好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
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新鮮な幕間だよー! 幕間が来たよー!
和地Side
俺は今、とても困った状況に追い込まれている。
汗が出てきそうだ。寒気がする。鳥肌が立つ。
なんで、こんなことになったんだと思う。
そう、今俺は―
「……さて。か、覚悟を決めなさい、和地」
「いや~、カズ君と初めて一緒に行く場所が、こんなところなんてね……」
「かかかか和地はもっとしゃっきききりしなさいよね?」
「あの、カズヒもリヴァさん南空さんも、緊張しすぎだからね?」
そんな、俺の大事な女性数人と一緒に俺は―
隣を歩いている人達が、そんな俺達を見ている。
「へぇ~。あの兄ちゃん、綺麗な姉ちゃんを四人も連れてるじゃねえか」
「ふふふ。私達も負けずに行きましょう、ご主人様♪」
そんな風に、女の人を侍らせて歩く男にそんなことを言われた。
イッセーの奴に知られたら、奴は確実に殺しに来る!
あの野郎、婚約者の儀式を受けている自覚ないだろうからなぁ!!
「「なんでこうなったなんでこうなったなんでこうなった」」
三分ぐらい俺と鶴羽はそんな風にぶつぶつ言うしかなかった。
魔術回路を使って気配遮断までぶちかましているから大丈夫だが、使ってなかったら絶対悪目立ちしている。
なんで俺はこんなところにいるんだと、そう言いたくなるったらありゃしない。
というわけで、言い出しっぺにマジの詰問をしよう。
「カズヒ姉さん。なんで俺達はこんなところに行く羽目になってるんだ?」
「そうね。そういえば、言ってなかったわね……うん」
比較的冷静なカズヒ姉さんだけど、なんか顔が赤いというより青いぞ?
別の意味で心配になってきたんだけど。
「カズヒ。……この致命的特攻の理由を言ってくれない? いや、まじで!」
それ以上に鶴羽がやばいけど。
「はぁ。とりあえず飲み物持ってきたから、飲んで気分を沈めようか」
あ、インガ姉ちゃんがさらりと動いていた。
「凄いわね、インガちゃん。私も流石にこういうのは……」
「ディオドラのおかげでこういったのは慣れ気味だから。悪意がないだけましだしさ」
リヴァ先生にそう返すけど、ディオドラに感謝する日がやってくるとは思ってなかった。いや、マジで。
俺はとりあえず水を飲みながら、カズヒ姉さんを見る。
カズヒ姉さんはゴクゴク水を飲んでから、盛大に息を吐いた。
「……まぁいいわ。今回の件は、プルガトリオ機関からちょっとした頼みごとがあったのよ」
プルガトリオ機関から?
首を傾げる俺達に、カズヒ姉さんは遠い目をした。
「ロキ神や禍の団との三つ巴を四つ巴にしたあいつらのことよ」
「「「……ああ」」」
俺も鶴羽もリヴァ先生も、なんというか一気に納得した。
あれは本当に大変だった。まさかあそこで更なる勢力が乱入してくるなんて読めなかった。
おかげで後方も混乱して、プランTが大幅に遅れたからな。結果的にアヴェンジングシェパードが間に合ったけど、結果オーライで済ませていいことじゃないだろうし。
そうか、そういうことなのか。
「えっと、イッセー君並みに変態な人達がたくさん来てたっけ。あれの仲間がいるの?」
一人あまり接触してなかったインガ姉ちゃんが、ある意味一番冷静に考えられている。
まあ、インパクトがありすぎたからなぁ、あいつら。
俺達が遠い目をしていると、カズヒ姉さんがうんざりした目になっていた。
「禍の団の言うことをすべて信じる気はないけれど、あの連中の対応から見ても、禍の団とは事実上の別勢力であることは間違いない。それも神の子を見張る者に喧嘩を売れるレベルの人工神器技術もあるから、どの勢力もかなりのレベルで警戒をしているわ」
「確かに。あのレベルを開発できる組織なんて、
リヴァ先生がげんなりするのも分かる。
あれ、リーネスも資料を見てたらしいけど、「アラは多いが単純なカタログスペックなら中級悪魔ぐらいならやりあえる」ってやつだったからなぁ。
先生がやらかした300イッセー事件や、ディオドラが終わった後の犯罪組織の争いとかでも、それっぽい連中が混ざってたしな。
警戒必須すぎる。バラキエルさん相手に真っ向から渡り合える連中までいたとかいうしな。
イッセーでよく分かっていたけど、変態に神器が宿ると始末に負えないことになるよなぁ。
ぶっちゃけ、神の子を見張る者が開発で遅れてるというほかない。
なまじ神器を人に宿る異能として認識していたからか、禍の団の人工神器技術は人に宿ることが前提だ。その為悪影響などを内容にする安定性を重視して調整しており、総督の先生が徹底的に調整するという採算度外視かつ効率最悪な手法でもない限り運用には届いていないと言ってもいい。
高性能化と安全性の両立を、人が搭乗する兵器という形にして攻略するのは、一種の閃きだ。逆にこの点、人に宿る異能として神器に接し続けてきた
むしろ禍の団もそこそこ接しているだろうに、よくコロンブスの卵じみた発想に至れたものだ。
「そして、各勢力の諜報組織が関与している可能性を悟ったのが、この非合法クラブ。……だけど、プルガトリオ機関は基本教会の組織だから、
「「それに巻き込む、普通!?」」
俺と鶴羽のツッコミがシンクロしたよ。
鶴羽はそれどころか我慢できず、胸ぐらを掴む勢いでカズヒ姉さんに迫っている。
目が血走ってるけど大丈夫かぁ?
「あんたちょっと特攻精神治しなさい! 絶対メンタルゴリゴリ削れてるでしょ!」
「……だからこそ、私が行くべきかと思ったのよ。気がせいてたのは自覚してるから、本当にごめんなさい……っ」
どうやらカズヒ姉さんも冷静ではなかったらしい。一人で突っ込まなかったのはいいことだけど、巻き込むメンバーがおかしい。
むしろエロネタなら、先生に相談すれば調査スタッフを派遣してくれたんじゃないか?
今からでもレスキュー要請しようか。っていうかリーネスは気づいてないのか?
いきなり頼み込まれたからなぁ。この集団デートで、俺も舞い上がってたからなぁ。
そんな時、インガ姉ちゃんがゴホンと咳払いした。
「とにかく! こうなると本当に参加する羽目になりかねないから確認したいんだけど」
なにを?
俺達全員の視線が集まるけど、インガ姉ちゃんが呆れた目をしてきた。
「〇ックス系の経験値ってどれぐらい? 私は……最悪、誤魔化す為に咥えたりお尻とか使うのは覚悟しかけてるけど」
……本っ当に、ディオドラに感謝することになるとは思わなかった。
でもそうなんだよなぁ。ここってそういうところなんだよなぁ。
だとすると………。
あ、これ、俺のメンタルゴリゴリ削れるかも。
「……落ち着け! ザイアの生活を思い出せ俺! 大丈夫だ、あのふしだらな性経験があるんだ。男だって妻がいても風俗行きたいとかあるらしいし、その逆に対して寛容があってもいいはずだ……っていうか現時点で四人とか、俺の体力が持たないし」
「……まあ確かに。こういうのって、サクラとか無しなら男の方が多いらしいって聞いたことあるけど……どうなのかしら?」
鶴羽はツッコミ入れてくれていいんだぞ? むしろ乗っからないでくれ。
っていうかリヴァ先生もなんか考え込み始めてるし。
「そういえばそうよね。性生活の不一致とか不満が原因で離婚ってよくある話だし、カズ君だけで四人もとか、体力というか弾が足りなくなるわね」
すいませんツッコミ待ちなんでツッコミ入れてください。
確かにその通りで、俺の性生活から考えると寛容でいるべきだと思うけども。
……よし、開き直ろう。
「っしゃぁ! こうなったらやけくそだ。今から皆で突撃して感想を―」
「ゴメンカズ君、調子乗りました! 先生確かに人生の長さ的に経験あるけど、そういうのはちょっと抵抗あるかなぁ!」
後ろからリヴァ先生に羽交い絞めにされて五分後。
とりあえず深呼吸と水の一気飲みで落ち着けてから、インガ姉ちゃんが切り出した。
「……大学エスカレーター式の高校でうっかり〇リサーに入ったうえ、ディオドラに目をつけられたから経験は豊富かな。……次」
その流れに、さっさとすべて話した方がいいと俺と鶴羽は判断して乗っかることにする。
「ザイアで和地含めて両手で数えられないぐらいの経験人数あります。次!」
「鶴羽と似たり寄ったりです。ちなみにヒマリは相方なので一から十まで知ってるし、あと夏季休暇中にうっかりアルコールを摂取した勢いでヒツギともいたしましたごめんなさい。……次」
リヴァ先生とカズヒ姉さんの場合、それぞれ別の意味でダメージ薄そうだよなぁ、こういうの。
「第一次大戦前後の生まれで経験長いから、まあひと夏の恋とか行きずりの関係とかは経験してます。……最後」
「……自慰はもはや趣味だけど、
………。
最後のカズヒ姉さんの発言に、俺達は顔を見合わせてからため息をついた。
「「「「特攻精神が旺盛すぎる……」」」」
カズヒ姉さんはあとで説教されるべきだと思う。
っていうか既に周りでは結構あれなことになってるのに、俺達は異能をフルに使ってスルーしているとはいえなにやってるんだよ。
今頃イッセーは、おそらく花婿試験的なやつをやっているんだろうしなぁ。なんか羨ましいなぁ……。
「もういい機会だから、カズヒは和地で処女捨てたら? なんだかんだで好感度稼いでるんだし、今なら経験者がサポートするわよ?」
「……まぁ、冷静に考えたらこれでもかなりマシな部類よね。女が戦場にいるなら
おいこらそこの鶴羽にカズヒ姉さん。なんてことを相談してるんだよ。
インガ姉ちゃんやリヴァ先生に囲まれながら、カズヒ姉さんの処女もらうとか……いやホントマテ。
「倒錯的すぎて変な扉開くから勘弁してくれ……」
なんというか、ちょっとこれはないってレベルでしかない。いやホント。
「……やっぱり帰った方がいいんじゃない? カズ君の精神がゴリゴリ削れてそうだし」
「……今ならこっそり出れそうだし、この調子だと外れっぽいし……いいかな?」
リヴァ先生とインガ姉ちゃんはもはや帰りムードだ。
俺も同感。いや、ほんと帰りた―
『……諸君。性欲は力となる』
―あ。
『今日は諸君らにそれを示し、共に歩む同士となってもらたく思い、特別サービスで人を集めさせてもらった。大欲情教団が勧誘担当の―』
「「「「「……戦闘開始!」」」」」
よしよく来てくれたぁあああああああ!
さっさとぼこって即座に帰るぞ、俺はぁあああああああ!!!
祐斗Side
「……そんなことがあったらしいよ?」
「俺が謎の試練を受けてる時に何してんの?」
イッセー君のマジ返しの気持ちはよく分かるよ。
憔悴しきっている九成君達を見ていると、同情と呆れが同時に襲い掛かってくる。
見ている僕達でもこうなんだから、当事者の彼らの気持ちは凄いことだろう。
「で、先走ったカズヒはどうしたんだ?」
「プルガトリオ機関の本部と通信で説教されてるところだね。成果は結果的に上げたけど、独断専行の暴走にはけじめをつける必要がありそうだよ」
暗部組織はその辺り、かなり厳しいだろうしね。
ましてカズヒはダーティジョブ担当部署の出身だ。それこそ説教で済むだけ御の字だろうさ。
「疲れた……なんか本当に疲れた……」
「……あ~、お酒飲みたい。二日酔いになるギリギリのレベルで飲んで酔い潰れたい……」
「メイド長、今日は半日お休みください……」
九成くんもリヴァさんもインガさんも、盛大に疲れている。ちなみに南空さんは律儀に家に帰っているようだ。
いやぁ、ちょっと本気で同情するね。たまたまこっちに来たら凄い物を見たよ。
「……それはそうと、イッセーはどうだったんですか?」
と、シャルロットさんが話を変えると、イッセー君は首を傾げた。
「いや、テーブルマナーとかダンスとか、試練っていう割にはよく分からない内容ばっかりだったなぁ。……最後のサタンレッドとの一騎打ちとかは苦労したけど」
……さっぱり分からないけど、なんとなく分かるような気がする。
たぶん魔王様の誰かが戦隊ヒーローで挑んだんだろう。それも、レッドを自らやるようなタイプならサーゼクス様の可能性がとても大きい。
でも戦隊ヒーローだと五人だけど、誰が五人目をやったんだろう。……たぶん三人戦隊とかそういった変則的手法だと思うけど。
脳裏によぎる最強の
「……魔王ルシファーと一騎打ちとか、鬼仕様ですね」
既に悟っているシャルロットさんも、白目をむきかけている。
うん、とても気持ちは分かるよ。
一対一で最強の魔王と戦うとか、転生悪魔としては心労が激しいことになるだろうしね。
「こんなことなら私もついてくるべき……いや無理ですね。趣旨がこんがらがります」
「いや来てほしかった。なんで俺だけなんだよって感じがするし」
シャルロットさんにイッセー君はそう返す。
うん。やっぱりと思ってたけど、イッセー君は気づいてないね。
これは、本当に……。
「……イッセー君っていつもああなの?」
「あんな感じかな。……いやホント、ディオドラとは別の意味で女の敵過ぎるかな」
リヴァさんに答えながら、インガさんが遠い目をしている。
あとどうやら、同じ男を愛しているならとため口で会話しているようだ。
……ちょっと否定しきれないから、イッセー君が聞き逃していることが幸運すぎる。
「……とはいえお疲れ様です。大変でしたけど、成果はあったんですよね?」
と、シャルロットさんは話を変える形で九成君達に苦笑しながらそう尋ねる。
それに対して、九成君は苦笑で返した。
「……現場の末端だったけど、末端レベルの情報すらないのが今の俺達だからな。ま、第一歩ぐらいにはなったんじゃないか?」
確かに。
大欲情教団は、僕達三大勢力や神話勢力が完全ノータッチだ。情報のじょの字もないと言ってもいい。
ひとかけらでも情報が入ってくる。これは十分すぎる価値があるだろう。
だからだろう。九成君は気づかわし気な感情をちょっと浮かべながら、カズヒが連絡を受けている自室の方をちらりと見る。
「あんまり酷いことにならないと良いんだけどな、ほんと」
Other Side
『……そういう専門部隊がいることは知っているでしょうに。
「……本当に反省してます。冷静さを欠いていました」
『まあ、あんな事情を知られて冷静でいるのも大変だとは思います。ですが、一つだけ断言できることはありますよ』
「と、言いますと?」
『我らが教えは、心から悔いる物には慈悲を示します。貴女がかつての行いを心から恥じ、罪を成したと思っている以上は、私達も過剰な罰を与えようとは思っていません』
「……本当に、よろしいのですか?」
『ミザリ・ルシファーにおいてあなたに責任がないとは言いません。ですが、その打倒を自ら成し遂げようというのなら私からは強く責めることはありません』
「………」
『とはいえ、あれだけの事情ならば自罰や自責は消えないでしょう。貴女の視点から見れば、裁きを受けることなく逃げたような感覚を覚えるはずです』
「………」
『ですから、私が今命じれることはただ一つ。……プロジェクトリスタードを完遂しなさい』
「それで、いいのですか?」
『まずはそこからです。下品な言い方ですが、自分のケツは自分で拭きなさい。その機会を与えることで禊とするべきと、ミカエル様も判断なさっています』
「……分かっています。彼を止めないなんて選択肢は、私には決してありませんから」
そんなこんなでカズヒが暴走した幕間でしたwww
カズヒはいろいろと頑丈なメンタルをしていますが、決して無敵の光狂いメンタルではないのでダメージが入っていたりぐらつくとミスもしますし暴走します。そういう彼女の弱み的なのを見せれたのなら幸いです。
そしてついでの機会なので、カズヒ周りの女性陣の性事情をちょろっと明かしました。春菜とベルナに関しては、また次の機会ということでお願いします。
そして次からは第四章「冥革動乱編」!
原作の英雄派が本格的に動き出したり、サイラオーグとの熱いバトルが繰り広げられるところを、冥革連合がいろいろ動く形で盛り上げていきます!
グレン×グレンとしてはちょっと変則的な手法を盛り込もうかと思っているので、そのあたり込みでお楽しみください!