不器用な二人の予告編、ポップコーンの塩味とキャラメル味をお楽しみに。
ーーあたしは嘗て、自分の父の話を聞いてもらうために魔法少女になる契約を結んだ。
ーーあたしはヴァイオリニストの幼馴染の手を治したくて魔法少女になる契約を結んだ。
境遇も違えば考え方も違う、でも根本的なものは似ていた。
『他人のために願いを使った事』
そしてーー。
『その願いによってもたらされる結果を考えていなかった』ことにーー。
父のためと思い契約した佐倉杏子ーー。
幼馴染のために契約した美樹さやかーー。
杏子は自分の願いが原因で、家族を失った。
さやかは幼馴染の手を治した結果、親友の少女が幼馴染に思いを寄せていると知った。
杏子とさやかの出会いは魔女との考え方で対立していた。
それは、必然的な衝突だった。
しかし、
杏子は自分の過去を話しながらさやかを気にかけていた。
さやかも、杏子の過去に理解を示しながらも自分の正義を貫こうとしていた。
しかし、さやかの身近で大きな異変によって、事態は大きく一変した。
その異変は、さやかの心を黒く塗りつぶしてしまうほどに大きくなっていき、ソウルジェムの最後の秘密を知ることになっていた。
ソウルジェムの穢れが溜まれば、魔法少女はいずれ魔女になるーー。
そんな絶望の中、運命に逆らった
その男の名はーー坂田銀時。
ワルプルギスの夜を倒した後に銀色の光に包まれ、ある世界の成り立ちをさやかと杏子は見ていた。
それは、
その成り立ちの過程で、自分たちの結末を知ったーー。
「あたしはどんだけ、みんなに迷惑をーー」
頭を抱えるさやかを見て、杏子は呆れながらも紡ぐーー。
「人間迷惑をかけない、なんて都合のいいものなんてねーよ、あたしだって万引きしてでも生き延びようとしたんだ。 銀時がいたから、あたしらはこうして生きてんだよ」
そう、さやかは杏子とほむら、マミとまどか、そして銀時の手によって魔女から魔法少女に戻れたのだった。
成り立ちを知った後、改変された世界での結末を見たさやかはーー。
「結局、あたしの中の根本は、恭介の腕を治すことを選択しちゃうんだね、もう一度、恭介のヴァイオリンの演奏を聴いていたいんだーー」
悲しい笑みを浮かべながらも、さやかは納得していた。
「あんたは結局、願っちまうんだな・・・・・・馬鹿だよ、さやか」
怒りと悲しみが入り混じった表情で杏子はそうつぶやいた。
そして、改変された世界へと舞い降りた。
その世界で一か月間、その世界での調査が行われた。
分かったことはーー。
「この見滝原以外、風見野には行けねえみてーだな、というより見滝原に逆戻りって感じだな」
杏子はさやかと共に風見野へと向かう際、バスや歩道で確かめた際にはっきりとしたことだった。
「どういうこと? 見滝原の町は再現されてるのに、どうして?」
さやかはそう杏子に尋ねるとーー。
「簡単な話さ、この魔女は・・・・・・見滝原の世界しか知らないんだ」
そう、杏子は答えた。
その後、杏子は風見野に行くとができないとほむら達に話した。
その話を聞いたほむらは、今までの情報である結論を出した。
「ここは、魔女になってしまった私が作り出した世界よーー」
「はぁ!?」
「どういう事さ、ほむら!? この世界は魔女になったあんたが創ったって・・・・・・?」
杏子とさやかは混乱したが、ほむらは自分自身の目的と、本来歩むはずだた世界で起こったこと、そして、ほむらの魔法を順に説明した。
杏子とさやかの調査の結果をまとめた結論だと。
その後、ほむらは頭を抱えたがーー。
「ほむら、今のあたしたちはあんたの目的も、戦いを知ってる」
「だから、まずはあいつをーー銀時を探すぞ」
さやかと杏子はそうほむらを励ました。
そして、悪魔となったほむらが改変した世界でーー。
「これが、ほむらが改変した世界・・・・・・壮絶だね」
「銀時に助けられたあたしらだからこそ分かったことがある・・・・・・ほむらの心の底の願いが、悪魔になるまでに追い詰めちまったんだろうよ」
二人は、悪魔に至ったほむらの心情を考えた。
銀時に救われたからこそ見えるもの、それがハッキリしているからこそ自分たちがなすべきことが見えた気がした。
「坂田先生を、元の世界に帰すことだよね、でも・・・・・・」
「その前に、この世界を・・・・・・ぶっ壊さなきゃそれは叶わねぇ」
そう二人は悪魔になったほむらが改変した世界を破壊しなければならないと決意を固めた。
以上が美樹さやか&佐倉杏子の予告編でした。
物足りないでしょうが、予告編的な流れはこんな感じかなと思い書かせてもらいました。