好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 感想・高評価・推薦が大好きでたまらない男、グレン×グレンでっす!











 午後六時に投稿するつもりが昼に投稿し、しかし書き溜めがたまりすぎたのでまた連投です!

 ようやく和地がかっこよすぎるタイミングで活躍するというところまで掛けました。この話まで含めると260kb超えてますので、当分毎日投稿できることをお約束します。

 ただ今回は話そのものは進まないのでご了承ください。


冥革動乱編 第九話 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は早朝、ホテルの屋上に上っていた。

 

 トレーニングはもちろん日課だ。毎日の鍛錬が力になるって分かってるから、修学旅行だからって怠けてられないさ。

 

 ただ、もう先客がいたのには驚いたけど。

 

「……あらイッセー。もう起きてたの?」

 

「イッセーもですか、せいが出ますね」

 

 カズヒはともかく、シャルロットまでいるとは思わなかった。

 

 ちょっと目を丸くしていると、カズヒは小さく微笑みながらシャルロットの肩に手を置いた。

 

「強い目的意識を持ち、常に自分が弱いと戒められる手合いは基本的に成長するわ。そういう意味では、シャルロットは必ず伸びるし実際成長してるわね」

 

「……私は元々ただの一市民ですし、サーヴァントの都合上身体能力は上がりませんから。常に技術を磨かなければいけません」

 

 へぇ。カズヒがそこまで褒めるぐらい、成果上がってるんだ。

 

「そんなに鍛えてたのか。っていうか、カズヒって包丁でも戦えるのか?」

 

「近代軍事戦闘の接近戦ならナイフは割と多用されるわ。ダーティジョブにおいてもその辺にある包丁を使った方が、光の剣や銃を使うよりは変な詮索をされないもの」

 

 ……軽い気持ちで質問したら、なんていうかぶっ飛んだ答えが返ってきた。

 

 そういえばカズヒって、元々ダーティジョブ専門の部署にいたんだよなぁ。すっかり忘れてたぜ。

 

 でもまぁ、シャルロットが更に強くなるのかぁ。

 

「マスターとして、俺も頑張らないとな。俺も鍛え直さないと」

 

「そ、そうですか? ちょっと照れますね……」

 

 あ、シャルロットがちょっと照れてる。

 

「……やば、可愛い」

 

「ちょ、イッセー!?」

 

 あ、思ったことがつい口から出てきちゃった。

 

 っていうかカズヒはなんで半目をむけてるんだ?

 

 俺が首を傾げてると、カズヒはため息をついてから軽くステップを踏み始めた。

 

「まぁいいわ。それなら生身での戦闘の訓練相手になってあげる。シャルロットも、格闘術を仕込んでおいて損はないでしょうしね」

 

 お、カズヒが鍛えてくれるのか。

 

 カズヒはめちゃくちゃ強いからな。俺も鎧抜きだと全然勝てない。

 

 星辰光込みとはいえ、生身でコカビエルと真っ向から戦ったんだ。めちゃくちゃ凄い奴だってよく分かる。

 

「一応言っておくけど、赤龍帝(あなた達)は表側の顔になる。そういう意味だと裏側のやり口をそのまま使うのは、貴方達の気質に合わないし世間体が悪くて士気が下がるわ」

 

 そんなことを言うけど、カズヒはちょっと口元が笑ってる。

 

「だけど、その手の輩がどう戦うのかを知っておくのは備えになる。狡すっからい悪党に寝首を掛かれないよう、ちょっと経験を積んでおきなさい……!」

 

「よっしゃ! 行くぜシャルロット!」

 

「は、はい! ……嫌な予感がしますけど」

 

 そして俺達は模擬戦を開始して―

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、イッセーさんもトレーニング……イッセーさぁあああああっん!」

 

 ―絶妙に跡が見えないような形で、徹底的にぼこぼこにされました。

 

 くっそぉ! 真っ向勝負ならもっと戦いになったんだけどなぁ! そういう勝負を仕掛けない奴対策って感じだったから文句も言えない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだろう。今羨ましいようなそうでないような、不思議な感じになったぞ?

 

 自主トレとしてこっそり早朝ランニング(フルマラソン)をしてから、俺はお風呂を浴びていた。

 

 まぁイッセーに迷惑をかけないように気を使ってだけどな。……というか―

 

「ふふ~ん。さぁ、カズ君あ~ん。ほら、インガも」

 

「か、和地君あ~ん」

 

「ゴメン。比較的でかい風呂に入りたいなんて言って悪かったから、修学旅行で淫行にふけらせるような真似はマジでやめて」

 

 ……インガ姉ちゃんをそそのかしながら余計なからかいを入れないでくれ、リヴァ先生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして数時間後、俺達はホテルを出発して京都観光に行こうとしていた。

 

「流石はホテルの朝食ね。いい生卵を使ってるじゃない」

 

「卵掛けご飯の美味しさでホテルを評価する人、初めて見たわ」

 

 桐生をマジ引きさせるカズヒ姉さんのTKGフリークっぷりは歪みないな。

 

「美味しい卵かけご飯でしたのー!」

 

「いやぁ、いいホテルは生卵も違うじゃんか」

 

「ふふふ、ここの卵掛けご飯は中々だったわぁ」

 

 ……身内に四人も卵かけご飯大好きな人がいるから、引く気力もなくなったというべきだな。

 

「……あれ? 生卵って世界的に見てゲテモノ食いだって聞いたことあるんだけど?」

 

「日系っぽいナインテイルやセプテンバーはともかく、なんで完璧外国人な人達まで卵かけご飯でホテル判別してるんだ?」

 

 周囲の人達の疑問はもっともだと思う。

 

 俺もそこについてはかねがね疑問だ。

 

 ヒマリもリーネスも大好きなんだよなぁ、卵かけご飯。いや、どんだけっていうレベルだけど。

 

 とはいえ、荒事に巻き込まれる可能性もかなりあるんだ。今のうちに楽しめるだけ楽しまないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とはいえ―

 

「これが異教徒の寺か!」

 

「異教徒の方は凄いです!」

 

「異教徒万歳ね!」

 

 ―その楽しみ方は間違っていると思うけどな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ではそこのおバカ三人衆。これから説教を始めます」

 

 金閣寺で失礼な褒め方をした教会三人娘をアイアンクローと三角締めの同時使用という器用なやり方で沈めたカズヒ姉さんによる、説教が盛大にかまされようとしていた。

 

 ちなみに俺達は抹茶とお茶菓子を堪能するところだった。

 

 更に言うと、カズヒ姉さんが自分の金でとにかく豪華なものを注文してくれた。……三人以外に。

 

「阿呆なことをしたペナルティよ。高級和菓子と高級抹茶を堪能する和地達をしり目に、空腹にあえぐがいいわ」

 

 鬼だこの人。いや、暗部だ。

 

「いいかしら? 前から思っていたけれど、戦争を仕掛けるわけでもないのなら人様の縄張りでは人様の筋に配慮するのが基本。聖書の教えを信仰しているという自負があるのなら、主の威光に泥を塗るような真似はよしなさ……ちょっと待ちなさい」

 

 タイマーで30分ほどセットしたうえで説教タイムを開始するカズヒ姉さんだったが、何かに気づくとタイマーを止め、一瞬で駆け出し―

 

「……おっぱいおっぱいおっぱらっぱぁっ!?」

 

「うわぁ!? 痴漢の脛にプロ野球バリの速度で野球ボールが!?」

 

 なんか痴漢が瞬時に鎮圧されたらしい。

 

 そして素早くカズヒ姉さんが戻ってきた。

 

「待たせたわね。さて、それじゃあ続き行くわよ」

 

「「「はい……」」」

 

 一瞬で痴漢を鎮圧したようだ。流石はカズヒ姉さんだ。

 

 あと殺気が微妙に残っていることから、三人の佇まいが一割ほど引き締まっている。思わぬ副産物。

 

「止めた方がいいんじゃないか?」

 

「いや、確かにあれはまずいからなぁ。俺も涙を呑んで美味しく食べて飲む……っ」

 

 元浜にあえて厳しいことを言うけど、実際ペナルティは必須だろうしなぁ。

 

 魔王の妹が有する眷属でありながら、聖書の神に祈りを捧げることを許されたアーシアとゼノヴィアが、和英を結んでいる神話の寺に失礼な真似をすると魔王様とリアス部長と天界教会に迷惑が掛かりかねない。イリナに至っては転生天使で天使長ミカエルさんの直属だから、尚更だ。ついでに言えば許可ももらっている。

 

 あまりあれなことをすると、本当に外交問題になりかねない。悪意がなければなにやってもいいというものでは断じてないわけだしな。

 

 それとなく賽銭に五千円札ぶっこんで「悪気はないし説教確定だからお目こぼしを」とはしといたけど、ロキみたいなタイプの神が日本にいないとは限らないんだから、もうちょっと気を付けてほしい。

 

「っていうか、さっきカズヒが仕留めたのも含めて、ちょっと痴漢多くない? 駅でもそうだし、なんかネットでも「京都 痴漢 多発」がトレンドになってたわよ?」

 

「俺も新幹線に乗ってる時に訳が分からなくなったからなぁ。京都全体に痴漢化星辰光でも展開されてるとか?」

 

 桐生と松田の会話がシフトしたけど、そっちも気になるな。

 

 大欲情教団辺りが何かした可能性もありそうだ。あいつらなら強制発情能力なんていう星辰光を獲得しても、全く驚かないというか納得しかできない。

 

 っていうかそんなに痴漢が多いのかよ。また出くわすかもしれないし、念の為ちょっと確認を……ん?

 

「おいおい。この一週間で三件も京都市(ここ)の寺社仏閣が放火されてるぞ」

 

 物騒な話もあったもんだなぁおい。

 

 ってちょっと待て。匿名の掲示板に「すいません。黄色人差別テロリストを密入国させました」なんて書き込みが数十件ぐらいされてるとかいう話まであるぞ? それも京都関連のばかりに。流石にいたずらだと思うけど縁起が悪いな。

 

 全く。折角の修学旅行だってのに……とんだ……迷惑………。

 

「皆、気をつけろ」

 

「そうみたいだね」

 

 俺の言葉にゼノヴィアが真っ先に木刀を構えながら頷いた。

 

 当然だが、オカ研のメンバーは全員が警戒し、陣形をとって警戒態勢に入っている。

 

 ……なにせ、俺達以外の全員が眠っているからな。

 

 そして気づけば、妖怪と思われる奴らが何人か姿を現している。

 

「……伏見稲荷の連中と格好が似てるぜ」

 

「となると、またイッセー君を襲いに来たのかしら?」

 

 イッセーとイリナがそう言いながら仕掛ける体制をとるが、そこにカズヒ姉さんが一歩前に出て手で制する。

 

「落ち着きなさい、殺気がないわ。……一応言うけど、許可証は持っているから仕掛けないでほしいわね」

 

 確かに、なんていうか微妙な表情なだけだな。敵意とか戦意とか、そういう剣呑な空気はさほど感じない。

 

 なんていうか、どうしたものかと戸惑っていると、足音が響いた。

 

「大丈夫です皆さん、彼女達は敵ではありません」

 

 と、ロスヴァイセさんが駆け付けると、俺達を見回した。

 

「端的に言えば誤解は解けました。それで、直接会ってお詫びがしたいで来てほしいと」

 

「……お詫びねぇ?」

 

 ロスヴァイセさんの説明に、カズヒ姉さんは肩眉を上げる。

 

「普通ならそちらからくるのが筋でしょうに。……よっぽどお偉いさんがやらかしたってことでいいのかしら?」

 

 そう詰問するように尋ねるカズヒ姉さんに、妖怪達の一人が静かに頷いた。

 

「その通りでございます。その為、我々が住まう裏京都にご足労願いたいのです」

 

 つまり、京都の妖怪がいる本部に来いと。

 

 俺達が顔を見合わせていると、申し訳なさそうに妖怪の方々がお辞儀までする。

 

「京の姫君である九重様は痛く反省しております。ついては正式に謝罪をいたしたいので、ぜひ裏京都までおいでいただきたい。既に総督殿や魔王様はついております」

 

 ……姫君、か。

 

 そもそも、京都の妖怪を束ねているのは九尾の狐だという。そしてイッセーに仕掛けてきた妖怪を率いていたのも、キツネ耳の少女だったと。

 

 ってことは、もしかしなくても。

 

「……盟主の娘が暴走したのね。……それはこっちから出向かせたい輩が多いでしょうね」

 

 カズヒ姉さんが額に手を当てる気持ちもよく分かるってもんだよ。

 




 そんな感じでいろいろと物騒なことが頻発している京都。まとめて解放されるまで100kb以上かかります。







 とりあえず、前章における和地の微妙な活躍を吹っ飛ばすぐらいに最高のタイミングで和地の活躍フラグをONにしています。これ投稿してから和地を思いっきり活躍させます。かっこいいセリフとかっこいい行動を併せ持つかっこいい主人公を書きに行きます、ハイ。






 ……もっともその裏でイッセーがスイッチONだがな!
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