戦姫絶唱シンフォギアF   作:kinaga

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シンフォギア原作開始2年前


プロローグ③・前編

 

 

 

紫達がセレナを助けて4年がたった・・・

 

この4年間で紫達はセレナの装者としての助言や手助けがあり更にシンフォギアについての調査は進んだ、そして調査が進んで行く内にわかったのだがセレナはシンフォギアを纏えなくなっていた、これについて調査した結果セレナはネフィリムの暴走を止める時に使った絶唱で大きなダメージをおった、絶唱は命を削り行う正に諸刃の剣・・・それを使用した後にシンフォギアについてほぼど素人の紫達では絶唱でおった外的な傷は治療できても内面、概念的な絶唱で削られた命を治療することはできなかった、そして不完全な状態で治療されずにいた結果削られた命はそれで固定されてしまいフォニックゲインを高めることができなくなってしまったのだ。

 

その結果に辿りつき紫はセレナに謝罪した

 

「セレナ、ごめんなさい私達が至らないばっかりに貴女からシンフォギアの力を奪ってしまったわ」

 

と頭を下げる

 

「紫さん、顔を上げてください・・・私は確かにシンフォギアを纏えなく無くなりました、でも私は紫さんのおかげで今生きています!未来に進むことができるんです!そんな紫さんには感謝しかありませんよ!だから気にしないでください!」

 

「そう・・・セレナは優しいのね、ありがとう」

 

「・・・・・・紫様」

 

「あら、藍・・・どうしたのかしら?」

 

「はい、報告がありまして」

 

「・・・聞かせてちょうだい?」

 

「はい、特異災害対策機動部二課にて聖遺物の起動実験が行われるようです、そしてその実験内容なのですが・・・その前に紫様はツヴァイウィングはご存知ですよね?」

 

「ええ、知っているわ天羽々斬の適合者、風鳴 翼とガングニールの適合者、天羽奏のボーカルユニットのことね」

 

「はい、そのツヴァイウィングが近々ライブを行うらしく、その時の2人の歌は勿論、会場にいる観客達の微量なフォニックゲインを重ね合わせ聖遺物ネフュシュタンの鎧を起動させる・・・という実験のようですね」

 

「なるほどね・・・では勉強も兼ねてそのライブを見学しに行きましょうか」

 

「了解しました、では私はもう少し特異災害対策機動部二課を調査してきますね」

 

「・・・・・・・・・」

 

「紫様?」

 

藍は紫がいきなり黙ってしまったことに疑問を抱いた、まさか、なにか失礼なことでもしてしまったのかと・・・

「・・・・・・長いわね」

 

紫はそう言った

 

「はい?」

 

「特異災害対策機動部二課・・・・・・長いわ、そうだわ今度から略称で呼びましょう、そうね〜特機部二(とっきぶつ)とかどうかしら?」

 

「紫様・・・流石にそれは」

 

「いいのよ藍、どうせまだ特機部二には接触しないんだから」

 

「はあ、わかりました・・・今度から特機部二といいます」

 

「よろしい、セレナもわかったわね?」

 

「はい!!今度から特機部二と言います!!」

 

「ふふふ・・・特機部二、我ながら良い略称を作ってしまったわ・・・」

 

『えぇ〜?』

 

そう言った紫のセンスを疑いながら藍はまた特機部二の調査に戻るのだった

 

『さて、ツヴァイウィングのライブに行くなら久しぶりに外の世界に行かなきゃだし、霊夢に一応言っとこうかしら』

 

そう、紫は久しぶりに外の世界に行くのだその理由は2年前・・・レミリア・スカーレットが起こした異変『紅霧異変』から導入されたスペルカードルールがちゃんと機能しているか・・・紫の友人、西行寺 幽々子が自分が起こした異変『春雪異変』・・・迷いの竹林にある永遠亭の医者と姫が起こした『永夜異変』などの対応に当たっていたので、幻想郷から離れられずにいたのだ、だから外の世界の調査は全て藍が行っていたのだ

そして紫は博麗神社へと向かい博麗霊夢に久しぶりに外の世界に行くことを報告していた

 

「・・・という訳で、ツヴァイウィングのライブにシンフォギアの勉強もかねて行って来るわ」

 

勿論、霊夢も博麗大結界を守り妖怪と人間の調停者でもある幻想郷の要たる博麗の巫女なのだからレミリアが見た運命のことについてはちゃんと教えてある、だから紫は特に引き止められる理由も思いつかなかったので軽く報告して帰るつもりだった・・・しかし

 

「紫、待ちなさい」

 

霊夢は呼び止める

 

「何かしら?霊夢、特に変なことをするつもりは無いわよ?」

 

「いえ、そういう訳じゃなくて・・・私の感が言っているのよ、今度のそのライブ咲夜を連れていきなさい」

 

「感ね〜、貴女の感は良く当たるから馬鹿にできないわね・・・ちなみになんで咲夜なのかしら?」

 

「・・・わからない、でもとにかく咲夜を連れていった方がいいと思う」

 

「・・・咲夜と言うことは咲夜の能力が関係していると言うことかしら?」

 

そう言い紫は紅魔館の主レミリア・スカーレットのメイド長、十六夜 咲夜の能力を思い出す

 

『彼女の能力は時間を操る程度の能力だったわね・・・と言うことは時間が関わって来るのかしら』

 

咲夜の能力は時間を操る、時間を止めて移動したり、物の時間を早めたり逆に遅くしたりできる、更に応用すれば空間すらもいじれるらしい・・・その証拠に紅魔館は外見に比べて館内がとても広くなっている・・・この力のおかげで咲夜は、さも瞬間移動してきたように目の前にあらわれたりできるのだ

 

『私も人のこと言えないけどチート能力ね』

 

「・・・わかったわレミリアに咲夜を貸りれないか掛け合ってみるわ、ありがとうね」

 

「いいのよ、幻想郷のためだし」

 

「じゃあ、行くわね」

 

そう言うと紫は裂け目を作り紅魔館へと向かった

紫を見送った霊夢は

 

『なんだか胸騒ぎがするわ何も起こらなければいいのだけど・・・』

 

と不安をよせていた

 

 

 

ちなみに紫から咲夜を1日貸してほしいと言われたレミリアは二つ返事で咲夜を貸した、というのも

 

「私達も幻想郷の為何かできることは無いかと考えているのよ、そんな時に貴女から幻想郷の為とお願いされたら断れるわけ無いじゃない」

 

とのことらしい

 

 

そしてツヴァイウィングのライブ当日・・・紫達は特機部二の実験場は藍に任せ紫と咲夜は、普通の人間に変装してライブ会場に来ていた、ちなみにツヴァイウィングのコンサートチケットはツヴァイウィングが大人気ユニットであることもあって中々入手できないのだがそこは藍が頑張った

 

「大人気と言うだけあって凄い熱気ですね紫様」

 

「そうね〜、これだけの観客達が集まっているなら聖遺物の起動ぐらい楽々できちゃいそうね・・・」

 

とライブ会場の熱気に押されていた

ちなみにセレナは外の世界では死んだことになっているので幻想郷でお留守番である

「さて、・・・せっかく来たのだし咲夜も楽しみましょう?」

 

「わかりました・・・楽しませていただきます」

 

そう会話をしていると会場が暗くなった・・・そして天から一対の翼が舞い降りる

 

『逆光のフリューゲル』

 

 

 

 

 

 

 

特機部二の実験場ではツヴァイウィングのライブ状況が細かく把握できるようになっており、それによるとライブは順調に進みフォニックゲインも想定通りに溜まっているようだった

 

それを監視していた藍は

 

『どうやら、実験は順調に進んでいるようだな・・・紫様達は楽しんでいらっしゃるだろうか』

 

すると突然、実験場にアラームが起きる

 

『なんだ!?何が起きた!?』

 

そう思い耳をこらすと聞こえてくるのはネフュシュタンの鎧が起動し暴走したと慌てている声

 

『これはまずい・・・すぐに紫様に報告しなければ』

 

藍は紫に合流するべく実験場を後にする

 

 

そして藍がライブ会場に到着した時には突如飛来したノイズによって会場は地獄と化していた

 

『これは!?紫様は無事か!?』

 

そう思い会場を見渡すとツヴァイウィングの2人がノイズと戦っていた

 

『あれは・・・いやそれよりも紫様に合流するのが先だ』

 

そう考え再び会場を見回すと裂け目ができているのが見つける『あそこか!』

 

藍はそこへと向かう、そして裂け目へと入った、そこには紫と咲夜がいた

 

「紫様・・・」

 

「藍・・・無事だったようね」

 

「紫様、報告がございます」

 

「何かしら?」

 

「はい特機部二はネフュシュタンの鎧の起動実験に失敗しネフュシュタンは暴走しているようです」

 

「・・・わかったわ、ネフュシュタンの鎧の方は置いて起きましょう、今はツヴァイウィングを監視しましょう」

 

紫は裂け目からツヴァイウィングの戦いを見始めた

 

「了解しました」

 

藍も紫に並ぶ

その時紫は霊夢に言われたことを思い出していた

 

『・・・まさかこんな自体になるなんて、これは本当に咲夜の力に頼る瞬間が来るかもしれないわ・・・霊夢の感は恐ろしいわね』

 

ツヴァイウィングは最初こそ善戦していたが天羽奏が次第にノイズに押され始めた

 

『・・・天羽奏の動きがさっきまでと比べて明らかに悪くなったわね、まさかLiNKERの効果が切れたのかしら?』

 

紫達がシンフォギアについて調査していた5年間の間に、新たに現れたシンフォギア装者・天羽 奏・・・彼女は実は完全な適合者ではなくLiNKERを使用してやっとシンフォギアを纏えるようになったのだ。

しかし、LiNKERには効果時間があり効果が切れた奏は、それでも果敢に戦闘中に発見した逃げ遅れた1人の少女を守りながら戦いっていた・・・だがノイズの数の暴力による攻撃で奏のガングニールの鎧が砕けちり・・・その欠片は凄まじいスピードで天羽奏の後ろで守られていた少女の胸に突き刺さる、少女は勢いで吹き飛ばされ壁に激突し倒れ込んだ・・・その少女の顔を見た紫は驚いた

 

『!?・・・あれは鎧を纏った少女達の内の1人、しかしあの子は見たところ一般人、シンフォギアを纏うなんてことは・・・まさか!!今胸に突き刺さったガングニールの欠片が!?』

 

そう思考していると倒れた少女に天羽奏がアームドギアを投げ捨て駆け寄る、そして

 

「おい、死ぬな!目を開けてくれ、生きるのを諦めるな!」

 

倒れた少女は僅かに反応する、それを見た奏は意を決した顔をして

 

「いつか、心と身体、全部からっぽにして、思いっきり歌いたかったんだよな。」

 

そう言いアームドギアを拾い立ち上がる

 

「今日はこんなたくさんの連中が聞いてくれるんだ。

だからあたしも、出し惜しみなしでいく。とっておきのをくれてやる。絶唱」

アームドギアを天へと掲げた・・・

 

『Gatrandis babel ziggurat edenal・・・

 

「!?いけない奏!歌ってはダメ!!」

 

翼は叫ぶが奏は構わず絶唱を歌い続ける

 

『『あの歌は!?』』

 

紫と藍はその歌を聞いて、あの時の光景がフラッシュバックする、それはセレナがネフィリムの暴走を停止させるため歌った絶唱だった

紫はその頭脳を使い思考する

 

『まずい!もう歌い出した絶唱は止められない!セレナは完全な適合者だったのに、それでも大きなダメージをおった・・・LiNKERを投与してやっとシンフォギアを纏えるのにその効果が切れた状態で絶唱を使用すれば天羽奏は最悪、命を落とす!どうすれば天羽奏を助けられる!?どうすれば!?』

 

その時紫にまた霊夢の言葉が脳裏をよぎる

 

『咲夜を連れていきなさい』

 

『咲夜!?そうだわ!!咲夜の力で天羽奏の時間を止める・・・セレナの時とは違い今は永遠亭がある!!永遠亭には、今までの調査で得たシンフォギアについての情報を渡してあるし月のオーバーテクノロジーで治療することができる!』

 

紫はこの5年間の調査で得たシンフォギア等についての情報を永遠亭の八意永琳に提供し研究をしてもらっていたのだ、また八意永琳は実は元月の民である・・・そして月は現代の科学の何倍も先の技術を有していて、八意永琳はその月の技術を生み出した人物なのだ

 

「咲夜!!」

 

紫のあまりの剣幕さに咲夜も藍も驚く

 

「はい!紫様!」

 

「いい!!今から私が合図を出すからそのタイミングで天羽奏の時間を止めなさい!!」

 

「!?かしこまりました!私は準備できています!いつでも合図をください!!」

 

「そして藍!!」

 

「はい!」

 

「貴女は今すぐ永遠亭に行き、八意 永琳にすぐに患者を連れいくと伝えなさい!!月の技術で天羽奏を治療するわ!!」

 

「了解しました!!永遠亭でお待ちしております!」

 

藍は永遠亭に繋がる裂け目を作り入っていった・・・

 

そしてそのタイミングはすぐに来た

 

・・・Emustolronzen fine el zizzl』

 

奏の絶唱で奏を中心に爆発が起きる、その爆発でノイズ達は消し飛び風鳴翼も思わず顔を覆ってしまった、そして・・・

 

「今よ!」

 

「はい!」

 

咲夜は持っていた懐中時計のボタンを押す、すると奏の時間だけが止まる・・・

すかさず紫が裂け目を作り奏を回収した

 

「良し、回収成功したわ・・・咲夜!すぐに永遠亭に向かうわよ!」

 

「かしこまりました!」

 

紫達は永遠亭へと向かった

 

 

 

翼は爆風が収まり奏がいた場所を見る・・・そこには、奏はいなかった・・・

 

「奏!?どこ!?かなで?奏ェェェェェェェェェェェ!!」

 

 

そしてツヴァイウィングは片翼となった

 

 

 




第3話書き終わりました!
いや〜長かったですね!!
次かその次からシンフォギア原作開始できると思います!
相変わらずの文字数・・・もうこれでいいやと思い始める自分がいる
原作が始まると幻想郷勢もガッツリ介入し始めると思うので楽しみにお待ちください!
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