転生者達によるグダグダ界境防衛   作:暇人のお話

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どうも暇人です。
ワールドトリガー24巻発売おめでとうございます!!
正直めちゃくちゃよかったです。特に草壁隊の面々が尊かったです。

そんなわけでやっと原作に入りました。
ここから設定に本編で明らかになったことをちょいちょい追加していきたいと思います。多くなりすぎたら2つに分けます。
あと原作前にしていた章管理を幕間の物語にしました。理由?その方がいいと思ったからさ!

それではうん、楽しんでください。



原作
出会い


12月の始め、世間はクリスマスモードとなっていたが、ボーダーは絶賛大きな問題を抱えていた。それは警戒区域外で突如と発生するイレギュラーゲート。今のところは付近にボーダー隊員がいたため大きな被害は受けなかったが、いつそれが隊員のいないところで起きないか分からないため、ボーダーでは緊張が走っていた。特に現在はA級上位部隊が遠征に行っているため戦力的に不足していたこともあってか、早急の対策が求められていた。そのため非番の隊員にも常時警戒せよとの通達があり、不審なものを見かけたら即対処せよとの通達も来ており、暇な隊員は見回りをしている人も多少ながらいた。そんな隊員の一人が松山隊の武半だった。

 

「いや~イレギュラーゲートの季節になりましたな~」

 

右手にコーヒーの缶を持ち、三門市を一望しながら独りごちるのだった。他の人が見たらそんな季節あってたまるかと突っ込みを入れるのだがあいにくこの場には彼一人しかいないのでそのようなことを言う人は誰もいなかった。そうしていると突如通信が入ってきた。相手はあのマッドエンジニアだった。

 

『イレギュラーゲートが開いたがお前は今どこにいる?』

「今は三門市立第三中学校の側にいるんでそっちのゲートは難しいっすね。他に誰かいますか?」

 

自分のいるところの反対側でゲートが開いたようだったがここからでは本部基地から行った方が早く到着するので他の人に頼むことにした。

 

『んぁー香取隊が防衛任務に就いておるから奴らに任せる。それで、お前はそんなところで何をしとるんじゃ?』

「あーイレギュラーゲートってことはほぼ間違いなくラッドがいるはずなんでそろそろ彼が来るかもしれないと思って暇なときはこの辺ぶらついてるんです」

『……そういえばそんな時期か。忙しすぎて忘れてたわい』

「って訳なんでこれで失礼します。緊急の要件があったらまた連絡ください」

『分かった。ただ、くれぐれもばれないようにしろよ。というより話しかけたら負けだからな!』

「はいはい了解しましたよ」

 

武半達が言っている彼とは原作主人公の空閑遊真のことであり、彼は初登場で事故を起こしているのであわよくば止められないかなーと思い武半は見回りをしているのだ。だって運転手さんかわいそうじゃん?事故起こしても怪我一つ無い相手とか軽く恐怖じゃん。余談だが武半の授業は午後からなのでこの時間帯は問題がないのだ。

ちなみに二人ともイレギュラーゲートの原因について知っていて、対処法まで知っているが、彼らは一切報告していない。理由は二つある。一つ目はこのイベントを解決してしまうと原作主人公の一人、三雲が正隊員になれない可能性が出てくるのだ。実際三雲はラッド捜索のおこぼれ的なもので正隊員になったのでこれがないと大規模侵攻に間に合わないどころか最悪学校のゲート事件で首になりかねない。そのため彼らは泣く泣くこのイベントをスルーすることにした。そして二つ目はラッドを未だに見つけられていないからだ。見つけられないことには対応も糞もないので放置することにしたのだ。

 

「さて、現在の時刻は午前9時半か……どのくらい遅刻してんのか分からんからなんとも言えんが今日もいないか?」

 

一般の中学校だったらとっくに学校が始まっている時間を過ぎているが一向に白頭の少年が来る気配は無い。今日も外れかと思い立ち去ろうとしたときに突如、

 

「遊真!!」

 

と名前らしきものを呼んだ後に車のブレーキ音と大きな衝突音が聞こえた。内心驚きながらももしかしてと思い音のする場所に行くとそこにあったのは前方が大きくへこんだ車と加害者であろう慌てふためくその持ち主、そして多分被害者の白髪の少年とその付き添いのようなこちらも白髪の男性。内心全く知らない白髪の男性に驚きつつも取りあえず警察と救急車を呼び、大丈夫ですかと声をかけながら現場に向かった。

 

「あ……ほ、本当に、もうしわけない。だ、大丈夫かい??」

「大丈夫。怪我なんか無いから安心してください」

「い、いやっ、そんなわけ。だって車にはねられてんだよ??無事なわけ……」

「いえいえ本当に大丈夫だって」

 

運転手はけっこう慌てている様子だったが、一方ひかれた少年は≡3≡のような顔をしながら全く問題ないようだった。取りあえず自分が警察と救急車を呼んだことを伝え、しばらく待つように頼んだ後白髪の少年に話を聞くのだった。

 

「ところで君、本当に大丈夫なのか?車のへこみ具合から結構勢い強そうだけど」

「全く、俺は何回大丈夫だと言ったらいいんだ?それに、俺は君なんて名前じゃ無いぞ」

「おっと、失礼。俺は武半煌、19歳の大学生だ。まあ、好きに呼んでもらって構わんよ」

「ふむ、ではキラさんと。俺は空閑遊真。遊真でいいよ」

「では私もここで自己紹介を。私は空閑景虎。年齢は遊真が15で私が18です。まあ好きに呼んでください」

「じゃあ遊真に景虎か。よろしく頼むよ。名字が同じってことは二人は兄弟なのか?」

「ええ、まあ実の姉弟ではないのですがまあそんなところです」

「…景虎って女性なのか?一人称私だから…」

「ん?ええ。こんな見た目ですが私は女ですよ」

「……すみませんでした」

 

原作にはいなかった空閑景虎という存在。髪が短く身長も女性にしてはやや大柄だったので気がつかなかったため土下座までとはいかなかったが全力で謝罪した武半だった。ちなみに空閑が相変わらず景虎って間違えられるよな、と言っていた。

そんなこんなで警察が到着し、事情聴衆などが会ったのだが、遊真本人が大丈夫だと言い張り、謝罪と言うことでその場は解決となった。その後すぐに遊真は学校に遅れると言い、学校に向かうのだった。遅刻の理由などを学校などに連絡したのかと聞いたらしてないらしく、携帯なども持っていないとのことなので自分の携帯を使わせて連絡をさせたのであった。また、その証人として来いと言われたのでそのまま二人についていくことにした。

 

 

 

 

 

「そういえば遊真達は何で三門市に来たんだ?親の転勤かなんかなのか?」

「ん?なんで俺たちが別の所から来たって分かるんだ?」

「確かに。私たちどこから来たとか言ってないですよ?」

 

遊真の真偽を確かめる目の圧が強い。確か嘘を言うと反応するサイドエフェクトがあるんだっけか?こりゃ怖いわ。下手なこと言って怪しまれても面倒だな。

 

「ああ、まずこの時間帯に中学生が道ばたにいるのがおかしいのとそもそも付き添いがいるってのも気になったんだ。それに、職業柄三門の人とはよく話したりもするんだが二人みたいな綺麗な白髪は子どもだとまずいないからな」

「確かに。俺たちの所も髪が白いのはじいさんばっかだったからな。疑ってしまって申し訳ない」

「職業柄ということは其方の職業は警官かなにかですか?」

「いんやあそこに見えるボーダーの基地が見えるだろ?俺はそこの隊員だ。B級松山隊の武半煌、近界民退治はお任せってね」

「ほう!これはこれは其方はボーダーの隊員でしたか!それでは是非とも手合わせ願いたいものです。後でどうです??」

 

景虎からの圧が強い。…ってか怖い。

 

「…いやいや近界民って言ったよね?!まあ、近界民も誰構わず倒すつもりはねーな。街に被害が出ない限り俺は基本スルーする。まあ、これ言うと指令に怒られるから言わないんだけどね」

「ふむ、じゃあキラさんに聞きたいことあるんだけどいい?」

「ん?まあ答えられる範疇なら」

「あのさキラさんって「遊真」……景虎……」

「すみませんね煌殿今のは無かったことにできませんかね?」

「…まあ構わんよ。いいときになったら教えてくれ」

「キラさん、誠に申し訳ない」

「いいってことよ。ほれ学校着いたぞ」

「おっと、ではまた今度。景虎、行ってきます」

「またな」

「ええ、いってらっしゃい」

 

遊真と別れた後、景虎と武半は学校から離れるのだったが少し聞きたいことがあると武半は景虎に声をかけると奇遇ですね私もですと言い、二人は近くの人気の無い神社に行くのだった。

 

 

 

 

 

 

「さて、聞きたいこととは何ですか?」

 

笑っているのに笑っていない。景虎からなんともいえない不気味な気配がし、空気がピリピリするのを感じる。そんな重圧の中武半は口を開いた。

 

「なあ景虎、お前、転生者だろ?」

「あははははは、あいにくですが遊真を危険にさらすことはできないのでここで排除させて……え?今なんと?」

「景虎って転生者だろ?」

「……何故気づかれましたか?」

「俺も転生者だからだ」

「……なんと!其方もでしたか!」

「ああ。おまけにこの世界についてよーく知ってるよ。だから正直空閑を俺は見に来たんだ。そしたら景虎がいた。君は本来いない存在だから転生者の可能性が非常に高かった。だから聞いたんだ」

 

自分が分かった理由を話すと景虎はなるほどとうなずき、自分のことについて語った。彼女は二つの人格が混ざっており、一つは武半達と同様に死んで神様ガチャによりこの世界での生を決められたこと。二つ目の人格はその時の特典で景虎の元となった人間が知っていたゲームのキャラからランダムに選ばれた人格が混ざったことによって産まれた存在であること。前世の記憶がほとんどない代わりに特典で得た人格の知識がほとんどを占めているとのこと。そして近界で産まれ、旅の途中で遊真に会ったこと。そこでも冒険などいろいろなことを聞いた。

一方で武半もこの世界のことや他の転生者達について話した。特にこれから起こりうる内容について。

 

「なるほどこの世界は其方からしたら本の世界ということですか。いささか不思議ですね」

「まあ、俺を含め絶対他の転生者の影響でいくつか既に原作ブレイクしているから今更だけど、大体のあらすじを変えてまで変えたいとは思っていなくてね。できることなら協力して欲しい」

「うーん、できることならお願いしたいのですがそもそも私たち近界民ですし、ボーダーから敵視されません?」

「あーまあ急に現れたら攻撃されるかもしれないけど俺や親近界民派閥の人もいるからその人に話をつけてもらうしかないな」

「なるほど、ではここで其方に会えたことは僥倖だったということですね」

 

よかったよかったと笑顔で語る景虎を見ながら武半も無事に原作主人公達と関わるきっかけができたことに対して内心興奮しながら語り合うのだった。

気がつけばもう太陽は空の真ん中付近にあり、小腹が空いた頃柿崎から電話があり、今日の午後の講義だが急遽休講になったそうで、一日の予定が頓挫してしまったので景虎と連絡を取ることができるようにするためご飯を食べに行くついでに携帯ショップに行って携帯を購入するのだった。その時に景虎がすまあとふおん言うのですねこのような板で会話がでいるのは実に不思議ですと言っていて、若干店員が引く事件が起きたがそれはまた別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

景虎と連絡を交換した次の日、大学の午前中の講義が終わり、防衛任務に就いていた武半。イレギュラーゲートは相変わらず開き続けているため防衛任務はいつもより警戒区域周辺に割り当てられていた。しかし警戒区域のすぐそばでゲートが開くことはなかったため一部隊員からは不評だった。そう、松山隊の特攻娘だ。

 

「はぁ、なんでわざわざ警戒区域ギリギリでやるんだろう?戦いにくいじゃん」

「そんなこと言わないでくださいよ明道先輩。もし僕たちの側でゲートが開いたときに間に合わなかったら大問題なんですから」

「ん~言い分は分かるけど私みたいなとにかく前に突っむ系は広い方がやりやすい。だからギリギリはやだ。壁際には悪魔がいるってモ○ハンで学んだ」

「いったいいつの話しですか…」

『壁際の悪魔はすごく前だね~。芽生ちゃんひょっとしてその世代?』

「いえ、住処にあったのがたまたまそれだったのでそれしかやったことなかったです。たまに町中歩いて新作情報見て何これって思いました」

「海外にもPG2あるの不思議ですね」

「そんなことより集中しろよーいつ来るか分からんからなー」

「そんなリラックスした感じで言われても困ります」

 

はっはっはと笑いながらくだらない(?)談笑をしながら任務に就くのだったが、午後1時6分突如として警報が鳴り響いた。場所は……

 

『三門市立第三中学校にイレギュラーゲート発生!付近の隊は直ちに急行せよ、だって!』

「第三中ってここからすぐそばじゃないですか!」

「私先に行きます!」

「せ、先輩!?」

「行け!すぐに追いつく!」

「はい!」

「き、煌さん……」

「すまない、あいつに行かせた方が早かった。もうしない」

「い、いえ、俺の判断が遅いだけです。くっ、こんなのじゃ鱗滝さんに殴られます。判断が遅い!って」

「悔やむのはいいが後でだ。頼むぞ隊長」

「はっ、はい!」

 

松山の割とどうでもいい部分は一切触れずに必要な最小限の謝罪と励ましをして二人は現場に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

三雲修は自分の力の無さに愕然とし無力さに歯をかみしめた。狭いところの優位性、わずかとはいえ地の利があるから正隊員が来るまで待つ、なんて浅はかな考えはとっくに打ち砕かれた。敵の腕のようなものを何本か切り落とすことはできたが隠されていた腕に気付かずにやられてしまった。空閑の言うとおりだって言うのか…C級隊員の僕の力じゃ………!

そんな彼の思いとは無関係に近界民、モールモッドは無慈悲にそのブレードを振り下ろした。しかし三雲にそのブレードが当たることはなかった。なぜなら……

 

「悪いなオサム、お前のトリガーちょっと借りるぜ。トリガー・オン」

 

三雲の目の前には白髪のクラスメイト、空閑がいた。いつ取ったのかは分からないが自分のトリガーを持っていることに驚いた三雲だったが空閑はお構いなしに戦闘を始めた。

モールモッドは持ち前のブレードを縦横無尽に振り回し、敵を排除しようと動くが、空閑はその挙動を全て見切っており、捌ききっていた。しかし、三雲のトリガーは訓練用。とてもじゃないがトリオン兵最高硬度のブレード相手には分が悪すぎた。みるみる刃こぼれをし、今にも折れそうなくらいに傷ついていた。三雲もそのトリガーが訓練用のため止めようとするが、空閑は聞かずに素早い動きで前足を切断し、狭い廊下で動きがとれないのをいいところに弱点である内臓から目を一閃した。

そして二体目が登ってきた瞬間、空閑も反応して斬りかかろうとしたところで状況が変わった。

トリオン兵は目にも止まらぬ高速斬撃で沈黙したからだ。

空閑はすぐにトリガーをオフにし、三雲に渡したことでばれてはいないようだった。

 

「ごめん!遅れました!大丈夫?怪我はない!?」

 

次々に質問されて答えるのに手間取った三雲だがけが人はおらず、自分も無事だということも伝えた。そして自分がC級隊員であり、無許可でトリガーを使用したことも……

しかし明道と名乗ったボーダー隊員はそのことはこれから隊長とか仲間が来てから決めるから今は気にしなくていいよと言われ、取りあえず空閑を助けたふりをして校庭に向かうのだった。

 

「無事だぞ!」

「逃げ遅れたやつもいっしょだ!」

「やっぱりボーダーかっこいい!」

 

などと三雲と明道に数多くの賞賛が浴びせられていた。明道は賞賛そっちのけで教員と生徒数などの確認を行っていたため三雲の方に賞賛が集められ、居心地悪そうにしていた。空閑は話しを盛るに盛って収集がつきそうにもなかった。ちなみに明道は足し算に戸惑って先生を困らせたのはその場にいた教員とオペレーターの速水のみぞ知るのは別の話。

 

そうしていると松山隊のメンバーと嵐山隊(佐鳥はいない。多分どっかにいる)が学校に到着した。嵐山は弟と妹の安全を確認しに行き、時枝はトリオン兵の回収と現場調査を行っていた。松山は若干頭がショートしている明道の手助けに行っていた。武半と木虎は今回の功労者である三雲と話しをするのだった。

 

「明道から聞いたけど君が近界民を倒してくれたC級隊員だね?」

「…はい。他の隊員を待っていたら間に合わないと思ったので自分の判断でやりました」

 

三雲は自分が侵した罰則について理解しているつもりだったがいざこの場で判決を言い渡されるのだと思うと少し緊張している様子だった。

 

「そうか…すまない。そしてありがとう」

「え?」

 

三雲は突然の謝罪と礼に驚いていた。空閑からも褒められたじゃんと横から口を挟んできた。

混乱している三雲に対して武半は言葉をさらに付け加えた。

 

「確かに君がやったことはボーダーの規律違反をしている。でも、それを守っていたら他の人が死ぬかもしれない。そこで自分の命と他者の命を天秤にかけることはとても難しい。その状況で動くことができる人間は強い人だ。俺はそんな人を責められるほど偉い人間じゃないからな。まあ、俺個人としては命は大切にして欲しいけどな」

 

そう言って強く三雲のことを責めることはなかった武半だが、木虎は反発をした。

彼女曰く、規律違反をした者は組織の規律を守るため、ひいては三雲のように真似をする者が現れないようにするために処罰すべきだと反論した。

しかしその意見を一蹴したのは空閑の一言だった。

 

「遅れてきたのに何でえらそうなの?」

「……誰?あなた」

「オサムに助けられた人間だよ。日本だと人を助けるのにも許可がいるのか?」

 

空閑の核心を得た一言に嵐山達ははっとしたが木虎は勝ち誇ったようにトリガーを使わなければねと答えた。しかし空閑にトリガーは近界民のものということを告げられ、近界民に許可を取っているのかと聞かれ、苦し紛れに反論した。しかし自分が、三雲が褒められていることに嫉妬しているのがばれ、恐怖を覚えた。

それに付け加え、空閑からおまえは間に合ってないのにとやかく言う権利ないと思うし、助けに来てくれたあけみちさん?ならともかくおまえは文句言えないんじゃない?と。

これだけ言われ、木虎のメンタルが若干ボロボロになっていたところで武半が口を開いた。

 

「まあ、落ち着けよ木虎」

「武半さん……」

「彼が言っていることは全て正論だよ。いの一番に駆けつけたはずの明道が間に合ってないんだ。ボーダーでトップレベルの機動力をもつあいつが間に合わない段階でボーダーは間に合うことができない。もし間に合わずにけが人や死者が出たのなら記者会見じゃすまなくなる。そうなったら俺たちはこの街を守ることができなくなるかもしれない。……それを防ぐことができただけで御の字なんだよ。三雲君の処罰はその後上が決めればいい。だよな嵐山」

「なるほど!武半の言うとおりだ!今回のことはうちの隊から報告しておくけどいいか?」

「あーいいぞ。多分松っちじゃまだこういうのなれてないから頼んだ」

「了解だ。じゃあそんなわけで三雲くん。君は今日中に本部に出頭してくれ。処罰が重くならないように力を尽くすよ。妹と弟を助けてもらった恩もある。本当にありがとう」

 

嵐山は爽やかに三雲に礼を言い、握手をしてから学校を後にした。木虎は三雲を本部まで同行させることを目的に再び中学校へ向かうのだった。

一方松山隊は防衛任務を他の隊に引き継いだため軽めの反省会をしてから解散をした。

 

 

 

 

 

はずだったのだが……………

 

「おいマッド……なんで俺はこんな所に行かされてるんだ?」

『黙ってそのキューブを指定の場所に置け!安心しろ!許可は取ってある!!』

「…普通のことなのに珍しいと思った自分が悲しくなってくる……で、これ何なの?」

『しばらくしたら分かる!いいから置け!何のために東や諏訪達にも置かせたと思ってる!』

「あんたあの人たちにも頼んでたのか……さて、これで最後だな。言われた通りトリオンを入れておいたけどこれでいいのか?」

『ん?おお!問題ないでかしたぞ!今度一緒に新トリガーを開発する権利をあ「いらねーよ!」……むぅ、つまらん。まあいい取りあえずもうお主の仕事は終わりじゃ。もう帰っていいぞー』

「軽いなおい。まあ取りあえず終わったのならいいか。もうトリオンもないから戦えないけどいいか?」

『構わん構わんぞれじゃ期待しとけー』

 

謎のキューブを地図に示された場所に置き一方的に通信を切られた武半は軽くため息をついて帰宅するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この装置が起動するまであと1時間!!

 




いかがでしたでしょうか?
原作に入ると少し書きやすくなっているのが不思議です。まあ、次話は大分先になるけどね!!
できれば今年中にもう一話進めたいなーなんて。
ちなみにPG2はplay game2ndの略です。

それでは次回「バリアー炸裂!!川の上の決戦」にトリガー・オン!
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