命名しておいた名前の意味を体現した技をいくつか考えておき、それぞれの技名を契約書形式で記した契約書を任意の枚数所持しておくことになる。この契約書を「スペルカード」と呼び、名前の通りカードが使われることが多い。
対決の際には、決闘開始前に決闘内での使用回数を提示して、技を使う際には「カード宣言」をする。
体力が尽きるかすべての技が相手に攻略された場合は負けとなる。たとえ余力が残っていても提示した全枚数を攻略されたら、負けを認めなくてはならない。技の美しさにもウェイトが置かれていて、美しさを競うという面もある。
このルールにより、異変解決者は異変を起こした妖怪に破れても何度でも挑戦でき、妖怪は一度でも敗れれば負けを認め後腐れなく異変解決となるようになっている。
ちなみにこんな回りくどいスペルカードルールが導入されるきっかけとなったのが「吸血鬼異変」である。これは、幻想郷の妖怪は幻想郷の人間無しには生きていけないので恐怖を得るために人間を襲うことが出来ずにいたのだ、そして幻想郷の妖怪が著しく弱体化していたところに突如として強大な吸血鬼(レミリア・スカーレット率いる紅魔館の面子)が現れ、瞬く間に妖怪たちを征服していった事件・・・それが「吸血鬼異変」である
異変の解決後、妖怪たちは博麗の巫女である博麗霊夢に相談し、「スペルカードルール」と呼ばれる一連のルールを持つ決闘法を制定、導入することを決定した。これにより、「スポーツ感覚に近い決闘」と表現されるような闘いを気軽に行うことが可能となった。大規模な異変を引き起こしても、一度敗れたら素直に引き下がって禍根を残さないので、妖怪は異変を起こしやすくなり、人間も異変を解決しやすくなった(ただし当たり所が悪ければ死ぬこともある)。これにより、幻想郷を幻想郷として維持するのに不可欠とされる「妖怪が人間を襲い、人間は妖怪を退治する」という関係が、疑似的な決闘という形で保たれるようになった。
「・・・確かにそうね、ちなみにどういう異変を起こすのか決めているのかしら?」
「ええ、幻想郷全体を紅い霧で覆う異変を起こそうと考えているわ、人体にはそんなに影響はないわよ?せいぜい気分が悪くなるぐらいかしら」
そう言うと紫は「わかったわ・・・そうね〜3年後とかでいいと思うわ」
「了解よ、では博麗にもそう伝えておいて」
「ハイ ハイ・・・もう何か質問はないかしら?」
「ええ、もう大丈夫よ引き止めてしまって悪かったわね」
「いいのよ、それも大事な話だし・・・じゃあ今度こそ行くわね、じゃあね〜」
紫は今度こそ裂け目に入り消えて行った・・・紫を見送ったあとレミリアは幻想郷の為にできることはないかと考えたが、現状でできることは無いと判断し紫の外の世界での調査結果が来るのを待つことにしたのだった・・・
東方Projectとクロスさせるにあたって東方Projectを知らない人のために色々説明を書こうとした結果ほぼ説明見たいな1話になってしまいました・・・
しかしここの設定はクロスせさる上での大事な理由なのでこれを書いておかないとなんで幻想郷勢が介入してくるの?となるので仕方なくこうなってしまいました!読まれた方で長いと思った人はごめんなさい!もっと簡潔に書けるよう頑張ります!