好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
今回は完璧に英雄派のターン。あとがきがとっても長くなりますです、はい。
あと勘違いされている方がいたので、あの技について説明を。
あの技はイッセーの乳技発動に対してエロ配信を見せて動きを封じる技でなく、イッセーの乳技発動に由来する煩悩が込められた魔力を、「エロ画像配信」という形で消費させる技です。
そのためイッセーが鼻血拭いたのは「あ、失血したラッキー」ていどであり、技の本質は「乳技発動の方向性変換」にあります。
……だからこそトチ狂ってはいるんですけどねぇ
祐斗Side
祐斗Side
振るわれる六本の斬撃を相手に、僕達は全員が二刀流で迎撃することで何とか牽制に成功していた。
僕とゼノヴィア、イリナさんの三人がかりで挑んでいるのは、
なんてことだ。彼の戦闘能力はフリードの比じゃない。それどころか、間違いなく単独で最上級悪魔に届くだろう。
これが教会でも有数の悪魔祓いということか。技量が卓越しすぎている。
何より―
「喰らうといい、ティルヴィング」
発生する衝撃により、僕達は連携を崩される。そしてその瞬間、ジークフリートのターゲットは僕に集中された。
「君が作れる炎の魔剣は、こいつを超えられるかな? ダインスレイヴ」
ホグニ王が振るっていたダインスレイヴの原典をもって、ジークフリートは僕を潰しにかかる。
炎の聖魔剣を使って凍結を防ぐけど、出力で劣っている為かどうしても押されてしまう。
そしてそこを逃がすことなく、ジークフリードは接近してダインスレイヴを突き出し―
「そうはいかないのよ!」
―それを急接近したイリナさんが、聖剣を伸ばして弾く。
素早く続く連撃を回避しながら、ジークフリートは面白そうに唸っていた。
「いいね! ただ合体させるだけでなく、そういった手法も取れるのが厄介だよ」
「抜かせ!」
ゼノヴィアが二刀で切りかかるが、ジークフリートは六本の剣を使ってそれを受け止め弾き返した。
魔帝剣グラムは切れ味すらデュランダルに届くというわけか。そこに龍殺しが加われば、最強の魔剣と称されるにふさわしい力を持つわけだよ。
……何とか戦闘は抑え気味だけど拮抗している。その理由は敵味方に分けて二つ。
一つはジークフリートは六本の魔剣をすべて使って戦闘できるという点。
彼は背中から龍の腕をはやすという亜種発言をした
だがその禁手も亜種にすることで、四本の龍の腕をはやしてその分だけ自己を強化する
そして僕達以外の戦いも、白熱しているというほかない。
「我、ピエール・コーションに希う……もいっちょ燃やす!」
「これ結構厄介ね。というか、嫌味が効いてるマッチメイクなこと!」
ジャンヌ・ダルクに対して突貫したのは南空さんだ。
彼女は固有結界の応用で、縁あるサーヴァントの宝具を再現することができる。長時間の詠唱必須な固有結界こそ妨害されているが、それでも宝具の一部が使えれば十分すぎる。
なにせ、ピエール・コーションは宝具として聖なる力を燃やす力がある。その力をもってすれば、どうやら
イメージした聖剣を具現するという、魔剣創造の聖剣版であるがゆえに、相性という点において圧倒的に有利に立ち回れるのが南空さんだ。
既にジャンヌは禁手として聖剣で作られた龍、
なんだかんだで抜け目がなく、おそらく一番有利に戦えているのが彼女だろう。曹操にぶつけられればよかったのだが、そう簡単に行かせてくれるほど敵も甘くはないか。
そして―
『うぉおおおおおおお!』
「母上、正気に戻ってください、母上!」
匙君と激突する八坂姫に、九重ちゃんが何度も声を投げかける。
時折近くのアーシアさんが回復のオーラを僕達に飛ばし、またリーネスも魔術で周囲の解析を行っている。
龍王化した匙君は、単純なスぺックならイッセー君に次ぐレベルだ。
だが
こちらは何とか余裕が生まれたら援護が必須だろう。
残りのロスヴァイセさんはインガさんの支援を受けながらヘラクレスと戦っている。
「はっはっはぁ! こんなもんかぁ、ヴァルキリーの姉ちゃんよぉ!」
「くっ! これでも威力は自慢なんですけどねぇ……うえっぷ!」
「ノックバック! ノックバックで接近されなかったらなんとかなるから!」
悪酔いが抜けてないロスヴァイセさんを上手くカバーするインガさんによって、あの戦いは一種のチェイスとなっている。
ロスヴァイセさんの魔法攻撃をもろともせずに突貫するヘラクレスは、
とにかく接近されなければ削り殺せるかもしれない。そういう目論見で動いているようだが、敵もそこまで甘くはなさそうだ。
「だったら行くぜぇ、
そう吠えた瞬間、ヘラクレスの全身からオーラが突起として具現化し、そして射出される。
「……っ!? ごめん、加減抜きで行くよ!」
「え、ちょ……おえっぷぅ!?」
その瞬間、全力の変則起動にインガさんが切り替えたことで、ロスヴァイセさんは酔いが加速したらしい。
「オラオラ、俺の巨人による
く! 長距離攻撃を可能にするとは、シンプルだけど厄介な禁手に至ってくれた!
と、インガさんは空高く飛び上がってヘラクレスの真上に移動して―
「今! 思う存分吐いて!」
「え、ちょ……おぼろろろろろろろろ」
「てめえふざけんなうおわぁああ!?」
―精神衛生上よくなさそうなので、視線を逸らしておこう。
なんだかんだでインガさん、抜け目がないというかなんというか……。
「やれやれ、これはちょっと困ったかな?」
と、そこでジークフリートは苦笑する。
エクス・デュランダルがエクスカリバーを分割使用できることで、ジークフリートは思ったより苦戦していると感じているようだ。
ゼノヴィア自身は慣れた
そして何より、ジークフリートには欠点とは言い難いがどうしても付け入るスキが存在していた。
「やはり聖別されただけの剣では限度があるかな? 対悪魔対策なら光の剣にするべきだけど、それだと無効化されそうだったからって、性能で劣る方にしたのは痛し痒しか」
そう、ジークフリートは六本の腕を持つが、魔剣は五本しかない。
彼が六本目に使っているのは、聖別が施されたただの剣。悪魔祓いが光の剣より前に使っていたような類だ。
確かに僕の魔剣や聖魔剣なら、光の剣を食らうことで無効化できる。そこまで踏まえたんだろうけど、それにより明確に能力が下がっていることは否めない。
それぞれ二刀で三人が仕掛ければ、当然六本目の使わざるを得なくなる。それが僕達にとって優位点である以上、つかない道理はないだろう。
だから、なんとしても突破して仲間の援護をしなくては―
「―仕方ない。その奮戦に免じてもう一段だ」
―そのジークフリートの言葉に、英雄派の幹部達はにやりと笑った。
「おいおいいきなり見せるのかぁ!? 俺はもっと神との真っ向勝負をバーニングだぜぇ!」
ヘラストロテスはそう言うが、他のメンバーは肩をすくめてそれを流す。
そして同時に、首から下げたアミュレットを取り出した。
そういえばそんなものを身に着けていた……まさか、あれは幹部の証ではなく―
「「「「創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星」」」」
Other Side
「尼子の武威を支えるは、武将だけには務まらぬ。城に船に大筒に、そして名馬も欠かせぬだろう」
ドゥルヨーダナの星を聞いて、ヒマリもヒツギも怪訝に思ったのは仕方がないことだろう。
「甲斐の国より献上されし、名馬があればと願いはする。だがしかし、ない物ねだりは負けの元。故に自ら用立てよう」
その詠唱はどう聞いても、インドの神話に連なる詠唱ではないのだから。
「見るがいい、この黒岩による名馬の雄姿を。武田の騎馬が軍勢にも、これほどの馬はないであろう」
しかし、星に応えて岩石は馬となり、ドゥルヨーダナを乗せて駆ける。
「足りぬというならこれならどうだ? 熊に狼、猩々も、獣の群れが汝らまとめて相手取ろう」
更に詠唱通りに岩石が獣となり、グリドを抑え込みにかかる。
「さあ刀を佩いて弓を取れ。我は尼子の弓取りなれば、貴様の首を討ち取って、国盗りすらも成し遂げようぞ」
そして、岩石による軍勢がヒツギとヒマリを圧殺にかかる。
「
ここにドゥルヨーダナーサイリン・アマゴ・ドゥルヨーダナ―の星が開帳される。
その本質は岩石獣創生能力。影響範囲の地面に干渉し、岩石で構成される獣の使い魔を作り使役する星辰光。
サイリン・アマゴ・ドゥルヨーダナ
基準値:C
発動値:B
収束性:B
拡散性:D
操縦性:B
付属性:E
維持性:C
干渉性:C
「さぁ、ギアを上げるわよアーチャー!」
―承知。星を開帳した以上、できれば皆殺しにしたい所存
「それは無理でしょ。
相手が二人がかりで来るなら、こちらもサーヴァントとの連携で挑むのみ。
覇龍を状態で使う難敵を前に、ドゥルヨーダナは攻撃を激しくする。
「今ここに、聖なる乙女は新生する。聖なる刃は我が身に集い、幾重にもなってその身を包む」
その瞬間、鶴羽の周囲を幾人もの騎士達が囲む。
咄嗟に槍で薙ぎ払うが、すぐに追加が来たので、咄嗟に炎を利用して距離をとる……が、それでも甘い。
「もはや我が身を滅ぼすことは、暗君共にはできはしない。輝けるこの戦乙女を裁こうなど、愚行の極みと知るがいい」
弓による一点特化の攻撃を咄嗟に伏せて回避するが、それによって追撃の龍が飛び掛かる。
「裁きを示すは汝にあらず。裁定は我が意が成すと知るがよい」
迎撃の攻撃をした瞬間、更に聖剣の騎士団が包囲圧殺を図る。
「灰は灰に、塵は塵に、土は土に。我らの敵となる罪は、命をもって償うがいい!」
鶴羽は内心で狼狽すらしていた。
そう、これは―
「
「禁手の、複数同時運用!?」
―宝具という形での神滅具の再現にも喧嘩を売れる、異常事態がここに発生しているのだから。
「これ結構苦労したのよ? だって使い勝手が悪いんだもの」
そう、ジャンヌ・ダルクのこの現象は、ある意味では応用と言ってもいい。
彼女が顕現させる星の本質は、存在多重化能力。同じ場所に同じものを複数存在させる矛盾を引き起こす、一見すると強力に見える欠陥品。
ジャンヌ・ダルク
基準値:C
発動値:B
収束性:C
拡散性:E
操縦性:B
付属性:B
維持性:B
干渉性:E
付属性が微妙に足りていない為、脳や心肺機能を多重化させるとバグを起こして廃人になりかねない。だが血液の成分を多重化して強化するには、操縦性が足りていない。
基本的には肝機能や腎機能の強化程度が限界のそれを、ジャンヌ・ダルクは己の神器に与えることで解決した。
これにより疑似的に神器を複数持つ状態になった彼女は、英雄派の実験の成果をフルに使うことで禁手を複数同時に運用する。
今は基本計である
だからこそ、天敵如きに臆することはあり得ない。
「さぁて、当て馬になって頂戴、固有結界ちゃん?」
「……上等、返り討ちよ!」
それに返すように、鶴羽は吠える。
聖なる軍勢と聖燃やす紫炎による、死闘は更に激しくなる。
「アルゴノーツの参戦で、英雄譚は幕開く。一番槍にて無双の矛は、この俺こそが相応しい」
その瞬間、ヘラクレスの左右に魔剣が生み出されたのをインガとロスヴァイセは理解した。
「愚かな神の嫉妬の炎も、この勇士には通用しない。我が武威を見て感銘し、手のひら返して
そこに現れるは灼熱の大剣。
左右に現れた灼熱の大剣を、ヘラクレスは掴み取って飛び上がる。
「黄金の獅子など恐れるに能わず。我が腕は汝を絞め殺し、そして我が刃はその毛皮すら断ち切ろう」
恐るべきことに、灼熱の魔剣はヘラクレスを焼こうとしている。
その足りていない付属性を、ヘラクレスは己の耐久力で無理やり抑え込むことで飛翔する。
「聖王の剣を超える栄光の魔剣は、今ここに英雄譚を切り開くのだ。さあ獅子の王よ、我に刮目するがいい!」
その灼熱を操ることで、ヘラクレスはインガに追随する空中戦を成し遂げる。
「
灼熱剣創造能力を開帳したヘラクレスは、片方をサーフボードのようにしつつもう片方を推進機として、更に乗りこなして追撃戦を開始する。
ヘラクレス
基準値:C
発動値:B
収束性:C
拡散性:C
操縦性:B
付属性:D
維持性:B
干渉性:E
「くぅ……ぅううう!」
「うぇ……ちょ、止まって……おぼろろろろろろ!」
「いざ来るがいい
ジークフリートは、先祖を尊ぶように星に祈りを捧げ始める。
「唯一たる神の下で、戦の神々が認める魔剣は新生する。聖の加護持つ魔の名剣は、神々すらも断つだろう」
それはシグルドの末裔として教会で生まれた己を混ぜ合わせ、此処に新たな魔剣の神話を作るが為か。
「魔剣の帝王此処に在り。聖王の名剣も聖遺物たる大剣も、この
そして六本同士の剣劇の流れは、確実にジークフリートに傾いていく。
「この栄光は勝利の証。己を殺す龍殺の呪いも、いざ打ち勝って見せようぞ」
何故ならば、彼の手に六本目の偉大なる剣が鍛えられているのだから。
星の輝きをもってして、なまくら一歩手前の剣は、グラムの補佐を担うに足る龍殺しへと進化する。
「勝利を我が手に。余人を超える我が腕で、余人を超える栄光を」
今ここに、滅龍星剣変性能力が、魔帝に真なる六刀流を確立させる。
「
君臨する龍殺しが、英雄譚を切り開く。
ジーク
基準値:C
発動値:A
収束性:A
拡散性:E
操縦性:D
付属性:B
維持性:B
干渉性:E
間違いなくそのポテンシャルは、英雄派の幹部でも最強クラスの星の顕現。
「さぁ、この剣と龍が織りなす阿修羅の剣舞に花を添えてくれ!」
魔帝による剣舞は此処に、星の光で彩られた。
英雄派主流通常神器幹部、軒並み星辰奏者化。
いやぁ、英雄派はとにかく強化しておこうと思っており、いろいろ考えた結果基本としては星辰光を使わせる方向になりました。
そんなわけで、巻いていきます。
まずはオリキャラ。サイリン・アマゴ・ドゥルヨーダナ
☆
基準値:C
発動値:B
収束性:C
拡散性:B
操縦性:B
付属性:E
維持性:C
干渉性:C
サイリン・アマゴ・ドゥルヨーダナの星辰光。
能力は岩石獣創生。影響範囲の地面に干渉して岩石の獣を創生する星辰光。
当たり前だが人間とは、動物としては柔軟性に特化しており、馬力や瞬発力などでは一歩劣るのが基本となる。故に創造された獣は星辰奏者としてのサイリンを超える運動性能を発揮するため、移動性能に限れば人造惑星の領域を狙うこともできる。
また応用で小規模な地形操作も可能としており、サイリンは狙撃を行う場合などに銃座を作り上げて運用することもある。
欠点としては性質上空中戦には不向きであることだが、陸戦に限定すれば非常に強大な星辰光。こと馬術を習得しているサイリンは、馬型の岩石獣に騎乗しての高速戦闘を得意とする。
★詠唱
創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星。
尼子の武威を支えるは、武将だけでは務まらぬ。城に船に大筒に、そして名馬も欠かせぬだろう。
甲斐の国より献上されし、名馬があればと願いはする。だがしかし、ない物ねだりは負けの元。故に自ら用立てよう。
見るがいい、この黒岩による名馬の雄姿を。武田の騎馬が軍勢にも、これほどの馬はないであろう。
足りぬというならこれならどうだ? 熊に狼、猩々も、獣の群れが汝らまとめて相手取ろう。
さあ刀を佩いて弓を取れ。我は尼子の弓取りなれば、貴様の首を討ち取って、国盗りすらも成し遂げようぞ。
彼女の場合はシンプルに数で押すタイプであり、皿のその性質から移動力を高めることも可能な星辰光となっております
次、ジャンヌ・ダルク
☆
基準値:C
発動値:B
収束性:C
拡散性:E
操縦性:B
付属性:B
維持性:B
干渉性:E
英雄派幹部のジャンヌ・ダルクが使用する星辰光。
能力は性質多重化能力。自らの持つ機能を多重化させることで、ピンポイントで機能を数倍化させる能力。
実は極めて扱いが難しい能力。例えば心肺機能を多重化させればバグを起こし、脳の機能を多重化すれば人格崩壊を起こしかねない。そのため基本的には一部の筋肉を多重化させて馬力を向上させるのが精一杯。血液の一成分を多重化させることによる免疫力の向上などの余地はあるが、操縦性が足りていない。
そこで彼女は発想を転換し、鍛錬を積むことで神器の多重化に成功。さらに英雄派の実権により禁手到達理論を利用し、禁手を使い分けることで戦闘に幅を増やすことに成功した。
本来の禁手を使うことで龍の軍勢を増やすこともあるが、収束性が低いためどうしても粗ができるため、別の禁手を作り出すことで、己の戦闘能力を保管させるという手法を基本とする。
この扱いずらい星に強大な運用手腕を持たせたことを、ジャンヌ・ダルクは誇っている。自らはジャンヌ・ダルクの魂を継ぐと豪語できる、その証拠だとすら思っている。
故にこそ、彼女は困難を乗り越える義務がある。英雄という憧憬を形にするには、それに見合った大いなる成果を上げる責務があるのだから。
★詠唱
創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星
今ここに、聖なる乙女は新生する。聖なる刃は我が身に集い、幾重にもなってその身を包む。
もはや我が身を滅ぼすことは、暗君共にはできはしない。輝けるこの戦乙女を裁こうなど、愚行の極みと知るがいい。
裁きを示すは汝にあらず。裁定は我が意が成すと知るがよい。
灰は灰に、塵は塵に、土は土に。我らが敵となる罪は、命をもって償うがいい!
と、こんな感じ。
D×D世界だからこそできる星辰光として、神器に関与する形で星辰光を発動するというものを考えており、その派生形です。
肉体面でバグが発生しやすいため使い勝手は悪いですが、習熟すればさらなる可能性につながる星となっております。
次、ヘラクレス
☆
基準値:C
発動値:B
収束性:C
拡散性:C
操縦性:B
付属性:D
維持性:B
干渉性:E
英雄派幹部のヘラクレスが使用する星辰光。
能力は灼熱剣創造能力。プラズマを凝縮した大剣を創造し、操る能力。
操縦性と維持性に長けており、これにより二本の灼熱の剣を利用した攻撃及び防御が可能。完全に破壊されると手元で再生する必要があるが、応用することで瞬間解除からの瞬時創造という形で防御を行うことも容易。爆発させることも可能であり溶断と組み合わせての炸裂は最上級悪魔クラスにも深手を負わせる余地を持つ。
欠点というならば、付属性が低いため触れることはリスクが伴うこと。しかしヘラクレス自身の耐久力が星辰奏者要素抜きで高いため、とっさに足場としたり掴んでの変則起動をとることも十分可能。
間違いなく優秀な星辰光であり、当人の力量を踏まえれば英雄となりえる余地は十二分にある素質となる。
その魂を燃やすことで、それを確かにつかみ取れるかは、神にすら読めぬことであるが。
★詠唱
創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星
アルゴノーツの参戦で、英雄譚は幕開く。一番槍にて無双の矛は、この俺こそが相応しい。
愚かな神の嫉妬の炎も、この勇士には通用しない。我が武威を見て感銘し、手のひら返して
黄金の獅子など恐れるに能わず。我が腕は汝を絞め殺し、そして我が刃はその毛皮すら断ち切ろう。
聖王の剣を超える栄光の魔剣は、今ここに英雄譚を切り開くのだ。さあ獅子の王よ、我に刮目するがいい!
こっちは割と目立つ華のある星辰光。
移動力強化にもでき、得物として振るうこともでき、盾にすることもできると、割と万能系。使い勝手もよく痒い所に手が届く性能となっております。
最後、ジーク
☆
基準値:C
発動値:A
収束性:A
拡散性:E
操縦性:D
付属性:B
維持性:B
干渉性:E
英雄派幹部、ジークが使用する星辰光。
滅龍星剣変性能力。手に持った剣に星辰体を圧縮して付属させることで、龍殺しの剣へと編成させる星辰光。
極めて高い収束性と優秀な付属性により、変性された星剣はB+ランクの対龍宝具に匹敵。さらに使用する剣は割と自由度が高く、悪魔祓い用の光の剣はおろか、模造刀であっても同じように変性可能。自身の禁手と組み合わせれば六振りの龍殺しによる波状攻撃すら可能。
反面、付属性と維持性は優秀どまりであり、それゆえに龍殺しに弱い自分との相性が微妙に悪い。これにより出力差の小ささによる反動の少なさが打ち消されており、彼にとっては魔帝剣グラム以上に己のめぐりあわせの悪さを皮肉っているような星となっている。
故にこそ、
すべては天運を乗り越えて英雄として花咲くために。魔刃が魔人の道を行くのは、必然ともいえるだろう。
★詠唱
創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星。
いざ来るがいい
唯一たる神の下で、戦の神々が認める魔剣は新生する。聖の加護持つ魔の名剣は、神々すらも断つだろう。
魔剣の帝王此処に在り。聖王の名剣も聖遺物たる大剣も、この
この栄光は勝利の証。己を殺す龍殺の呪いも、いざ打ち勝って見せようぞ。
勝利をわが手に。余人を超える我が腕で、余人を超える栄光を。
ジークは六本腕だけど魔剣は五本だったので、その代わりになるような感じで剣を強化する能力となりました。
同時にグラムほどではないけど全力戦闘だと負荷もある物になっているのが玉に瑕ですが、気を遣えばどうとでもできる範囲内といったところですね。
と、こんな感じであとがきもかなりロングとなりました。巻いていったけど結構長くなったぁ……。