好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 そんなこんなで、中盤からシリアスな方向性になっております。


神威動乱編 第六話 英雄派との前哨戦

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういうわけで、修学旅行の為のグループを作ってくださいねー」

 

 そう言う学級委員長の指示に、俺は速攻で動くわけだ。

 

「じゃ、カズヒ姉さん。俺達(オカ研)はまとまって動いた方がいいから合流だな」

 

「そうね。松田と元浜は責任をもって私が監視した方がいい物ね」

 

 そんな感じで頷き合うと、俺達はイッセーに合流する。

 

 教会三人娘という形でグループになっているアーシア達も、桐生を連れてこれまた合流。

 

「と、言うわけで私達でグループになるわ」

 

「ま、私達じゃないとあんたら変態組はグループ組めないもんねぇ?」

 

 肩をすくめるカズヒ姉さんにからかう桐生。

 

 まあ事実なので、松田と元浜には悪いが黙って納得してもらおう。

 

 ……いや、まてよ?

 

「案外いけるかもしれないけどな。まぁ、カズヒ姉さんが監視役としてついていたらだけど」

 

「「うっせえよ!」」

 

 シンクロしてツッコミが来るけど、カズヒ姉さんはうんうんとうなづいてた。

 

「まあそうね。それぐらいには信用もできているはずだし」

 

 そんな感じでカズヒ姉さん、これでも色々と動いていたりしている。

 

 余計なトラブルやヘイトを解消する為に、カズヒ姉さんは松田と元浜をこき使っていろんな場所の助っ人やサポートをしているらしい。

 

 具体的には女子スポーツ部の雑用。重い物を運んだり組み立てたりする作業とか。あと風紀委員とかの雑用として、イッセーがらみのホモ同人を取り締まっている。

 

 ちなみにカズヒ姉さん「せめて代価を用意して交渉しなさい」と説教しており、時折文芸部が「ストリップするからホモ同人の受けになって」とか言ってきたり。

 

 自分を生贄にすることもいとわない貴腐人の執念は恐ろしい。イッセーには心から同情する。

 

 ……俺も巻き込まれてるが。マジで勘弁してほしい。

 

 訴えたら勝てる気がする。ただ訴えると女子が覗きを訴えて、更に過剰防衛でイッセー達が訴えるという負の連鎖が生まれそうだ。やるのは最後の手段最後の手段。

 

 まあそれはともかく。

 

「修学旅行は京都か。……お土産は八つ橋とかか?」

 

「そうだな。流石にご当地エロ本を探すとかは、我慢……我慢……う…えぐ……っ」

 

「「ひっぐ……っ」」

 

 イッセー達は盛大に泣き崩れた。

 

 俺に返答するかうめくのか、どっちかにしてくれないだろうか。

 

「我慢しなさい。約束とはきちんと守るから」

 

「ああ、カズヒってばなんてけなげな自己犠牲! 主よ、悪行を成させぬ為に身を捧げるカズヒに幸あれ!」

 

 イリナはよくもまあ、これにそんな素直な対応ができるもんだ。褒めればいいのか呆れればいいのか。

 

 ……俺なんか、私情でたまに失敗してくれないかと思いたくなる時があるのに。我慢するのも結構大変なのに。

 

「……止めるのもあれだけど、止めたい二律背反が俺を苦しめる……っ」

 

「君大変だな、九成」

 

「大丈夫です九成さん。主はきっとその九成さんの忍耐を認めてくださいます」

 

 ゼノヴィアとイリナの慰めはありがたいけど、そういうことでもないんだよ。

 

「だけどまあ、京都に行けるなんて中々ない機会ね。ふふ、ちょっと楽しみかも」

 

「お、意外だな。カズヒも京都に興味あるのか?」

 

 元浜にそう聞かれると、カズヒ姉さんも静かに頷いた。

 

「案外日本人の方がいかないものでしょ? 外国人の観点から見ても興味深いし、いろんな意味で行ってみたいわ」

 

 ふ~ん。

 

 カズヒ姉さんって、結構遊びがあるんだな。

 

 もっと硬くて隙が無い雰囲気だけど、意外と息抜きはするタイプだっていうか。

 

 美味しい物を食べると目を輝かせる。特に卵賭けご飯とか卵かけご飯とか卵かけご飯とか。

 

 あと家の中だと、たまに盛大にだれている時とかもあるし。

 

 オンとオフをしっかり切り分けて、休める時にしっかり休ませられる人物といった感じだ。一目や活動するときはしゃっきりしている時が多いから、周囲の人からは結構勘違いされやすい。

 

 ……そういうのが見れるということは、オカ研全体でだけど身内として隙を見せれるところもあるってことか。

 

 まあ、そこはいいんだけど―

 

「でもまあ、油断は禁物よ。最近は変な連中が色々動いているから、京都でも変な連中がトラブルを起こしているかもしれないんだから」

 

 カズヒ姉さんが気を引き締めるように言うけど、真面目にそこは考えないとな。

 

 俺達が駒王町に来てから何か月も経つけど、一月に一度は神話級のトラブルに巻き込まれてるからな。

 

 修学旅行となると月がずれるし、間違いなく前後で何かしらに巻き込まれそうだ。

 

 特に最近、変態集団がたまに現れるからなぁ。

 

 気を引き締めよう。マジで引き締めよう。

 

 油断していると何が起こるか分かったもんじゃない。ガチで気を引き締めないとなっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―そして現実問題、俺達はこれでもかなり苦労している。

 

 具体的に言うと、禍の団の現状におけるトップ派閥、英雄派の連中だ。

 

「……流石にムカつく展開だ。かといって無茶をして俺達が死んだら―」

 

「―元も子もありませんしね!」

 

 俺もヒマリも、奴らのやり口には苛立ちを覚える。

 

 英雄派の連中が今行っている活動はかなり単純だ。

 

 世界中から神器を持っている連中を探し出し、禍の団の組織力を使って誘拐。

 

 そして洗脳したうえで最低限の戦闘訓練や戦い方を教えたら、そのまま集団で規模に関わらず俺達敵の拠点付近に送り込んで戦闘させる。

 

 ここ最近の対禍の団戦闘はこればっかりだ。やり方には怒りを強く覚えるさ。

 

 やり口がザイアの連中と変わりない。むしろ強引な手法でいきなり死地に送り込んでいるから質が悪い。まあ、ザイアは本心から全員でやっている連中だから、そういうわけではないのはまだ潔いっていうべきなんだろうが。

 

 個人的には一発かまさないと我慢できない連中だけどな。とにかく殺さないように頑張って何とかしていかないとな。

 

 とりあえず外周から取り押さえるように戦闘を行っているけど、本丸の部隊はグレモリー眷属が対応している。

 

 一応この地はリアス部長の管轄だからな。可能な限りは俺達は露払いに徹するべきだという判断でもある。

 

 そのあたりのリーネスの采配には頭が下がる。確かに頑張った結果あほなことになるのはあれだしな。

 

 そんなことを思いながら敵を無力化していくと、何時の間にか敵は撤退していったらしい。

 

 俺達が残心を取りながら警戒していると、メリードが飛び降りた。

 

「メリード! 残りの敵はいませんの?」

 

「周囲の索敵は完了しています。既にリアス様達の方面含めて、敵は撤退を仕切ったようです」

 

 ヒマリに答えるメリードの言葉に、俺も警戒のギアを数段下げる。

 

 念の為帰るまでは警戒を消しきらないようにするが、それでも一息はつけるだろう。

 

 しっかし英雄派かぁ。

 

「……英雄を目指す者はその時点で英雄失格……か」

 

 俺はそんな言葉を思い出す。

 

 確か元々は特撮の言葉だったな。まぁ、現代で英雄を目指すのはそう言われる素養はあるだろう。

 

 なにせ英雄ってのは、戦争とかがあるからこそ生まれる物だからな。平和を良しとする世界では、英雄になることを目指すのは問題行動と見られても仕方ない。

 

 だけど、それをあえて目指す者がいる。

 

 俺はあの黒髪ツインテールを思い出す。確か、九条=幸香=ディアドコイと言ってたな。

 

 あいつはむしろ海賊とサーヴァントとして従えて、堂々と戦乱を引き起こす気が見えた。おそらくあいつにさっきの言葉を言ったところで、鼻で笑い飛ばすんだろう。

 

 ……あいつも、たぶん色々と動いているんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 禍の団が保有する、トルネード級神器力潜水艦。それらは異形の技術を流用することで、順次追加生産がされている。

 

 そのうち一隻を独自に保有するは、英雄派の独立部隊、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)。英雄派のサブリーダーである九条・幸香・ディアドコイが率いる独自部隊である。

 

 ハリケーン級原子力潜水艦を若干上回る巨体は、当然だが内部の空間も広大だ。そして神器力によって駆動する移動拠点である都合上、原子炉や大量のミサイルサイロを必要としない為、生活拠点としての機能は非常に優秀である。

 

 そんなトルネード級の上級士官室の一角。幸香用の私室で、彼女は一通のメールを送り、そして受け取っていた。

 

 そのメールを確認しながら、幸香は缶ビールを盛大に煽り、そのままフライドチキンにかぶりついた。

 

 咀嚼しながらメールの内容を見直し、そして苦笑を浮かべると、少し考えこむ。

 

 現在、英雄派は積極的な本格侵攻を考慮していない。それは本命の為の下準備を行っている段階であり、その状況下で積極的に動くことにリスクすら感じているからだ。

 

 だが、幸香としては実につまらない状態だ。楽しむことを良しとするものとして、このままというのはどうもつまらない。

 

「……ふぅむ。これはちょっとガス抜きでもするべきかのぉ」

 

 そう思いながら考えるのは、やけに親近感を覚える一人の外道。

 

 彼から紹介されたメンバーの特徴を踏まえると、上手く利用すれば動き出すことも可能だと思える。

 

 そして考えて、幸香は決定した。

 

「うむ。少し遊びに行くとするかのぉ」

 

 もちろんきちんと許可を取ってからだが、その上で少し悪戯をしたいとも思っている。

 

 特に興味を惹かれる手合いを、一度からかおうと思い行動を決定した。

 




 原作ではロキがらみで英雄派が絡むことはありませんでしたが、今回はいろいろと絡んでくる予定です。

 あと自分の作品としてはちょっと変化球を入れていく予定なので、そのあたりもご了承ください。
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