好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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( ノ゚Д゚)こんばんわ! 感想・高評価・推薦をいつも欲するグレン×グレンでっす!(-ω-)/








 とりあえず、今の時点での書き溜めは伏見稲荷でイッセーが間違って襲われる前後です。

 パンデモニウム編はライオンハート編を含めて「春菜&ベルナの攻略」でまとめる感じですので、パンデモニウム編そのものはこの章よりは少ない話数になると思います。
 そしてロキとの決着もあとちょっととなります。結構長くなってしまい、申し訳ありません。


神威動乱編 第四十五話 プランT、発動します!

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 固有結界が解除され、中にいた人が戻ってくる。

 

 そして崩れ落ちる二人とそれを支える一人を前に、一人の神が舌打ちした。

 

「……やってくれたな、小娘共が」

 

 ロキはそう不快気に断言する。

 

 その理由の一つはわかっているけど、もう片方はよくわからない。

 

 カズヒ姉さんがなんかやったのは確かなんだけど、一体何をやったんだ?

 

 首を傾げたい俺の前で、ロキは苛立たし気に歯を食いしばる。

 

「アヴェンジャーを倒すのみならず、我の星辰体感応合金(アダマンタイト)の調律を乱すとは。発動の意味がなかったことで気付くのが遅れるとは、不覚……っ」

 

 ……マジか!

 

 クロードさんが支えているカズヒ姉さんと鶴羽を見ると、二人ともよろけながらも立ち上がろうとしていた。

 

「へへへ……。私はともかく、私を支えてくれる英霊()を舐めちゃいけないのよ……っ」

 

「……同感ね。そして、これであなたは星辰光(アステリズム)を使えない」

 

 強引に立ち上がりながら、カズヒ姉さんはざまぁみろちわんばかりににやりと笑う。

 

星辰奏者(エスペラント)が星を振るうには、個人に合わせて調律された星辰体感応合金(アダマンタイト)の発動対が必要不可欠。そしてそれは一人一人に合わせた調律が必須で、また外付けの臓器と言ってもいいリンク具合から、一対一セットでもない限りは、複数持つことは自殺行為。……つまり、あんたは当分星辰光を振るえない」

 

 こ、この状況下でその為の手札を用意して振るったってのか。まじか。

 

 思わず口元が緩むけど、我に返って強引に口元を引き締める。

 

 星辰光が使えなくなったとはいえ、それでもロキは強敵だ。

 

 この程度で、油断できるわけがない。

 

 実際ロキもまた、苛立って入るけど冷静さを失っては断じていない。

 

「……まぁいい。戦力はまだあり、そしてヴァナルガンドがある以上、我を今の貴様らが打倒することはでき―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「否、そういうわけにはいかんなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、幸香の声がロキの言葉を切って捨てる。

 

 壮絶に爆発物を乱舞させている幸香は、こっちを見ながらにやりと笑う雰囲気を仮面越しに見せた。

 

「妾は外連味には理解がある故、この場のトリは三大勢力(そちら)に譲る。……が、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)としては、持ち帰る獲物は欲しいのでな」

 

 そう告げながら、幸香は指を鳴らし―

 

「―ゆえに、少し物色させてもらうぞ?」

 

 ―その瞬間、フェンリスヴォルフレイダーとヨルムンガルドレイダーが、禍の団の連中ごと一斉に姿を消した。

 

 ……やられた!

 

「あの小娘ぇ……っ! ええい、貴様らを殺してからすぐに追跡して―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―否、貴殿は此処で世界の行く末から退場してもらう」

 

 更にロキの言葉を遮り、後ろから強いオーラがいくつも感じてきた。

 

 それとなく後ろ確認すれば、そこにはフロンズ氏が、紫の瞳を持つ男女を連れて立っていた……っていうかリーネスまでいた。

 

「おまたせぇ。プランTと一緒に、最終兵器を持ってきたわぁ」

 

「……しゃーない。カズヒ、手を出して」

 

 そんなリーネスに応えるように、鶴羽がカズヒ姉さんに手を伸ばす。

 

 カズヒ姉さんは首を傾げながらもその手を取ると、ほんのりと光に包まれた。

 

「こ、これ……!?」

 

「最後の残滓。ま、少しは全力で暴れられるでしょ?」

 

 びっくりしているカズヒ姉さんにそう言うと、鶴羽は限界だったのかまた倒れた。

 

 慌ててクロードさんが支えると、今度はこっちをちらりと見て、ゆっくり腕を突き出した。

 

「あとは気合を入れなさい」

 

「……ああ、分かってる」

 

 俺はその拳に拳を当て、気合を入れ直す。

 

「……行こうぜ、二人とも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ええ、任せて」」

 

 その言葉が同時に出てきて、お互いがお互いにクスリと笑う。

 

「大丈夫かしら。貴方かなり反動を食らってたけれど」

 

「お互い様でしょ? むしろ暴れた直後じゃない」

 

 そう言い合い、そして不敵な笑みを持て答えとする。

 

「「……まあ、まずは倒してからね」」

 

 また同時に出てきながらも、今度は笑わず前を向く。

 

『Oden』

 

 片方―リヴァ・ヒリドールヴ―は乗り越えたプログライズキーを構える

 

『REBELLION』

 

 片方―カズヒ・シチャースチエ―は新たなプログライズキーを構える。

 

 そして神具アスガルドライバーと、滅亡迅雷フォースライザーに、それぞれプログライズキーを装填した。

 

「「変身!」」

 

『スキルヴィングゴッド! It's Providence of Asgard』

 

『アヴェンジングシェパード! This is a ballet of god killer』

 

 そして並び立つ二人の仮面ライダー。

 

 ロキの目論見を超えて変身するは、仮面ライダーグリームニル。

 

 ロキを打倒する切り札たるは、仮面ライダー道間、アヴェンジングシェパード。

 

 そして、戦力はそれだけに終わらない。

 

「……さて、準備に手間取ったがゆえに見せ場をとることになるが、だからこそ全霊をもってお相手しよう」

 

 そういいながら、二人に並び立つようにフロンズ・フィーニクスがロキを見据える。

 

「こういう時、日本のドラマでは専用の音楽や歌が鳴るらしいのでそれにあやかろう。……処刑の時だ、運よく死なぬことを祈るといい」

 

「……ほざいたな、小童如きが」

 

 殺意を前面に滾らせ、ロキはオーラを全身から放つ。

 

 そのオーラは敵に対して、余波でしかないにも関わらず殺せる威力で飛び散り―

 

「させるかよ、悪神」

 

 ―その全てを、防壁が防ぎ切る。

 

 そう、今この場において……否、この場で苦心してきた者を救済するべく、彼もまた並び立った。

 

「嘆きの涙は流させない。……覚悟しろ、悪神!」

 

 涙の意味を変える救済者(タイタス・クロウ)。九成和地もまた、戦闘に介入する。

 

「抜かせ、小童ども!」

 

 それに対し、ロキの鳴らした指の音に呼応するように、残存するエインヘリヤルマギアとヨトゥンヘイムマギアが、強引攻撃を突破して襲い掛かる。

 

 いまだ数は多く、このままでは被害も甚大になるだろう。

 

 だが、しかし。

 

「そうはいかないわ、ロキ様」

 

 ―不敵な笑みを仮面越しにし、リヴァもまた指を鳴らす。

 

 その瞬間、地面が隆起し形状が変わる。

 

 塔のような形をし、頂点の八面に紋章が刻まれたそれは、リヴァ・ヒルドールヴの真骨頂。

 

 それを悟るロキが反応するより早く、数十の塔から幾重ものオーラの砲撃が放たれた。

 

 それにより接近を阻害されるマギア達を一瞥し、リヴァは宣言する。

 

「私も本領が発揮できるので、そろそろ本気で行かせてもらいます。……お覚悟を、ロキ様」

 

「地殻変動と龍脈の力を利用した、多重砲台の生成。……なるほど、ホグニの宝具はこれで防がれたのか」

 

 歯噛みするロキは、それを失念していたことを反省する。

 

 神々として権能を持たんとしたリヴァは、世界を渡り歩いた経験を生かした得意技を持つ。

 

 それが大地の地殻変動と龍脈のエネルギーを利用した砲台による制圧戦闘。

 

 一体一体が上位の上級悪魔を超える攻撃力を叩き出す砲台を、その性質から数十同時に生成できるという燃費の良さで、更に日々研究する制御術式でセミオート運用を可能とする。

 

 この制圧力は軍勢の制圧や対空迎撃において凄まじい性能を発揮する、大地を制御する戦神としての側面を獲得していた。

 

 性質上レーティングゲームのフィールドや、高層階では発揮できなかったが、この戦場なら話は別。

 

 その力を思う存分振るい、リヴァはロキに宣言する。

 

「……ここで倒れていただきます。……いろんな意味で」

 

 アースガルズが神々の末席としての責任。

 

 三大勢力を中心とする和平に賛同する者としての、義憤。

 

 そして「惚れ直した男に、少しぐらいカッコいいところを見せたい」という、私利私欲。

 

 それら全てを込め、リヴァ・ヒルドールヴは一歩を踏み出した。

 

 




 はい! そんなわけでカズヒの新フォーム登場しました。


 いろいろ派生形態に使う動物名や動詞で悩みましたが、最終的に犬種関連という変則パターンを思いついた感じです。カズヒも和地のことを憎からず思っているので、リーネスが余計な気を利かせた感じにしてください。


 そして以前数多く存在することをにおわせていたシュウマ・バアルの子息たちを引く連れて、フロンズもプランTを本格始動しました。



 さぁ、ラストバトルは派手に盛り上げるぜえええええええっ!
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