好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! いつかは推薦込みで、感想と高評価を募集しまくりなグレン×グレンでっす!









 そんなわけで、京都の戦い、終幕の話となります。


冥革動乱編 第二十七話 京都大決戦、終幕

 

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「アーネ!」

 

「シャムハト!?」

 

 ヘラストロテスと曹操が驚いている視線の先で、アーネ・シャムハト・ガルアルエルがきりもみ回転で吹っ飛んだ。

 

「……姉貴……」

 

 なんか寂しそうに見つめるベルナを通り越して、アーネはそのままがれきの山に激突しそうになった。

 

 けど、その時飛び出した男が、拾いあげて着地する。

 

 よ、鎧武者!?

 

 なんだあれって思ったけど、その時ドゥルヨーダナが声を上げた。

 

「アーチャー!」

 

「マスター。どうやら実験も失敗した様子、そろそろ撤退が妥当で御座ろう」

 

 あいつもサーヴァントってことか! っていうか、あいつら撤退する気か!?

 

 ……こっちはこっちでそろそろやばいけど、もうちょっとぐらいぶちかましたい……っ

 

『……いえ、これぐらいでいいでしょう』

 

 シャルロットが俺にそう諭す。

 

 え、でもこのまま逃がすのは―

 

『こちらも力に慣れていません。多くを得る可能性を選ぶより、多くを失う可能性を避けるべきかと』

 

 ……ぐぅ。

 

 確かに、曹操も俺の力に慣れたみたいだし、このままだとカウンターをもらうかも。

 

 それに、こっちも結構ダメージがデカいし……な。

 

「……どうやら逃げるなら追わないでくれそうだ。これ以上頑張ると痛い目を見そうだし、そろそろ帰るとするかな?」

 

「同感だな。実験は不発に終わったようだし、これ以上の消耗に価値があるとは思えん」

 

 曹操とヴィールが合流してそういう也、ゲオルグが霧を具現化する。

 

 ったく。新しい力に目覚めたのに、一人も倒せてないってのはちょっと癪に障るぜ。

 

 霧がどんどん濃くなる中、英雄派と冥革連合の連中が曹操達のところに集まる。

 

 俺が複雑な気分でいると、曹操は俺の方を見て笑顔を向けた。

 

「シャルバを馬鹿にしておきながら、君達を舐めてかかりすぎたことを謝罪しよう。次は俺もこいつの力を見せるから、君達も力を研ぎ澄ませるといい」

 

 そんな曹操に肩をすくめながら、ヴィールの奴も俺にちらりと視線を向ける。

 

「……今代の二天龍、その力の一端を見せてもらった。次にまみえる時は俺自ら相手をすると―」

 

『いや、その前に一つ聞かせろ』

 

 その時、ドライグが声を上げる。

 

 珍しいな。このタイミングで皆に聞こえるようにだなんて。

 

 俺が戸惑っていると、ドライグの意識がヴィールの女王(クイーン)に向いた。

 

『お前、サーヴァントだな? そして()()()()というべきか?』

 

 そんな不思議な言い回しに、クラウディーネとかいうヴィールの女王はにっこりと微笑んだ。

 

 え、まじで!?

 

 俺の敵、受肉したサーヴァントが多すぎないか!?

 

 面食らっていると、クラウディーネはニコニコと微笑みながら手を振ってきた。

 

「覚えてくれて嬉しいわ♪ ふふ、今度会う時はリベンジマッチを受け付けるわね」

 

 り、リベンジマッチって……え?

 

 あ、もう霧に包まれて転移しちまった。

 

 っていうか、あの言いぶりだと歴代の人と戦ったことがあるのか。

 

 どんな英霊なんだろうか。後で調べておかないと―

 

『……相棒、気をつけろ』

 

 その時、ドライグが冷え切った声を出した。

 

 クラウディーネってのは、ドライグがそんな声を出すような奴だっていうことなのか。

 

 俺は、なんというか覚悟を決めるべきかって感じで息を呑む。

 

『あの女は、かつて歴代の二天龍が激突した時に割って入り、ほぼ共倒れとはいえまとめて滅ぼした女だ』

 

 ……まじかよ。

 

『歴史に名を遺したはずがないのだが、英霊になるとはな。……覚悟を決めろよ、あれは俺が神器になってから見てきた相手でも指折りの強者だ』

 

 そうかい。そんな奴がヴィールの眷属なわけか。

 

 ったく。今のライバル達だけでも強い奴がたくさんだってのに、昔の強い奴とまで戦わないといけないなんて……な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………あ……あうあうあ~。

 

 あれ、もう十分ぐらい経った気がするぞ?

 

 駄目だ。時間間隔が曖昧っていうか、もう限界―

 

「お疲れ様、和地」

 

 ―そんな倒れそうな俺を、背後からカズヒ姉さんが抱き留めてくれた。

 

 それで気が緩んで、俺は一気に脱力する。

 

 いや、ほんとに……もぉ……。

 

「反動……キッツッ!」

 

 発動値を解除してから、反動で色々大変でもう何もできなかった。

 

 悶絶して転げまわりたかったけど、それやるとかなり心配されるだろうから何とか我慢。だけど我慢するのに精いっぱいで、何もできなかった。

 

 なんていうか凄いとしか言えない。どんな感覚かと言ったら、内蔵をアイアンクローされながらばらばらにシェイクされてるとでも言いたくなる感覚だ。

 

 テスト時よりピーキーに再設計されてやがる。覚悟してたのより数段上だったぞ。

 

 カズヒ姉さんの感触とかにおいとかを感じる余裕もない。正直、そんなことに意識を回す余裕がない。

 

「呼吸が浅くなってるから、少しずつ深くしなさい。控えめに言って悶絶と絶叫が同時にできるような感覚だけれど、だからこそ呼吸を整えてゆっくりと気分を緩めるの」

 

「わ、分かった……」

 

 流石出力格差がデフォルトで三段上なカズヒ姉さん。その辺りについてもお手の物か。

 

 というより、カズヒ姉さんはこんな反動のデカい星辰光をポンポンと使ってるんだよなぁ。正気か?

 

 いや、好きな女性に言うことじゃないけど……正気か?

 

 そんな俺の気配を察したのか、カズヒ姉さんは苦笑していた。

 

「私は参考にしては駄目よ。参考っていうのはもっと真っ当なやつを対象にするべきだから」

 

「自分で……言うか……?」

 

 まったく。思わずツッコミを入れちまったよ。

 

 といっても、あまりこうしてもいられない……か。

 

「インガ姉ちゃんや……鶴羽が気になるし、そろそろ……」

 

 移動したいと、カズヒ姉さんに肩を借りようと思ったその時だった。

 

「えい♪」

 

 そんなリヴァ先生の声と共に、ふにょんと二対の柔らかい感覚が。

 

 あ、これおっぱいだ。

 

 っていうか鶴羽にインガ姉ちゃん!?

 

「ちょ……ちょっとそのまってこれはそのあばばばっば!?」

 

「……ゴメン和地君。リヴァさんを叱って……すぐに……っ」

 

 疲労困憊消耗しまくりな二人を持ち運んで何をしているのかな、リヴァ先生は。

 

 思わずカズヒ姉さんと一緒にジト目になってしまった。

 

 俺、声出すのも結構しんどいんだけど。

 

「……怪我が治ってると言っても、消耗が激しい子に何してるのよ、もぅ」

 

「こういう時だからこそ、人肌が恋しいんじゃない♪」

 

 ツッコミを入れたカズヒ姉さんごと、器用にリヴァ先生は抱きしめてくる。

 

 いや、この状況は男としてヒャッハーものなんだろうけど。

 

 今の俺、割ともだえ苦しみたい感覚だから余裕が……ね?

 

 視線で訴えると、何故かにっこりと微笑まれた。

 

 何かと思ったら、遠くに聞こえないような小さな声が聞こえてくる。

 

「ほらほら、愛する人達にぐらい、弱音を言ってもいいものよ?」

 

 ……………。

 

 ほんと、敵わないなぁ。

 

 俺はなんていうか、肩の力がすとんと抜けた。

 

「……反動きっつい……いやもぉ、本当に……うぁ~……っ」

 

 弱音というか悲鳴が漏れた。

 

 いや、少しずつゆっくりと息を吐いて、何とか立ち上がった状態で動き出したかったんだけど……ね?

 

 いやもういいか。この状態ならそんな風には見られないだろ。

 

「……あんたも大変ね。いや、私も限界……あ…‥ぐぅ……」

 

 そう言いながらさらりと頬ずりしないでくれない、鶴羽。

 

 いや、もう俺もすり返そう。今は弱音が出てきまくりで、なんていうか甘えたい……

 

「はわぁバラブアァッ!?」

 

 そして反撃でパニクって体の負担のダブルパンチ喰らったよ、鶴羽の奴。

 

「……はぁ。ふざけながら実利をもぎ取るから困ったものね」

 

「……同感。しかもこっちにまでメリットを押し付けてくるから怒りづらいし」

 

 盛大に、カズヒ姉さんとインガ姉ちゃんがため息をつくと、リヴァ先生は胸を張った。

 

 ……位置的に押し付けられないけど、まぁ押し付けられても堪能する余裕がないからなぁ。俺はどう反応すればいいんだ。

 

「ふふぅん。年季の差を思い知ったか♪」

 

 まぁ、なんというかそう評するとだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……ほんと、リヴァ先生には敵わないなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

「あば、あばばば……あれ? カズヒ、顔色悪くない?」

 

「……ごめん鶴羽、聖杯使って? ……気が緩んだら、毒が……キッツ……っ」

 

「はぁ!? カズヒ姉さんって毒もらってるのかよ!?」

 

「うわ、す、すぐアーシアさん呼んでくるから待ってて!」

 

「待ってインガ。解毒の場合はアーシアだと無理あるから。急いでホテルに戻って、緊急搬送の準備とか……ね?」

 

 そしてカズヒ姉さんが痙攣し始めて大騒ぎ。

 

 おかげで反動とか気にしてる余裕がなくなったけど、天然でなんということしでかしてるんだよ。

 

 あと猛毒喰らってそのまま戦闘とか、何度も思ったけどカズヒ姉さん正気か。

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

「……く……そぉ……っ」

 

「何を悔しがっている、春奈」

 

「……悔しいですよ、ヴィール様。私は、結局……弱いままで……」

 

「まったく。そんなに強くなりたいか?」

 

「当たり前です。だからあなたの手を取って、そのおかげで私はここまでこれたのに……っ」

 

「……これは、荒療治が必要か」

 

「……ヴィール、様?」

 

「春奈。そこまで言うのなら、今度の作戦で機会を与える」

 

「え、ヴィール様?」

 

「いい機会だ。少し魔王達に発破をかけるべきだと思っていたし、疾風殺戮.comや旧魔王派の提案に乗るとしよう」

 

「そ、それは!? でもヴァーリチームがうるさいことを―」

 

「やりようはあるし、もとより奴らが禍の団の運営に文句を言える立場か。個人的に奴は一度叩きのめされるべきだとは思っていたし、ちょうどいい」

 

「ッ! では、例のレーティングゲームに!? しかし、それは無粋とヴィール様自らおっしゃっていたではありませんか!」

 

「あの無能と赤龍帝の試合に無粋は差しはさまん。そのうえで、四大魔王や大王派の連中に発破をかけるとしよう。そして―」

 

 

 

 

 

 

 

 

「―お前も次で証明するといい、九成和地に、お前が強くなったのだということを」

 




 残念ながら、今回は引っ張り上げ損ねた和地。

 だが、いずれの前置き付きで宣言したこの男。有言実行発言断行、誓った言葉は死んでも守るいぶし銀。九成和地はこんなことではめげません。

 次のライオンハート編、和地の新たな男っぷりをお楽しみください!
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