好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 前回の前書き、半分ツッコミ待ちだったからちょっと残念なグレン×グレンです……。感想・高評価・推薦が大好きです……。あとPVとかUAがやけに少なくて不安になって連投です。









 戦闘はまだまだ続きます。そして、さらなる混沌が待っているぜ!





 あとストラーダ倪下に星辰光つける方向にしようかと思い直しました。

 冷静に考えると敵の方が強化案楽だからRiliさんの言う通り盛るの得意だし、そもそもスフィアを出す予定なんだから、強力な星を宿した倪下でも最悪スフィアでごり押せたわ。
 頑張れ俺。自分を信じろ。かつて自作品でのクロスを考えたとき、鬼畜エロ作品がらみキャラ(この作品でいうと、インガみたいな来歴)の平行存在にリムヴァンが聖愴持たせて異世界技術で盛って各キャラにぶつける計画を立てた自分を信じろ!
……………シルヴァリオ書いた高濱さんバリにシリアスでサディズム持ってないか、俺?

 ちなみに英雄派の原作メンバーに星辰奏者は複数います。曹操に別作品で使わせた星を持っていくかは考え中。詠唱はルーファス君風で早めに出すか、アザゼル杯辺りで成長したのを出すかは考え中です。


神威動乱編 第三十四話  思わぬ乱入者(イレギュラー)

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだあれぇええええええ!?

 

 フェンリスヴォルフレイダーと戦っていた俺達だけど、なんかわけの分からない事態に完全に面食らってる。

 

「邪魔だぞ小娘!」

 

『Ragnarok』

 

『ヴァナルガンドディストラクション!』

 

 

 

 

 

 

 ヴ

 ァ

 ナ

 ル

 ガ

 ン

 ド

  ディ ス ト ラ ク ショ ン

 

 

 

 

「あ……ぐぅっ!」

 

 今までを遥かに超えるぐらい強くなったロキが、一瞬でマルガレーテさんを吹っ飛ばした。

 

 マルガレーテさんはすぐに立ち上がろうとするけど、その瞬間にロキは更に動く。

 

「……漸く絡繰りが見えてきたぞ!」

 

 なんか急に、氷の樹に突進すると、至近距離で魔法の砲撃を叩き込んだ。

 

 盛大にぶっ壊れるけど、それが一体どうしたって―

 

「……っ!?」

 

 ―と思った瞬間、何故か他の氷の大樹もぶっ壊れて、マルガレーテさんのオーラが一気に下がった。

 

 いや、それでもタンニーンのおっさんやバラキエルさんより低い程度だけど、さっきのマジで魔王様に匹敵するようなレベルじゃない。

 

 盛大に全部ぶっ壊れたのもそうだけど、なんでだ?

 

「……氷樹により至る聖魔人(コキュートス・バース・クリフォニア)とはよく言ったものよ。聖と魔を融合させる矛盾による強化をなす、氷の大樹が貴様の禁手の本質か」

 

 ロキがそう感心しているけど、一体何がどうなってるんだ。

 

 俺がぽかんとしていると、隣の部長が目を見開いていた。

 

「……そういうこと」

 

「え、どういうことです?」

 

 正直色々置きすぎて、俺はさっぱり分かりません。

 

 教えてください、部長!

 

「言葉にすれば簡単よ。マルガレーテの禁手はまず自身の聖と魔を融合させる為に、その力を持つ氷の大樹を生成する。大樹そのものが戦闘能力を持つから決定打にはなりえないけれど、一瞬で大樹すべてを粉砕されれば、彼女は本領を発揮できなくなるということね」

 

 な、なんだって!?

 

 そ、それじゃあ……プランBも失敗!?

 

 プランAを失敗させた俺が言うことでもないけど、これ後はどうすればいいの!?

 

 俺達が困惑していると、耳に通信用魔方陣が展開された。

 

『ノア・ベリアルだ。マルガレーテの禁手が攻略された時点で、最終手段のプランTに移行している。フロンズも準備で忙しいから、俺が連絡に回ってる状況だ』

 

 あ、判断早い。

 

 でも最終手段って、これが失敗したら絶対アウトだよな?

 

 あとどうでもいいけど、なんでBの次Cでも、特別感のあるXでも、ファイナル的なFでもなくT?

 

 いや今はどうでもいいよなマジで。とにかくそれでどうにかしないとまずいって。

 

 俺が気合を入れてそれでどうにかしようと思った時、何故か通信の向こうから妙な雰囲気がしてきた。

 

 ……嫌な予感がするんだけど?

 

『ただ、悪いニュースがあって外周部が混乱状態だ。その所為でちょっと……いや、正直かなり遅れそうだ』

 

 まじですか!? こっちもやばいんですけど!?

 

『悪いニュースだが、外周を担当していた第四義勇師団が外側から謎の部隊による攻撃を受けて突破された。……禍の団の装備ともロキ絡みとも思えない第四勢力としか思えないうえ、その……本当に訳が分からなさ過ぎて虚を突かれた形だ』

 

 この状況下で新たな勢力が乱入!?

 

 しかもこっちを攻撃して突破ってことは、絶対味方じゃない!

 

 ……でも禍の団でもロキでもなさそうって、なんで分かったんだ?

 

 俺が首を傾げていると、ヴァーリがなんかテンションをめちゃくちゃ上げていた。

 

「面白い! 面白過ぎる! これは俺も、全力を出すべきかもしれないな!」

 

 これってつまり、覇龍を使う気だってことか!?

 

 でも今のヴァーリの覇龍でも、あのなんかめちゃくちゃ強そうなロキを倒しきれるか分からないんだけど。

 

 もしかして更なる切り札とかあるんじゃないだろうな? 俺のライバルはどこまで強くなるんだよ!?

 

 俺が戦慄していると、ヴァーリは少しずつ力を見せ始める。

 

「さあ、覇龍(ジャガーノート・ドライブ)を見るが―」

 

 その瞬間、ヴァーリの姿が消えた。

 

 え、一体どこに行った?

 

 慌てて探すと、さっきヴァーリがいた場所から50mほど離れた場所に、フェンリルに咥えられたヴァーリがいた。

 

 神すら殺す牙が鎧をぶち抜いていて、血がこぼれてる。

 

 ………おい。グレイプニルはどうなった!?

 

 慌てて振り返れば、そこにはフェンリルヴォルフレイダーが、牙でグレイプニルを噛みちぎっていた。

 

 ら、乱戦だったから完全に見逃してた。冗談だろ!?

 

「ふははははっ! 我が子を無視するのは失態だったな! いつまでも拘束をさせたままにするほど、我らがまぬけだと思ったか!」

 

 野郎! よくも俺のライバルを―

 

「……隙だらけだ!」

 

「もらっちゃうよぉ!」

 

 ―俺が切れている間に、ホグニとローゲが後ろからロキに迫りくる。

 

 その瞬間、ただ振り返っただけにしか見えないロキが、衝撃波で二人を吹き飛ばす。

 

 ……おいおい、ちょっと強すぎじゃねえか!?

 

「……ほぉ~。星辰光にしても強化度合いが尋常でないのぉ。どういう仕組みなのやら……な!」

 

 その時、幸香がポリ窒素の魔獣をロキに対して四方八方から差し向ける。

 

 そして一瞬で爆発して、ロキを爆発が包み込んだ……と思ったらロキが爆風を振り払った!

 

 あの野郎、かすり傷一つ負ってないじゃないか。ピンピンしてやがる!

 

「詰まらんな。その程度の小技で、今の我を倒せると思ったか?」

 

 よ、余裕過ぎる!

 

「なら大技ですのよ!」

 

『JET!』

 

 って今度はヒマリ……ってそれはダメだろ!

 

『ボーイングブラストフィーバー!』

 

 ヒマリが超高速蹴り技のボーイングブラストフィーバーをぶっ放すけど、ロキはあっさり片手で受け止めた。

 

「その程度で―」

 

『JET!』

 

 呆れたロキの顔面に、ショットライザーが突きつけられる。

 

「続けて第二弾!」

 

『ボーイングブラスト!』

 

「ぬるい!」

 

 ロキは首を傾けて回避してから、そのままヒマリを投げ飛ばす。

 

 ってあぶねぇえええええ!

 

「こんにゃろ……ぐへっ!?」

 

「はうっ……ってイッセー!?」

 

 そのまま盛大に吹っ飛ばされてもろとも倒れるけど、ヒマリの方が兵器そうなのが釈然としない。

 

 って以下ちょっと無謀だって。

 

「大丈夫かよヒマリ! せめて連携でさぁ」

 

「いえいえ、本命は終わってませんのよ?」

 

 そう言われてロキの方を振り返ると。

 

「あ」

 

 肩をすくめているロキの後頭部に、戻ってきた砲撃が直撃した。

 

「ボーイングブラストはホーミング弾ですの!」

 

 えっへんと胸を張るヒマリ。

 

 どうやらちょっとは考えてたんだな。まさか至近距離でホーミング弾を討つとは思ってなかったから、ロキも流石に喰らったと。

 

 ……でも。

 

「ピンピンしてるぞ?」

 

「ガビーン!?」

 

 ちょっと首をコキコキと鳴らすと、連携するつもりではないみたいだけど、ローゲとホグニ、タンニーンのおっさんとバラキエルさんの猛攻を、フェンリルと一緒に薙ぎ払ってる。

 

 うわぁ、なんかめちゃくちゃだよあいつ。

 

 どういう方法なんだよ。ぴんぴんしすぎじゃねえか。

 

 いくらなんでも強すぎないか? 星辰光って強力なやつは強力だけど、それにしたって強すぎだろ。

 

 あんなのに、どうやって勝てっていうんだ……っ

 

「……あ~。そのね?」

 

 その時、下の方で声が聞こえた。

 

「緊急事態だからこそさぁ、ちょっと降りてくれないかな……その……」

 

 あれ? この声は?

 

「あの、イッセー先輩。それまずいですぜ?」

 

「イッセー先輩! と、とりあえず右手を放してください!!」

 

 アニルとルーシアが左右から声をかけてきて、俺はふと下を見る。

 

 ……ヒツギを下敷きにしてたよ。っていうかおっぱいを右手で盛大に掴んでる。

 

「………ありがとうごザザザザザザザザザザっ?」

 

「「先輩!?」」

 

『相棒ぅううううう! ここでひきつけを起こすなぁあああああ!』

 

『と、とりあえずいったん融合を解除……いえ、引きはがしてくれませんか、ヒマリ』

 

「おぉ~。これがおっぱいドラゴン。ヒツギのおっぱいをラッキースケベとは運がいいですの」

 

「いいから降りてーっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時、誰もがその音を聞いた。

 

『……まさか、こんなところに存在するはずがない島で、このような戦いが繰り広げられているとは』

 

 それは、大隊規模を超える大規模な軍隊だった。

 

 そして、これまでにない特殊な軍隊だった。

 

 上下を組み合わせた船とでもいうべき特殊な空を飛ぶ兵器に乗っている者達が、そこから重火器の小銃を向けたり、内部から降りて銃を構えながら、しかし動揺している。

 

 そして何より注目されるべきは、人型の機動兵器だ。

 

 全高はサリュートⅡと同じぐらいでありながら、最大の特徴はコックピットブロック。

 

 サリュートⅡはできる限り人型に近い形状をしつつ、背部を膨らませるようにコックピットブロックが備え付けられている。

 

 だがその機体は股幅を広くとり、股間部にコックピットブロックを組み込んでいた。

 

 その良くも悪くも独創的な姿に面食らっていると、そのうちの一機から声が響く。

 

『これは、性託と名付けられたあの事態が、本当に意味を持っているということか。……それになんということだ』

 

 そしてイッセーやヴァーリ、マルガレーテや祐斗を見て、どこか涙ぐんでいる声色になった。

 

『ああ、素晴らしい……素晴らしいことだ。これほどの同士の輝きを見ることができるとは……』

 

 

 

 

 

 

 

 

『性癖を具現化する情光を具現化する者がこれほどまでに! ここは性欲のヴァルハラということか!?』

 

『『『『『『『『『『性欲万歳!! 発情、発情!!』』』』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『『『『『『『『『『……はぁああああああああっ!?』』』』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 状況は、更なる混沌へと突き進んでいく。

 




 乳神だと思った? 残念、変態集団でした!







 ……いや、本当はこの章の最後あたりで幕間やるつもりだったんだ。セラフォルーの魔法少女ネタと絡めて、魔法少女の在り方を左右する大決戦をするつもりだったんだ。

 でもそれ、ロンギヌス・イレギュラーズでもうやったから、別の切り口を考えたときに思い立ったんてしまったんだ。










 ―あ、こいつらが乳神を知ったらやばいことになりそう








 それに、こいつら本当に戦力的にもやばい連中だから、ガチバトルの描写も入れておきたかったので、書く側としては好都合な思い付きでした!

 ちなみに次回は、なんでこうなったのかを明かしてからスーパー変態タイムです!








 シリアスも頑張るから安心してね?

 ロキも切り札はないけど保険があるから。

 あと星辰奏者にしては超強くなってるけど、魔星じゃないので。仕掛けはちゃんとあるのです。

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