戦姫絶唱シンフォギアF   作:kinaga

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毎回毎回前書き書いてる人すごいな〜と思う今日この頃、そのくらいですかね
では本編どうぞ


戦姫絶唱シンフォギアF③

 

 

 

響達は二課へと移動し・・・

 

 

 

パン!!パパン!!パン!!

 

「ようこそ八雲どの!!そして、よく帰ってきた!!奏!!」

 

「・・・あらあら」

 

「・・・あはは」

 

「相変わらずだな〜弦十郎の旦那は」

 

紫、響は困惑していた

二課では弦十郎の指示によりパーティー会場ができあがっていた

 

「八雲どの積もる話は後にして、まずは楽しんでいただきたい」

 

「ふふふ、わかったわ」

 

そして紫は二課のメンバーと親睦を深め、響は料理をたらふく食べ、奏は2年ぶりの二課のメンバーとの再開を楽しんでいた・・・

そのままパーティーはつつがなく行われ

そして・・・

 

 

 

 

二課にある会議室に弦十郎、了子、緒川、友里、藤尭、奏、響の二課の主要メンバーに紫を加えた8人が集まっていた

 

「では、八雲どの率直に聞くが・・・貴女は人間か?」

 

弦十郎の言葉に会議室の空気が張りつめる・・・弦十郎、了子、緒川は紫を一目見たときから、友里、藤尭も弦十郎達程では無いが二課のオペレーターを務める

エリートである、2人も何となく紫のただならぬ気配を感じていた

 

「・・・流石は二課の司令官ね、そしてその部下も素晴らしいわ・・・ええ、皆が思っている通り私は人間では無く、分類するなら妖怪になるわね・・・」

 

紫はそう言うと自分のすぐ両隣にスキマを作り出す、それだけでも人間技では無いが紫は左のスキマに手を入れる・・・すると右のスキマから紫の手が出てきた・・・すでに紫の能力見ている弦十郎、奏、響以外のメンバーはそれに驚愕する

 

「マジか・・・本当に人間じゃないんですね」

 

と藤尭が思わず声をあげる

 

「・・・では、次の質問だ、八雲どのは何故我々二課と協力体制を取りたいのか答えていただきたい」

 

「ええ、ではまず妖怪・神の特性・・・そしてそれらが住む幻想郷について話さなくてはならないわ」

 

紫はセレナや奏・響に話した妖怪・神は人間の恐怖心および信仰心を糧にして生きていることや幻想郷について話した・・・

 

「・・・そして、今から7年前、私の友人に未来予知のような事ができる娘がいてね・・・その娘よると近い将来、翼ちゃん、響ちゃん、そしてもう1人の少女が戦いに敗れ、その影響で何故か人々から恐怖・信仰が消えさり私達は存在を維持できずに消滅するという未来を見たようなの・・・だから私はそれを回避するために二課と協力体制を取りたいのよ」

 

普通なら到底信じられることでは無いが、先程紫の能力を見たばっかりなので皆納得せざるを得なかった

 

「・・・なるほど、聞きたいことは山ほどあるが、それは八雲どのの説明が終わってからにしよう・・・では次にどのように協力をするのか説明をお願いしたい」

 

「わかったわ、まず最初に私達は能力を持っているとはいえ基本的にノイズに対抗する手段を持たないのよ、だから戦闘面に置いては基本的に響ちゃん達に頑張ってもらうことになるわね・・・で、本題なのだけど私達は響ちゃん達に円滑に戦闘を行ってもらうために支援をしようと思っているわ・・・具体的には・・・そうね、響ちゃんなら戦う時、拳法を扱っているようだから此方から拳法のスペシャリストを送り出して訓練を行うなどかしら・・・まあ、これはオマケね本命は私達の能力をシンフォギアを通して響ちゃん達に貸与することよ」

 

「・・・了子、それは可能なのか?」

 

弦十郎は紫の言葉を受け了子に確認を取る

 

「・・・元々シンフォギア自体が歌をエネルギーに変換して使用するシステムだから・・・能力を1度シンフォギアがエネルギーに変換できるように変換する必要があるわね・・・でも試してみる価値はあるわ!」

 

「なるほど、変換する為に更に変換させなければならないのか・・・わかった、そのことについては了子に一任する」

 

「ええ、任せてちょうだい!」

 

「あぁ、頼む・・・では、質問に入る・・・皆何か聞きたいことは無いか?」

 

「はい」

 

友里が手を上げる

 

「先程の話に出てきた翼さん、響さん、もう1人の少女なのですが、もう1人の少女はまだ見つかっていないのでしょうか?」

 

「ええ、まだ見つかっていないわね、顔は未来予知をした時に見たのを書き写して貰った物あるから、わかるのだけれど・・・」

 

そう言って紫はスキマを開きそこに手を入れて3枚の紙を取り出した、それにはそれぞれ、翼・響そして銀髪の少女の顔が描かれていた

 

「!?その娘は!!」

 

それを見た瞬間、弦十郎が声をあげる

 

「知っているのかしら?」

 

「あぁ、彼女の名前は雪音 クリス・・・シンフォギア装者の候補生だ、だが現在彼女は行方不明・・・この件に関しては俺に任せてほしい、何としてでも彼女を見つけてみせる!」

 

「わかったわ」

 

「では、他に聞きたいことは無いか?・・・」

 

「はい」

 

藤尭が手をあげる

 

「紫さんは7年前から調査したんですよね?」

 

「えぇ、そうね」

 

「どうやって我々の事やシンフォギアの事を知ったんですか?」

 

「それは企業秘密よ、教えられないわ」

 

その時、藤尭は7年前から二課のデータベースに不正アクセスが何度も行われていたのを思い出す

 

「あっ、7年前から不正アクセスが行われているのって・・・」

 

言いながら紫を見る

 

「さぁ?なんの事かしら?皆目見当もつかないわ?」

 

そう言われたら、証拠も無いため引き下がるしかない

 

「・・・わかりました」

 

「・・・では他に無いか?」

 

「はい!」

 

響のが手をあげる

 

「では響君」

 

「あの〜これは紫さんにじゃなくて奏さんに質問なんですけど」

 

「お?あたしに質問か?」

 

「はい、あの〜幻想郷であった時から気になっていたんですけどガングニールのギアペンダントを持って無い見たいなのでどうなったのかな〜って」

 

二課の面子は奏を見る、奏はいつもギアペンダントを首に下げているはずだがそこにはギアペンダントは無かった

 

「・・・奏が生きていたことで浮かれて忘れていたが、確かにギアペンダントが無いな・・・奏、ギアペンダントは今どこに?」

 

「あ〜、それがな?2年前のあの事件の時、あたし絶唱を歌っただろ?あの時あたしは八雲の姉御のおかげで助かったけど、ギアペンダントは絶唱の負荷に耐えきれず消滅しちまった見たいなんだよ・・・」

 

奏は紫を見てそう言う

 

「それは、本当ですか?八雲どの」

 

「えぇ、本当よ私達が奏を助けた時には既にギアペンダントは壊れていたわ」

 

「むぅ・・・わかった、響君もこれで良いか?」

 

「はい!大丈夫です!」

 

「よし、では他に質問は?」

 

紫への質問はこの後も続いた・・・

そして・・・

 

 

 

「他に質問は?・・・・・・無いみたいだな、では八雲どの」

 

「何かしら?」

 

「我々二課は貴女達を歓迎する!」

 

「あら、そんな急に決めて大丈夫なのかしら?自分で言うのもなんだけど貴方達からしたら私は謎の力を使う人外よ?」

 

「あぁ、恥ずかしながら我々二課も人手不足でな、それに響くんや奏を助けてもらった時点で疑いは晴れている、もし敵ならばまず助けたりしない・・・」

 

「ふふふ、ありがとう・・・1つ此方からもいいかしら?」

 

「あぁ、大丈夫だ」

 

「質問と言うか確認なのだけれど、また今回のように皆が集まれる日はあるかしら?できれば今度は翼ちゃんもいてくれると助かるのだけれど・・・」

 

「・・・そうだな、俺達は基本的にここにいるから何時でも大丈夫だ、翼はもう少しすれば退院できるはずだ、翼が退院すればすぐに全員集合できるだろう・・・しかし何をするんだ?」

 

「いえ、そんな大した事じゃないわ、此方からも集合できる日に協力者達を紹介しようと思っているの」

 

「わかった、そういう事なら緒川、八雲どのに端末を・・・」

 

「はい」

 

緒川はそう言うと部屋から出て行き、そして二課の通信用端末を持ってきて紫に手渡す

 

「それがあれば、何時でも我々と連絡が取れる、そして集合できる日時が決まったらその端末から連絡する」

 

「ええ、わかったわ」

 

「よし、八雲どの他に何か聞きたいことは無いか?」

 

「いいえ、特に無いわ」

 

「では今回の会議は終了する!」

 

こうして会議は終了し解散することになった・・・

そして数時間後、紫の端末に数日後に集合できると連絡が入り、紫はその日に連れて行く者達を探す為に有力者達の元へ赴くのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

会議があった次の日

響は奏と共に翼がいる病院へと来ていた

 

「私が行っても大丈夫なんでしょうか・・・」

 

「大丈夫だって」

 

「でも2人が2年ぶりに会うのにそこに私がいると、なんて言うか・・・」

 

「申しわけない?」

 

「・・・はい・・・」

 

「はぁ〜大丈夫だって、それにあたしはもう翼と会ってるし」

 

「え?じゃあ昨日会議が終わった後会いに行ったんですか?」

 

「いいや昨日は会ってない」

 

「?じゃあ電話で話したとか?」

 

「電話でも話していないさ」

 

「?えぇ〜?どういうことなんですか?奏さんがこっちの世界に来たのは昨日ですよね?」

 

「いや〜、実はね翼が入院しただろ?その時あたしは、いてもたっても居られなくて姉御に翼に合わせてくれって頼み込んだんだ、そしたらまだ現実では会わせられないから夢の中で会わせるって言われたんだよ」

 

「えぇ!?夢でですか!?」

 

「あぁ、姉御の知り合いに夢を操る妖怪がいてな?ドレミー・スイートって言うだけど」

 

「夢を操る・・・色んな妖怪さんがいるんですね〜」

 

「うん、あたしも聞かされた時は同じ事を思ったよ・・・で、力を貸りてあたしと翼の夢を繋げてもらって翼に会ってな?ちょっと話したんだよ・・・だから大丈夫だ響は気にしなくていいんだ」

 

「そんなことがあったんですね・・・でも翼さんは師匠たちには伝えてないようでしたけど・・・」

 

「まぁ、信じてもらえないと思ったんだろうな〜」

 

響は奏の話を思い返す・・・

 

「・・・確かに紫さんに会って無かったら信じられないですね」

 

そうこう話している内に2人は翼の部屋の前に来ていた

 

「よし、響・・・覚悟して入るんだぞ?」

 

「え?それってどういう・・・」

 

響が聞き返す前に奏はドアを開ける

 

「え?」

 

響が目にしたのは、まるで何者かに荒らされたように散らかっていた

 

「こ、これは・・・」

 

「あちゃ〜2年たっても癖は治って無かったか〜」

 

「癖?」

 

「何をしているの?」

 

部屋を見て唖然としている響と呆れてる奏の後ろから声がかかる

 

「翼さん!?大丈夫ですか!?本当に無事なんですか!?」

 

「入院患者に無事を聞くってどういうこと?」

 

「だって・・・」

 

そう言って響は散らかった部屋を指差す

 

「私、翼さんが誘拐されたと思って・・・」

 

「ハハハ、響これは翼の悪い癖なんだ」

 

「奏・・・」

 

「よう、翼久しぶり・・・夢で会って以来だな」

 

「あの〜癖ってどういうことなんですか?」

 

「あのな?翼って何も知らない人が見ると何でも完璧にこなすように見えるけど、実は家事とかダメダメなんだ」

 

「えぇ?」

 

響は奏に言われて思わず翼を見てしまう、翼は恥ずかしさのあまり赤面していた・・・

 

「もう、奏は意地悪だ・・・」

 

「ハハハ、ごめんごめん、じゃあまずは部屋を片付けるか、響も手伝ってくれないか?」

 

「はい!わかりました!」

 

「じゃあ私も・・・」

 

「翼は休んでていいよ、逆に部屋が散らかりそうだ」

 

「・・・・・・はい」

 

「あはは・・・」

 

響は奏の容赦ない言い方に苦笑いしてしまう

 

「よし!じゃあ始めるか!」

 

こうして響は奏と一緒に翼の部屋の片付けを始めるのだった・・・

 

 

 

一通り片付けが終わり・・・

 

「いや〜しかし以外でした、翼さんて何でも完璧にこなすイメージありましたから」

 

「片付けてもらってすまないわね・・・いつもは緒川さんがやってくれてるんだけど・・・」

 

「えぇ!?男の人にですか!?」

 

「た、確かに考えてみればいろいろと問題ありそうだけど・・・それでも散らかしっぱなしにしとくのは良くないから、つい・・・今はこんな状態だけど報告書は読ませてもらっているわ・・・」

 

「え?」

「私が抜けた穴を貴女がよく埋めているということもね」

 

「そんなこと!全然ありません!いつも二課の皆に助けられっぱなしです!」

 

「そんなこと無いさ」

 

「奏さん・・・」

 

「あたしも八雲の姉御から響がとても頑張ってるって聞いてるよ」

 

「・・・嬉しいです、2人にそんなこと言って貰えるなんて・・・」

 

照れてる響を微笑ましい表情で見ていた翼と奏、しかし翼は表情を引き締め

 

「でも、だからこそ聞かせて欲しい、貴女の戦う理由を・・・ノイズとの戦いは遊びではない、それは今日まで死線を超えてきた貴女ならわかるはず・・・」

 

「・・・よく、わかりません・・・私、人助けが趣味みたいな物だから、それで・・・」

 

「それで?それだけで?」

 

「だって、勉強とかスポーツは誰かと競い合って結果を出すしかないけど、人助けは誰かと競わなくていいじゃないですか・・・私には特技とか人に誇れる物がないから、せめて自分にできることで皆の役にたてればいいかな〜って・・・・・・きっかけは、やっぱりあの事件かもしれません・・・私を救うために奏さんが命を燃やした2年前のライブ・・・奏さんだけじゃありません・・・あの日たくさんの人が亡くなりました・・・でも、私は生き残って今日も笑ってご飯を食べたりしてます、だからせめて誰かの役にたちたいんです・・・明日も笑ったり、ご飯食べたりしたいから・・・人助けをしたいんです!」

 

「・・・貴女らしいポジティブな理由ね、だけどその思いは前向きな自殺衝動なのかもしれない・・・」

 

「自殺衝動!?」

 

「誰かのために自分を犠牲にすることで古傷の痛みから救われたいという、自己断罪の表れなのかも・・・」

 

「あの〜私変なこと言っちゃいましたか?」

 

「全然変じゃないさ・・・少なくともあたしは響の理由を聞いて嬉しかったよ・・・それに理由は人それぞれだからな」

 

「奏さん・・・」

 

「そうよ、変かどうかは私が決めることじゃないわ・・・自分で決めることね」

 

「・・・考えても、考えてもわからないことだらけなんです・・・デュランダルに触れて暗闇に飲み込まれかけました、気がついたら人に向かってあの力を・・・私がアームドギアを上手く使えていたら・・・あんな事にもならずに・・・」

 

「力の使い方を知るということは、すなわち戦士になるということ・・・」

 

「・・・戦士」

 

「それだけ人としての生き方から遠ざかるということなのよ?貴女にその覚悟はあるのかしら」

 

翼の言葉に奏も頷き響を見据える

 

「・・・守りたいものがあるんです、それは何でもないただの日常、そんな日常を大切にしたいと強く思っているんです・・・だけど思うばっかりで空回りして・・・」

 

「・・・戦いの中、貴女が思っていることは?」

 

「ノイズに襲われている人がいるなら、1秒でも早く救いだしたいです!最速で!最短で!真っ直ぐに!一直線に駆けつけたい!そして・・・」

 

響は戦った鎧の少女を思いだす

 

「・・・相手がノイズでは無く誰かなら、どうしても戦わなくちゃいけないのか?っていう胸の疑問を、私の思いを、届けたいと思っています!」

 

「今貴女の胸にある物をできるだけ強くハッキリと思い描きなさい・・・それが貴女の戦う力、立花 響のアームドギアに他ならないわ!」

 

「あぁ、翼の言う通りだ、響、さっきも言ったが戦う理由は人それぞれ・・・響の胸にある思いを貫けば、それは全てを貫き、そして皆を守れる槍となる・・・まあ、槍にこだわる必要はないんだけどな!」

 

「あはは・・・」

 

響は笑い、そして決意がこもった顔で

 

「ありがとうございます・・・2人のおかげで私、頑張れそうです!」

 

響の決意がこもった言葉に翼と奏も頷く、そして

 

「よし!響の覚悟も決まったようだし、この話は終わろうか!次はそうだな〜翼の昔の話でもするか!」

 

「え!?ちょっと奏!?」

 

「それ、とても聞きたいです!!」

 

「立花まで!?」

 

「じゃあそうだな、あれは数年前にだな〜」

 

「やめてぇぇぇ!!」

 

 

その日は病院に歌姫の悲鳴が響いたそうな・・・

 

 

 




翼と響の中も奏の苦労のかいもあって良くなって来ましたね〜
次話では紫以外の幻想郷勢と会わせていこうと考えています!
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