転生者達によるグダグダ界境防衛   作:暇人のお話

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どうもご無沙汰しています。暇人です。
最近少し生活リズムが安定してきて少しずつ書く時間がとれるようになりました。
といっても全然暇じゃないんですけどね…
ああ、時間が欲しい。てか一日片手時間以上の睡眠時間をくださいマジで。

愚痴はこの辺にして本編開始です。今回は日記形式で少し書いてみました。タグ変更の必要とかあったら教えてください。
あとシリアス注意を一応念のためしておきます
キャラエピソードを松山隊の分書いたら原作入りたいと思ってますので気長に待っててください。
それではどうぞ。


松山慎次①

○月×日

今日もクソ親父の機嫌が悪い。応援している野球チームが33-4で負けて相当怒っていた。そのせいでテレビは壊れるし家中八つ当たりで割られたビール瓶が散らかり歩く隙間もない。テレビが壊れたせいでアニメが見られないじゃないかぁ。でも母さんも何で傷だらけになりながら片付けをするのだろうか。そもそもなんで結婚したのか未だに分からない。俺は今日殴られずにすんだけど母さんは殴られてしまった。

 

…あの親父早く死んだらいいのに。

 

○月△日

今日はまあまあクソ親父の機嫌が良かった。パチンコで当たったらしく酒とつまみを大量に買ってきて4時から飲んだくれていた。しかしそのパチンコに使われた金は俺の小遣いだった。当然文句を言ったが「大当たりしたからいいだろ別に?まあこれで許せ」とだけ言いスルメを渡してきた。殺意が沸いたが今ここで機嫌を悪くすると血が出かねないので我慢することにした。

 

□月♢日

この日のことだけは許せなかった。あのクソ親父は学費だけでなく母さんの持病の治療費まで酒に使いやがった。母さんは自分のことよりも俺の学費を使ったことに怒っていたけど俺は傷が目立つからほとんど学校に行っていなかったためそこはいい。でも母さんの持病は治療費が高く、簡単には貯まらない。それをこいつも知っていたはずなのに酒なんか買いやがった。俺はついに怒りの沸点を超えて殴りかかったけどまだ中学生の自分では大人の腕力に勝てず逆に殴られまくった。そのせいで右目が潰れ光を失ったことを知ったのは3日後だった。母さんは元々クソ親父に隠して離婚を準備していてやっとの事で離婚を申し立て裁判所にも申し立てたがクソ親父の両親が権力者のためもみ消されてしまった。この時俺はこいつに何をしても無駄だということを悟った。

 

△月□日

この日、後に第一次大規模侵攻と呼ばれる異世界からの侵略者がやってきた。俺はあの化け物のことに大きく感謝することになった。被害に遭われた方には申し訳ないが俺は感謝してもしきれない。理由は二つある。

一つは家庭に関することだ。もうあの生活をしなくていい。なぜなら……

あのクソ親父を殺してくれたからだ。あいつが瓦礫に押しつぶされた瞬間はスカッとした。いや、どちらかといえばその瞬間は感無量だったが幸せしかない。助けろとのたまったが逆に罵詈雑言をたたきつけてやった。超スッキリした。それともう一つ、この事件をきっかけに前世の記憶がよみがえったことである。神様ガチャの結果で命に関わる事故に遭ったとき記憶が戻るというクソみたいな仕様の結果だったが割といいタイミング出来たと思う。前世の記憶と今世の記憶が混ざったおかげで二重人格っぽくなってが、周りにも精神病になった人が多かったため「大変だったね」で済まされるからだ。それに前世の俺は若干中二病をこじらせていたらしいので恥ずかしかったがカモフラージュのために使わせてもらおうと思う。俺は、いや僕は。この第二の生を謳歌しようと思う。

 …そんなことはどうでも良くて、近界民が現れたことによって2つ、大きく生活が変わった。一つ目は僕の家が近界民によって壊されたことで国とボーダーと言われる組織からの保証で新しい家が支給された。今はそこで一人暮らしをしている。母さんは持病が悪化したために入院をしているが命に別状はないために数年かけてゆっくり療養すれば完治とは言わないがかなり体調が良くなるらしい。早く良くなってほしいものだ。そして二つ目は……

 

 

「私はボーダー本部長の忍田真史だ。君たちの入隊を歓迎する。今回このような新しい組織へ入ってくれたことに感謝する。今は一人でも多くの人手を借りたい。三門市の、そして人類の未来のために日々精進し正隊員となってともに戦える日を心待ちにしている。それではこれから君たちの先輩となる正隊員に説明を受けてもらいたい。まずアタッカー希望の訓練生は寺島のところへ、シューター希望の訓練生は武半の所へ行って実際にどんなものかの説明を受けてもらい、その後は彼らの指示に従って訓練を開始して欲しい。それでは解散とする」

 

そう、ボーダーへ入隊したのだ。いくら保証などがあるとはいえ家賃と治療費と学費を払うのは中学生では少し無理がある。正隊員になれば給料がもらえるとのことなのでこれに乗らない手はなかった。母さんには少し反対されたけど生きていくためには仕方がないと説得し、許可を得たのだ。

……さて、見たところ今回入隊したのはおよそ50人。そのうちアタッカー志望の訓練生はわずかに10人だった。それもそのはず。いくら説明で死なない体になると言われているとはいえよく分からない怪物相手に接近戦をしようとは普通の神経なら思わない。よって、そのような危険に身を置く者達は大体が復讐にとらわれている者だった。特に俺と同い年に見える目つきが滅茶苦茶怖い男がいた。確か三輪なんとかって名前だったような…まあ、関わらないでおこう。しかし女性がいるのには驚いたな……

 

「皆さん入隊おめでとうございます。先ほど紹介がありました、え~これからは自分、寺島が説明させていただきます。まだ自分も入隊して日が浅いのですがよろしくお願いします」

 

細い体のちょっとダル目の茶髪の人、寺島さんが正隊員になる方法と武器紹介、近界民との戦い方について教えてくれた。

寺島さん曰く正隊員になるには訓練生にあらかじめ与えられたポイント、1000ポイントあるものを4000にまであげる必要があるのだとか。そのためにこれから訓練を行うとのこと。……いきなりの模擬戦から。

 

「じゃあとりあえずまずは一回やってみてくれ。制限時間は5分。防御力は高いけど相手はほとんど攻撃しない雑魚だからやれるだけやってみて。最初は……そこの片目の君から」

「あ、はい」

 

『訓練開始』

 

訳も分からず訓練質にたたき込まれ無機質な機械音とともに戦闘が開始した。

手にある刀のような武器(孤月といったか?) を握りしめ敵の近界民を観察した。

(孤月…説明された感じ鍔のない日本刀。五右衛門の斬鉄剣みたいな形状をしててかっこいい。硬く、鋭いけどわずかに重い武器。そしてあの近界民…大規模侵攻の時に人をいっぱいさらったやつに似ている。名前は……ハムスター?……そんなやつは弱点が目。基本的に近界民の弱点は目にあるらしいからそこを斬れば一撃だそうな。動きも鈍そうだから攪乱して倒す的な感じかな?……やれるだけやるさ!)

 

取りあえず様子見がてら前足を斬ってみる……弾かれはしなかったが浅い。ジャンプして胴体を斬るが弱点まで斬ることが出来ない。ならばどうするか…相手はこちらがあまりに動かないと軽く突っ込んでくる。ならばそこでカウンターを当てる。アレをやるか。

孤月を腰に構え、敵が来るのを待つ。約十数秒、狙ったとおりに近界民が軽く突っ込んでくる。後はそれに合わせて斬るだけ。3・2・1・今!

 

「天翔○閃!」

 

抜刀術の構えから左足を強く踏み込んだ一閃。近界民が少し体をビクビクさせた後倒れた。前世で大人気となったアニメの技(こっちの世界でも同じのがある)を生身でやっても形だけでそこまでの威力は得られなかったが、変身したら滅茶苦茶うまくできた。ちなみにこの一閃を見切った訓練生はわずかに2名。他は何が起こったかすら分かっていなかった。

 

『記録 48秒』

 

(う~ん初見ならまあまあの結果だと思う。後は他の人のを見て暇をしてよう)

 

「すごいね君。普通初めての人は1分切ればすごいのに50秒かからないのはものすごい逸材だよ。すごく期待してる。でもさっきの技名はあんまり言っちゃダメだよ。色々問題があるから」

 

寺島さんから講評とメタ発言をもらった。いいのだろうかこれで……

次に唯一の女性が訓練に挑んだ。結果はというと7秒でかなり早かった。少し攪乱しその後は猪突猛進で敵を倒した。恐ろしい。本部長を見てめっちゃ目をキラキラさせていたやべー人だと思ってたけど想像以上に強かった。

その後の訓練生は足がすくんで時間切れだったり時間ギリギリでクリアしたりといたって普通だった。そして最後、俺が見かけた黒髪の少年(俺もだが)。こいつはすごかった。撃破時間は2分ほどかかっていたが近界民を滅多刺しにしていた。もう細切れにでもする勢いで孤月を振り回していた。寺島さんが止めなかったらマジで粉々にしていただろう。関わらないのが吉だな……

そんなこんなで他にも探知追跡訓練や地形踏破訓練などを行いこの日の訓練は終わった。ちなみに獲得ポイントは180ポイントだった。……これいつ正隊員になれるのだろう。一応ランク戦というものがあり、用意する予定だったのだが調整が間に合わず、もうしばらくかかるらしい。ただ模擬戦は出来るらしい。

模擬戦をやる前にラウンジで飲み物を片手にのんびりしていたら一番会いたくない人が鬼のような目つきで目の前にいた。

 

「……………」

「何か用ですか?」

「俺は三輪秀次13歳。あなたは?」

 

いきなりの自己紹介ですかさいですか……

もう少し愛想良くしてもらってもいいですか??

 

「僕は松山慎次、同じく13歳です……えっと、何か?」

「お前…どこであんな剣技を覚えた?」

「え?あ…え~と…」

 

どうしよう前世のアニメなんて言えない。っていうか同い年って分かった瞬間態度変えすぎじゃない?堅苦しいのよりはいいけど少し違和感が…

 

「フ、フィーリングで」

「……ならば頼みがある。俺に剣を教えて欲しい」

「はい?」

「……俺は1体でも多くの近界民を殺したい。そのためには力がいる。だからお前みたいな強いやつに剣を教わりたい。同じ目的を持った者同士協力した方がいい」

 

自分が強いかどうかはさておき同じ目的を持った者同士…あ~この人もお金が欲しいのか、なら協力してもいいかな。一緒にやった方が楽しいだろうし。

 

「いいよ。といっても僕の剣は我流だからいまいち上手に伝えられるか分からないけど」

「構わない。よろしく頼む」

 

そのまま僕たちは模擬戦用の訓練室に入り、日が暮れるまで模擬戦に明け暮れるのだった。

 

×月○日

この日、僕は多くのことが変わった。ボーダーに入った。友達が出来た。なぜか剣を教えることになった。そして話したところ三輪君とは同じ学校だった。しかもお隣さんだった。そのため学校に一緒に行こうとの話になり僕は数ヶ月ぶりに学校に行くことが出来た。朝ご飯と夜ご飯を三輪君の家でお世話になることになった。ただお姉さんが意識不明の重体で入院しているそうで申し訳なかったけど「困ったときはお互い様、子どもが遠慮するんじゃないの。秀次もあなたと会って少し明るくなったからそのお礼よ」と言われてしまい、母さんとも話をしてお世話になることになった。また、学校に行ったことで先生にとても心配されたけど訳を話したら納得と優しい言葉をくれた。学力を取り戻すために色々してくれた。前世の記憶があるから学力に問題はないと思うけどとてもうれしかった。他にも……

 

「おい慎次。学校に行くぞ」

「お、分かった」

 

前世も含めて十数年ぶりの制服に身を包み、鞄を背負って家を出た。日記はまた帰ってから書こう。

 

「なあ、今日って課題あったっけ?」

「今日は数学と英語がそうだ。まさかやってないのか?」

「いや、確認しただけ。サンキュー」

「ふっ、そうか。ならいい」

 

そのまま二人で雑談をして朗らかに笑いながら学校へ行くのだった。

 




いかがでしたでしょうか。
正直設定でここまで重くするつもりなかったんや。気がつけばキーボードに打ち込んでいた。ノリと勢いって恐ろしいね。
ちなみに次の話を制作中なのですが過去一長い予感。多分七千字越えるかも。

それでは次回「松山慎次②」にトリガー・オン!
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