好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

123 / 530
 どうも! 感想、高評価、作品の推薦を欲してやまないグレン×グレンです!






 それはそれとして、最近書き溜めがたまりにたまって放出したいけど、あまり出しすぎると皆さまが追い付けないからジレンマになっております。

 とりあえず、そろそろ乳神が降臨するあたりまで書けていますが、そこまでに200キロバイト近い分量がたまっています。ジャンプバトル漫画のようなバトルラッシュになっている弊害ですね。

 そういう意味ではいろんな箇所でバトルが進行するパンデモニウムあたりも似たようなことになりそうですし、ライオンハート編もちょっと切り口を変えながらも似たようなことになりそうです。

 まあ、その分熱いバトルがいっぱい出せると思うので、その辺はご安心ください!


神威動乱編 第二十六話 黄昏の直前に

 和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい! おっぱい喫茶がいいと思います!」

 

「却下」

 

 いざロキとの決戦が待ち構えている日に、なんでこんなあほな言葉を聞かなきゃならないんだろう。

 

 俺はイッセーの提案を切り捨てる部長に同情しながら、そんなことを思った。

 

「イッセー。ここは高校よ? 断じて歓楽街じゃない……っ」

 

「あがががが!?」

 

 カズヒ姉さんによってイッセーはアイアンクローを盛大に受けるが、これは自業自得だろう。

 

 イッセー。高校の学園祭には限度があるし、たぶん風営法とかいうのに引っかかるからな?

 

 欲望一直線で何を言っているというか、間違いなくシャルロットに顔向けできないだろこれ。行けると思ってるなら病院を紹介した方がいい気がする。

 

「……ふむ。でも私やヒツギのおっぱいもそこそこありますし、オカ研のおっぱいパワーなら頂点狙えますの」

 

「狙わなくていいから!? そんな頂点狙わないでまじで!」

 

 全力でヒマリを止めるヒツギには、あとで何か奢っておこう。

 

 っというかイッセーの奴、もしかしてこれが変態的問題行動だと思ってないんじゃないか?

 

「イッセー君。そんなことをしたら部長のおっぱいが生徒の人達に見られることになるんだよ?」

 

「……ぁあっ!? それじゃあおっぱいお化け屋敷も無理なのか!?」

 

「……そんなこと考えてたんですか?」

 

 木場の指摘に崩れ落ちるイッセーに、小猫の冷たい視線が突き刺さる。

 

 馬鹿だ。こいつ馬鹿だ。

 

 駒王学園に入学できる当たり地頭は悪くないだろうに。なんで性欲が絡むとあほになるんだ。

 

 とはいっても、そろそろ学園祭の出し物を決めておく必要はあるよな。

 

 なにせ二年生の修学旅行が迫っているうえ、それが終わったらすぐに学園祭だ。

 

 どんな出し物にするかは決めておいた方がいい。そうしておけば、修学旅行中にほかのメンバーで進めることができるからな。

 

 修学旅行に学園祭。学生の良い思い出になるだろうし、これは実に楽しみたいところだ。

 

 だからこそ、今の段階でまとめておきたいところではある。

 

 さて、俺は周りを見渡して、ちょっと思いついた提案をしてみる。

 

「提案なんですけど、オカルト系のコスプレ喫茶……とかどうですか?」

 

 ちょっと注目が集まるけど、ここは気合を入れるべきだ。

 

「いや、駒王学園においてオカルト研究部(俺達)のアドバンテージを考えたんですけど……美男美女率が多いでしょ? これを生かさない手はないと思うんですよ」

 

 あえて俺自身のことは置いておくけど、女子は全員可愛いし、男子だって木場はイケメンの筆頭だ。

 

「ギャスパーは可愛い系で女子とまとめれますし、イッセーもアニルも顔は悪くない。そして女子はもれなく美少女の文字が相応しいとくれば、このアドバンテージを無視するってのももったいない気はします」

 

「なるほどねぇ。和地だって悪くないものぉ。いいんじゃないかしら?」

 

 それとなく俺は外していたけど、リーネスがそう言ってくれるのなら自信を持ってもいいだろう。

 

 自画自賛するのもあれだけど、過ぎた謙遜はもっと酷いからな。そうなると「人から言われる自覚はある」ってのはいい言い訳か。

 

 ありがとうリーネス! ちょっと自信がついた!

 

「いけるんじゃねえっすか? 喫茶店なら食べ物もいるっすし、ハムとベーコンは作っときますぜ!」

 

 アニルがのっかってくれるけど、まじか。

 

 あのアニルがハムとベーコンを作るとか、学園祭のレベルを超えたガチのグルメフェスに片足を突っ込むんじゃないか?

 

「ハムチーズサンドとBLTサンドが、アニルのハムとベーコンで……っ」

 

「小猫ちゃん、目が怖いから落ち着いて……ね?」

 

 小猫が食らいつきすぎてルーシアにたしなめられているけど、気持ちは分かる。

 

 ぶっちゃけオカ研メンバーの殆どがごくりと喉を鳴らしたからな。

 

 これは、喫茶店の方向性は確立か……?

 

 カズヒ姉さんすらちょっとそわそわしてたけど、ふと何かに気づいたのか表情が暗くなる。

 

「……でも、学園祭で手製の燻製ってOKなのかしら? 特にこのご時世だとその辺りがうるさくなりそうだけれど」

 

『『『『『『『『『『しまった!?』』』』』』』』』』

 

 ほぼ全員絶叫する問題点だった。

 

 じ、自家製燻製となると流石に食品衛生法がうるさいか! くそったれ!

 

「冗談抜きで学園祭の頂点が狙えそうですのに……っ」

 

 思わず朱乃さんがうなだれる気持ちはよく分かる。

 

「くそ! リアス部長、食品衛生法に長けた弁護士に心当たりはないのか!?」

 

「す、すぐにでも生徒会に直談判しますの! 今から準備をすれば潜り抜けられるかもしれませんのよ!」

 

 ゼノヴィアとヒマリが立ち上がるけど、気持ち分かるけど落ち着け。

 

「俺の燻製はグルメバトル漫画の切り札か何かですかい!?」

 

 アニルが一番困惑してるよ。まあ、当事者って逆に分からないことあるからな。

 

 あれ、ぶっちゃけ燻製屋で一生食っていけるレベルだからな? 当事者として自覚しとけよ。

 

「で、でもハムチーズサンドやBLTサンドだけっていうのも味気ない気がします」

 

「それに燻製だけが凄くても、他が見劣りしてたら逆にバランスが崩れるかもしれませんよ?」

 

 そんなアーシアとルーシアの言葉で、俺たちは我に返る。

 

 確かにそうだ。燻製だけがぶっちぎりトップでは、燻製が食材の一つでしかない料理には不安材料がある。

 

「……確かに。料理は食材のバランスも重要」

 

「学園祭だと費用に限度もあるからね。採算度外視では評価も低くなりかねないか……」

 

 小猫と木場が冷静になって問題点を指摘する。

 

 これはどうしたものか。

 

「喫茶店ではなく燻製を主体とした飲食店にしてみたら? 別に学園祭って食事系が喫茶店オンリーじゃないと駄目ってわけじゃないじゃん?」

 

「そうですわね。むしろそうした方が注目を集めやすくて、逆に評価を得る余地が増えるかもしれませんわ」

 

 そんなヒツギの提案に、朱乃さんも感心していた。

 

 そうだな。学園祭の出し物は喫茶店だけじゃないし、それは飲食店でもそのはずだ。

 

 焼きそばとかだってあるし、定番に拘る必要もない。燻製を主体とした料理だってそれなりにあるだろうし、それを主体にすればアニルの燻製というこちらの切り札を最大限に生かせるはずだ。

 

 リアス部長も納得だったのか、一つ頷くと立ち上がった。

 

「そうね。ではイッセー達が修学旅行に行っている間、燻製を主体とする料理を世界全体で探してみましょう。そのインパクトをもってして、私達美男美女揃いのオカルト研究部のアドバンテージ……を……」

 

 あれ?

 

 なんか部長が急に考え込み始めたぞ?

 

 どうしたんだと俺達が心配そうにしていると、部長はちょっと遠い目になっていた。

 

「そもそもそれ、美男美女どころかオカルトすらなくなっているわ。迷走していたわね」

 

『『『『『『『『『『……あ』』』』』』』』』』

 

 しまった。めちゃくちゃしまった。

 

 俺が言い出しっぺなのに、何時の間にか「どうやって燻製を活かすか」になってた。

 

 ……美味しすぎるアニルの燻製に思わず気を取られていた。うかつだったか。

 

 俺が反省していると、リアス部長は更に額に手を当てた。

 

「それに私達がオカルト研究部である以上、オカルト要素は絶対に入れたいわ。ただ私が学園で最も綺麗だからっていうのを生かすのは、オカルト研究部として何かが間違っている気がするの」

 

 ……今ちょっとツッコミどころがある気がしたけど、それ以外は至極真っ当な意見なのでスルーしよう。

 

 そう思ったけど、それより先にヒマリが元気よく立ち上がる!

 

「意義あり! さらりと自分を一番にしないでほしいですの! 私やヒツギも負けてませんのよ!」

 

「めっちゃ嬉しいこと言ってくれてるけど! 私を巻き込まないでほしいじゃんか!?」

 

 おバカがごめんな、ヒツギ。

 

 と、そこで更にオーラが立ち込める。

 

「そうですわ。私を差し置いて一番綺麗だなんて……いくらリアスでも言葉が過ぎるわ」

 

「……あら、貴女こそ私を差し置いて一番綺麗だなんて、言うようになったわね?」

 

 二大お姉さまの圧が怖い。あと第三勢力になろうとするヒマリはそのまま止めといてくれよ、ヒツギ。

 

 ああ、なんていうかこれ、会議にならなくなってないか?

 

「……二人はとりあえずおいておいてぇ、今のうちにオカルトをちゃんと出した案を出した方がいいわねぇ」

 

 そこでリーネスがスムーズに会議の進行役を獲得する。

 

 カズヒ姉さんも賛同してたのか、さらりと考え込み始めてた。

 

「……そうね。とは言ってもお化け屋敷というのはどう考えても他と被るでしょうし、旧校舎という離れたところにいる点を踏まえると後れを取りそうね」

 

 思った以上に真剣に考えてくれてるな。

 

 木場もすぐに考えこんだのか、指を口元に当てる。

 

「距離の利便を踏まえても来たくなる、目新しさが必要か。確かにそこは重要だね」

 

「……昨年と同じ方法は使えませんし」

 

 小猫もそう言うけど、そもそも昨年は何をしたんだ?

 

 人数は今とは比べ物にならない少なさのはずだし、あまり大規模なことはできないと思うんだが。

 

 俺はちらりと、昨年も駒王学園高等部にいたはずのイッセーに視線を送る。

 

「昨年は何だったんですか? 普通に考えればノウハウを生かせると思いますけど」

 

「……確かお化け屋敷だったかな? めっちゃリアルだとか評判だったけど」

 

 イッセーがルーシアにそう答えると、小猫と木場が遠い目をした。

 

「……本物でしたから」

 

「仕事のなかった現地の妖怪の方々を雇っていてね。大好評だったけど、まだ会長になる前だったソーナ会長から盛大に怒られたから……」

 

「それは使えないな」

 

 ゼノヴィアがうんうんと頷くけど、ちょっと手段を選んだ方がいいだろ、それ。

 

「でもどうしましょう? アニル君の燻製はオカルトよそ主体だと出しづらいですし、インパクトがどうしても……」

 

「ギャスパー。俺の燻製を出すことは前提かよ」

 

 ギャスパーにアニルがそう突っ込むけど、ギャスパーの気持ちは凄く分かる。

 

 だって美味いし。気に入ったアザゼル先生達が高級な機材を用意してくれたから、尚更強みになるし。

 

「ではミサを開いてはいかがでしょうか? きっと皆さん気に入ってくださると思います」

 

「……それすると身内が壊滅すると思うかなぁ」

 

「半分以上悪魔ですものね。あとションボリですの」

 

 漸くヒマリを諦めさせたヒツギがアーシアに突っ込むけど、そもそもそれもオカルトとはちょっと違うだろうしな。

 

 さてさて、どうしたもんか……。

 

 その時、ふと視線が窓の外に向き、同時にアラームもなる。

 

 俺達全員が意識を切り替え、戦意を少しずつ滾らせる。

 

 残念だが時間だから、続きは生き残ってからだな。

 

「……逢魔が時だが、神々の世を黄昏にするにはまだ早い」

 

 今まで黙って見守っていた先生が、俺達を見渡して告げる。

 

「いいか? 俺がお前らに言うことは二つだ。……ロキをぶちのめして、生き残れ!」

 

『『『『『『『『『『はい!』』』』』』』』』』

 

 さて、決戦か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて、時間か」

 

 同時刻、都内に大王派が確保している一室で、フロンズ・フィーニクスは紅茶の入ったカップをソーサラーに置く。

 

 三大勢力を仲介とした、北欧神話体系アースガルズと、日本神話の会合。

 

 三大勢力から続く和平にとって大きく意味があることであり、逆にこれが台無しに―それも禍の団などのテロ組織ではなく身内側によって―になれば、和平の流れは大きく揺らぐだろう。

 

 ロキはフェンリルとサーヴァントを引き連れ、また自身も仮面ライダーになって襲撃を仕掛けてきた。だが、あえて撤退をする辺り、それだけとも思えない。

 

 油断を仕切ってくれるのならありがたいが、あれが油断ではなく余裕なら、間違いなく更に伏札がある。少なくとも当人の発言から、星辰奏者(エスペラント)になっている可能性は大きいだろう。

 

 同時に禍の団からも大規模部隊が派遣されることは間違いない。少なくともヴァーリチームと後継私掠船団は遠慮なく仕掛けてくるはずだ。

 

 間違いなく命を懸ける戦いになる。

 

 しかしそんな状況下でありながら、フロンズの心は冷静だった。

 

 命の危機を感じていないわけではない。ロキや白龍皇をなめてかかっているわけではない。

 

 だが、可能な限りこちらも手札を揃えたうえでの戦いであり、そして潜り抜けることができた際の恩恵も十分すぎるほどある。

 

 失敗すれば大きな被害が現政権全体に襲い掛かる。だが成功しても魔王派に恩恵や栄光を独占させることはない。そしてその為には、リアス・グレモリーやソーナ・シトリーに次ぐ程の発言力を持つ、自分とノアが積極的に参加する必要がある。

 

 リスクを可能な限り回避することは重要だ。だが大願成就を望むのならば、可能な限り備えたうえでとはいえ博打を打つ覚悟も必要だろう。

 

 フロンズ・フィーニクス達にとって、大王派の利権を維持するなどという程度の目的はとっくに通り越している。

 

 その為には流れ弾程度を覚悟するなどでは全く足りない。可能な限りリスクを回避して準備を進めたうえで、必要なリスクは買ってでも背負う。

 

 これはその一環に過ぎない。そして何より―

 

「王が自ら危機に足を踏み入れる。基本的に酔狂でしかないが、末端の士気や忠誠を集めるには時折する必要はある」

 

 ―美談というものは必要。それを彼は理解している。

 

 そしてドアがノックされる。

 

「……フロンズ様。第一特務研究師団全軍、準備が整いました」

 

「分かった。すぐに向かう」

 

 そう告げ、フロンズは窓の外に視線を送る。

 

 下手をすると外壁よりも頑丈になるように異能で強化した窓ガラスの先、そこには黄昏が広がっていた。

 

「この黄昏は我らではなく、ロキにとってのものであることを決定づけなければな」

 

 そう短く呟き、フロンズは席を立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今ここに、ラグナロクをかけた戦いが始まろうとしていた。

 




 そんな感じで、黄昏まで秒読み段階。

 黄昏においてはマッチメイクが目まぐるしく入れ替わる乱戦が基本となっております。

 ミザリのサーヴァントも真名を明かせるのが二名いるので、そのあたりもお楽しみください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。